いつか会えた、その時にはぶん殴る

プロローグ:普通の生活をおくりたい

え？！？！私、もしかして？！？！魔法使いなの？！？！

朝6時半に起きたら森の妖精達に目覚めを祝福されてるかのような幸福感に包まれた
「ふぁ～。。すごい気持ちいい朝」
私はそう思ってカーテンをｶﾞｼｬｯ！！と勢いよく開けた。
な、なんなのこれ、、、。神々しすぎる！
朝ちょっとだけ早く起きるだけで幸せな気持ちになれるなんて、、、。
私は気分が上がってきてルンルンで顔を洗うために洗面所へ向かう。
その途中曲がり角で小指をぶつけてしまった。
思わず飛び出しそうな悲鳴を抑え、指をさすっていると
「いっーたい！あ～痛い痛い、ってん？なんで手から光が？！え？痛くないんだけど！！小指！」
思わず飛び出そうで抑えていた悲鳴を歓喜の声に変えて発した。
今のはなんなんだろう？昔冬馬トウマ
が貸してくれたファーストファンタジー(FF)とか、大納言クエスト(DQ)にでてきた回復魔法に似てたような、、、？
今のを偶然として片付けるのはさすがに無理があるから何が起きたか考えてみましょう。
小指をぶつけた→痛い→さすった→光がでた→治った
?????????????????????
理解出来ない。これは本当に回復魔法なんじゃないかな、、、、。
いやいや、高校一年生にもなって恥ずかしい、そんなのあるはずないじゃん笑
もしも回復魔法が使えるならほかの魔法も使えるはずだし。
やってみよ
ゲームの中では呪文の名前を唱えてたっけ。
よし。ダイキルト！！
何かドキドキしてきた！枕でも殴ってみようかな。
ﾌﾝｯ！！！
あらま。風穴っ！
これは自分の力を把握しないと危ないなー。
ﾄﾞﾝｯ!ﾄﾞﾝｯ!
「夏希ー！大丈夫？今すごい音がしたけど」
「あぁーごめんお母さん！転んだだけー！」
「あら、そうなら良かった」
これ多分バレたら結構やばいと思うから隠さないと。












一日中これについて研究してたけどこれはどうやらバフ魔法、回復魔法、あとちょっとした攻撃魔法が使えるみたい。
「これは、、、一大事だ！！」
ちょっと楽しくなってきちゃった！
あとどんだけ魔法が使えるかってどうしたら分かるんだろう。自分の残りの魔力の量が知りたい。うーんどうすれば。なんか、こう、集中してギュッと！！！！！！！！！
ﾎﾞﾝｯ
うわっ！！眩しすぎ！何このめっちゃデカくて光ってる玉。これが魔力の残量なのかな。
あれ？これ使ってる間ほかの魔法使えないなー。1日過ごして寝る前に確認したら魔力の残量か分かるか。後で確認しよーっと。
よし自分の調査は終わり。今はー？何時だー？夜の七時か。ちょうどいい時間ね。教えてー！Googleせんせーい！！

[魔法 発現]

「衝撃！！超能力を発現させる方法四選」

胡散臭いサイトしか出てこないなー。
もし私以外に能力者がいたとしてもみんなビビって隠してるパターンか、それか私だけか。
諦めるしかないか。
「夏希ーご飯よー！」
「はーい」
今日のご飯は何かなー？お！ハヤシライスじゃん！最高！！
あったけぇ。あったけぇよぉ。家族っていうものは
「お母さんありがとう！ハヤシライスめちゃくちゃ美味しかった！ごちそうさまー」
よし、もう1回あの光の玉出して見ようかな。
ﾌﾝｯ！！
うわっ！眩しい！けど、さっき出した時よりも眩しさも大きさも収まってる、、、？
これは自分の魔力を具現化したものとかんがえても良さそうだね。
問題はどう回復させるか。
ゲームでは薬草みたいなやつか、寝ると回復してたような。
まぁもう今日は疲れたしもう寝ようかな。


      ～翌日～

ふぁ～。今は何時だろう、、、。11時かー。
11時ってあれ？！？！今日冬馬と遊ぶ約束してんだった！！ごめん冬馬！！遅れる！！