最低な恋の終わり、最高の恋の始まり

榊 海獺(さかき らっこ)

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後書

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 名もなきアマチュア作家の小説をここまでお読みいただきありがとうございます。また、数ある作品の中から本作を見つけていただきありがとうございます。
 お恥ずかしい話、私は20代半ばに初めて小説を読んだ人間です。そんな人間が一念発起して書き始めた本作。昨年処女作として発表した『さよならPretender』よりも前に書いていた作品となり、今回はそちらを加筆修正して投稿しております。なので、こちらが真の処女作だったりします。

 さて、本作はイケナイ恋ばかりを繰り返してきた小都子と、恋愛経験の無いモテない優男の航によるラブストーリーでした。
 イケナイ恋愛をする男というのは所謂モテ男な遊び人的な人間な訳で、小都子は今までそういう人達との仮初の恋愛を繰り返してきたわけですが、その真逆なタイプの航と恋に落ちていく。一方航は小都子と出逢い恋というものを知っていく。そういうお話でした。
 二人の恋愛は、価値観や温度差と言った現代の恋愛に付いて回る問題を全て無視して進んでいく訳ですが、私が思うに結局のところ上手くいく恋愛というのはそういう恋愛なんじゃないかと思っています。頭で考えることも勿論必要ですが、心が動くことが一番理想的な恋愛な気がします。(個人的に。) 頭で考えた居心地の良さと、心で感じた居心地の良さというのは違う。私は後者を支持したい。

 長々とお付き合い頂きありがとうございました。今後とも引き続きご支援の程宜しくお願いします。

                              榊 海獺(さかき らっこ)


『最低な恋の終わり、最高の恋の始まり』
作:榊 海獺(さかき らっこ)





〈Profile〉
榊 海獺(さかき らっこ)
一九九○年生まれ、東京都出身。
会社員、作家志望、エッセイスト。
二○二一年よりアルファポリス内でエッセイ『なんでもいい』投稿。
『さよならPretender』『Assort-アソート-』『Sugarless』『one scenes...』



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