【完結】毒妹に婚約者を奪われ、廃嫡された私を拾ったのは隣国の王子でした

チンアナゴ🐬

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第10話

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 ウィリアムがソフィー達を追い出してくれたおかげで、結婚式は幸せな気持ちのまま終える事が出来た。

「ウィリアム、ありがとう」

「ああ、妹の事かい?」

「ううん。全部。出会った時からずっと、私を幸せにしてくれてありがとう」

ウィリアムは、この笑顔を一生守ると誓った。その日の夜、ウィリアムは暗部にメルライン家を調査するように言った。

「毒を盛ったとも言っていたから、シャーロットの体調が悪くなったら大変だ。気になる事も全て調べてこい」

「はい」



 二日後、暗部が調査の結果を報告した。毒の種類と、解毒剤として有効な薬を言った後は、家についてだった。

「妹が家を継ぎましたが、婿が自己中心的な性格の上、妹も同じような性格をしているので、喧嘩が絶えず、上手くいっていない様です。親が引退した後、どちらも仕事をしない為、家が没落するのも時間の問題です」

「そうか。良くやった」

 当然の結果だ、とウィリアムは考える。親は甘やかすだけで、何もしてこなかった様だし、ソフィー自身も勉強しなかった様だから夫が優秀でなければ没落する事は目に見えていた。夫も似たような性格ならば、最初から結果は分かっている。そこまで考えて、ウィリアムは鼻で笑う。

「シャーロットを苦しめた分、せいぜい苦しめ」

 ウィリアムは、自分のこの性格をシャーロットに悟らせないようにしないと、と思う。シャーロットだったらこんな自分も愛してくれるかもしれないが、今はまだその時ではない。

「ちょうど昼時だ。シャーロットを誘って外食しよう」

 そう言ってウィリアムは立ち上がる。

「ウィリアム!ちょっといいかしら?」

 シャーロットが部屋に入ってきた。

「どうしたの?シャーロット」

「外食しましょう!」

 ウィリアムはその言葉を聞いて思わず笑う。

「どうしたの?」

「ちょうど僕も、シャーロットを誘いに行こうと思ってた所だよ」

「まあ!気が合うわね、私たち。何を食べようかしら?」

「シャーロットが好きな物にしよう」

 それから、シャーロットは社交界に出て上手く人付き合いをし、ウィリアムは仕事をして、二人で公爵家を盛り立てた。

 こうしてシャーロットは、ウィリアムと幸せに暮らした。自分を救ってくれた、ウィリアムに感謝しながら。

【完】
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感想 4

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みんなの感想(4件)

石高
2021.04.03 石高

親父、紛う事無く屑。

2021.04.03 チンアナゴ🐬

石高様、感想ありがとうございます。
私も非常にそう思います。
自分で子供作っておいて何を言ってるのかって話ですよね。屑です。

解除
yamaguchigs
2021.04.03 yamaguchigs

最後に元妹と元父親が来る場面は心臓に悪いです。

2021.04.03 チンアナゴ🐬

yamaguchigs様、感想ありがとうございます。
ドキドキして貰えてたら嬉しいです。‪*ˊᵕˋ*
これからも楽しんで読んでもらえるように頑張ります!💪

解除
にゃあん
2021.04.02 にゃあん

一気読みしました。さらっとふわっと読みたい気分だったので丁度良かったです。ありがとうございました😊

2021.04.02 チンアナゴ🐬

にゃあん様、感想ありがとうございます。
良かったです!これからもさらっと読めるような文章を書けるように頑張ります(ง •̀ω•́)ง✧

解除

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