20 / 50
薔薇の香りと剣舞曲
20 乗っかる方が楽しいのさ
しおりを挟む
──────────────
ラヴィアンローズ>いやぁ、爽快! てかNPCって殴れるもんなの? しかも街の中で
モフモフうさぎ>普通に設定ミスか、運営がど素人ってことだよ。でもこんだけの世界を作り上げる会社だし、たぶんヒューマンエラーだろっ
──────────────
── ラヴィアンローズは背後の様子を見ながら走る。アポロンビターが連れてきた、別の2人の方が追いかけて来ている。
「待て、ごらぁぁぁ」
「ぐへへへへへっ」
(NPCがあんな事言う様に設定されているもんなのか? ダミ声だし、やたら声がでかいし)
──────────────
モフモフうさぎ>やっぱりこれも作り込まれたイベントか何かかな?
白刃のロビー>手下だけが追いかけて来てる。僕はあのタコに行くから、手下の2人は任せたっ
(ロビーちゃんが、僕モードに戻ってた。そして回れ右して行っちゃった)
白刃のロビー>飛び蹴り出来るか試してみるっ
──────────────
自分達をタコ殴りした後に逃げ去った3人。その内の1人が回れ右して向かって来ている。それを見て身構えるカルとバッドムR。
「1人帰って来たぞ、あいつロビーだっけな」
「お~いっ忘れもんかーーー、ぐへへへへ」
「お前ら邪魔だ、どけぇ」
白刃のロビーから、女の子の声がした。
(えっ? 誰の声)
「ロビーちゃんが喋ったぁ!」
(って、言ってるモフモフさんも、自分の大声にびっくりしてあたふたしてるじゃん、ということは)
「あ、あ、あ、俺も喋れるぅぅ! やったぁ」
手でメガホンを作って俺も大声で叫んでしまった。
「本当に男だった……」
隣に来たモフモフさんが、残念そうに言った。
「すまんっ、でもスッキリした」
「あっロビーちゃんやばくね? ごらぁぁ、そこの雑魚の2人、ビビってんのか、あ~? 」
モフモフさんがお尻ペンペンしながら、ロビーちゃんに向かおうとした2人のNPCに言った。
(もう、なんかおかしすぎる。ダークエルフのイケメンがお尻ペンペン。そして煽りに見事に反応するNPCの2人)
「ああああ、誰に口きいてんだぁ、待てやガキども」
「ぐへへへへへ、3倍ゴロシしてやんぞっ」
(すげー、あれ中身居るんじゃない? リアルすぎる反応だよ)
「表に出ろやっ」
モフモフさんがそう言ってから、俺に言った。
「あのぐへへを、先に狙おう」
「了解」
「外に出て右に」
「おけー」
俺達は走り出した、奴らも追ってくる。
(楽しい~)
── その頃ロビーちゃんは
(わぁ、声が出た。しかも私の声だし超恥ずいっ)
とか思いながら、スワンに向かって飛び蹴りを喰らわした。
スワンは自分に向かって来るロビーの飛び蹴りを軽くかわしたはずだったのだが、かわされたロビーの腕がスワンの首にかかり、ロビーはその勢いを利用してスワンを背中から引き倒す。
それはまるであの伝説のプロレス技、スリングブレイドだった。
「ぐへぇっ」
何となく悪役風に、やられた感を出して言ったスワン。
ゲート近くでの騒ぎに気がついた他のプレイヤー達がざわめいた。と言っても、まだ文字チャットの段階なのでざわめいたのは掲示板の中でだったのだが……
ーーーーーーーーーーーーーー
青い空>街の出口でバトル発生中!
水戸校門>スケさんっ、カクさんっ出番ですよ
DJ しげる>ヘィヨォ、なんか用かい? パーリィなのかい?
マツイ☆ランバート>大声で叫んでたよ
青い空>街の出口でバトル発生中!
HIRO Hisa>喧嘩か?
キングカズマ>うおぉ、あいつら喋ってるし
Mayu∬Mayu>あれ、ネカマのラヴィちゃんじゃない?
三毛猫ふにゃん>うぉー、あいつ見事なスリングブレイドかましたっ! 棚◯か?
トゥース埼玉>いやっむしろ、◯ス ロ◯ンズ
青い空>外に出たよー、バトル勃発? 見に行こう!
アリス>やばいよ、やばいよぉ
ーーーーーーーーーーーーーーー
結構見ている人が居たみたいだった。
ラヴィアンローズ>いやぁ、爽快! てかNPCって殴れるもんなの? しかも街の中で
モフモフうさぎ>普通に設定ミスか、運営がど素人ってことだよ。でもこんだけの世界を作り上げる会社だし、たぶんヒューマンエラーだろっ
──────────────
── ラヴィアンローズは背後の様子を見ながら走る。アポロンビターが連れてきた、別の2人の方が追いかけて来ている。
「待て、ごらぁぁぁ」
「ぐへへへへへっ」
(NPCがあんな事言う様に設定されているもんなのか? ダミ声だし、やたら声がでかいし)
──────────────
モフモフうさぎ>やっぱりこれも作り込まれたイベントか何かかな?
白刃のロビー>手下だけが追いかけて来てる。僕はあのタコに行くから、手下の2人は任せたっ
(ロビーちゃんが、僕モードに戻ってた。そして回れ右して行っちゃった)
白刃のロビー>飛び蹴り出来るか試してみるっ
──────────────
自分達をタコ殴りした後に逃げ去った3人。その内の1人が回れ右して向かって来ている。それを見て身構えるカルとバッドムR。
「1人帰って来たぞ、あいつロビーだっけな」
「お~いっ忘れもんかーーー、ぐへへへへ」
「お前ら邪魔だ、どけぇ」
白刃のロビーから、女の子の声がした。
(えっ? 誰の声)
「ロビーちゃんが喋ったぁ!」
(って、言ってるモフモフさんも、自分の大声にびっくりしてあたふたしてるじゃん、ということは)
「あ、あ、あ、俺も喋れるぅぅ! やったぁ」
手でメガホンを作って俺も大声で叫んでしまった。
「本当に男だった……」
隣に来たモフモフさんが、残念そうに言った。
「すまんっ、でもスッキリした」
「あっロビーちゃんやばくね? ごらぁぁ、そこの雑魚の2人、ビビってんのか、あ~? 」
モフモフさんがお尻ペンペンしながら、ロビーちゃんに向かおうとした2人のNPCに言った。
(もう、なんかおかしすぎる。ダークエルフのイケメンがお尻ペンペン。そして煽りに見事に反応するNPCの2人)
「ああああ、誰に口きいてんだぁ、待てやガキども」
「ぐへへへへへ、3倍ゴロシしてやんぞっ」
(すげー、あれ中身居るんじゃない? リアルすぎる反応だよ)
「表に出ろやっ」
モフモフさんがそう言ってから、俺に言った。
「あのぐへへを、先に狙おう」
「了解」
「外に出て右に」
「おけー」
俺達は走り出した、奴らも追ってくる。
(楽しい~)
── その頃ロビーちゃんは
(わぁ、声が出た。しかも私の声だし超恥ずいっ)
とか思いながら、スワンに向かって飛び蹴りを喰らわした。
スワンは自分に向かって来るロビーの飛び蹴りを軽くかわしたはずだったのだが、かわされたロビーの腕がスワンの首にかかり、ロビーはその勢いを利用してスワンを背中から引き倒す。
それはまるであの伝説のプロレス技、スリングブレイドだった。
「ぐへぇっ」
何となく悪役風に、やられた感を出して言ったスワン。
ゲート近くでの騒ぎに気がついた他のプレイヤー達がざわめいた。と言っても、まだ文字チャットの段階なのでざわめいたのは掲示板の中でだったのだが……
ーーーーーーーーーーーーーー
青い空>街の出口でバトル発生中!
水戸校門>スケさんっ、カクさんっ出番ですよ
DJ しげる>ヘィヨォ、なんか用かい? パーリィなのかい?
マツイ☆ランバート>大声で叫んでたよ
青い空>街の出口でバトル発生中!
HIRO Hisa>喧嘩か?
キングカズマ>うおぉ、あいつら喋ってるし
Mayu∬Mayu>あれ、ネカマのラヴィちゃんじゃない?
三毛猫ふにゃん>うぉー、あいつ見事なスリングブレイドかましたっ! 棚◯か?
トゥース埼玉>いやっむしろ、◯ス ロ◯ンズ
青い空>外に出たよー、バトル勃発? 見に行こう!
アリス>やばいよ、やばいよぉ
ーーーーーーーーーーーーーーー
結構見ている人が居たみたいだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない
朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる