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あいつは可愛いバカだー自販機前、他クラス視点ー
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「陽ちゃん、どこ行くの?」
学食に行く前にフルーツオレでも買おうと思って自販機に向かっている最中に、黒川に手を引かれて、歩いている香苗ちゃんが前にいた。
またか。また黒川と一緒か~。
香苗ちゃんはこの学年でなかなか可愛いって評判だ。俺も結構好きだ。ふわふわのロングの髪に、小さな背丈、色白の肌には薄い茶色のロングカーディガンが似合っている。
余談だが、登下校時はブレザーをきて赤のマフラーを巻く。そのマフラーからふわ、と柔らかな髪の毛がのって、めっちゃ可愛い。うん、まじで可愛い。
その横で番犬が同じ柄のマフラーをして居なければもっといいのだけれど。
その番犬、もとい黒川はいつも一緒にいる。
幼馴染なんだとか。
幼馴染ってあんだけ仲良いか?
あ、でも同じクラスの奴が、仲良いレベルじゃないって言ってたけど.どーゆー意味だ?
なんとなく横目で観察していると自販機で2人は立ち止まった。
俺は順番を待つ。
なんとなしに会話を聞いてしまう。この2人はどんな会話をするんどろう、そういや、黒川の声って聞いたことないかも。
「陽ちゃん、買わなくていいよ!」
「…早く選べ」
「さっきのミルクティ、飲むよ?」
「それは俺が飲む」
「じゃあ、自分のは自分で買うから~」
「さっきのはお前が俺に買ってくれたんだろ?俺も」
「俺もって?」
「…早く選べ」
「ふふ、うん。ありがとう」
ぐふっ。早く選べや、このリア充め。あ、香苗ちゃん、頬染めてる…くそ、黒川だけ爆発しろこのやろう…。
聞くんじゃなかった。これか、言ってた仲良しのレベルじゃないって。
確かにこれは仲良しとかじゃないレベル。
くそ、フルーツオレなんて気分じゃねえ。そんな甘えやつ飲めるか!会話が甘すぎて、胸焼けする
珈琲だ、こーひー。それも無糖の。
ガコン、とホットミルクティを黒川が取ってあげてるのも。
それに目を細めてありがとう、って言ってるのも。
あったかいよ?ってカーディガン越しにホット缶の温かさを黒川の頬に当ててるのも。
黒川が香苗ちゃんの手首を掴んで離さないのも。
手を引きたくても黒川が手を離さないからそのままのポーズだったのが今更ながら恥ずかしくなったのかうろたえはじめた香苗ちゃんも。
それに黒川がニヤニヤしてるのも。
真っ赤な香苗ちゃん。ニヤニヤの黒川。
なんだこれ。
いやまじで。二回言わせてもらう。なんだこれ!
まじか、この2人。付き合ってねぇんだよな。
なんでこんなこと、人の目気にせずできんだよ。
いや、黒川は気付いてるか。だってさっきから鋭く視線が突き刺さるから。
こんな可愛い香苗を見るんじゃねえって視線が言ってる。
いや、黒川…俺はお前らを見てるんじゃないから。
俺は自販機に用がある。今すぐどけ、このやろう。
結局2人のイチャつきぶりに、何も買うことが出来ず、フラフラと食堂へ向かった。
席に着いた途端に友人から、あれ?老けた?って言われたので、ヘッドロックをかけた。いつもより力が入ったのは、さっきのせいだと思う。
学食に行く前にフルーツオレでも買おうと思って自販機に向かっている最中に、黒川に手を引かれて、歩いている香苗ちゃんが前にいた。
またか。また黒川と一緒か~。
香苗ちゃんはこの学年でなかなか可愛いって評判だ。俺も結構好きだ。ふわふわのロングの髪に、小さな背丈、色白の肌には薄い茶色のロングカーディガンが似合っている。
余談だが、登下校時はブレザーをきて赤のマフラーを巻く。そのマフラーからふわ、と柔らかな髪の毛がのって、めっちゃ可愛い。うん、まじで可愛い。
その横で番犬が同じ柄のマフラーをして居なければもっといいのだけれど。
その番犬、もとい黒川はいつも一緒にいる。
幼馴染なんだとか。
幼馴染ってあんだけ仲良いか?
あ、でも同じクラスの奴が、仲良いレベルじゃないって言ってたけど.どーゆー意味だ?
なんとなく横目で観察していると自販機で2人は立ち止まった。
俺は順番を待つ。
なんとなしに会話を聞いてしまう。この2人はどんな会話をするんどろう、そういや、黒川の声って聞いたことないかも。
「陽ちゃん、買わなくていいよ!」
「…早く選べ」
「さっきのミルクティ、飲むよ?」
「それは俺が飲む」
「じゃあ、自分のは自分で買うから~」
「さっきのはお前が俺に買ってくれたんだろ?俺も」
「俺もって?」
「…早く選べ」
「ふふ、うん。ありがとう」
ぐふっ。早く選べや、このリア充め。あ、香苗ちゃん、頬染めてる…くそ、黒川だけ爆発しろこのやろう…。
聞くんじゃなかった。これか、言ってた仲良しのレベルじゃないって。
確かにこれは仲良しとかじゃないレベル。
くそ、フルーツオレなんて気分じゃねえ。そんな甘えやつ飲めるか!会話が甘すぎて、胸焼けする
珈琲だ、こーひー。それも無糖の。
ガコン、とホットミルクティを黒川が取ってあげてるのも。
それに目を細めてありがとう、って言ってるのも。
あったかいよ?ってカーディガン越しにホット缶の温かさを黒川の頬に当ててるのも。
黒川が香苗ちゃんの手首を掴んで離さないのも。
手を引きたくても黒川が手を離さないからそのままのポーズだったのが今更ながら恥ずかしくなったのかうろたえはじめた香苗ちゃんも。
それに黒川がニヤニヤしてるのも。
真っ赤な香苗ちゃん。ニヤニヤの黒川。
なんだこれ。
いやまじで。二回言わせてもらう。なんだこれ!
まじか、この2人。付き合ってねぇんだよな。
なんでこんなこと、人の目気にせずできんだよ。
いや、黒川は気付いてるか。だってさっきから鋭く視線が突き刺さるから。
こんな可愛い香苗を見るんじゃねえって視線が言ってる。
いや、黒川…俺はお前らを見てるんじゃないから。
俺は自販機に用がある。今すぐどけ、このやろう。
結局2人のイチャつきぶりに、何も買うことが出来ず、フラフラと食堂へ向かった。
席に着いた途端に友人から、あれ?老けた?って言われたので、ヘッドロックをかけた。いつもより力が入ったのは、さっきのせいだと思う。
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