11 / 14
結婚への道 レイト
4 青天からの大雨
しおりを挟む
「せっかく王都に来たんだからお見合いしてみないか?」
すんごくサラッとクレスト兄様がそう言って、レイトはへあっ?と固まった。
ソレをすかさず拾ったのは母様だ。
「あら素敵♡ピッタリな服を探しますわよっ」
母様は新分野の開拓に目を輝かせた。
そんな母様にNOといえる強者はいると思うか?
というわけでレイトは着せ替え人形リターンで、"貞淑で賢そうな"モスグリーンの服を手に入れた。
貞淑ってナニ⁉︎と噛み付いたら、相手は男だという。
レイトは結婚願望が0寄りの-だ。
でも万が一結婚するのなら自分を舵取りしてくれるしっかりモノの姉さん女房だと思ってたのに、いつのまにか自分が嫁の括りになっていた。
結婚は異性婚と同性婚がある。
子供が必要なら異世婚だが必要ない次男以下や賢い養子との契約ができてたら同性婚になる。
気まずげに目を逸らす父様を見て、はめられたのを悟った。
此の為に王都に連れて来られたんだ…
レイトは衝撃でゲロりそうだった。
リアルドナドナだよぉ。こんな形で厄介払いするなんて悲しすぎる。
相手の釣書を見て母様はきゃあ♡と声が上擦った。オッケーなのかよっ‼︎
そんなわけで早朝からみがかれて、頬に町並みが映ってるんじゃねくらいにツヤツヤのピカピカにされたレイトは高級サロンの貸し切られた庭の四阿に居た。
お茶をサーブされた後、給仕も護衛も無しで兄様が防音結界を作動させた。
………ねぇ。お見合いって相手とガチ対してもじもじして、
「じゃ後はお二人で」とか言われて。
薔薇なんかが満開な庭をほっつき歩きながら
「ご趣味は?」とかって会話するモンじゃなかったっけ?
レイトは心の中で?を育てていた。
テーブルの向こうに座る男はセルジオとなのった。
切れ長の目をしたインテリメガネだ。彼は侍従だと名乗った。
「ヴォルフ様はお忙しいので代わりに参りました。」
と礼をされたけど。
いや、代理人の見合いとはなんぞや。
忙しいなら話しも消せやと思った。
しかもすぐにクレスト兄様と額を突き合わせて話し始めた。
1Mはある羊皮紙を片側に巻上げながら、時々指差すインテリメガネ。
それに頷きながら細かい説明を求めるのはクレスト兄様。
とりあえず大人しくお茶を飲むレイト。
二人の熱のこもった会話は呪文のコンボとなって辺りに漂い、見合いとはなんぞやとレイトを哲学者に変えていた。
だいたいインテリメガネは、まずレイトをみて鶸萌黄色を滲ませた。
……嗤いやがったぜ。
そりゃレイトは母様のような美人でも兄様
のように賢くもないけどね。
でも納戸色の青暗さにくれないが混ざった色が湧く。
コレは「はははん、地位か?金か?身体目当てか?」って事だと思う。
なんだこいつ。ムカつく。
知らない奴(ソレも代理)にばかにされるいわれはないぞっ。
今まで他人事だと思ってたレイトは、やんのかの気分で耳を傾けた。
いや甲とか乙ってなんの呪文だよっ。
インテリメガネの呪文がモロにぶち当たってきた。
すんごくサラッとクレスト兄様がそう言って、レイトはへあっ?と固まった。
ソレをすかさず拾ったのは母様だ。
「あら素敵♡ピッタリな服を探しますわよっ」
母様は新分野の開拓に目を輝かせた。
そんな母様にNOといえる強者はいると思うか?
というわけでレイトは着せ替え人形リターンで、"貞淑で賢そうな"モスグリーンの服を手に入れた。
貞淑ってナニ⁉︎と噛み付いたら、相手は男だという。
レイトは結婚願望が0寄りの-だ。
でも万が一結婚するのなら自分を舵取りしてくれるしっかりモノの姉さん女房だと思ってたのに、いつのまにか自分が嫁の括りになっていた。
結婚は異性婚と同性婚がある。
子供が必要なら異世婚だが必要ない次男以下や賢い養子との契約ができてたら同性婚になる。
気まずげに目を逸らす父様を見て、はめられたのを悟った。
此の為に王都に連れて来られたんだ…
レイトは衝撃でゲロりそうだった。
リアルドナドナだよぉ。こんな形で厄介払いするなんて悲しすぎる。
相手の釣書を見て母様はきゃあ♡と声が上擦った。オッケーなのかよっ‼︎
そんなわけで早朝からみがかれて、頬に町並みが映ってるんじゃねくらいにツヤツヤのピカピカにされたレイトは高級サロンの貸し切られた庭の四阿に居た。
お茶をサーブされた後、給仕も護衛も無しで兄様が防音結界を作動させた。
………ねぇ。お見合いって相手とガチ対してもじもじして、
「じゃ後はお二人で」とか言われて。
薔薇なんかが満開な庭をほっつき歩きながら
「ご趣味は?」とかって会話するモンじゃなかったっけ?
レイトは心の中で?を育てていた。
テーブルの向こうに座る男はセルジオとなのった。
切れ長の目をしたインテリメガネだ。彼は侍従だと名乗った。
「ヴォルフ様はお忙しいので代わりに参りました。」
と礼をされたけど。
いや、代理人の見合いとはなんぞや。
忙しいなら話しも消せやと思った。
しかもすぐにクレスト兄様と額を突き合わせて話し始めた。
1Mはある羊皮紙を片側に巻上げながら、時々指差すインテリメガネ。
それに頷きながら細かい説明を求めるのはクレスト兄様。
とりあえず大人しくお茶を飲むレイト。
二人の熱のこもった会話は呪文のコンボとなって辺りに漂い、見合いとはなんぞやとレイトを哲学者に変えていた。
だいたいインテリメガネは、まずレイトをみて鶸萌黄色を滲ませた。
……嗤いやがったぜ。
そりゃレイトは母様のような美人でも兄様
のように賢くもないけどね。
でも納戸色の青暗さにくれないが混ざった色が湧く。
コレは「はははん、地位か?金か?身体目当てか?」って事だと思う。
なんだこいつ。ムカつく。
知らない奴(ソレも代理)にばかにされるいわれはないぞっ。
今まで他人事だと思ってたレイトは、やんのかの気分で耳を傾けた。
いや甲とか乙ってなんの呪文だよっ。
インテリメガネの呪文がモロにぶち当たってきた。
78
あなたにおすすめの小説
転移したらなぜかコワモテ騎士団長に俺だけ子供扱いされてる
塩チーズ
BL
平々凡々が似合うちょっと中性的で童顔なだけの成人男性。転移して拾ってもらった家の息子がコワモテ騎士団長だった!
特に何も無く平凡な日常を過ごすが、騎士団長の妙な噂を耳にしてある悩みが出来てしまう。
30歳まで独身だったので男と結婚することになった
あかべこ
BL
※未完
4年前、酒の席で学生時代からの友人のオリヴァーと「30歳まで独身だったら結婚するか?」と持ちかけた冒険者のエドウィン。そして4年後のオリヴァーの誕生日、エドウィンはその約束の履行を求められてしまう。
キラキラしくて頭いいイケメン貴族×ちょっと薄暗い過去持ち平凡冒険者
バイト先に元カレがいるんだが、どうすりゃいい?
cheeery
BL
サークルに一人暮らしと、完璧なキャンパスライフが始まった俺……広瀬 陽(ひろせ あき)
ひとつ問題があるとすれば金欠であるということだけ。
「そうだ、バイトをしよう!」
一人暮らしをしている近くのカフェでバイトをすることが決まり、初めてのバイトの日。
教育係として現れたのは……なんと高二の冬に俺を振った元カレ、三上 隼人(みかみ はやと)だった!
なんで元カレがここにいるんだよ!
俺の気持ちを弄んでフッた最低な元カレだったのに……。
「あんまり隙見せない方がいいよ。遠慮なくつけこむから」
「ねぇ、今どっちにドキドキしてる?」
なんか、俺……ずっと心臓が落ち着かねぇ!
もう一度期待したら、また傷つく?
あの時、俺たちが別れた本当の理由は──?
「そろそろ我慢の限界かも」
信じて送り出した養い子が、魔王の首を手柄に俺へ迫ってくるんだが……
鳥羽ミワ
BL
ミルはとある貴族の家で使用人として働いていた。そこの末息子・レオンは、不吉な赤目や強い黒魔力を持つことで忌み嫌われている。それを見かねたミルは、レオンを離れへ隔離するという名目で、彼の面倒を見ていた。
そんなある日、魔王復活の知らせが届く。レオンは勇者候補として戦地へ向かうこととなった。心配でたまらないミルだが、レオンはあっさり魔王を討ち取った。
これでレオンの将来は安泰だ! と喜んだのも束の間、レオンはミルに求婚する。
「俺はずっと、ミルのことが好きだった」
そんなこと聞いてないが!? だけどうるうるの瞳(※ミル視点)で迫るレオンを、ミルは拒み切れなくて……。
お人よしでほだされやすい鈍感使用人と、彼をずっと恋い慕い続けた令息。長年の執着の粘り勝ちを見届けろ!
※エブリスタ様、カクヨム様、pixiv様にも掲載しています
悪役令嬢と呼ばれた侯爵家三男は、隣国皇子に愛される
木月月
BL
貴族学園に通う主人公、シリル。ある日、ローズピンクな髪が特徴的な令嬢にいきなりぶつかられ「悪役令嬢」と指を指されたが、シリルはれっきとした男。令嬢ではないため無視していたら、学園のエントランスの踊り場の階段から突き落とされる。骨折や打撲を覚悟してたシリルを抱き抱え助けたのは、隣国からの留学生で同じクラスに居る第2皇子殿下、ルシアン。シリルの家の侯爵家にホームステイしている友人でもある。シリルを突き落とした令嬢は「その人、悪役令嬢です!離れて殿下!」と叫び、ルシアンはシリルを「護るべきものだから、守った」といい始めーー
※この話は小説家になろうにも掲載しています。
振られた腹いせに別の男と付き合ったらそいつに本気になってしまった話
雨宮里玖
BL
「好きな人が出来たから別れたい」と恋人の翔に突然言われてしまった諒平。
諒平は別れたくないと引き止めようとするが翔は諒平に最初で最後のキスをした後、去ってしまった。
実は翔には諒平に隠している事実があり——。
諒平(20)攻め。大学生。
翔(20) 受け。大学生。
慶介(21)翔と同じサークルの友人。
学園の俺様と、辺境地の僕
そらうみ
BL
この国の三大貴族の一つであるルーン・ホワイトが、何故か僕に構ってくる。学園生活を平穏に過ごしたいだけなのに、ルーンのせいで僕は皆の注目の的となってしまった。卒業すれば関わることもなくなるのに、ルーンは一体…何を考えているんだ?
【全12話になります。よろしくお願いします。】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる