少女の足跡

＊５ 祭り

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僕はあれからしばらく滞在していた。


例の祭りに興味があったからだ
月に1度行われるみたいだが
どんな祭りなのか気になっていた。

村長が僕の元にやってきた

村長「たかしさん明後日お祭りをしますのでお越しください」


お！ついにお祭りに参加できるのかと
ワクワクしていた。


お祭りの当日

前日から準備されていたであろう
テーブルとイス
綺麗に並べられていた

その先には教壇があり

そのもう少し手前には神棚らしき物があった

だがその空気はお祭りとは程遠い雰囲気だった。


村長が教壇に立つ

村人たちは手を合わせている
村長が何かを読み上げている。



お経ではないがゆっくりとした口調だった


1時間ほどだろうか
読み上げは終わった。

村長は口を開いた


村長「これにて行事が終わりました。あちらの食べ物、飲み物好きなだけ食べてください」


テーブルに並べられた数々の和食料理
酒、肉、魚なんでもあった

僕はお腹いっぱい食べた。


村長「さてみなさんこれでお開きにしましょう」


え？もう終わり？
拍子抜けだった。


みんなでご飯を食べるだけだった。


これがこの村の祭りだった。

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