なんでもいい

榊 海獺(さかき らっこ)

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ホラー映画が苦手だ

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先日行きつけのTSUTAYAで1枚のDVDを借りた。ディスプレイのポップには、あたかもコメディのようなコメントが書かれていた。
しかしながら、いざ観てみたらホラー(スプラッター)映画だった。


僕はホラー(スプラッター)映画が苦手だ。ずっと苦手だ。
昔から苦手だ。今も苦手だ。
このことをずっと主張し続けて来たのに、絶対にいつの時代も”無理矢理観せようとしてくるヤツ”が居る。
そこまでして観せて、何が楽しいのだろうか。

僕はホラー(スプラッター)映画云々の前に、血が流れる映画が苦手だ。血が流れている映像を見ると、血の気が引いてしまう。まるで自分が切りつけられたかのような気分になる。
なので、鬼滅の刃(アニメ版)も最初は嫌々観ていた。
マッチングアプリで知り合った子が「面白いですよ~。全然怖くないから大丈夫!」なんて言うから観てみたが、完全に騙された。途中から登場人物が増え、ギャグシーンを注視することでなんとか観終えることが出来たが、それが無かったら大分辛かっただろう。
(第二部はちょっと厳しいかもしれない。)

ちなみに、進撃の巨人は最初に巨人が街を襲うシーンで画面を落とした。
血を流す云々の前に、モブキャラが殺されるシーンで大号泣だった。
モブキャラの家族や、ここまで育ってきた過程を考えたら胸が痛かった。
(僕は変わり者なのだろうか。)
なんだかそう考えたら、苦手なのは血が流れることではなく、非日常的に人が殺されることなのかもしれない。

そういえば、かの有名なMr.ChildrenはHEROでこう歌っていた。
「駄目な映画を盛り上げるために、簡単に命が捨てられていく。違う、僕らが見ていたいのは希望に満ちた光だ。」
まさしく僕はこのタイプの人間だ。
まぁ映画に毎回希望を求めてはないが、簡単に命が奪われることも求めていない。

そして、僕はこれから『it』という映画を観ようとしている。これまたマッチングアプリで知り合った人に勧められたのだ。
「面白いですよ~。全然怖くないから大丈夫!」だそうだ。
果たして僕は最後まで観ることが出来るのだろうか。不安でしかない。

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