ブラック.インパクト

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第2章決意

(4)やるべきこと

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 辰巳は目を覚ました。

 「昨日はあのまま家に帰って、寝たんだったな。」

 辰巳は体を起こし大きく背伸びして顔を洗いに洗面台に向かってあるきはじめた。

 「たーつーみ」

 廊下を歩いていると、朝から元気そうな声が聞こえた辰巳はふりかえる

 「おーお~い、なんて格好してるんだ」

 レーシアはシャツ一枚に下は履いておらずシャツも斜めに肩までずれていた。
 辰巳は思わず下を向いた。

 「は、は~ん辰巳お主興奮したのか~?」

 レーシアはニヤニヤしながら辰巳に近寄った。

 「服を直せ!」

 辰巳は近づくレーシアをのけはらった。

 「キャッ」

 レーシアは床に落ちた。

 「あ、わるい」

 あわててレーシアに近づき膝をつきレーシアをみた。

 「け、だ、も、の」

 レーシアは足を開き服で下着は見えないが両肩はむきだしになっていた。

 「フン」

 辰巳はおちていたタオルをレーシアに向かって思い切り投げ立ち去った。

 「フゴフグフンフゴ、プハー
 何をする!   冗談ではないか まったく、ユーモアがないなー」

レーシアはタオルから抜け出し腕を組んで立ち去る辰巳の背中をみて口を膨らました。

(何がユーモアだ!  このエロガキめ!)

 辰巳は、心中で思い洗面台に着き顔を洗おうと蛇口をひねり水を両手にため顔にかけようとした。

 「誰がエロガキよ!」

 辰巳の耳元でレーシアは叫んだ
辰巳はあわてて前のめりになり壁に頭をぶつけた

 「痛ってー、お前心読めんのかよ」

  「私は辰巳のなかにいるのよ、さっきのは私に対しての思いだったから、きこえたの
逆に」

 そう言ってレーシアは目をつむり

 (辰巳   バーカバーカ!)

 「なんだと!」

「ね 聞こえたでしょう」

レーシアは、満面の笑みで辰巳をみた。

 「わかったよ」

 辰巳はそう言ってレーシアに手であっちに行けと合図して顔をあらった。

 2人はテーブルで向かい合い座った。
レーシアの前にはペットボトルの蓋があり牛乳が入れてあり
辰巳の前にはマグカップに牛乳がいれてあった。
2人は一口飲んだ。

 「さて昨日の話なんだが、まずこっちで
ネットに載せても見れないならなぜこっちからはみえたんだ?」

辰巳はコップをおき話した。

 「それは んーなんて言えばいいのかな
 遮断しているというより一方通行なの
つまり外からの情報は、入るけど
なかの情報は与えないようにできてる
まー卑怯なつくり?みたいなかんじなわけ」

 レーシアは、目をつむりながら腕を組んで話した。

 「よくわからんが なんとなくで理解した。
 本当に人は死んでるのか?死体はみなかったが。」

「死体なんかあるわけないわよ この霧に包まれた世界では 死んだら大気のエネルギーに変わるの だから死体は残らないわ」

 レーシアは当たり前のように言った。


「ちょ、ちょっと待てお前達の世界では死体がないのか! 埋葬はどうするんだ?」

 辰巳は机に手をつき前のめりになってレーシアにせまった。

 「亡くなったものは大地、空気、世界にかえりまた新たな命になる自然な設立
埋蔵は遺品でするわ」

 レーシアはお腹に手を当て目をゆっくりと辰巳の目線に合わせながら話した

 「だから死体がなかったのか」

 辰巳はゆっくりと体制を戻した。

 「俺は、あんたがいるから生きてるんだよな
他の人も同様に妖精がいないとしぬのか?」

 レーシアは辰巳の質問をきいて少し黙ったがゆっくりと頷いた。

 「あんたらは何人来たんだ?」

  「                   2000」

レーシアは辰巳の質問に対して気まずそうに答えた。

 「かなりの人がしんだのか!」

 辰巳がそう言うとしばらく沈黙が続いた。
 洗面台から蛇口がしまりきってないためたれる水滴の音が大きく聞こえた。
何滴も何滴も

 「あの・・・その    」

 レーシアは喋ろうとするが言葉がみつからない

 「いや、逆にみんな死ぬところ2000人は、救ったんだ感謝すべきだ。
現に俺はあんたのお陰で生きている
ありがとうレーシアさん」

 「さんは、いらないわレーシアでいいわよ」

レーシアはそう言うと涙目から笑顔にかわった。

辰巳もレーシアの笑顔をみて少し笑った。

「なんで笑うのよ」

 「子供みたいだったからつい 、わるい」

 「辰巳より長く生きてるんだからねー」

 「見栄張るなって」

 「300歳なんだから」

 「バァバァ」

 「なバァバァー?」

 「この口がいったのかな?」

 レーシアは辰巳のほっぺたを全身を、使って引っ張った
 
「イファィ イファイ ファルファタ」

 辰巳が謝る姿をみて手を離しレーシアは、声を上げて笑った。
 釣られて辰巳も一緒に声を上げて笑った。
何分だろうか2人には数時間も笑ったように感じられた。

 「久々に笑ったよ」

 辰巳は笑いを止め言った。

 「で、どうすれば霧をなくせる?
どうせこのままでもいずれ死ぬんだろ?」

 「良くわかったわね このままでもいずれ死ぬわ
覚えてる?幹部が1人来たって言ったの
幹部とその部下が、日本?に35のダンジョンを作ってるの
それを全て攻略すれば霧はなくなるわ 
それに一個一個ダンジョンを攻略すれば霧も薄くなり
目が覚めるひともでてくる
つまりもっと攻略しやすくなる」

 「つまりあんたは俺にダンジョンを攻略してほしいわけか」

 「そういうこと」

レーシアはウインクをして辰巳の肩をぽんとたたいた。


(あーあ、ダンジョンかーわけわからんが、これから嫌な予感がするなー)

辰巳はこれから起きる苦難を考えて大きくため息をついた。
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