なんでもいい

榊 海獺(さかき らっこ)

文字の大きさ
80 / 101

よく電車を乗り間違える

しおりを挟む
 僕は電車をよく乗り間違える。よく乗り過ごしたりもする。


 2023年が始まり早3ヶ月が経とうとしている。たかが3ヶ月なのか、されど3ヶ月なのか感じ方は人それぞれだと思うのだが、僕はこの3ヶ月の間に3回電車を乗り間違え、7回乗り過ごしている。
 では、原因は何なのか。自己分析の結果三つの原因が浮かんできた。

 まず一つ目。僕は電車に乗る時は必ずと言っていいほど音楽を聴く。最近は専らbonobosを。車窓を眺めながら、bonobosの世界観に浸って、ちょっと感傷的になったりして。うるっと来てたりする。まぁそんなんだから乗り過ごす訳だ。原因の一つ。
 次に二つ目。それは、電車移動中に執筆を行うことのような気がする。執筆に没頭してしまうと、周りが見えなくなり、どうしても世界が消える。乗り過ごすことよりも、その集中力を褒めて欲しい。笑

 そして、最後にして最大の原因。それは時間で乗り換えを計算することだ。何時の電車に乗ったから、乗り換えは何時。それまでは音楽を聴きながら読書をしよう、執筆をしよう。僕にはそんな風に行動する節がある。
 一見問題なさそうに思えるだろうが、ここが最大の落とし穴。上りの電車と下の電車が、ほぼ同タイミングでホームに滑り込んだとする。するとどちらに乗っても出発時間は同じ。お分かりいただけただろうか。そう。下車時刻になり、初めて逆方向の電車に乗ってしまった事に気付く。当然時既に遅しである。待ち合わせ相手には平謝り、楽しみにしていたライブには遅刻、数量限定商品は買いそびれ、落ち込むこととなる。

 大きな原因は以上の三点。あとはただ単に勘違いや早とちりが多かったり、地理が苦手だったり。羽田空港に行くつもりが、成田空港に着いたこともあったし、新宿駅からアルタ前に向かうはずがいつの間にか代々木に居たり。もうこれは乗り間違え、乗り過ごしじゃないか。

 これからは、そういうこと前提にかなり余裕をもって行動しようか、迷いに迷っている。






しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

罪悪と愛情

暦海
恋愛
 地元の家電メーカー・天の香具山に勤務する20代後半の男性・古城真織は幼い頃に両親を亡くし、それ以降は父方の祖父母に預けられ日々を過ごしてきた。  だけど、祖父母は両親の残した遺産を目当てに真織を引き取ったに過ぎず、真織のことは最低限の衣食を与えるだけでそれ以外は基本的に放置。祖父母が自身を疎ましく思っていることを知っていた真織は、高校卒業と共に就職し祖父母の元を離れる。業務上などの必要なやり取り以外では基本的に人と関わらないので友人のような存在もいない真織だったが、どうしてかそんな彼に積極的に接する後輩が一人。その後輩とは、頗る優秀かつ息を呑むほどの美少女である降宮蒔乃で――

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...