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第五章:「大陸到着」
第68話 「攻める者と守りし者」
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相変わらずバルバラはとても美味しそうに料理を頬張る。
一口ずつ、口に運び入れる度に幸せそうな顔を浮かべる。
俺もそんな表情を見て、思わず微笑んだ。
「美味しいか?」
「ふふっ、もちろんだ!」
それにしてもバルバラは凄い沢山食べる…
戦った後だから、それなりにお腹も空くのだろう。
俺も普段と比べ、食べている方だ。
食事も進み、先に食べ終えたのはバルバラだ。
「ふふっ、美味しかった」
「良かったな」
俺もバルバラに続く様に、暫くして料理を食べ終えた。
共に席を立ち、カウンターの方に向かった。
どうやら、食事の料金と宿の料金は別の様だ。
「美味しかったです」
「それなら良かったです!」
「ついでに一泊したいのですが」
「分かりました!」
一度は食事の料金を払い、続けて宿の料金を払った。
鍵を受け取り、俺達は2階の階段を上った。
廊下でバルバラが突然話しかけて来た。
「ふふっ、今度こそ襲われないで済むと良いな?」
縁起でもない。
あの時の街と比べて治安は良いものの、そんな事を言われたら、あの出来事を思い出して不安を感じてしまう。
「そ、そうだな?」
「ふふっ、だが大丈夫だ。また来たら追い返せば良い」
確かにバルバラの言う通りだ。
それにあの時は何の躊躇も無く、扉を開けてしまった俺に非がある。
その為に、バルバラにも嫌な思いをさせてしまった。
「そうだな…」
俺のそんな気持ちを感じ取ったのだろうか。
バルバラは俺の方を向くと微笑みながら言った。
「何もサモンは悪く無い。気に病むことはないぞ」
「ありがとう」
「ふふっ、良いんだ」
バルバラのお陰で暗い思いは、自然と消え去った。
何か気を病んだり落ち込んでしまった時のバルバラの励ましは、俺にとってこれ以上無い程、頼りになり。
救われる思いで一杯だ。
そんな事を考えていると今日泊まる部屋に着いた。
扉を開けると、意外と広く。
家具や戸棚なども綺麗に掃除してあった。
「少しは落ち着けるな」
「ふふっ、そうだな」
俺は鞄を置き、ベッドの淵に腰かけた。
バルバラも同じく隣に腰を掛け、ベッドを手で撫でると嬉しそうに微笑んでいる。
「ふふっ、とても寝心が良さそうだ」
「そうだな、それにしてもあのお客相手が近々侵攻してくると言っていたな…」
俺は先ほどの隣のお客の会話を思い出し、暫し考え込んだ。
「ふふっ、そうだな?それに見た感じあの『騎士団』も中々強い雰囲気を醸し出していたな」
確かにあの騎士団、恐らく相当強いのでは…
実力はどれ程かは実際には分からないが、あの女性騎士の話し方に素振り。
相当自分の騎士団の強さを誇っている様な雰囲気を感じた…
「敵から見れば…」
「ふふっ、手ごわい敵が居ない時を狙うだろうな?」
「とういう事は…」
「ふふっ」
――「「明日」」――
「そうだ、もしかしたら早くて明日…遅くても明後日頃には侵攻をするのでは無いか?」
「ふふっ、そうだな?」
確かに自分が『敵』の立場で考えたら、必然的に手ごわい敵が居ない隙を狙った方が好都合だ。
一旦侵入を許してしまったら、取り返すのは至難の業だろう。
「バルバラ?」
「ふふっ、どうした?」
「明日は早めに起きて、来る途中の国境の所まで引き返そう…いや、だがそうなればどちらかに『加担』している事に…」
俺は頭を抱え悩んでいると、バルバラが微笑んだ。
――ふふっ、実際思っている以上に難しい物だ。『敵でも無く、味方でも無い』と言うのは…どちらにも流されずにしようと思えば思うほど、どちらかに流されてゆく…だがそこで大切なのは『気持ち』だと思うぞ?自分の気持ちには敵も味方も居ない――
――それに『加担』しているかどうか…その判断は周りの『国』の考えであろう?私達の気持ちはこの争いを止める…その一つの思いだけだ――
「私はサモンと…それにサモンの気持ちと共にこれからも付いて行くんだ」
「ふふっ、私#__・__#の夫は少し優しすぎる面があるな?」
そう言ってバルバラは俺の肩に頭を預けた。
俺よりバルバラの方が優しいだろう。
実際争いを止めて来たんだ。
それは俺が思う程辛く、暗い思いだろう。
それにバルバラは『一人』だったんだ…
「バルバラ…」
「どうした?」
「何としても『二人』でこの争いを止めよう」
「ふふっ、もちろんだ」
――――――――――――
翌朝、外の喧騒で目が覚めた。
重い瞼をこすり慌てて起きた、もしかしてもう来たのだろうか。
俺は慌ててバルバラを起こし、鞄を背負った。
「もしかしてもう既に!?」
「ふふっ、分からないが急いで外に出た方が良いだろう」
俺達は急いで外に出ると、朝にも関わらず街の人たちは急いで店仕舞いをしていた。
兵士達も大急ぎで街の入り口に向かって行っている。
――みんな急げ!!攻めて来たぞ!!
――分かってる!!こっちも大急ぎなんだ!!
――荷物は持ったか!?
――人に確認する暇があるなら一つでも多く荷物を持ったらどうだっ!!
街は昨日と同じ街とは思えない程、慌ただしく人々が行き交っていた。
「おい!例のバンデ騎士団はまだか!?」
「昨日塔に向かいまして…」
「何を呑気な事を言っているんだ!何としても呼び戻せ!!この街を突破されたら敵に侵攻を許してしまうんだぞ!?」
「わ、分かりました!」
兵士達も慌てているせいか、苛立ちが隠し切れ無い様だ。
「バルバラ!俺達も急ごう!」
「ふふっ、そうだな!」
俺達は急いで、国境まで走った。
すると、何やら地平線から人影が見えて来た。
それもかなりの人数だ…
国旗と思しき旗を高く掲げ、地面を踏みしめる音が聞こえて来た。
次第にその音は大きくなり、それと共に俺の心臓も高鳴った。
近付くに連れて、その人影ははっきりと見えて来た。
その軍団を率いているのは、あの少年だ。
「魔王どもめ、また俺らの国の邪魔をするのか?」
「邪魔などしていない、ただ止めに来ただけだ」
その軍団の中には、あの時の兵士の兄も居た。
「どうして!!どうしてお前達がそっちに付いているんだ!!その国は弟を奪ったんだぞ!!」
確かに奪ったのはこの国だ…
だが、止めなければまた悲劇を繰り返す。
そうなればいずれ…バルバラの様になる子もいるのではないか?
俺はネックレスを握り締め、深呼吸をした。
「分かっている…だが、止めなければまた同じ様な悲劇を――「何が分かっているだ!!俺の気持ちなど分かりもしないで!上っ面の優しさなんていらない!!本当に分かっているなら俺の気持ちを汲んでくれても良いじゃないかっ!!何が戦争を止めるだ!!結局はお前の自分勝手な思いでは無いかっ!!」
遮る様にして彼は俺に言い放った。
俺は何も返す事が出来ず、黙るしか無かった。
思い出せ…バルバラに励まされたでは無いか…
そんな事を考えて居たら、バルバラが俺の背中をそっと触れた。
思わずバルバラの方を見ると、微笑んでゆっくりとこう言った。
「ふふっ、止めよう」
その通りだ、止めなければ…
「――これ以上戦争を続けたいなら」
――――『『俺達魔王を倒してからにしろ』』―――
一口ずつ、口に運び入れる度に幸せそうな顔を浮かべる。
俺もそんな表情を見て、思わず微笑んだ。
「美味しいか?」
「ふふっ、もちろんだ!」
それにしてもバルバラは凄い沢山食べる…
戦った後だから、それなりにお腹も空くのだろう。
俺も普段と比べ、食べている方だ。
食事も進み、先に食べ終えたのはバルバラだ。
「ふふっ、美味しかった」
「良かったな」
俺もバルバラに続く様に、暫くして料理を食べ終えた。
共に席を立ち、カウンターの方に向かった。
どうやら、食事の料金と宿の料金は別の様だ。
「美味しかったです」
「それなら良かったです!」
「ついでに一泊したいのですが」
「分かりました!」
一度は食事の料金を払い、続けて宿の料金を払った。
鍵を受け取り、俺達は2階の階段を上った。
廊下でバルバラが突然話しかけて来た。
「ふふっ、今度こそ襲われないで済むと良いな?」
縁起でもない。
あの時の街と比べて治安は良いものの、そんな事を言われたら、あの出来事を思い出して不安を感じてしまう。
「そ、そうだな?」
「ふふっ、だが大丈夫だ。また来たら追い返せば良い」
確かにバルバラの言う通りだ。
それにあの時は何の躊躇も無く、扉を開けてしまった俺に非がある。
その為に、バルバラにも嫌な思いをさせてしまった。
「そうだな…」
俺のそんな気持ちを感じ取ったのだろうか。
バルバラは俺の方を向くと微笑みながら言った。
「何もサモンは悪く無い。気に病むことはないぞ」
「ありがとう」
「ふふっ、良いんだ」
バルバラのお陰で暗い思いは、自然と消え去った。
何か気を病んだり落ち込んでしまった時のバルバラの励ましは、俺にとってこれ以上無い程、頼りになり。
救われる思いで一杯だ。
そんな事を考えていると今日泊まる部屋に着いた。
扉を開けると、意外と広く。
家具や戸棚なども綺麗に掃除してあった。
「少しは落ち着けるな」
「ふふっ、そうだな」
俺は鞄を置き、ベッドの淵に腰かけた。
バルバラも同じく隣に腰を掛け、ベッドを手で撫でると嬉しそうに微笑んでいる。
「ふふっ、とても寝心が良さそうだ」
「そうだな、それにしてもあのお客相手が近々侵攻してくると言っていたな…」
俺は先ほどの隣のお客の会話を思い出し、暫し考え込んだ。
「ふふっ、そうだな?それに見た感じあの『騎士団』も中々強い雰囲気を醸し出していたな」
確かにあの騎士団、恐らく相当強いのでは…
実力はどれ程かは実際には分からないが、あの女性騎士の話し方に素振り。
相当自分の騎士団の強さを誇っている様な雰囲気を感じた…
「敵から見れば…」
「ふふっ、手ごわい敵が居ない時を狙うだろうな?」
「とういう事は…」
「ふふっ」
――「「明日」」――
「そうだ、もしかしたら早くて明日…遅くても明後日頃には侵攻をするのでは無いか?」
「ふふっ、そうだな?」
確かに自分が『敵』の立場で考えたら、必然的に手ごわい敵が居ない隙を狙った方が好都合だ。
一旦侵入を許してしまったら、取り返すのは至難の業だろう。
「バルバラ?」
「ふふっ、どうした?」
「明日は早めに起きて、来る途中の国境の所まで引き返そう…いや、だがそうなればどちらかに『加担』している事に…」
俺は頭を抱え悩んでいると、バルバラが微笑んだ。
――ふふっ、実際思っている以上に難しい物だ。『敵でも無く、味方でも無い』と言うのは…どちらにも流されずにしようと思えば思うほど、どちらかに流されてゆく…だがそこで大切なのは『気持ち』だと思うぞ?自分の気持ちには敵も味方も居ない――
――それに『加担』しているかどうか…その判断は周りの『国』の考えであろう?私達の気持ちはこの争いを止める…その一つの思いだけだ――
「私はサモンと…それにサモンの気持ちと共にこれからも付いて行くんだ」
「ふふっ、私#__・__#の夫は少し優しすぎる面があるな?」
そう言ってバルバラは俺の肩に頭を預けた。
俺よりバルバラの方が優しいだろう。
実際争いを止めて来たんだ。
それは俺が思う程辛く、暗い思いだろう。
それにバルバラは『一人』だったんだ…
「バルバラ…」
「どうした?」
「何としても『二人』でこの争いを止めよう」
「ふふっ、もちろんだ」
――――――――――――
翌朝、外の喧騒で目が覚めた。
重い瞼をこすり慌てて起きた、もしかしてもう来たのだろうか。
俺は慌ててバルバラを起こし、鞄を背負った。
「もしかしてもう既に!?」
「ふふっ、分からないが急いで外に出た方が良いだろう」
俺達は急いで外に出ると、朝にも関わらず街の人たちは急いで店仕舞いをしていた。
兵士達も大急ぎで街の入り口に向かって行っている。
――みんな急げ!!攻めて来たぞ!!
――分かってる!!こっちも大急ぎなんだ!!
――荷物は持ったか!?
――人に確認する暇があるなら一つでも多く荷物を持ったらどうだっ!!
街は昨日と同じ街とは思えない程、慌ただしく人々が行き交っていた。
「おい!例のバンデ騎士団はまだか!?」
「昨日塔に向かいまして…」
「何を呑気な事を言っているんだ!何としても呼び戻せ!!この街を突破されたら敵に侵攻を許してしまうんだぞ!?」
「わ、分かりました!」
兵士達も慌てているせいか、苛立ちが隠し切れ無い様だ。
「バルバラ!俺達も急ごう!」
「ふふっ、そうだな!」
俺達は急いで、国境まで走った。
すると、何やら地平線から人影が見えて来た。
それもかなりの人数だ…
国旗と思しき旗を高く掲げ、地面を踏みしめる音が聞こえて来た。
次第にその音は大きくなり、それと共に俺の心臓も高鳴った。
近付くに連れて、その人影ははっきりと見えて来た。
その軍団を率いているのは、あの少年だ。
「魔王どもめ、また俺らの国の邪魔をするのか?」
「邪魔などしていない、ただ止めに来ただけだ」
その軍団の中には、あの時の兵士の兄も居た。
「どうして!!どうしてお前達がそっちに付いているんだ!!その国は弟を奪ったんだぞ!!」
確かに奪ったのはこの国だ…
だが、止めなければまた悲劇を繰り返す。
そうなればいずれ…バルバラの様になる子もいるのではないか?
俺はネックレスを握り締め、深呼吸をした。
「分かっている…だが、止めなければまた同じ様な悲劇を――「何が分かっているだ!!俺の気持ちなど分かりもしないで!上っ面の優しさなんていらない!!本当に分かっているなら俺の気持ちを汲んでくれても良いじゃないかっ!!何が戦争を止めるだ!!結局はお前の自分勝手な思いでは無いかっ!!」
遮る様にして彼は俺に言い放った。
俺は何も返す事が出来ず、黙るしか無かった。
思い出せ…バルバラに励まされたでは無いか…
そんな事を考えて居たら、バルバラが俺の背中をそっと触れた。
思わずバルバラの方を見ると、微笑んでゆっくりとこう言った。
「ふふっ、止めよう」
その通りだ、止めなければ…
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