12 / 46
11、知らない世界でキャラメルマキアートを頂くには
しおりを挟む「ごほんっ。…天草様。向かいに座られているこちらのお方は熊獣人が多く暮らすバルベ王国の王ドーバ様。その隣が側近のクリプト様。
こちらにいらっしゃるのが、猫獣人が多く暮らすタガルガ王国の王グーリーン様。天草様の隣にいらっしゃるのが側近のジャン様。天草様の護衛をしているパッドの故郷でもございます」
イヨカが丁寧にゆっくりと視線で相手を確認しながら、彼らを紹介していく。王と聞いて、まぁまぁ失礼な態度をとっていた凛音は失敗した、やってしまった、と胃がキリキリする。
企業戦士だった凛音が一番嫌いなのが、人を敬わない人だ。肩書きで頭を下げる訳ではないが、人の上に立つにはそれなりの努力と知能、体力がなければならない。一企業でもそうなのだから、それが一国の王ならその肩にのる重圧も凄まじいだろう。
そんな彼らを不審人物のようにガン見した。したものは仕方ない。スルーではなく謝罪をしなくては、凛音の気がおさまらない。
座った状態は失礼だと感じ、立ち上がって一歩下がり頭はもっとも低い45度までさげ、渾身の謝罪を言う。
「イヨカさん、紹介ありがとうございます。ドーバ様、クリプト様、グーリーン様、ジャン様、先程の私の態度、申し訳ございません。以後気をつけます」
一度聞いただけで、皆の名前を覚えイントネーションも完璧。凛音の記憶力に度肝をぬかれる。
ドーバとグーリーンはエティエンヌフューベルと同じ、一国の王ではあるが決して同列ではない。
妖精族は限りなく創造主である神と近い存在であり、実質この世界のトップでまとめ役。その歴代最高と謳われているエティエンヌフューベルの生涯唯一の伴侶である凛音が、こう畏まる必要はない。
ないからこそ、上下関係を間違いなく把握している彼らは凛音の扱いに困る。ドーバやグーリーンは王でまだ身分的にはかろうじて凛音の上だが、クリプトやジャンは凛音に頭を下げられる身分ではない。
ジャンとクリプトは二人同時に立ち上がる。代表でジャンは凛音にさとす。
「天草様。我々は王の側近というだけ。頭を下げられるのは心痛いですし、様づけはやめてください。ドーバ様は年齢的に天草様の上ですが、我が王グーリーンはまだ十六歳になられたところです。友人とでも思って頂けると幸いです」
下げていた頭をあげ、ソファーから立ち上がったジャンとクリプトと視線を合わす。
「…かしこまりました。こちらこそ、様づけはいりま、」
言葉は遮られ、聞く耳持たないように強めなジャンの言葉が凛音の心臓を突き刺さす。
「それは無理です。我々は天草様とお呼び致します。これは天草様がというよりも、エティ様へ敬意を表しておりますので、ご容赦ください」
ジャンだけではない、クリプトも言葉にはしないが口を閉じたまま頭を上下に下げた。ジャンの意見に同意するという事だろう。
「……はい」
一応返事は返し、もう一度ソファーに座り直したジャン、クリプト、凛音だが、もちろん凛音は不満たっぷりだった。
(「なんか、やな感じ」)
凛音がそう思って当然だ。凛音はただ人で、さらにこの世界に落ちてきた異世界人である。
彼らの言動から凛音が何者でも興味はないのだ。あくまで敬いたいのは、妖精族の王エティエンヌフューベルであって、彼女エティエンヌフューベルの動向を気にして凛音を特別扱いにするのだろう。
それはまさしく凛音の世界的にいえば『虎の威を借る狐』。自分の価値を分かってない恥ずかしい状態だった。
ジャンの言動でさらに場の雰囲気が悪くなり、ここでグーリーンがジャンを押しのけて、凛音の隣に座ってきた。
見上げてくる大きな金色の瞳、ふわふわな頭が可愛らく、ささくれトゲトゲした心が丸くなっていく。
「おっさん達の話なんて聞かなくていいよ、凛音様。あっ凛音様って呼んでいいかな?」
「うふふっ、はい。もちろん。グーリーン様はまだお若いのに王とは凄いですね!」
「うーん、そうかな? 僕は産まれた時から王となるのが決まっていたようなものだから、凄いと言われると照れるかな」
「お父様は早くに…その、亡くなられたのですか?」
凛音の話す内容がちんぷんかんぷん。グーリーンはキョトンと目を丸くし、固まる。
「うん? 父上はまだ生きていますよ、もちろん母上も」
「………」
凛音の頭の中はごっちゃごっちゃ。それを察したイヨカが助け船を出す。
「天草様。王は国の絶対的、そして唯一の強者です。多少の違いはございますが、国のあり方としては各国みな同じです。
王か民衆かの二つに一つしかなく、民衆に順列はございません。王以外は全て同列。誰よりも強い力をもつ者のみが王になり得るのです。
その選ばれた強き王も老いと共に弱くなります。強さをなくした王は引退致します。そして次の王、後継者を見出すのも王となった者に課せられた使命の一つです」
イヨカの発言に凛音は驚愕。妖精族が住まうフェア国はヨーロッパの街並みに近く、王がいるのだから宰相や貴族階級が当然あるのだと思っていた。
凛音に知らされていないのは、何か理由があるのかと思っていたが理由は始めからない。
王が全てこれに尽きるのだ。世襲制ではないから勿論、跡継ぎも必要ない よって後宮もない。皆が同列ならば娘を王妃にし家系の権力を肥大させ誇示したい考えも消える。
ここは異世界。地球ではない、凛音の普通は普通ではないのだ。
「そう…なのですね」
この一言を絞り出すのが、やっとだ。理解した。間違いなくしっかり理解した。エティエンヌフューベルがどれだけ王として凄いかを。
妖精族の寿命は三百年ほど。他種族は凛音と同じく六十から八十歳ほどの寿命。例外として魔力量が多いと必然的に寿命が長い、これはタニアとの勉強会で習った。あの二十代後半にしか見えないタニアも九十歳というし、エティエンヌフューベルはタニアが生まれた時からすでに王だったと。
いったいどれほどの〝力〟があるのか? 想像の範疇を超える。
「凛音様! ぜひタガルガに遊びに来てください。妻達も喜ぶと思います」
黙ってしまった凛音を元気づけようとしたグーリーンの発言に、ちょっと待ったをかける。
「えっ!? あの、妻って妻? グーリーン様、奥様がすでにいるのですか!?」
「はい! 十五人の妻と、十九人の子供がいます。凛音様がエティ様の伴侶でなければ、十六人目の妻にお誘いしたいくらいです。とても魅力的です!」
笑えない、これには引いた。女どうしのエティエンヌフューベルと何故かすでに夫婦扱いも大概驚いたが、想像の範疇。
各国の王に挨拶とは〝そう〟だろうと思う。それはいいが、今、何と言った??
十五人の妻!? はぁ!? 子供が十九人!? はぁ!? エティエンヌフューベルの性同一性障害の方がまだかわいい。というか誠実さが更に磨きがかかって、エティエンヌフューベルの株が急上昇だ。「女どうしでもいい!! 問題ないわ」と固く凛音に思わす程の効力だ。
「…タガルガ王国は、皆様が…その、たくさん妻が?」
「そうですね。僕は多いですが、基本は三人くらいがベストではないですか?」
(「あり得ない!!」)
引きつっている凛音に、イヨカがまた説明する。
「天草様、この世界ではそれが普通なのです。生涯の伴侶がたった一人というのは妖精族のみ。
だからこそ妖精族は伴侶の死に耐えきれず後追いする者が後を絶たないので、国から禁止、神を冒涜する行為と定めています。
それでも、やはり衰弱し死ぬ者が多いですね」
イヨカの責める声と表情が凛音をえぐる。
遊びではない? エティエンヌフューベルからの愛は凛音だけのものなのか? まさか今まで一度も彼女には相手がいなかった? たくさんの疑問が頭をよぎるが、それよりも恐い発言があった。
「生涯たった一人って!! 何よそれ、じゃあ!! エティエンヌフューベル様の気持ちは受け取れないって言ってる私は、彼女に〝死ね〟と言っていると同一になりますよね!?」
凛音の叫びにイヨカは、他者がいる場にもかかわらず責めるのをやめない。
「ええ、そうです。どれだけ天草様が残酷な発言や態度をエティエンヌフューベル様にされているか、お分り頂けましたか?」
茫然自失の凛音に助太刀したのはバルベ王国の王、ドーバ。
「イヨカ、それまでにしておけ。後でエティに燃やされるぞ。天草嬢、泣くなよ。帰ってきたエティがブチ切れるからな。まぁ今は嫌でも、いつかは好きになるさ、きっと恐ろしいほどの美男だろうから楽しみだな。
女は総じて美男が好きだろう? エティなら本気で全世界の女を落とせるくらいには なるだろうからな、妖精族で良かったとしか言えん。はっはっはっ」
豪快に笑うドーバへ凛音は新たな疑問が…。
「ん? エティエンヌフューベル様は女性ですよね?美男ではなく美女なのでは? 落とされるのは男の人なのでは?」
シーーーーーーン
皆の瞳が驚愕から見開かれており、イヨカのみ顔を両手で覆い脱力している。
「おい、冗談だろ!そこからなのか!?」
「あぁ、なるほどね、だからエティ様はまだ小さいのですね」
ドーバの迫力ある声の後は、呆れ笑いを浮かべるグーリーン。
「どういう事ですか!?」
皆が「あぁーなるほど」という中、凛音だけ輪の中に入れない。仲間はずれにされたようで、捻くれた心がさらに絡れ名前のつけれない感情が身体を暴れ回っていた。
機嫌が悪い理由は分かっていても、決して言うべきではないと理解しているドーバらは、黙る選択をした。
そんな沈黙の部屋の中。やっとエティが、帰ってきた。
「いきなり出ていってごめんなさい。凛音、お菓子とか頂いた? 美味しいわよ?」
エティエンヌフューベルの優しい声が何故か感にさわる。何がお菓子だ、子供じゃないわ! と更に苛立ちが膨れ上がる。
「…別に、お菓子いりません」
「そう…かしら。あのね……だったら…その…」
ソファーの一番端に座る凛音の横で、モジモジ、モジモジしている姿は弄っときてしまう。エティエンヌフューベルがいくら好きだとしても、このあからさまにあざとい仕草は好きになれない。
「なんですか?」
「いい加減、話せ」と言う思いが顔に張り付いている凛音だが、先程イヨカから注意を受けた後であるから冷たい言葉は使わなかった。今後これを好きになれるか怪しいものだ。
「あのね、あれを、飲む? かなって…」
あれはあれだ。地獄から天国とはこの事だろう。
「あっ!! キャラメルマキアートですか!! 飲みますよ、ください!! えっ今、あるんですか??
もう早く飲みたいです!! エティエンヌフューベル様からしか頂けないって聞いて、ここ一週間飲んでないんですよ!!」
パァーッと明るくなるエティエンヌフューベル。しかしその他のメンバーは苦虫を噛んだような顔つきだ。
「えぇ、ちょっと待ってて!!」
そう言いながら溶かした扉を出てすぐ帰ってきた。まるで近くに置いてましたという速さだ。
「はい! どうぞ!!」
差し出されたグラスいっぱいに、キャラメルマキアートが入っている。グラスを受け取り顔を近づけただけで、甘い香りが鼻をくすぐる。
「キャラメルマキアートだ! 久しぶりっ、それもこんなたくさん! 最高!! エティエンヌフューベル様、ありがとうございます。飲んでも?」
顔を真っ赤にし照れながら、顔を上下に動かしているエティエンヌフューベルのあざとい状態は、キャラメルマキアートを手にした感動から凛音の視界に入っていない。
はじめは一口。甘い香りとキャラメルの味が喉を潤していく。過去最高の満面の笑みで精液酒キャラメルマキアートを飲んでいく。
半分くらい飲んで一息。
「んぅーーーーん、美味しい! いつもより少し濃いめ?かな。うん、これくらい濃いのも好きです!!」
幸せな感想を正直に伝えた凛音。それを聞いたエティエンヌフューベルは涙を流し、流れた涙は魔力入りとなっており、宝石にその姿をかえ絨毯の上を転がっていく。
「…ガッツリ飲んでるじゃねーか」ドーバが。
「飲んでるのに…まだ小さいって」グーリーンが。
「あぁこの麗しい姿も見納めです。あぁ残念です」ジャンが。
「………知らないとは…罪ですね」はじめての発言をしたクリプトが。
凛音を残念な子として見ている。幸せいっぱいの凛音は、そんなメンバーの複雑な視線は感じとれない。
ただ今、胃袋を掴まれ、美味しさに頬を赤らめ幸せを噛み締めながら残りのキャラメルマキアートを飲んでいくのだ。
「幸せ~~~」
本気で幸せそうに精液酒キャラメルマキアートを飲む凛音。エティエンヌフューベル以外は、皆、目が死んでいた。
0
あなたにおすすめの小説
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす
小木楓
恋愛
完結しました✨
タグ&あらすじ変更しました。
略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。
「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」
「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」
大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。
しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。
強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。
夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。
恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……?
「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」
逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。
それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。
「一生、私の腕の中で溺れていろ」
守るために壊し、愛するために縛る。
冷酷な仮面の下に隠された、
一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。
★最後は極上のハッピーエンドです。
※AI画像を使用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
辺境伯夫人は領地を紡ぐ
やまだごんた
恋愛
王命によりヴァルデン辺境伯に嫁ぐことになった、前ベルンシュタイン公爵令嬢のマルグリット。
しかし、彼女を待っていたのは60年にも及ぶ戦争で荒廃し、冬を越す薪すら足りない現実だった。
物資も人手も足りない中、マルグリットは領地の立て直しに乗り出す。
戦しか知らなかったと自省する夫と向き合いながら、少しずつ築かれていく夫婦の距離。
これは、1人の女性が領地を紡ぎ、夫と共に未来を作る「内政×溺愛」の物語です。
全50話の予定です
※表紙はイメージです
※アルファポリス先行公開(なろうにも転載予定です)
私が生きていたことは秘密にしてください
月山 歩
恋愛
メイベルは婚約者と妹によって、崖に突き落とされ、公爵家の領地に倒れていた。
見つけてくれた彼は一見優しそうだが、行方不明のまま隠れて生きて行こうとする私に驚くような提案をする。
「少年の世話係になってくれ。けれど人に話したら消す。」
三年の想いは小瓶の中に
月山 歩
恋愛
結婚三周年の記念日だと、邸の者達がお膳立てしてくれた二人だけのお祝いなのに、その中心で一人夫が帰らない現実を受け入れる。もう彼を諦める潮時かもしれない。だったらこれからは自分の人生を大切にしよう。アレシアは離縁も覚悟し、邸を出る。
※こちらの作品は契約上、内容の変更は不可であることを、ご理解ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる