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14.プレゼントがたくさん!
しおりを挟む「ちょっとよろしいでしょうか」
メーランド様が声を上げました。
「皆様、メデラウス様から何かプレゼントを貰ったりしていますか?」
私はなるほど、と思いました。映像の証拠だけでなく、物品の証拠もあればさらに有利になれるかもしれません。
「私は指輪を頂きました。薄紅色のハート型でしたわ」
シアエスタ様が最初に貰ったものを言いました。バレンタ様がん?というような顔でシアエスタ様を見ます。
「大きさはどの位でしたか?」
「私の薬指にはめた時、すごく大きいと感じました」
「やはり…それは私がプレゼントした物です。それを勝手に人に渡すなんてありえませんわ」
バレンタ様ももう呆れて怒る事がなくなりました。
「あの方、こんな事を言いましたのよ。『この指輪は君にしか似合わない。俺がオーダーメイドで作った物だ』って。なぜあの方の指の大きさと私の指の大きさが同じだと思ったのでしょうか」
シアエスタ様が我慢できずにくつくつと笑いだしました。皆様も笑いを堪えています。
「あ、私はドレスを頂きました。大きさも少し違ったし、私らしいデザインではなかったです」
今度はリデイザ様が言いました。メーランド様が尋ねます。
「どんなデザインでしたの?」
「そうですね…ちょうどメーランド様が着ているような型のドレスでした」
「では…私と間違えたとか?」
そう言ってメーランド様が笑いだしました。皆様もそうかもしれません、と笑っています。
「そうだとしたら…本当になぜあの方が好きだったのでしょうね?」
ふっとメーランド様が疑問を投げかけます。皆様が少し真剣な表情になりました。
「よく考えると…メデラウス様が近くにいる時やメデラウス様の物が近くにある時は好きだという感情に埋め尽くされているような感じでしたね」
メーランド様がそう言うと、リデイザ様、シアエスタ様も次々と気になる事を言い出しました。
「私も婚約破棄すると聞き、疑いを持って会話をしていると気持ちが冷めましたが、それまでは疑った事もなかったです」
「私も遊びだと気づくのはメデラウス様と別れた後で、話している時は夢中だったような…」
バレンタ様がぽつりと呟きます。
「何か、魅了の類の魔法をかけているとか…」
「あり得るとしたら、道具でしょうね」
「そうですね。あの方が魔法を持っているとは思えませんもの」
「これも、調べてみる必要がありそうですね」
私がまた置いていかれている気がするのは気のせいでしょうか…。
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