王宮での値段の良いバイトの正体は国王の花嫁役でした...

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18幕ープロローグ 陛下はその頃...

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近況ボードにも投稿致しましたが、本日は生存報告を示すためのものとして、18幕のプロローグのみです。
    翌日からは以前と同じような投稿スタイルとなりますので引き続き宜しくお願いいたします。
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ヒーストリア国の王宮。

...ここは政務室。国王はいつもここで国務を行っており、今日は特別"年迎えの儀"が近いため、様々な役職の役人たちが忙しく部屋を出入りする。

 そんな中、悩める国王ーーーーーー珠羅は大きくため息を吐く。

「...なんですか?陛下。また零殿の事ですか?」

 次々と役人が持ってくる書類に目を通しながら按司は面倒くさそうに質問する、が珠羅からの返事はなく、彼はプルプルと小刻みに頭を抱えて揺れだす。

「陛下...?」

 按司が聞き返すと珠羅はようやく口を開く。

「心配だ...」

「何がです?」

「一応あいつを彼女の傍に置きはしたが、相手はあの突如として国を立て直した翠蓮だからな...一体何をしでかすのか...」

 いつもは堂々としている珠羅がここまで弱気になっている事からそれほど零を大事に思っているのだという気持ちが按司にもしっかり伝わった。

「...まあ、大丈夫でしょう。零殿は真面目でしっかり者ですから...どこかの山積みになっている仕事に一切手を付けていない陛下とは違いますね」

 ボソッと按司の呟いた言葉は見事に珠羅の耳に届いており、珠羅は按司をにらむと、

「按司...お前、今回だけだぞ。見逃すのは...」

と呆れ気味に呟いた。

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