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薔薇の香りと剣舞曲

14 衝撃の告白

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 白刃のロビー>ラヴィさん、あのね、さっきモフモフさんには話したんだけど……私、女です

ラヴィアンローズ>まじで?
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(気づくの遅せーよ。さつき胸キュンしたのはそのせいか)


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 ラヴィアンローズ>衝撃のカミングアウトだよ、ロビーさん

 モフモフうさぎ>そうか? 俺的にはネカマの方が衝撃度高かったけど

 白刃のロビー>あははは、では改めまして、はじめまして♪ ロビーです。ラヴィさん、黙っててごめんなさい。言うタイミングがなくて

 モフモフうさぎ>いやいや、びっくりなのは俺だよ。だろっ? ラヴィちゃんがネカマで、ロビーさんは男のはずだったんだぞ
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 モフモフさんが短剣ブンブン振って話してる。何気にロビーさん危ないよ。


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 モフモフうさぎ>まあ、それは置いといて。わかった事の報告するよ。メモをご用意
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(ん? メモ?)

 ロビーさんが腰のポーチから小さな手帳を取り出している。俺は?

 メモはどこ? って思ったら自然に腰のポーチから俺も小さな手帳を取り出していた。ペンが無いけど、ロビーさんはどうしてるって見たら、ロビーさんと目が合った。

(ふわぁ、その首を傾げる仕草とか意識してやってんのかな? 気になるよ)


 白刃のロビー
 新規加護付与
 チャーム +5


 グループチャットに表示された。

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 モフモフうさぎ>おっ、ロビーちゃんに加護ついた! おめでとう

(今モフモフさん、俺より先にロビーちゃんって呼んだぞっ)

 ラヴィアンローズ>おめでとう、ロビーちゃん

 モフモフうさぎ>なんで俺には何も来ないんだ、ロビーちゃん、今何かした?

 白刃のロビー>えっ、あぁラヴィさんと目が合ってつい

(えっ、ついって何?)

 モフモフうさぎ>つい何?

 白刃のロビー>純情で騙しやすそうって思っちゃった

(ぐぁしっ、惚れたとか、好きだとか、期待した俺のばか、ばか、ばかっ)

 白刃のロビー>うわぁ! 思った事がそのまま出ちゃうなんて、ラヴィさん違うの、あの、本当に思った事でごめんなさい

(更にトドメを刺すのやめて)

 ラヴィアンローズ>グサグサ何かが刺さってくるわぁ、あはははは

 モフモフうさぎ>戻ってこーい、ラヴィちゃん、純情そうでいい人にしか見えないぞ。じゃなくて、脱線しすぎだよ。メモから進まんじゃないか

 ラヴィアンローズ>ロビーちゃんが思わせぶりに言ったもん (● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ ひどいよー

 白刃のロビー>(・ω・)ノ 気にしないでいーよー
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するわっ!
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