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第五十一話 村人の説得の後半ですね
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キシャーラさんに説明するように促された男は渋々話し始めた。
「俺たちは村長に頼まれて道具を作るためにこの村に来たんだ。材料が敷地に運ばれてくるので、それを使って道具を作り箱詰めしておく。それをどうしていたかは村長しか知らねえ」
他の三人もうなずく。
シャルロットさんが何気なく馬車に近づくと無造作に指輪をつまみあげる。
「人の手によるものにしては、まあまあの出来ですわね。発動の鍵は?」
何も言わない四人を睨みつけると、シャルロットさんは手にしていた槍を投げつける。
放たれた槍は物音一つ立てずに、四人の目前の地面にめり込む。
まるでプリンにフォークを刺したようだった。
何も言わずにシャルロットさんは槍の元へと歩いていくと、柄まで埋もれた槍を事も無げに引き抜く。
どれだけの技量があったら、あんなことができるんだろう。
「で、鍵は何ですの?」
「アクティベイトと口にすればいい」
縛られた四人の一人があっさりと口を開く。
「素直で助かりますわ」
手にした指輪を上に向けて、シャルロットさんが鍵を口にする。
「アクティベイト」
指輪から赤い火球が飛び出して真っ直ぐ上に飛び、人の二倍ほどの火球はそのまま空に上がっていく。
「なかなかのファイアボールですわね」
シャルロットさんは槍を火球に向かって投げる。
槍が触れた途端に火球は膨張して爆発した。
衝撃にビリビリと震える肌に熱風が降り注ぐ。
フードを押さえて魔族であることがバレないようにしていたキシャーラさんが感心したように言う。
「これなら城の城壁でも吹き飛ぶな。いい出来じゃないか」
城と聞いて男達の顔が青ざめる。
「いや、俺たちは言われた通り作っていただけだからな」
「そうだ。別に城を襲おうとか、そんなつもりはなかったんだ!」
男達の弁解が続くなか、盗賊のリーダー達からも声が上がり始める。
「む、村は関係ないからな。俺たちは知らずに頼まれたものを持ってきただけだ」
国の転覆を図ったとなれば弁明の余地もなく重罪となる。
必死になるのもわかるけど盗賊は盗賊ですからね。
そんなことを考えていると、ミコトさんが戻ってくる。
「遅かったですね。ある程度説明しちゃいましたよ」
見下ろして話しかけていると、ミコトさんも浮かんでくる。
キシャーラさんがミコトさんからも説明しろということなんだろう。
「おおおぉ」
しかし、なぜかリーダー達から歓声が上がる。
見下ろしていると分からなかったけど、どんどん浮かんできて歓声の理由がわかった気がする。
「ミコトさん、用事してきましたね?」
「え?分かるの?」
すごいねって顔をしているけど、見れば分かると思います。
「え?あれ?ズボン忘れた?パンツも履いてないじゃない。いやあああ!!」
浮かんだまま暴れると丸見えになりますよ……。
空中でもがくミコトさんに上着を渡し、下半身を隠してもらう。
「コホン。既に話は聞いたと思うけど、私は違法な魔道具の製造について調べているの。そして主犯の村長は既に捕まえたわ」
どうやら数秒前は忘れるようにしたんですね。
下のリーダー達も同じことを思ったのか、視線が冷たい。
本人も気付いているのかチラチラとリーダー達を見ているけど、ミコトさんは先を続けていく。強い人だ。
「首謀者は押さえたから、残りはそこに縛られている連中よね。荒っぽいことが好きな連中の部隊も来るから大人しくした方が身のためよ」
「関係ない村人まで捕まえるつもりかよ」
「関係ないか調べるために部隊はここに駐留することになるわ。関わってないなら素直に話すことね」
リーダー達は自分は違うだの、あいつが村長と仲がいいだのと言い争っている。
魔法で僕たちを浮かす必要もなくなったキシャーラさんは嫌気がさしたみたいで不機嫌そうに言った。
「おい、そこの屋敷は使ってないんだろう?そこで休憩させてくれ」
まあ、魔族って時点で人には嫌悪感があるだろうしな。
すると揉めるリーダー達の中から鎧姿のリーダーが近寄ってくる。
「好きにすれば良い。案内してやる」
キシャーラさんとリコス様、シャルロットさんは、そのリーダーについていく。
鎧で分かりにくいけど後ろ姿に見覚えがあるような気がする。
僕とミコトさんはその場に残り、リーダー達の様子を見張ることにした。
「ねえ、案内を買って出てくれた人って……」
「ええ、ヤットルッドさんじゃないかと思います」
「なら、向こうは安心ね」
「そうですね。なので、そろそろズボンを履きませんか?」
「あ、あはは。スースーすると思ったわ」
「普通は気付くと思うんですけどねぇ」
「いいじゃない。それよりさっきの見えてた?」
「僕は高いところにいたのであまり見えませんでしたが、下から見たらちょっと……」
「丸見えよね。しかも暴れたし……あんなに大勢の前で晒すことになるなんて」
ミコトさんはうなだれて落ち込んでいるようにも見えるけど、太ももを擦り合わせてモジモジとしている。
「えっと、ズボンを探してくるわ」
「そうですね。用事もあるようですし」
「そうなの。あんな大勢に見られたなんて考えたら、ちょっと興奮しちゃって」
さすがミコトさんだ。でも、隠そうともしなくなったんですね。
「とりあえず、面倒なことになるから姿を消して行ってきてくださいね」
「分かってるわ、襲われて返り討ちにしてもオカズにはならないしね」
そう言うとミコトさんは霧のように風景に同化して消えていった。
四人は屋敷に入ったようだし、リーダー達は相変わらずもめている。
でも、そこで気づいてしまった。
僕一人じゃあ、何かあっても対処できないんじゃないだろうか。
一度意識してしまうと周囲の様子が気になって仕方ない。
こっちの様子を伺っている奴がいるんじゃないだろうか。
背後に回ってプスリと刺されるんじゃないだろうか。
とはいってもオドオドしていては付け入る隙を与えるだけじゃないだろうか。
余計なことばかり考えてしまい背中を冷たいものが伝っていく。
不意に腰に何かがまとわりつく。
思わず声を上げそうになったけど、どうにか堪えて平静を装いながらまとわりついたものを確認する。
しかし、腰のあたりには何もなく何が起こっているのかわからない。
そして、次には腰付近に何かが押しつけられたような感触がする。
さすがに声を出しそうにもならず、少し落ち着いて様子を伺うと、シャツ越しに何かが吹きかけられているように感じる。
分かってしまえば簡単なことだった。
誰かが腰に片腕を回して、腰に顔を押し付けている。
見えないままで、そんなことをできる人に心当たりもある。
「ミコトさんですよね?何してるんですか」
魔法で音を消しているからだろうか。返事はなく顔を押し付けたまま頷いて肯定する。
シャツを通して呼吸が入り込んでくる。
ゆっくりとしているけど、とても熱い息だった。
しがみついているのは片腕で、熱い息を漏らすミコトさんとなれば、何をしているのか予測するのは容易い。
後ろから抱きつかれる格好になっているので何もできず、ミコトさんのやりたいようにしてもらう。
規則的だった呼吸の間に、少し長い吐息が混じり始める。
「気持ち良くなってきてるんですね」
返事の声は聞こえないが、押し付けられた顔が頷いて肯定している。
時折、腰に回した腕に力が入り、ため息のように長い吐息が続くと、短く耐えるような息遣いになる。
感じては耐えることを繰り返しているようだった。
そして、細かく上下に揺れるのが激しくなり、ギュッとしがみついて脱力する。
僕は見えない頭に手を置いて撫でていく。
「用事は済んだみたいですね」
「やっぱりバレていたのね。誰かにしがみついてイクのって良かったわ」
姿は消したままだったけど、声だけのミコトさんが息を整えながら返事をしてくれた。
「俺たちは村長に頼まれて道具を作るためにこの村に来たんだ。材料が敷地に運ばれてくるので、それを使って道具を作り箱詰めしておく。それをどうしていたかは村長しか知らねえ」
他の三人もうなずく。
シャルロットさんが何気なく馬車に近づくと無造作に指輪をつまみあげる。
「人の手によるものにしては、まあまあの出来ですわね。発動の鍵は?」
何も言わない四人を睨みつけると、シャルロットさんは手にしていた槍を投げつける。
放たれた槍は物音一つ立てずに、四人の目前の地面にめり込む。
まるでプリンにフォークを刺したようだった。
何も言わずにシャルロットさんは槍の元へと歩いていくと、柄まで埋もれた槍を事も無げに引き抜く。
どれだけの技量があったら、あんなことができるんだろう。
「で、鍵は何ですの?」
「アクティベイトと口にすればいい」
縛られた四人の一人があっさりと口を開く。
「素直で助かりますわ」
手にした指輪を上に向けて、シャルロットさんが鍵を口にする。
「アクティベイト」
指輪から赤い火球が飛び出して真っ直ぐ上に飛び、人の二倍ほどの火球はそのまま空に上がっていく。
「なかなかのファイアボールですわね」
シャルロットさんは槍を火球に向かって投げる。
槍が触れた途端に火球は膨張して爆発した。
衝撃にビリビリと震える肌に熱風が降り注ぐ。
フードを押さえて魔族であることがバレないようにしていたキシャーラさんが感心したように言う。
「これなら城の城壁でも吹き飛ぶな。いい出来じゃないか」
城と聞いて男達の顔が青ざめる。
「いや、俺たちは言われた通り作っていただけだからな」
「そうだ。別に城を襲おうとか、そんなつもりはなかったんだ!」
男達の弁解が続くなか、盗賊のリーダー達からも声が上がり始める。
「む、村は関係ないからな。俺たちは知らずに頼まれたものを持ってきただけだ」
国の転覆を図ったとなれば弁明の余地もなく重罪となる。
必死になるのもわかるけど盗賊は盗賊ですからね。
そんなことを考えていると、ミコトさんが戻ってくる。
「遅かったですね。ある程度説明しちゃいましたよ」
見下ろして話しかけていると、ミコトさんも浮かんでくる。
キシャーラさんがミコトさんからも説明しろということなんだろう。
「おおおぉ」
しかし、なぜかリーダー達から歓声が上がる。
見下ろしていると分からなかったけど、どんどん浮かんできて歓声の理由がわかった気がする。
「ミコトさん、用事してきましたね?」
「え?分かるの?」
すごいねって顔をしているけど、見れば分かると思います。
「え?あれ?ズボン忘れた?パンツも履いてないじゃない。いやあああ!!」
浮かんだまま暴れると丸見えになりますよ……。
空中でもがくミコトさんに上着を渡し、下半身を隠してもらう。
「コホン。既に話は聞いたと思うけど、私は違法な魔道具の製造について調べているの。そして主犯の村長は既に捕まえたわ」
どうやら数秒前は忘れるようにしたんですね。
下のリーダー達も同じことを思ったのか、視線が冷たい。
本人も気付いているのかチラチラとリーダー達を見ているけど、ミコトさんは先を続けていく。強い人だ。
「首謀者は押さえたから、残りはそこに縛られている連中よね。荒っぽいことが好きな連中の部隊も来るから大人しくした方が身のためよ」
「関係ない村人まで捕まえるつもりかよ」
「関係ないか調べるために部隊はここに駐留することになるわ。関わってないなら素直に話すことね」
リーダー達は自分は違うだの、あいつが村長と仲がいいだのと言い争っている。
魔法で僕たちを浮かす必要もなくなったキシャーラさんは嫌気がさしたみたいで不機嫌そうに言った。
「おい、そこの屋敷は使ってないんだろう?そこで休憩させてくれ」
まあ、魔族って時点で人には嫌悪感があるだろうしな。
すると揉めるリーダー達の中から鎧姿のリーダーが近寄ってくる。
「好きにすれば良い。案内してやる」
キシャーラさんとリコス様、シャルロットさんは、そのリーダーについていく。
鎧で分かりにくいけど後ろ姿に見覚えがあるような気がする。
僕とミコトさんはその場に残り、リーダー達の様子を見張ることにした。
「ねえ、案内を買って出てくれた人って……」
「ええ、ヤットルッドさんじゃないかと思います」
「なら、向こうは安心ね」
「そうですね。なので、そろそろズボンを履きませんか?」
「あ、あはは。スースーすると思ったわ」
「普通は気付くと思うんですけどねぇ」
「いいじゃない。それよりさっきの見えてた?」
「僕は高いところにいたのであまり見えませんでしたが、下から見たらちょっと……」
「丸見えよね。しかも暴れたし……あんなに大勢の前で晒すことになるなんて」
ミコトさんはうなだれて落ち込んでいるようにも見えるけど、太ももを擦り合わせてモジモジとしている。
「えっと、ズボンを探してくるわ」
「そうですね。用事もあるようですし」
「そうなの。あんな大勢に見られたなんて考えたら、ちょっと興奮しちゃって」
さすがミコトさんだ。でも、隠そうともしなくなったんですね。
「とりあえず、面倒なことになるから姿を消して行ってきてくださいね」
「分かってるわ、襲われて返り討ちにしてもオカズにはならないしね」
そう言うとミコトさんは霧のように風景に同化して消えていった。
四人は屋敷に入ったようだし、リーダー達は相変わらずもめている。
でも、そこで気づいてしまった。
僕一人じゃあ、何かあっても対処できないんじゃないだろうか。
一度意識してしまうと周囲の様子が気になって仕方ない。
こっちの様子を伺っている奴がいるんじゃないだろうか。
背後に回ってプスリと刺されるんじゃないだろうか。
とはいってもオドオドしていては付け入る隙を与えるだけじゃないだろうか。
余計なことばかり考えてしまい背中を冷たいものが伝っていく。
不意に腰に何かがまとわりつく。
思わず声を上げそうになったけど、どうにか堪えて平静を装いながらまとわりついたものを確認する。
しかし、腰のあたりには何もなく何が起こっているのかわからない。
そして、次には腰付近に何かが押しつけられたような感触がする。
さすがに声を出しそうにもならず、少し落ち着いて様子を伺うと、シャツ越しに何かが吹きかけられているように感じる。
分かってしまえば簡単なことだった。
誰かが腰に片腕を回して、腰に顔を押し付けている。
見えないままで、そんなことをできる人に心当たりもある。
「ミコトさんですよね?何してるんですか」
魔法で音を消しているからだろうか。返事はなく顔を押し付けたまま頷いて肯定する。
シャツを通して呼吸が入り込んでくる。
ゆっくりとしているけど、とても熱い息だった。
しがみついているのは片腕で、熱い息を漏らすミコトさんとなれば、何をしているのか予測するのは容易い。
後ろから抱きつかれる格好になっているので何もできず、ミコトさんのやりたいようにしてもらう。
規則的だった呼吸の間に、少し長い吐息が混じり始める。
「気持ち良くなってきてるんですね」
返事の声は聞こえないが、押し付けられた顔が頷いて肯定している。
時折、腰に回した腕に力が入り、ため息のように長い吐息が続くと、短く耐えるような息遣いになる。
感じては耐えることを繰り返しているようだった。
そして、細かく上下に揺れるのが激しくなり、ギュッとしがみついて脱力する。
僕は見えない頭に手を置いて撫でていく。
「用事は済んだみたいですね」
「やっぱりバレていたのね。誰かにしがみついてイクのって良かったわ」
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