神様の桃幻郷

くまだんご

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第二章 影

第11話 待ちぼうけ

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ぱっ
桜「うわっ!?」
開けた場所に出た
桜「いてて…びっくりしたぁ…。」
起き上がって辺りを見渡した。
一面草溢れる草原…少し水が貯まっていて足が少し埋まる。空は夜空の様に暗く星など見えない。
桜「…。不思議な景色…。あれ?」
少し遠くに何か見えた。
桜「木の中に…木?」
遠くに巨木が見えた。空亡木と同じような葉をつけていない巨大な木…。
ただ、空亡木と違い転々とつぼみが見える。
ザッザッザッ…
桜はその巨木へと近づいて行く。すると、段々と何かの影が見え始めた。
桜「…人?やっ、ちがう…」
影の正体は多くの妖怪達であった…
宴をしているのか楽しそうに飲んでいる。
桜「宴…。」
ピチッ…ピチッ…
桜とは違う足音がする…
桜「…っ」
少女「…」
桜の目の前に黒髪の女性が…
桜「君は…本屋の…」
少女「…。あなた…お客さんではないわね…」
っ!
少女の後ろから根が…!
バッ!!
桜「…!【滝登り!!】」
上へ避けた!
少女「…」
桜「(っ!この子…あの時の子じゃないのか…?)」
少女「…邪魔」
ボゴンッ!!
根が飛び出てきた!
桜「くっ!【水神!!】」
根を切り裂いて着地…

少女「…。どうして…邪魔するの?」
その質問に桜は…
桜「…。君に似た女の子にお願いされたんだよね。まぁ、その子もその子で怪しいけど…私の勘で君のほうがヤバいんじゃないかな?って」
少女「チッ…」
バゴッ!!ボゴンッ!
桜「ハァッ!」
カンッ!
迫ってくる根っこを受け流しその脚力で少女の上を越えた。

桜「…(見た感じあの木が核か…。あれを破壊…切り倒せばいいのかな?)」
桜はそのまま一直線に巨木へ向かう
少女「…」
フッ…!
少女は桜の直ぐ近くに…
桜「っ!?(はやっ
少女「【亡骸…妖刀・村正】」
ブゥンッ!!!
桜「ッ!!」
刀は避ける事ができたが
ブォンッ!!
一振りで強烈な衝撃波が起こる!

ブチッ
頬から血が…
桜「っ!?(うそ?!衝撃波で?!)」
桜は足を止め構えた…
少女「…。たかガ…ニンゲン風情ガ…!調子二乗ルナァッ!!」
バゴォンッ!!
根っこが背後から生えてくる
少女「【妖術…血根ッ】」
ッ…!!
根が桜を貫こうと迫ってくる!
桜「…!」
刀を振るう!
カンッ!!
根を弾く
桜「(妖気はあの木から流れてるのか…あくまで本体はあっち…じゃあ無視しても問題ない!)」
フッ…!!
少女「そうだァ…次の器はあなたにしよ」
たくさんの根っこが桜へ攻撃を仕掛ける!
ドカンッ!!
桜「っ…【奥義!水流!】」
根っこを流水の様に受け流す…!
桜「ハァッ!」
そのまま巨木まで突っ走る!
少女「…千血妖術…終…。【血結】」
バッ…!
少女の背中から赤い塊が飛び出してきた…
ブチュッ!ブチッ!
塊が根っこへ突き刺さっていく
根っこが赤く染まっていく…!
少女「強化【血根…!】」
バッバッバッバッ!!
桜「っ!?」
さっきより速度が上がった根っこが桜を追跡する
桜「くっ!」
ガンっ!!!
桜「(固いっ!強度も上がってんのかっ!)【奥義!水神!!】」
バァンっ!!
根っこを切り裂く…切り裂いた根っこの先に
少女が…
少女「【亡骸…妖刀・村正…】」
桜「っ!」
バゴォンッ…!!!

吹っ飛んだ…
ピーーーー…
桜「ハァァ…!ハァァ…!ゲホッエホッ!(不味い…妖気での強度向上は間に合ったが…ッ!喉と鼓膜が…ッ!)かは…ッ!」
少女「あらあら…死んじゃうわねー?アァ…土二帰リナサイ…」
少女は桜へ手を向ける…
桜「っ!」
少女「【妖術…赤色の国…】」
桜「ハァ…ハァ…はぁ…ぁぁ・・・・・・
……………
『のぉ…桜?お主は何の為に刀を振るう?』
何の為に?
『皆の為か?それとも大事な人を守る為か?』
………。大事な人を守る為…
『…ほう。だが、ワシからはお主は自分を守っている様に見える…』
えっ?
『いくら本気を出してもお前の魂事態が限界に達せない様にしていると見える…』
…私の限界…
『もし、お主が大切な人を守る為に体をはれるなら…見せて見せよ…お主の限界のその先を…』

桜「っ!【奥義ッ!!荒波ッ!!!】」
バシャァンッ!!
少女「っ!?水!?」
桜が刀を地面に叩きつけた瞬間大量の水が溢れてくる…!
少女「見失った…!チッ!【血根ッ!!】」
バッバッバッバッ!!
波の中を根っこが突き刺し続ける…!
が…当たらない

ぶくぶくぶく…!
バシャンッ!!
桜「…(行ける!このまま…スピードを殺さずに!)ハァァッ!!」
バッ!
走るっ!
少女「ッ!!逃ガスカッ!」
根っこが桜を狙う
桜「…!【奥義ッ!水神ッ!!】【水神ッ!!】【水ッ神!!】」
切りまくる…!
桜「ハアァッ!!」
バンッ!
少女「チッ…!」
フゥ…
少女は巨木の前に移動した…
少女「行かせるか…!【血戦ッ!!百鬼夜行…!】」
妖怪「クケッ?!」
妖怪「キッキッキッキッキッ!!」
妖怪達は桜に気がつき大群で迫って行く…!
桜「…!っ…ハァァーーーッ!!」
ッ!ザンッ!!
根っこと妖怪を切り裂く…
桜「……っ!!ハァッ!!」
巨木目掛けて翔ぶ…
少女「っ…【妖刀っ!村正ッ!!】」
桜「ッ…【奥義ッ…!!水神ッ!!】」
ガォォォン!!!
水が龍の姿を作る…!
桜「(体の中の妖気を限界までッ!!ここで…こいつを斬るッ!!)ハァァァァァッ!!!」
少女「はっ…!
………………………………っ
ザンッ!!
「ゴォォォォォォォォォッ!!!」
空亡木の中は水の様な妖気で満たされた…
         続く



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