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↑X↓YLARB

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”↑X↓YLARB”

これを聞いてすぐにピンときた人とは美味い酒が飲める気がする。恐らく大多数の方は知らないと思うのだが、これはスーパーファミコンのソフト”ドラゴンボール 超武闘伝”で大人トランクスを出現させるパスワードである。
※急にマニアックな話をして申し訳ない。
このように昔のゲームにはパスワード的な要素が沢山あった気がしている。


日本人は秘密が好きだ。大人になるにつれ忘れてしまっている人も居るだろうが、日本人は秘密が好きだ。現に、少年漫画や少女漫画には沢山の秘密が散りばめられている。(都市伝説はまたちょっと違った話になるので、ここでは含めない。)
代表的なところで言うと、”ひみつのアッコちゃん”だ。もう、これは言うまでもない。タイトルに”ひみつ”と書かれている。これはもう間違いない。
※内容は存じません。すいません。きっとコンパクト的なやつで何かするのでしょう?え?秘密って、、、そんなぁ。笑
そして、それに次ぐのがドラえもんである。そう。ひみつ道具だ。

そもそも秘密ってのはロマンがあると思う。ひみつ道具、秘密の合言葉、玩具のシークレット。さらに対象年齢を上げると、ポケベルの”724106”や”14106”なんてのもその部類に入ると思う。そして、さらに対象者を絞るなら、青年向け週刊誌の袋綴じなんかもそうだ。分かる人にしか分からない、この優越感は特別なものがある。

もはや、秘密ってのは日本人が生み出した文化なんじゃないかと思う。踏み込んだ時に溢れ出る達成感は、なんとも代え難いものだ。ちなみに日本人にとって”秘密”を超える存在が”裏”だと思うのだが、これはまた別の機会にお話ししよう。まぁ機会があればの話だが。※間違いなくR指定が入ります。

しかしながら、近年はこの秘密文化に暗雲が立ち込めている。その代表例がガチャだ。ガチャの台頭により、パスワードというものが消滅しかけている。”秘密”への対抗策として”運”を持ち出してくるとはな。なかなかやるではないか。果たして秘密文化はガチャ文化に勝つことが出来るのだろうか。なんか秘密文化って秘密結社みたいに聞こえるな。笑。


ちなみに、パワプロ98では”せかいのほんるいだおうおう”と入力すると、王貞治が使えるようになる。

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