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フェードアウト・フェードイン
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ダイエーホークスファン歴もそれなりに濃くなってきた2005年。衝撃的なニュースが飛び込んでくる。
「ソフトバンクがダイエーホークスの興行権を取得し、福岡ソフトバンクホークスになります。」
僕が好きになってから初めての球団名変更。実を言うと、これをキッカケに僕の野球熱は急激に冷めていく。
親会社やチーム名が変わったのは良いとして、他の変更点といえば、チームカラーが変わった。黒と赤だったのが、黒となんかよく分からないオレンジと黄色の間くらいの中途半端な色になってしまった。また、それに伴い当然のことながらユニフォームもカラーリングが変わった。
「なんかさ、力強さみたいなのが無くなったよね。」
これが僕の第一印象だった。
当然のことながら、帽子も変わってしまった。僕が大切にしていたダイエーホークスの帽子はもう使えなくなってしまった。(別にそんなことはないんだろうけどね。)
この頃になると井口と城島はメジャーリーガーになっていたし、小久保は謎の金銭トレードで巨人にいっていたりと、メンバーもだいぶ変わってきていた。まぁそんなもんなんだろうけど。
僕の好きだったあの頃のダイエーホークスは失くなりつつあった。
学校の部活動が忙しくなり野球から少し離れ、身近でバンドブームが来ては野球から少し離れ。そうやって僕は少しずつ野球から離れていった。ダイエーホークスの帽子も、井口モデルのバットも、土汚れがこびりついたボールも、いつの間にか埃を被った。買ってもらったばかりのグローブも。
そのまま中学生活が終わり高校生になった。もうその頃には野球のやの字も口に出さなくなっていた。入学式を終え教室に戻る途中、同じクラスに身長が1人だけ大きい人が居た。186cmくらいあったんじゃないか。
「きっとバスケ部が野球部にでも入るんだろうな。」
なんとなくそう思った。
教室に着くと既に同じ中学校から来た者同士の輪ができていたり、普通に友達同士だったりと、新たなコミュニティが生まれようとしていたりしていた。そんな光景を僕は何となく眺めていた。中でも1番背が大きく目立っていた彼の様子を見ていた。
案の定、彼の周りには男子生徒が数人集まって話をしていた。なんとなく彼を中心にコミュニティが出来そうな気がした。
盗み聞きする訳ではないが、僕の席にも彼らの会話が聞こえてきた。
「部活は野球部に入るんだ。」
「なんだ。野球部なのか。」
心の中で久々に呟いた「野球」という言葉が、どこかに引っ掛かった。この後野球をキッカケに彼らの中に入っていくことになるなんて、この時はまだ知らなかった。
「ソフトバンクがダイエーホークスの興行権を取得し、福岡ソフトバンクホークスになります。」
僕が好きになってから初めての球団名変更。実を言うと、これをキッカケに僕の野球熱は急激に冷めていく。
親会社やチーム名が変わったのは良いとして、他の変更点といえば、チームカラーが変わった。黒と赤だったのが、黒となんかよく分からないオレンジと黄色の間くらいの中途半端な色になってしまった。また、それに伴い当然のことながらユニフォームもカラーリングが変わった。
「なんかさ、力強さみたいなのが無くなったよね。」
これが僕の第一印象だった。
当然のことながら、帽子も変わってしまった。僕が大切にしていたダイエーホークスの帽子はもう使えなくなってしまった。(別にそんなことはないんだろうけどね。)
この頃になると井口と城島はメジャーリーガーになっていたし、小久保は謎の金銭トレードで巨人にいっていたりと、メンバーもだいぶ変わってきていた。まぁそんなもんなんだろうけど。
僕の好きだったあの頃のダイエーホークスは失くなりつつあった。
学校の部活動が忙しくなり野球から少し離れ、身近でバンドブームが来ては野球から少し離れ。そうやって僕は少しずつ野球から離れていった。ダイエーホークスの帽子も、井口モデルのバットも、土汚れがこびりついたボールも、いつの間にか埃を被った。買ってもらったばかりのグローブも。
そのまま中学生活が終わり高校生になった。もうその頃には野球のやの字も口に出さなくなっていた。入学式を終え教室に戻る途中、同じクラスに身長が1人だけ大きい人が居た。186cmくらいあったんじゃないか。
「きっとバスケ部が野球部にでも入るんだろうな。」
なんとなくそう思った。
教室に着くと既に同じ中学校から来た者同士の輪ができていたり、普通に友達同士だったりと、新たなコミュニティが生まれようとしていたりしていた。そんな光景を僕は何となく眺めていた。中でも1番背が大きく目立っていた彼の様子を見ていた。
案の定、彼の周りには男子生徒が数人集まって話をしていた。なんとなく彼を中心にコミュニティが出来そうな気がした。
盗み聞きする訳ではないが、僕の席にも彼らの会話が聞こえてきた。
「部活は野球部に入るんだ。」
「なんだ。野球部なのか。」
心の中で久々に呟いた「野球」という言葉が、どこかに引っ掛かった。この後野球をキッカケに彼らの中に入っていくことになるなんて、この時はまだ知らなかった。
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