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いよいよ囲い込み
35 アッシュバルトの生活
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アッシュバルトの城下の市場に入ると、あっちこっちから声が掛かる。
「ルカ様‼︎ちょうど焼けたよっ!」
分厚い腕にはに串焼きが一本。
えへへっと受け取ると、
ついでだい‼︎と、後ろのマルロにも渡された。
もぐもぐ食べながら歩いていると、カームの甘焼きやトリルジュースがどんどん来る。
なんか、いつも、
欠食児童みたいやーん‼︎
と、思いつつ、ルカはありがたく頂いた。
アッシュバルトは隣の領地だ。
連携して"深魔の森"の魔獣を狩ってたりしてたから、ルカは元々馴染みがあった。
エルメの騎乗訓練もあって、老アッシュバルト伯に遊びに来るルカは、ちっこくて元気で可愛いから。
『ルカちゃん』と言われてこっちの領民にも可愛がられていた。
アッシュバルト伯が亡くなって、領主不在で不安定になった領地を心配して、父様も兄様も欲訪れていた。
ルカは、から元気で目のハイライトが消えていく市場のおっちゃん達が心配だった。
それがディサロ様が領主になって。
みるみるおっちゃん達は元気になった。
領地が安定するまで減税し。
孤児の受け入れ先を作り。
虐待を罰すると宣言し。
あと、領外との商業交渉まで。
ディサロ様は、いつのまに調べました?
と言うほどに路地裏まで詳しくて。
蔓延っていた裏の組織もあっという間に潰した。
領民は新しい領主様に心酔いた。
そして、ルカ。
『早くお嫁に来たげてね。』
『忙しそうだからお身体が心配でねぇ。』
などと声を掛けられる。
はじめは
????
で、呆けていたが。
なんか、付き合ってる二人として誤認されてるっぽい。
なんでや⁉︎
と焦ったけど…
「ルカ!」
市場のいろんな匂いの中を金髪がやって来る。
もうもうと肉を焼く青い煙の中でも、陽を弾いて金色だ。
香辛料と甘い匂いと、酸っぱい布の処理液など。
ぐるぐると巻き込んだ雑多な匂いの中で一人爽やかだ。
きっと汗臭くないいい匂いだと確信する様な笑顔を振り撒きながら、ディサロが走ってくる。
あ、みつかった。
と思う間もなくぎゅっとハグされ、
周りから
おおぉぉう♡
…歓声が上がった。
ルカの手にはコップと串。
咄嗟の拘束に反応出来ずされるがまま。
ちくしょう。
わかってやってやがる。
ディサロは、あのプロポーズ以来。
スキンシップを遠慮しなくなった。
慌てて口のものを飲み込んで。
抗議してやろうとした時には、すでにするりと離れてエスコート体制だ。
~~こうやって、ラヴラヴな二人という伝説が独り歩きしているってわけだ。
ヒューヒュー♡
アツいねっ♡
そんな声に愛想を振り撒きながらディサロがエスコートする。
エルメから降りて、領主の城に行く前に、市場で買い食いするのもお見通しって訳で。
ちょっとルカは面白く無かった。
『だから、すぐに城に行こうって言ったじゃないスかぁ。』
と、マルロの目が言ってるのも面白く無かった。
隣の領だし。
エルメに乗れば2時間ほどで着くせいか。
割としょっちゅう呼ばれている。
まぁ、フェルベーツで正直ルカは執務の補佐。
悪くいえば役職のないプータローなわけで。
御用聞きをするのも、致しかたないけれど。
それを見込んだのか、公式な用事がやたらと多い!
「で、今日の御用は何ですか?」
「ああ、各地にも火蜥蜴で通達を出したんだけどね。
"飛翔の儀"があるんだよ。」
ディサロの言葉にルカは足を止めた。
「ルカ様‼︎ちょうど焼けたよっ!」
分厚い腕にはに串焼きが一本。
えへへっと受け取ると、
ついでだい‼︎と、後ろのマルロにも渡された。
もぐもぐ食べながら歩いていると、カームの甘焼きやトリルジュースがどんどん来る。
なんか、いつも、
欠食児童みたいやーん‼︎
と、思いつつ、ルカはありがたく頂いた。
アッシュバルトは隣の領地だ。
連携して"深魔の森"の魔獣を狩ってたりしてたから、ルカは元々馴染みがあった。
エルメの騎乗訓練もあって、老アッシュバルト伯に遊びに来るルカは、ちっこくて元気で可愛いから。
『ルカちゃん』と言われてこっちの領民にも可愛がられていた。
アッシュバルト伯が亡くなって、領主不在で不安定になった領地を心配して、父様も兄様も欲訪れていた。
ルカは、から元気で目のハイライトが消えていく市場のおっちゃん達が心配だった。
それがディサロ様が領主になって。
みるみるおっちゃん達は元気になった。
領地が安定するまで減税し。
孤児の受け入れ先を作り。
虐待を罰すると宣言し。
あと、領外との商業交渉まで。
ディサロ様は、いつのまに調べました?
と言うほどに路地裏まで詳しくて。
蔓延っていた裏の組織もあっという間に潰した。
領民は新しい領主様に心酔いた。
そして、ルカ。
『早くお嫁に来たげてね。』
『忙しそうだからお身体が心配でねぇ。』
などと声を掛けられる。
はじめは
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で、呆けていたが。
なんか、付き合ってる二人として誤認されてるっぽい。
なんでや⁉︎
と焦ったけど…
「ルカ!」
市場のいろんな匂いの中を金髪がやって来る。
もうもうと肉を焼く青い煙の中でも、陽を弾いて金色だ。
香辛料と甘い匂いと、酸っぱい布の処理液など。
ぐるぐると巻き込んだ雑多な匂いの中で一人爽やかだ。
きっと汗臭くないいい匂いだと確信する様な笑顔を振り撒きながら、ディサロが走ってくる。
あ、みつかった。
と思う間もなくぎゅっとハグされ、
周りから
おおぉぉう♡
…歓声が上がった。
ルカの手にはコップと串。
咄嗟の拘束に反応出来ずされるがまま。
ちくしょう。
わかってやってやがる。
ディサロは、あのプロポーズ以来。
スキンシップを遠慮しなくなった。
慌てて口のものを飲み込んで。
抗議してやろうとした時には、すでにするりと離れてエスコート体制だ。
~~こうやって、ラヴラヴな二人という伝説が独り歩きしているってわけだ。
ヒューヒュー♡
アツいねっ♡
そんな声に愛想を振り撒きながらディサロがエスコートする。
エルメから降りて、領主の城に行く前に、市場で買い食いするのもお見通しって訳で。
ちょっとルカは面白く無かった。
『だから、すぐに城に行こうって言ったじゃないスかぁ。』
と、マルロの目が言ってるのも面白く無かった。
隣の領だし。
エルメに乗れば2時間ほどで着くせいか。
割としょっちゅう呼ばれている。
まぁ、フェルベーツで正直ルカは執務の補佐。
悪くいえば役職のないプータローなわけで。
御用聞きをするのも、致しかたないけれど。
それを見込んだのか、公式な用事がやたらと多い!
「で、今日の御用は何ですか?」
「ああ、各地にも火蜥蜴で通達を出したんだけどね。
"飛翔の儀"があるんだよ。」
ディサロの言葉にルカは足を止めた。
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