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家族の風景
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「徹なんで言ってくれなかったの。」
「ごめん。」
「言ってくれてたら、話しは変わってたよ。」
「ごめん。」
「謝って済む問題だと思ってるの。」
「ごめん。」
「私、犬大好きなんだからね。」
「ごめん。」
「で、名前はなんて言うの。」
「ごめん。」
「おいこら。名前は?」
「あ。ごめん。名前はマロン。メスね。」
彼女にはまだ話していなかったが、僕は”マロン”という柴犬を一匹飼っていた。
「秋野マロンかぁ。」
「そうそう。苗字に合う名前を考えたんだ。なかなかいいでしょ。」
「どこのAV女優だよ。」
「そう言われれば、確かに居そうだな。」
「よし。調べてみよう。」
彼女がスマートフォンで調べ始める。
「OK Google。秋野マロンで調べて。」
「普通に調べろや。」
暫くして、彼女は目を丸くして僕を見つめ始めた。そして、口を嘴のように尖らせて結果報告。
「徹。本当に居たんだけど。」
「え。マジで。」
完全に迂闊だった。もっと調べてから名付けるべきだったか。ごめんよ。マロン。
「ふーん。徹はこういう人が好みなんだ。」
彼女のスマートフォンを覗き込む。
「え。どれどれ、、、。セーーーーフ!!」
「は? どこがよ?」
「秋野マロンじゃなくて、こっちは秋乃マロン! 字が違う!」
「誤差でしょ。誤差。」
「やめろやめろ。マロンをそんな卑猥な目で見るなよ。」
「へへへ。」
悪戯な笑顔。というより完全に悪い顔をして笑う彼女。最高だった。
「ねぇ。徹。明日晴れたら散歩行こうよ。」
何かを企んでるようにも見えたが、企むようなものに見当がつかなかった。
「いいよ。行こう。」
「やったー。楽しみだねぇ。」
そう言って彼女がマロンを撫でた。
翌朝は快晴。一足早く目を覚ました僕は、朝食の準備をしながら彼女の目覚めを待つことにした。スマートフォンをスタンドにセットし、シャッフル再生する。プレイリストからは、くるりとユーミンの『シャツを洗えば』が流れ出す。
僕はそれに耳を傾けながら、フライパンにサラダ油を引いて、卵を落として蓋をする。その間に食パンをトースターに入れ、机の上にヨーグルトを出し、目玉焼きをお皿によそう。その後ウインナーとほうれん草を炒め、目玉焼きの乗ったお皿によそう。トーストが出来上がり、朝食の完成だ。
匂いに誘われたのか、彼女が目を擦りながらやって来た。
「徹おはよう。」
昨日は突然のことだったので、僕のTシャツと短パンを貸した。サイズが合っていないTシャツの首元から覗く、彼女の胸元にドキッとした。
「千夏おはよう。よく寝れた?」
「うん。お陰様で。」
そう言うとにっこりと笑った。
「ご飯できてるよ。」
「わー。ありがとう。」
「飲み物はコーヒーでも淹れる?」
「牛乳ある?」
「あるよ。」
「じゃあ、牛乳でお願いします。」
食事を済ませた僕たちは、いざマロンの散歩へ。
「ねぇ徹。私リード持ちたい。」
「うん。いいよ。」
「やったー。」
嬉しそうにはしゃぐ彼女は、小さな子どものようだった。彼女にマロンのリードを託し、僕は散歩バッグを脇に抱えた。普段は大人しいマロンも彼女が居ることが嬉しいのか、ご機嫌で走り回っていた。
公園に着いたところで、彼女からリードを託された。マロンの写真を撮りたいらしい。パシャパシャとスマートフォンで写真を撮る彼女。その姿は実に楽しそうだった。
ある程度撮り気が済んだのか、彼女は小走りで走り出し、数メートル先で立ち止まった。辺りを見渡している。僕も同じように辺りを見渡す。近くでは、子連れの家族が遊具で遊んでいた。どこにでもあるような風景だが、僕は昔からそんな風景に憧れていた。ありふれた日常にこそ、幸せはあるのだと思う。そんなことを考えていた、その時だった。
「おいで! 秋野マロン!」
突然大声で呼びかける彼女。いつもの悪戯な笑みを浮かべながら。企んでいるように思えたのはこれか。
「秋野マロン! おいで!」
「おい。頼むからフルネームでは呼ばないでくれ。」
「秋野マロンは秋野マロンじゃん。」
「頼むから。」
彼女がケラケラ笑い出す。彼女は少し悪ふざけが過ぎることがある。しかしながら、そんなところも気に入っていた。日常にちょっとしたスパイスを与えてくれる。僕にとって彼女はそんな存在だった。
帰り道、コンビニに寄りお昼ご飯を買った。そして、”部屋着を取りに帰りたい”という彼女の要望に応え、一時解散した。僕の家に1セット部屋着を置いておきたいらしい。僕の生活にいよいよ彼女が入ってくる。その事実が凄く嬉しかった。
彼女が部屋着を取りに行ってる間で、僕は夕飯の準備をすることにした。ささっと昼食を平らげる。散歩をしてお腹が空いたのか、マロンも餌をカリカリと食べていた。
夕飯は色々と考えた結果、パスタにすることにした。必要な具材をピックアップしてメモを取る。彼女を迎えに行くついでに買い物をしよう。
「そっち行くんだから、わざわざ迎えに来てくれなくてよかったのに。」
「駅の所のスーパーに行きたかったからさ。」
「紀伊國屋かぁ。リッチだね。」
「たまにはね。」
彼女が僕の腕にぶら下がった袋を指差す。
「で、何買ったの?」
「内緒。」
含み笑い。
「えー。教えてくれてもいいじゃん。ケチ。」
「出来てからのお楽しみ。」
家に着くなり、彼女はマロンを見付けて戯れる。
「寂しかった? 秋野マロン。」
「だから、フルネームで呼ぶなって。」
「へへへ。」
そんなやりとりを交わしつつ、僕は早速夕飯の準備を始める。鍋にお湯を沸かし、フェットチーネを茹でる。その間に挽肉と茄子を炒めて、茹で上がったフェットチーネを入れ、塩胡椒。ケチャップ、ウスターソース、コンソメを混ぜたものを加え、サッと和えればボロネーゼの完成だ。付け合わせは、カプレーゼにした。
時折彼女が顔を出して”良い匂いするねぇ。”なんて言ってたっけ。幸せな風景だ。
「千夏。飲み物どうする。ワイン赤と白とあるけど。」
「やったー。徹は気が利くねぇ。赤で。」
「はいよ。」
一通り机の上に並べると、我ながらなかなかの出来だった。彼女も目を輝かせている。
「徹凄いじゃん。」
「まぁ見た目だけだよ。」
満更でもなかった。内心とても嬉しかった。
早速、彼女がボロネーゼを一口。
「美味しい!!」
「よかった。」
「徹レストラン出来るよ。これ。」
「言い過ぎだって。」
「いや、本当に出来るって。ボロネーゼ専門店。」
「専門店かーい。」
彼女と一緒にいると、食事一つ取っても笑いが絶えない。改めてそのことを実感した。
夕飯を済ませ、洗い物をする間に彼女を先にお風呂に入れようと思ったら断られた。
「女の子には色々あるのよ。だから徹が先に入ってきて。」
「分かった。」
よく意味は分からなかったが、先にお風呂に入り、スマートフォンで明日の天気を見ながら彼女を待った。洗い物は彼女がしてくれていた。
暫くすると、バスタオルを胸元に巻いた彼女が現れた。持ってきた部屋着は着ていなかった。
「どうも。秋乃マロンです。てへ。」
ぶりっ子ポーズ。
「てへ。じゃねーわ。いつまで引っ張るんだよ。」
「私の気が済むまで。てへ。」
そう言って豪快にバスタオルを脱ぎ捨て、僕の胸に飛び込んできた。”女の子には色々”って、これを企んでたのか。
その晩の僕らは、いつも以上に熱く抱き合ったのは言うまでもない。
To be continued.
Next story→『クリスマス・イブ』
「ごめん。」
「言ってくれてたら、話しは変わってたよ。」
「ごめん。」
「謝って済む問題だと思ってるの。」
「ごめん。」
「私、犬大好きなんだからね。」
「ごめん。」
「で、名前はなんて言うの。」
「ごめん。」
「おいこら。名前は?」
「あ。ごめん。名前はマロン。メスね。」
彼女にはまだ話していなかったが、僕は”マロン”という柴犬を一匹飼っていた。
「秋野マロンかぁ。」
「そうそう。苗字に合う名前を考えたんだ。なかなかいいでしょ。」
「どこのAV女優だよ。」
「そう言われれば、確かに居そうだな。」
「よし。調べてみよう。」
彼女がスマートフォンで調べ始める。
「OK Google。秋野マロンで調べて。」
「普通に調べろや。」
暫くして、彼女は目を丸くして僕を見つめ始めた。そして、口を嘴のように尖らせて結果報告。
「徹。本当に居たんだけど。」
「え。マジで。」
完全に迂闊だった。もっと調べてから名付けるべきだったか。ごめんよ。マロン。
「ふーん。徹はこういう人が好みなんだ。」
彼女のスマートフォンを覗き込む。
「え。どれどれ、、、。セーーーーフ!!」
「は? どこがよ?」
「秋野マロンじゃなくて、こっちは秋乃マロン! 字が違う!」
「誤差でしょ。誤差。」
「やめろやめろ。マロンをそんな卑猥な目で見るなよ。」
「へへへ。」
悪戯な笑顔。というより完全に悪い顔をして笑う彼女。最高だった。
「ねぇ。徹。明日晴れたら散歩行こうよ。」
何かを企んでるようにも見えたが、企むようなものに見当がつかなかった。
「いいよ。行こう。」
「やったー。楽しみだねぇ。」
そう言って彼女がマロンを撫でた。
翌朝は快晴。一足早く目を覚ました僕は、朝食の準備をしながら彼女の目覚めを待つことにした。スマートフォンをスタンドにセットし、シャッフル再生する。プレイリストからは、くるりとユーミンの『シャツを洗えば』が流れ出す。
僕はそれに耳を傾けながら、フライパンにサラダ油を引いて、卵を落として蓋をする。その間に食パンをトースターに入れ、机の上にヨーグルトを出し、目玉焼きをお皿によそう。その後ウインナーとほうれん草を炒め、目玉焼きの乗ったお皿によそう。トーストが出来上がり、朝食の完成だ。
匂いに誘われたのか、彼女が目を擦りながらやって来た。
「徹おはよう。」
昨日は突然のことだったので、僕のTシャツと短パンを貸した。サイズが合っていないTシャツの首元から覗く、彼女の胸元にドキッとした。
「千夏おはよう。よく寝れた?」
「うん。お陰様で。」
そう言うとにっこりと笑った。
「ご飯できてるよ。」
「わー。ありがとう。」
「飲み物はコーヒーでも淹れる?」
「牛乳ある?」
「あるよ。」
「じゃあ、牛乳でお願いします。」
食事を済ませた僕たちは、いざマロンの散歩へ。
「ねぇ徹。私リード持ちたい。」
「うん。いいよ。」
「やったー。」
嬉しそうにはしゃぐ彼女は、小さな子どものようだった。彼女にマロンのリードを託し、僕は散歩バッグを脇に抱えた。普段は大人しいマロンも彼女が居ることが嬉しいのか、ご機嫌で走り回っていた。
公園に着いたところで、彼女からリードを託された。マロンの写真を撮りたいらしい。パシャパシャとスマートフォンで写真を撮る彼女。その姿は実に楽しそうだった。
ある程度撮り気が済んだのか、彼女は小走りで走り出し、数メートル先で立ち止まった。辺りを見渡している。僕も同じように辺りを見渡す。近くでは、子連れの家族が遊具で遊んでいた。どこにでもあるような風景だが、僕は昔からそんな風景に憧れていた。ありふれた日常にこそ、幸せはあるのだと思う。そんなことを考えていた、その時だった。
「おいで! 秋野マロン!」
突然大声で呼びかける彼女。いつもの悪戯な笑みを浮かべながら。企んでいるように思えたのはこれか。
「秋野マロン! おいで!」
「おい。頼むからフルネームでは呼ばないでくれ。」
「秋野マロンは秋野マロンじゃん。」
「頼むから。」
彼女がケラケラ笑い出す。彼女は少し悪ふざけが過ぎることがある。しかしながら、そんなところも気に入っていた。日常にちょっとしたスパイスを与えてくれる。僕にとって彼女はそんな存在だった。
帰り道、コンビニに寄りお昼ご飯を買った。そして、”部屋着を取りに帰りたい”という彼女の要望に応え、一時解散した。僕の家に1セット部屋着を置いておきたいらしい。僕の生活にいよいよ彼女が入ってくる。その事実が凄く嬉しかった。
彼女が部屋着を取りに行ってる間で、僕は夕飯の準備をすることにした。ささっと昼食を平らげる。散歩をしてお腹が空いたのか、マロンも餌をカリカリと食べていた。
夕飯は色々と考えた結果、パスタにすることにした。必要な具材をピックアップしてメモを取る。彼女を迎えに行くついでに買い物をしよう。
「そっち行くんだから、わざわざ迎えに来てくれなくてよかったのに。」
「駅の所のスーパーに行きたかったからさ。」
「紀伊國屋かぁ。リッチだね。」
「たまにはね。」
彼女が僕の腕にぶら下がった袋を指差す。
「で、何買ったの?」
「内緒。」
含み笑い。
「えー。教えてくれてもいいじゃん。ケチ。」
「出来てからのお楽しみ。」
家に着くなり、彼女はマロンを見付けて戯れる。
「寂しかった? 秋野マロン。」
「だから、フルネームで呼ぶなって。」
「へへへ。」
そんなやりとりを交わしつつ、僕は早速夕飯の準備を始める。鍋にお湯を沸かし、フェットチーネを茹でる。その間に挽肉と茄子を炒めて、茹で上がったフェットチーネを入れ、塩胡椒。ケチャップ、ウスターソース、コンソメを混ぜたものを加え、サッと和えればボロネーゼの完成だ。付け合わせは、カプレーゼにした。
時折彼女が顔を出して”良い匂いするねぇ。”なんて言ってたっけ。幸せな風景だ。
「千夏。飲み物どうする。ワイン赤と白とあるけど。」
「やったー。徹は気が利くねぇ。赤で。」
「はいよ。」
一通り机の上に並べると、我ながらなかなかの出来だった。彼女も目を輝かせている。
「徹凄いじゃん。」
「まぁ見た目だけだよ。」
満更でもなかった。内心とても嬉しかった。
早速、彼女がボロネーゼを一口。
「美味しい!!」
「よかった。」
「徹レストラン出来るよ。これ。」
「言い過ぎだって。」
「いや、本当に出来るって。ボロネーゼ専門店。」
「専門店かーい。」
彼女と一緒にいると、食事一つ取っても笑いが絶えない。改めてそのことを実感した。
夕飯を済ませ、洗い物をする間に彼女を先にお風呂に入れようと思ったら断られた。
「女の子には色々あるのよ。だから徹が先に入ってきて。」
「分かった。」
よく意味は分からなかったが、先にお風呂に入り、スマートフォンで明日の天気を見ながら彼女を待った。洗い物は彼女がしてくれていた。
暫くすると、バスタオルを胸元に巻いた彼女が現れた。持ってきた部屋着は着ていなかった。
「どうも。秋乃マロンです。てへ。」
ぶりっ子ポーズ。
「てへ。じゃねーわ。いつまで引っ張るんだよ。」
「私の気が済むまで。てへ。」
そう言って豪快にバスタオルを脱ぎ捨て、僕の胸に飛び込んできた。”女の子には色々”って、これを企んでたのか。
その晩の僕らは、いつも以上に熱く抱き合ったのは言うまでもない。
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