2 / 60
序章
序章2
しおりを挟む
俺の名前はゴート。歳は15。デミ村の農奴のゴートだ。
得意魔法は特に無い。むしろ魔力を放出するのが苦手で、小さな火と少量の水を出すのが精一杯。
物心ついたときには親は居なく、村の農奴として日々農作業や山仕事、海での漁など様々働いてきた。
農奴といっても村での扱いはさほど悪いものでは無く、他の村人と比べると多少質素では有るものの飯もそれなりに食えたし、読み書きや魔法も少し教えてもらった。
他の村では農奴の扱いが悪く死んでしまう者も多いらしいので、ここまで育ててもらった村の皆には感謝している。
ただどうしても割りきれない思いがあった。
それは自分の家が、畑が、魔道具が色々な自由が欲しいという思い。
そんな願いを抱きつつもどこか諦めている。そんな日常を過ごしていくなかで大きな転機が訪れる。
隣国との戦争である。
詳しい理由は俺にはわからないが隣国が攻めてきたことによって志願兵の募集がかかったのだ。
志願するか正直かなり悩んだ。
村のなかでは一番力があるし、足もはやい、スタミナにも自信がある。
野性生物や小型の魔獣だけでなく盗賊とも闘った事がある。
人並み以上には戦えるという確信があった。
ただ一方で今の生活は不満は少しあるものの、安定しているし村人への感謝も感じていた。
悩んでいた俺が志願兵になると決断できたのは村長の一言があったからだ。
「ゴート。ゴートの悩んでいる理由が村への遠慮なら気にせんでいい。お前は村のため充分働いた。まだまだ若いのだから自由に生きなさい」
村長や村の皆の理解も有り俺は志願兵になることを決意した。
自分の人生が少しでも拓けていく事を信じて。
得意魔法は特に無い。むしろ魔力を放出するのが苦手で、小さな火と少量の水を出すのが精一杯。
物心ついたときには親は居なく、村の農奴として日々農作業や山仕事、海での漁など様々働いてきた。
農奴といっても村での扱いはさほど悪いものでは無く、他の村人と比べると多少質素では有るものの飯もそれなりに食えたし、読み書きや魔法も少し教えてもらった。
他の村では農奴の扱いが悪く死んでしまう者も多いらしいので、ここまで育ててもらった村の皆には感謝している。
ただどうしても割りきれない思いがあった。
それは自分の家が、畑が、魔道具が色々な自由が欲しいという思い。
そんな願いを抱きつつもどこか諦めている。そんな日常を過ごしていくなかで大きな転機が訪れる。
隣国との戦争である。
詳しい理由は俺にはわからないが隣国が攻めてきたことによって志願兵の募集がかかったのだ。
志願するか正直かなり悩んだ。
村のなかでは一番力があるし、足もはやい、スタミナにも自信がある。
野性生物や小型の魔獣だけでなく盗賊とも闘った事がある。
人並み以上には戦えるという確信があった。
ただ一方で今の生活は不満は少しあるものの、安定しているし村人への感謝も感じていた。
悩んでいた俺が志願兵になると決断できたのは村長の一言があったからだ。
「ゴート。ゴートの悩んでいる理由が村への遠慮なら気にせんでいい。お前は村のため充分働いた。まだまだ若いのだから自由に生きなさい」
村長や村の皆の理解も有り俺は志願兵になることを決意した。
自分の人生が少しでも拓けていく事を信じて。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
弁えすぎた令嬢
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。
発端は彼女の父親が行方不明となり、叔父である父の弟が公爵邸に乗り込んで来たこと。
何故か叔父一家が公爵家の資産に手を付け散財するが、祖父に相談してもコロネに任せると言って、手を貸してくれないのだ。
そもそも父の行方不明の原因は、出奔中の母を探す為だった。その母には出奔の理由があって…………。
残された次期後継者のコロネは、借金返済の為に事業を始めるのだ。
小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる