75 / 200
(73)SIDE:奏太
しおりを挟む
斗輝に抱かれることで、今まで自分でも知らなかった性感帯を暴かれ、なおかつ、性感帯とされている場所がいっそう快感を拾えるように変えられた。
男性として一番感じるのは、当然のことながらペニスである。
それはオメガやベータ、アルファといった第二次性に関係なく、男性共通のものだろう。
そして、オメガの男性ならではの性感帯がある。
主に抱く側の立場である男性アルファと男性ベータには無縁かもしれないが、抱かれる立場となる男性オメガは――状況によりけりだとは思うけれど――、乳首が性感帯となる。
なぜ、こんなところをわざわざ弄るのかと斗輝に訊いたら、『奏太が気持ちいと思う場所を、一つでも多くしたいから』という答えが返ってきた。
彼に触られるとどんな場所でも気持ちいいと感じるものの、頭や肩を触られている時と、乳首を触られている時とでは、感じ方が段違いである。
また、男性オメガにとって一番の性感帯は、前立腺だろう。
中には前立腺で快感を拾いにくい人もいるらしいが、僕は硬く太く育ったペニスでゴリゴリ抉られたりズンズン突かれたら、たちまち全身が蕩けてしまう。
いや、そんなに激しくされなくても、指でグイッと押し上げられるだけで、かなり気持ちがいい。
つまりペニスを斗輝の大きな手で扱かれ、ナカを解されつつ前立腺を指で弄られている今の状況は、とんでもなく気持ちがいいのである。
「やっ、あ、あぁっ! 斗、輝……、待って……、ん、んん……」
せめてどちらか一つだけなら、なんとか意識を保っていられるのに。
ところが、どんなに制止を呼び掛けても、彼の手が止まることはない。
「ん、く……、な、んで……?」
喘ぎながら問いかけたタイミングで、人差し指を添えた二本の指が挿入された。
同時に、僕のペニスを扱く彼の左手はいっそう動きを速める。
薄く開かれている目の前で、小さな星が瞬いた。
「はんっ……、んんっ! お願、い、待って……。と、き……」
ビクンと震えた背中を仰け反らせながら訴えかけるものの、やっぱり彼の手は動きを止めなかった。
「やだ、やだ……、ナカだけにして……、あ、う……」
解さないことには彼のペニスを受け入れられないから、指で弄られるのは仕方がない。
だけど、今、僕のペニスを弄る理由があるだろうか。
僕が言いたいことを察した斗輝が、クスッと笑って答えてくれた。
「発情期じゃないオメガの体は、分泌液の量が少ないだけじゃなく、ナカが解れにくいんだ。これは男性と女性に共通していることらしい」
それはボンヤリしている僕の頭でも、理解できた。
とはいえ、ペニスとナカを同時に弄る理由は分からない。
「あ、あぁ……。んっ……」
喘ぐと共に首を振って、大き過ぎる快感をなんとかやり過ごそうと試みる。
しかし、そんなものはなんの役にも立たなかった。
時間を追うごとに、ペニスもナカもつぶさに快感を拾うようになっていく。
僕の髪がシーツを打つ乾いた音を聞きながら、ビクビクと腰を振るわせた。
完全に勃ち上がって先端の小さな孔から先走り液を滲ませている僕のペニスに、斗輝がチュッと音を立ててキスをする。
「やんっ!」
甲高い声で短く啼いた様子に、斗輝がふたたびクスッと笑う。
「解れにくいからと言って、強引に事を進める訳にはいかないだろ。だからペニスを弄ることで意識をそっちに向かせて、少しでも圧迫感が和らいだらいいと思ってな」
言い終えた彼はペニスの先端をペロリと舐め、付け根にある陰嚢をヤワヤワと揉んだ。
同時に、二本の指をズブズブと割と容赦のない感じで突き立てる。
彼の指は僕のものと違って、骨太で長い。
だから指の付け根まで挿入されると、斗輝が言うように圧迫感がかなりある。
それでも、ペニスで快感を拾うことにより、無駄な力が入りにくくなっているように思う。
彼の優しさが嬉しくて、面倒をかけさせていることが申し訳なくて、目の奥が熱くなった。
「斗輝……、ごめん、ね……」
思わず謝ると、彼はペニスの先端をパクリと口に含み、唇や舌で刺激を与えてくる。
「あっ!」
叫び声みたいな嬌声を上げつつ、僕はシーツをきつく握った。
斗輝に与えられた刺激によって、意識が八割ペニスへ、二割がナカに向く。
彼は口淫をしながら、やや強引な感じで右手を動かしていた。
やがて彼の指を違和感なく咥え込めるようになった頃合いで、僕のペニスが静かに解放された。
続いて、散々ナカを弄っていた彼の指も引き抜かれる。
「あ……、うぅ……」
うつろな目で天井を眺めていると、投げ出している僕の両足が斗輝に抱えられた。
天井から彼に視線を移したら、ほんの少しだけ怒っている表情を浮かべている彼と目が合う。
「奏太が謝ることは、なにもないんだぞ。むしろ、俺が謝るべきなんだ」
「……え?」
じんわり滲んだ涙を追い出すため、パチパチと瞬きをした。
いくらかクリアになった視界で改めて彼を見つめたら、斗輝は怒っているような困っているような、なんとも微妙な表情を浮かべていた。
「少しでも早く奏太を抱きたくて、そのためにいくらか強引な進め方をした。時間をかけてナカを解してやる余裕が、今の俺にはないんだ。だから、切羽詰まっている俺が悪いのであって、奏太はまったく悪くない」
彼は短く息を吐いてから、黒曜石の瞳をまっすぐ僕に向ける。
「奏太、もう待てない。抱かせてほしい」
艶っぽさが溢れる声で告げられ、僕の体はまた温度を上げたみたいだ。
熱に浮かされた目で、彼を見つめ返す。
「うん、僕も待てない。抱いて……」
言い終えると同時に、後孔へ剛直と呼ぶにふさわしいペニスが宛がわれる。
僕たちは言葉もなく視線を重ね、どちらともなく微笑みを浮かべた。
それが合図かのように、斗輝の腰がグッと押し出される。
後孔がグプリと音もなく広がり、一番太い先端部分をどうにか呑み込む。
かなり解されたはずだけど、挿入の瞬間は結構苦しい。
全身も後孔もがグズグズに蕩けきっている発情期中は、そんな風に感じたことはなかったように思う。
それが分かっているから、斗輝はちゃんと準備をしてくれたのだ。
本当に、本当に、彼は優しい。
彼を深く受け入れるために、僕は呼吸を止めないように心がけ、できる限り体の力を抜いた。
ハフハフと一生懸命に空気を取り込んでいたら、ペニスの先端を挿入したところで止まっていた斗輝が口を開いた。
「奏太、大丈夫か?」
僕はコクンと小さく頷き返す。
後孔周辺がパツパツに広がっているのと、内側から押し広げられる感覚は苦しいけれど、痛み自体は感じない。
「だい、じょ……、ぶ……」
フニャリと頬を緩めて、短く答えた。
不格好な笑顔だったけれど、これで彼の心配はいくらか薄れるだろう。
僕の様子に彼は困ったように笑いながら、改めて僕の足をしっかりと抱える。
「いったん、奥まで挿(い)れていいか?」
「ん……」
ふたたび小さく頷き返すと、軽く息を吸った斗輝がズンと力強く腰を押し付けた。
グリグリと言うかゴリゴリと言うか、僕のナカを彼のペニスが割り広げていく。
根元までペニスを収めた彼は、上半身を倒して僕を両腕で抱き締めた。
「奏太……、俺の奏太……」
その声は艶っぽいのに、どこか親とはぐれた迷子のような心細さもあって、僕の胸に切なさがこみ上げる。
全身で僕を求めてくる彼の背中に、怠くて重い腕を懸命に動かして回す。
「斗輝、大好き……」
吐息まじりの微かな囁きだったけれど、ちゃんと彼に届いたようだ。
僕を抱き締める腕に一層力がこもり、「愛してるよ、奏太」と耳に心地いい声が返ってきた。
男性として一番感じるのは、当然のことながらペニスである。
それはオメガやベータ、アルファといった第二次性に関係なく、男性共通のものだろう。
そして、オメガの男性ならではの性感帯がある。
主に抱く側の立場である男性アルファと男性ベータには無縁かもしれないが、抱かれる立場となる男性オメガは――状況によりけりだとは思うけれど――、乳首が性感帯となる。
なぜ、こんなところをわざわざ弄るのかと斗輝に訊いたら、『奏太が気持ちいと思う場所を、一つでも多くしたいから』という答えが返ってきた。
彼に触られるとどんな場所でも気持ちいいと感じるものの、頭や肩を触られている時と、乳首を触られている時とでは、感じ方が段違いである。
また、男性オメガにとって一番の性感帯は、前立腺だろう。
中には前立腺で快感を拾いにくい人もいるらしいが、僕は硬く太く育ったペニスでゴリゴリ抉られたりズンズン突かれたら、たちまち全身が蕩けてしまう。
いや、そんなに激しくされなくても、指でグイッと押し上げられるだけで、かなり気持ちがいい。
つまりペニスを斗輝の大きな手で扱かれ、ナカを解されつつ前立腺を指で弄られている今の状況は、とんでもなく気持ちがいいのである。
「やっ、あ、あぁっ! 斗、輝……、待って……、ん、んん……」
せめてどちらか一つだけなら、なんとか意識を保っていられるのに。
ところが、どんなに制止を呼び掛けても、彼の手が止まることはない。
「ん、く……、な、んで……?」
喘ぎながら問いかけたタイミングで、人差し指を添えた二本の指が挿入された。
同時に、僕のペニスを扱く彼の左手はいっそう動きを速める。
薄く開かれている目の前で、小さな星が瞬いた。
「はんっ……、んんっ! お願、い、待って……。と、き……」
ビクンと震えた背中を仰け反らせながら訴えかけるものの、やっぱり彼の手は動きを止めなかった。
「やだ、やだ……、ナカだけにして……、あ、う……」
解さないことには彼のペニスを受け入れられないから、指で弄られるのは仕方がない。
だけど、今、僕のペニスを弄る理由があるだろうか。
僕が言いたいことを察した斗輝が、クスッと笑って答えてくれた。
「発情期じゃないオメガの体は、分泌液の量が少ないだけじゃなく、ナカが解れにくいんだ。これは男性と女性に共通していることらしい」
それはボンヤリしている僕の頭でも、理解できた。
とはいえ、ペニスとナカを同時に弄る理由は分からない。
「あ、あぁ……。んっ……」
喘ぐと共に首を振って、大き過ぎる快感をなんとかやり過ごそうと試みる。
しかし、そんなものはなんの役にも立たなかった。
時間を追うごとに、ペニスもナカもつぶさに快感を拾うようになっていく。
僕の髪がシーツを打つ乾いた音を聞きながら、ビクビクと腰を振るわせた。
完全に勃ち上がって先端の小さな孔から先走り液を滲ませている僕のペニスに、斗輝がチュッと音を立ててキスをする。
「やんっ!」
甲高い声で短く啼いた様子に、斗輝がふたたびクスッと笑う。
「解れにくいからと言って、強引に事を進める訳にはいかないだろ。だからペニスを弄ることで意識をそっちに向かせて、少しでも圧迫感が和らいだらいいと思ってな」
言い終えた彼はペニスの先端をペロリと舐め、付け根にある陰嚢をヤワヤワと揉んだ。
同時に、二本の指をズブズブと割と容赦のない感じで突き立てる。
彼の指は僕のものと違って、骨太で長い。
だから指の付け根まで挿入されると、斗輝が言うように圧迫感がかなりある。
それでも、ペニスで快感を拾うことにより、無駄な力が入りにくくなっているように思う。
彼の優しさが嬉しくて、面倒をかけさせていることが申し訳なくて、目の奥が熱くなった。
「斗輝……、ごめん、ね……」
思わず謝ると、彼はペニスの先端をパクリと口に含み、唇や舌で刺激を与えてくる。
「あっ!」
叫び声みたいな嬌声を上げつつ、僕はシーツをきつく握った。
斗輝に与えられた刺激によって、意識が八割ペニスへ、二割がナカに向く。
彼は口淫をしながら、やや強引な感じで右手を動かしていた。
やがて彼の指を違和感なく咥え込めるようになった頃合いで、僕のペニスが静かに解放された。
続いて、散々ナカを弄っていた彼の指も引き抜かれる。
「あ……、うぅ……」
うつろな目で天井を眺めていると、投げ出している僕の両足が斗輝に抱えられた。
天井から彼に視線を移したら、ほんの少しだけ怒っている表情を浮かべている彼と目が合う。
「奏太が謝ることは、なにもないんだぞ。むしろ、俺が謝るべきなんだ」
「……え?」
じんわり滲んだ涙を追い出すため、パチパチと瞬きをした。
いくらかクリアになった視界で改めて彼を見つめたら、斗輝は怒っているような困っているような、なんとも微妙な表情を浮かべていた。
「少しでも早く奏太を抱きたくて、そのためにいくらか強引な進め方をした。時間をかけてナカを解してやる余裕が、今の俺にはないんだ。だから、切羽詰まっている俺が悪いのであって、奏太はまったく悪くない」
彼は短く息を吐いてから、黒曜石の瞳をまっすぐ僕に向ける。
「奏太、もう待てない。抱かせてほしい」
艶っぽさが溢れる声で告げられ、僕の体はまた温度を上げたみたいだ。
熱に浮かされた目で、彼を見つめ返す。
「うん、僕も待てない。抱いて……」
言い終えると同時に、後孔へ剛直と呼ぶにふさわしいペニスが宛がわれる。
僕たちは言葉もなく視線を重ね、どちらともなく微笑みを浮かべた。
それが合図かのように、斗輝の腰がグッと押し出される。
後孔がグプリと音もなく広がり、一番太い先端部分をどうにか呑み込む。
かなり解されたはずだけど、挿入の瞬間は結構苦しい。
全身も後孔もがグズグズに蕩けきっている発情期中は、そんな風に感じたことはなかったように思う。
それが分かっているから、斗輝はちゃんと準備をしてくれたのだ。
本当に、本当に、彼は優しい。
彼を深く受け入れるために、僕は呼吸を止めないように心がけ、できる限り体の力を抜いた。
ハフハフと一生懸命に空気を取り込んでいたら、ペニスの先端を挿入したところで止まっていた斗輝が口を開いた。
「奏太、大丈夫か?」
僕はコクンと小さく頷き返す。
後孔周辺がパツパツに広がっているのと、内側から押し広げられる感覚は苦しいけれど、痛み自体は感じない。
「だい、じょ……、ぶ……」
フニャリと頬を緩めて、短く答えた。
不格好な笑顔だったけれど、これで彼の心配はいくらか薄れるだろう。
僕の様子に彼は困ったように笑いながら、改めて僕の足をしっかりと抱える。
「いったん、奥まで挿(い)れていいか?」
「ん……」
ふたたび小さく頷き返すと、軽く息を吸った斗輝がズンと力強く腰を押し付けた。
グリグリと言うかゴリゴリと言うか、僕のナカを彼のペニスが割り広げていく。
根元までペニスを収めた彼は、上半身を倒して僕を両腕で抱き締めた。
「奏太……、俺の奏太……」
その声は艶っぽいのに、どこか親とはぐれた迷子のような心細さもあって、僕の胸に切なさがこみ上げる。
全身で僕を求めてくる彼の背中に、怠くて重い腕を懸命に動かして回す。
「斗輝、大好き……」
吐息まじりの微かな囁きだったけれど、ちゃんと彼に届いたようだ。
僕を抱き締める腕に一層力がこもり、「愛してるよ、奏太」と耳に心地いい声が返ってきた。
6
あなたにおすすめの小説
【完結済】極上アルファを嵌めた俺の話
降魔 鬼灯
BL
ピアニスト志望の悠理は子供の頃、仲の良かったアルファの東郷司にコンクールで敗北した。
両親を早くに亡くしその借金の返済が迫っている悠理にとって未成年最後のこのコンクールの賞金を得る事がラストチャンスだった。
しかし、司に敗北した悠理ははオメガ専用の娼館にいくより他なくなってしまう。
コンサート入賞者を招いたパーティーで司に想い人がいることを知った悠理は地味な自分がオメガだとバレていない事を利用して司を嵌めて慰謝料を奪おうと計画するが……。
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
上手に啼いて
紺色橙
BL
■聡は10歳の初めての発情期の際、大輝に噛まれ番となった。それ以来関係を継続しているが、愛ではなく都合と情で続いている現状はそろそろ終わりが見えていた。
■注意*独自オメガバース設定。■『それは愛か本能か』と同じ世界設定です。関係は一切なし。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる