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私サラリーマン、初の幽霊体験で少し楽しんでいます。
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田中は目を覚ますと、身に覚えのあるコンビニだった。
「ここは…。」
田中は辺りを見渡した。ほとんどあの日と代わりない店内だった。
ただ1点…。一般的な店内にはあまりにも似つかわしくない、荒れ果てたレジ周りを除けば。
自分の思っていたよりも、撃たれた時にレジに叩き付けられていたのだろう。田中は自身が撃たれた左胸をさすりながら、あの日の事を思い出していた。
そしてそれと同時になぜ、自分が自身の命をかけてまで、人を助けようとしたのか、そんな事を考えながら、レジに触れようとした。
「ほ、ホントだ…、触れない…。」
レジに触れようとした田中の右手は、空を切ったのだ。
死神から聞いていたとはいえ、実際目の当たりにすると、やはり不思議なものである。
田中は、その言葉にできない不思議な感覚に、少し戸惑っている様子だった。
田中はまた、辺りを見渡す。
外では普通に人が通っていた。田中はコンビニを出て、街ゆく人に、声をかけてみた。
「あ、あの…、すみません。」
田中の声に誰も反応する様子はない。
それどころか、どんなに人通りが多くても、田中が人とぶつかることは無かった。全て田中の体を通り抜けていたのだ。
少しづつ、さっきまで言葉に出来なかった、この不思議な感覚の正体がなんなのか、理解していた。
「僕…、ホントに死んでるんだ…。」
田中は呟いた。どこかで思っていたのだろう、本当は全て嫌な夢だったんだ、と。
本当は目が覚めると、いつも通りの毎日が来るのだ、と。
しかし、現実は誰にも話しかける事もできず、何にも触れられず、気づかれることもない、「死んだ」自分がいるというもの。
そんな現実が、重くのしかかる。
と、思っていたのだが、田中はそれほどまでに重く感じてはいなかった。
「ん~、思ってたより普通なんだなー。もうちょっとこう…、The!幽霊!みたいなの想像してたけど、ほとんど僕のまんまじゃん。」
すると、どこからか声がした。
「おいおいおい!どんな反応するか!ワクワクして見に来たら、全っっっ然面白くねぇなテメェは!」
田中は声のする方を見る。
コンビニの入口に亀裂のようなものが開き、その隙間から死神が顔をのぞかせていた。
「うわっ!!君ってそんなことも出来るの!?」
「そこじゃねぇだろ!!いや、そのリアクションは嬉しいけどよ?」
田中のリアクションに、嬉しかったのだろうか、死神は少しニヤついている。
「大体の人間は、泣き出したり、項垂れたり、重そ~な顔してるもんなんだよ。」
「そうなの?なんで?」
田中はキョトンとした顔で、死神を見つめる。
「そんな事、俺が知ってるわけねぇだろが!ただ、てめぇみたいな反応してる奴は、初めて見たぜ。それはそれで面白ぇけどな。」
田中からすれば、そんなこと知ったことではなかったが、こいつから面白がられるのは少し尺に触った。
「そんな面白がってないで、とりあえず今から何すればいいか教えてよ!」
すると、死神は少しだけ迷った様子を見せ、田中に答えた。
「ん~、大体の人間は自分を殺したヤツのとこ行ったり、家族のとこ行ったりしてんな。まぁ、ヤベェ奴は、死んだ事に納得いかなくて、ずっと文句言ってたら時間経っちまったってやつもいるぜ?キャハハハ!」
「やっぱりそんなもんだよねぇ。」
少し不満そうな顔をする田中に、死神は声高らかに話す。
「後はテメェがどうしたいか、考えやがれ!どう行動しようがてめぇの自由だ!最後の現世、死んだ後まで後悔残さねぇようにな!」
そういうと、死神は亀裂の中に消えていった。
「おっ!おい!待てよ!」
田中は叫んだが、返答はなかっ…
「なんだよ?せっかく決めゼリフ吐いたあとなのに。」
ギリギリ残った亀裂の端から、死神が顔を出す。
田中は少しホッとしたようで、死神に聞く。
「空って…、飛べたりするのか?」
「フッ…、余裕だぜ。」
死神はグッと親指を立て、キメ顔をかまして消えていった。
「空飛べるんだ…。」
田中はつぶやくと、飛ぶ方法を聞くのを忘れていたことに気づく。
「あ~、まぁ感覚で何とかなりそうだし、あいつと話すとちょっと腹立つし、いっか!」
そう言うと、田中は不思議と飛ぶ!と言うよりは浮遊する感覚で、歩いてみる。
すると、田中の体はみるみる空へ浮き始めた。
人間は死ぬと皆、この感覚を手に入れるのだろうか。
あたかも、初めから浮き方を知っていたかのように、スムーズに田中は、街を浮遊しだした。
空から見る街の景色は、普段見ていた物とは全く違って見えた。生きていた頃に、感じていた窮屈さや、息苦しさを感じない。それが、自身が浮遊しているからなのか、死んでいるからなのかは、分からない。とにかく、田中は現状を少し楽しんでいるように見えた。
しばらく、浮遊しながら街を見渡した田中は、ふと思った。
「そういえば、今日って何日なんだろ?」
そうつぶやくと、田中は通行人が読んでいた新聞を覗き見た。
「3月21日か…。確か僕が撃たれたのって、19日だったはずだから2日くらい経ってるのか…。」
すると田中は、自身の実家の方に向かい始めた。
田中は、一人暮らしではいたが実家がそれほど遠くなく、良く母や、高校生の妹の美咲が、よく遊びに来ていた。
自宅から、電車で二駅分、そこから徒歩10分ほどで着くような距離である。
自分が死んでしまい、両親に親孝行できなかったことや、妹を残して死んでしまったことを悔やみながら、自分が死んだ後、家族がどんな反応をしているのか、正直気になっていた。
しばらくすると、実家に着いたが、家族がいる様子は無い。
少し家の中を覗くことにした。
二階建ての一軒家、そこには、家族とすごした思い出がそのままの形で残されていた。家が近くとも、家族は田中のいた場所をそのままにしてくれていたようだ。
「うわぁ、あの頃のまんまじゃんか!」
家族はよく遊びに来ていたが、田中が実家に帰るのは大学を卒業して以来のことだった。家族との思い出が蘇る。そして、家族に会いたい、という気持ちで、田中はいっぱいになった。
「みんな、どこいるんだろ?」
その答えはすぐに見つかった。
近くの寺である。
そう、田中の葬儀の真っ最中であった。
「そっか、そうだよな。俺、死んだんだし、葬式しなくちゃいけないもんな。」
田中は、目の前で行われる自分の葬儀に、少し戸惑ったが、涙を流す妹と母の顔、本当は涙脆い癖に、精一杯泣くのを我慢して、喪主をする父の顔を見ると、田中は、なんとも言えない気持ちになった。
「えー、私は、故人 田中 実の父 田中 守でございます。本日はお忙しいところ、実の葬儀にご会葬くださいまして、誠にありがとうございます。」
父の喪主挨拶が聞こえる。
しばらくして、父が挨拶を終え、一通りの流れを終えると、家族が田中の遺体の周りを囲む。
「お兄ちゃん…。なんで死んじゃったの…?ねぇ…、なんで…?」
「お兄ちゃんはね、正義感が強かったから。あの子、昔からそうだったのよ?最後だって、立派だったんでしょう。」
泣きじゃくる妹に、母が精一杯の言葉で慰めている。
妹が、その場に崩れ落ちる。
まだ幼かった頃、妹は泣き虫で、ちょっと転んだり、家でお留守番するだけでも、泣いていた。その頃の妹を見ているようだった。高校生になり、学校では明るく、家でもムードメーカーのような存在だった妹。
母も、つられて我慢していた涙が流れた。
「立派でも、死ぬのが早すぎるのよ…。私達より早く逝ってしまうなんて…。」
そう言う母に、父が寄り添った。
「本当だな…。いくらかっこよくたって、あいつは私達の息子だ。死んでしまっては、どうしようもないというのに…。」
父は、泣いている母と妹を見て、涙を我慢してはいるが、その声は震えていた。
その様子を、近くで見ていた田中の目には涙が浮かんでいた。自分が今ここで、家族を抱きしめられないこと。両親よりも先に死んでしまったこと。妹を残してしまったこと。
そして何より、家族に何も遺せなかったこと。
田中は、死んで初めて、自分が死んだ事を後悔していたのだった。
「母さん、父さん、美咲、本当にごめん…。こんな馬鹿な息子で、兄ちゃんでごめんね…。」
田中は、式が終わるまで、見えるはずのない、聞こえるはずのない家族に、そんな言葉を言い続けた。
そんなことを言って、家族に許されるはずがない、自分を許せるはずがない。
そんなことはわかっている。
しかし、田中はそう言い続ける以外に、家族に対しての償いを見つける事が、できなかったのだ。
田中の声が、誰かに届くことは無い。
ただ式場には、妹の泣き声だけが響いていた。
「ここは…。」
田中は辺りを見渡した。ほとんどあの日と代わりない店内だった。
ただ1点…。一般的な店内にはあまりにも似つかわしくない、荒れ果てたレジ周りを除けば。
自分の思っていたよりも、撃たれた時にレジに叩き付けられていたのだろう。田中は自身が撃たれた左胸をさすりながら、あの日の事を思い出していた。
そしてそれと同時になぜ、自分が自身の命をかけてまで、人を助けようとしたのか、そんな事を考えながら、レジに触れようとした。
「ほ、ホントだ…、触れない…。」
レジに触れようとした田中の右手は、空を切ったのだ。
死神から聞いていたとはいえ、実際目の当たりにすると、やはり不思議なものである。
田中は、その言葉にできない不思議な感覚に、少し戸惑っている様子だった。
田中はまた、辺りを見渡す。
外では普通に人が通っていた。田中はコンビニを出て、街ゆく人に、声をかけてみた。
「あ、あの…、すみません。」
田中の声に誰も反応する様子はない。
それどころか、どんなに人通りが多くても、田中が人とぶつかることは無かった。全て田中の体を通り抜けていたのだ。
少しづつ、さっきまで言葉に出来なかった、この不思議な感覚の正体がなんなのか、理解していた。
「僕…、ホントに死んでるんだ…。」
田中は呟いた。どこかで思っていたのだろう、本当は全て嫌な夢だったんだ、と。
本当は目が覚めると、いつも通りの毎日が来るのだ、と。
しかし、現実は誰にも話しかける事もできず、何にも触れられず、気づかれることもない、「死んだ」自分がいるというもの。
そんな現実が、重くのしかかる。
と、思っていたのだが、田中はそれほどまでに重く感じてはいなかった。
「ん~、思ってたより普通なんだなー。もうちょっとこう…、The!幽霊!みたいなの想像してたけど、ほとんど僕のまんまじゃん。」
すると、どこからか声がした。
「おいおいおい!どんな反応するか!ワクワクして見に来たら、全っっっ然面白くねぇなテメェは!」
田中は声のする方を見る。
コンビニの入口に亀裂のようなものが開き、その隙間から死神が顔をのぞかせていた。
「うわっ!!君ってそんなことも出来るの!?」
「そこじゃねぇだろ!!いや、そのリアクションは嬉しいけどよ?」
田中のリアクションに、嬉しかったのだろうか、死神は少しニヤついている。
「大体の人間は、泣き出したり、項垂れたり、重そ~な顔してるもんなんだよ。」
「そうなの?なんで?」
田中はキョトンとした顔で、死神を見つめる。
「そんな事、俺が知ってるわけねぇだろが!ただ、てめぇみたいな反応してる奴は、初めて見たぜ。それはそれで面白ぇけどな。」
田中からすれば、そんなこと知ったことではなかったが、こいつから面白がられるのは少し尺に触った。
「そんな面白がってないで、とりあえず今から何すればいいか教えてよ!」
すると、死神は少しだけ迷った様子を見せ、田中に答えた。
「ん~、大体の人間は自分を殺したヤツのとこ行ったり、家族のとこ行ったりしてんな。まぁ、ヤベェ奴は、死んだ事に納得いかなくて、ずっと文句言ってたら時間経っちまったってやつもいるぜ?キャハハハ!」
「やっぱりそんなもんだよねぇ。」
少し不満そうな顔をする田中に、死神は声高らかに話す。
「後はテメェがどうしたいか、考えやがれ!どう行動しようがてめぇの自由だ!最後の現世、死んだ後まで後悔残さねぇようにな!」
そういうと、死神は亀裂の中に消えていった。
「おっ!おい!待てよ!」
田中は叫んだが、返答はなかっ…
「なんだよ?せっかく決めゼリフ吐いたあとなのに。」
ギリギリ残った亀裂の端から、死神が顔を出す。
田中は少しホッとしたようで、死神に聞く。
「空って…、飛べたりするのか?」
「フッ…、余裕だぜ。」
死神はグッと親指を立て、キメ顔をかまして消えていった。
「空飛べるんだ…。」
田中はつぶやくと、飛ぶ方法を聞くのを忘れていたことに気づく。
「あ~、まぁ感覚で何とかなりそうだし、あいつと話すとちょっと腹立つし、いっか!」
そう言うと、田中は不思議と飛ぶ!と言うよりは浮遊する感覚で、歩いてみる。
すると、田中の体はみるみる空へ浮き始めた。
人間は死ぬと皆、この感覚を手に入れるのだろうか。
あたかも、初めから浮き方を知っていたかのように、スムーズに田中は、街を浮遊しだした。
空から見る街の景色は、普段見ていた物とは全く違って見えた。生きていた頃に、感じていた窮屈さや、息苦しさを感じない。それが、自身が浮遊しているからなのか、死んでいるからなのかは、分からない。とにかく、田中は現状を少し楽しんでいるように見えた。
しばらく、浮遊しながら街を見渡した田中は、ふと思った。
「そういえば、今日って何日なんだろ?」
そうつぶやくと、田中は通行人が読んでいた新聞を覗き見た。
「3月21日か…。確か僕が撃たれたのって、19日だったはずだから2日くらい経ってるのか…。」
すると田中は、自身の実家の方に向かい始めた。
田中は、一人暮らしではいたが実家がそれほど遠くなく、良く母や、高校生の妹の美咲が、よく遊びに来ていた。
自宅から、電車で二駅分、そこから徒歩10分ほどで着くような距離である。
自分が死んでしまい、両親に親孝行できなかったことや、妹を残して死んでしまったことを悔やみながら、自分が死んだ後、家族がどんな反応をしているのか、正直気になっていた。
しばらくすると、実家に着いたが、家族がいる様子は無い。
少し家の中を覗くことにした。
二階建ての一軒家、そこには、家族とすごした思い出がそのままの形で残されていた。家が近くとも、家族は田中のいた場所をそのままにしてくれていたようだ。
「うわぁ、あの頃のまんまじゃんか!」
家族はよく遊びに来ていたが、田中が実家に帰るのは大学を卒業して以来のことだった。家族との思い出が蘇る。そして、家族に会いたい、という気持ちで、田中はいっぱいになった。
「みんな、どこいるんだろ?」
その答えはすぐに見つかった。
近くの寺である。
そう、田中の葬儀の真っ最中であった。
「そっか、そうだよな。俺、死んだんだし、葬式しなくちゃいけないもんな。」
田中は、目の前で行われる自分の葬儀に、少し戸惑ったが、涙を流す妹と母の顔、本当は涙脆い癖に、精一杯泣くのを我慢して、喪主をする父の顔を見ると、田中は、なんとも言えない気持ちになった。
「えー、私は、故人 田中 実の父 田中 守でございます。本日はお忙しいところ、実の葬儀にご会葬くださいまして、誠にありがとうございます。」
父の喪主挨拶が聞こえる。
しばらくして、父が挨拶を終え、一通りの流れを終えると、家族が田中の遺体の周りを囲む。
「お兄ちゃん…。なんで死んじゃったの…?ねぇ…、なんで…?」
「お兄ちゃんはね、正義感が強かったから。あの子、昔からそうだったのよ?最後だって、立派だったんでしょう。」
泣きじゃくる妹に、母が精一杯の言葉で慰めている。
妹が、その場に崩れ落ちる。
まだ幼かった頃、妹は泣き虫で、ちょっと転んだり、家でお留守番するだけでも、泣いていた。その頃の妹を見ているようだった。高校生になり、学校では明るく、家でもムードメーカーのような存在だった妹。
母も、つられて我慢していた涙が流れた。
「立派でも、死ぬのが早すぎるのよ…。私達より早く逝ってしまうなんて…。」
そう言う母に、父が寄り添った。
「本当だな…。いくらかっこよくたって、あいつは私達の息子だ。死んでしまっては、どうしようもないというのに…。」
父は、泣いている母と妹を見て、涙を我慢してはいるが、その声は震えていた。
その様子を、近くで見ていた田中の目には涙が浮かんでいた。自分が今ここで、家族を抱きしめられないこと。両親よりも先に死んでしまったこと。妹を残してしまったこと。
そして何より、家族に何も遺せなかったこと。
田中は、死んで初めて、自分が死んだ事を後悔していたのだった。
「母さん、父さん、美咲、本当にごめん…。こんな馬鹿な息子で、兄ちゃんでごめんね…。」
田中は、式が終わるまで、見えるはずのない、聞こえるはずのない家族に、そんな言葉を言い続けた。
そんなことを言って、家族に許されるはずがない、自分を許せるはずがない。
そんなことはわかっている。
しかし、田中はそう言い続ける以外に、家族に対しての償いを見つける事が、できなかったのだ。
田中の声が、誰かに届くことは無い。
ただ式場には、妹の泣き声だけが響いていた。
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