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しおりを挟む名前。僕の名前は?
『――――――』
何故だろう。思い出せない。
あやめは僕を何と呼んでいただろうか?
どうして、思い出せないんだ。
僕は誰なんだ。
どくん。
右目から。失ったはずの右目から熱いものが込み上げる感覚。気持ち悪い。
どくん。
苦しい。怖い。
右目が疼く。
気持ち悪い。
誰か‥‥‥助けて。
「―――大丈夫だ」
「―――え?」
右目のガーゼの上からあてられたのは体温のない硬い掌。その手は熱くなった右目の温度を下げた。
心地よい感覚。左目が写したのはさっきのイオとかいう男。
「イ、イオ・・・・?」
イオの顔はさっきの悪戯な笑顔とは打って変わって優しさを秘めているように見えた。右目の不快感に襲われ、幻覚を見ているだけなのかもしれないが。
「右目、が‥‥‥っっ。わからない。名前が・・・わからないんだ」
気づけば僕はイオに縋りつくようにシャツを掴んでいた。それはまるで、親に縋って泣く幼い子供のように。イオはそんな俺を宥めるように背中をさすってくれた。次第に荒れた呼吸と痛みが治まる。
「大丈夫、大丈夫だから。ほら、落ち着けって。まだ、右目がなくなったことに体が付いていけてないだけだ。涙を流そうとしてもできなくて戸惑ってるんだよ」
「なみ、だ?」
そういえば左目は涙で濡れている。あやめが死んだときに流しつくしていたと思っていた涙だ。
「ああ、そうだ。だから、大丈夫」
イオはまた笑った。よく笑う男だ。なんだか、あやめによく似ている気がした。
『―――と。―こと』
目を閉じると、幸せそうに微笑むあやめが僕を呼んだ。
「‥‥‥と」
「え?」
あぁ。そうだ。僕の名前は――。
『誠っ!』
「まこ、と」
「マコト?」
「あぁ、誠、だ」
イオは驚いた風だったが、すぐに表情を戻し、言った。
「そうか、マコトか」
「あぁ」
糸がぷつりと切れたように、イオに返事をしてからの記憶はなくなっていた。
†
落ちついたからだろうか再び意識を失ったマコトの涙と汗に濡れた顔を拭き、近くにたたんであったパイプ椅子を広げて腰掛けた。さっきより随分と呼吸は落ち着いていた。
すると、ミズノがやたらにやつきながらこちらを見た。
「柄にもないことしたじゃない。貴方が人間に優しくするなんて」
「俺は、ミズノという名の人間以外には優しいんだよ」
顔面へと飛ぶドライバーを避ける。
「瞬間的な記憶の欠損。人間が記憶を無くしたときに、もっとも忘れる可能性の少ない自分の名前をあいつは・・・マコトは一時的ながら忘れたんだ。よっぽどの事があったってことだろう。優しくぐらいしてやらないとな。それに」
「それに、なに?」
あやめという存在がマコトの状況、そして記憶に大きく影響しているはずだ。
「いや、なんでもない」
マコトに関わる以上俺は倭民族のことをもっとよく知る必要があるようだ。
「アクアルの所に行ってくる。マコトのこと、よろしくな」
「アクアルって、あの民族学者?あんたってほんとに顔広いのね」
そう言って細い右手を出したミズノに、俺は金貨を弾いた。
アクアルはベルヘムの商店街の裏路地に住む文学や歴史(特に倭民族)をこよなく愛する男。
マコトが倭民族と判明したときから都合が良すぎんとばかりに、奴の黒縁眼鏡のぼさぼさ髪が頭に浮かんだ。世の中とは、都合のいいときに都合のいい知り合いがいるものだ。珍しく、いや、今までになく奴には感謝しなくちゃいけない。
路地に入ると、そこには家はもちろん職や、家族、主人を持たない機械人形(粗大ごみという皮肉を込めた比喩で呼ぶ糞野郎どももいる)で溢れていた。伸ばされた手は、安価になっても買えない機械油を媚びている。
ここへはしょっちゅう来るが、いつになってもその手に答えられる事は俺には出来ない。さらに奥へ進むと、崩れかけた小屋にゴミが溜まったような場所に着いた。ここが、アクアルの家。いや、隠れ家というほうが正しいのかもしれない。アクアルは永遠の人形開発者の一人、今や、世紀の大富豪であるレンブロン直系一族の長兄にあたり、その遺産相続の権利は今も健在。つまり、お坊ちゃんなのだ。
俺は、今にも崩れそうな扉に手をかけ、小さく呟いた。
「製造コード第17394085号、管理ナンバー100・・・・イオだ」
刹那。扉が開く。
「どうぞはいりたまえ。やぁ、久しぶりじゃないですか。今日は一体どうしたんですか?イオ君」
入口だけは最新式の音声認識ソフトでしっかりとロックされたゴミの(彼いわく、シックハウス症候群にならない画期的な)壁の影から出てきたのは、お坊ちゃんのかけらもない太い黒ぶちの眼鏡顔。
「たく、良いかげんこんな陰気な所出たらどうだ?」
ゴミを掻き分け、部屋の奥へ行く。
「いいんですよ。明るいお空の下なんて僕には向いていない。で、今日はどんな御用件です?」
そんな勉強以外何も出来ないような容姿をしてはいるものの、気品溢れる態度はお坊ちゃんというにふさわしかった。しかし、眼鏡越しの瞳は「研究材料」を求めているかのようだった。幼いころは何でも手に入っていたこいつにとっては、毎日が欲求不満なのだ。
「倭民族の情報が欲しい」
「ほお、ですか。君が民俗学ですか?珍しい。あぁ、そう言えば、先日、と思わしき者に村一帯を焼き払われたという情報が入っていますよ。まぁ、他国との情報交換を嫌う民族ですから確かな情報とは言い難いですが」
いや、その情報はおそらく正しい。これで、ジャンナイルに放置された死体の謎がであると判明した。
「そうか。あと、服だ」
「え?倭民族の服ですか?一体何に・・・」
もっともな質問だ。ただの永遠の人形のなんでも屋が希少民族の服を欲しがるなんて不自然極まりない。
「うちに手の付けられない倭民族の餓鬼がいてな。いつまでも血まみれのきたねえ服を着せとくわけにもいかねえし、なるべくなら足が付かない場所で手に入れたかったんだ。それに、どうせなら着なれた服がいいだろうと思って」
アクアルはゴミと資料にまみれた机をたたき付けて立ち上った。「倭民族の餓鬼がいてな」の時点で、鋼鉄の尻(自称)を上げていた。
「ど、どうしてイオ君の家に倭民族が?」
倭民族の部分を副音声で再生すれば、「研究材料」に聞こえるはずだ。アクアルの目がそう言っている。たく、こいつといいミズノといいどいつもこいつも変人ばっかりだ。俺の知り合いは。
「俺、誰にでも好かれるからさ」
アクアルは俺の冗談に呆れたのか、人差し指と中指で度の入っていない眼鏡を上げ、かすかに聞こえるため息をついて腰を下ろした。
「まったく、君に真実を問おうとしたのが間違いでした。どうせまたおかしな事件に首を突っ込んだんでしょう?依頼とかこつけて。・・・学生服でよければありますよ」
そう言いながら開くかも危ういがたついた棚の引き出しから黒い服を出した。
それは、変わった服だった。かっちりとした上着には五つの黄金色のボタン、襟は首の辺りでホックで留められるようになっている。同色の薄い生地のズボンもある。
「大事な研究資料ですが、他に二着あるから差し上げましょう。ただ、珍しい服です。かなり目立つんじゃないですか?」
「まあ、着たくないなら俺の服でも着せるさ」
「その時はちゃんと返してくださいよ。倭民族の資料はそこの棚から好きなだけ持っていってもらって構わないですよ」
「あぁ助かった。ありがとう」
俺は、資料を束ねて、学生服の入った袋に詰め込んだ。そのかわりに棚にあの惨劇の中採取した血液の瓶を置いていった。アクアルにとっては最高の報酬だ。
「イオ君」
アクアルは、扉を手をかけた俺を呼び止めた。
「彼らには最終兵器と呼ぶにふさわしい力を持った人間がいるそうですよ。・・・これは、どの資料にも載っていないはずです」
「?・・・・あぁ。ありがとう」
そして、大富豪の後継ぎの隠れ家を後にした。
†
意識が覚醒して間もなく、ここが地獄でないこと、さっきの男、イオは痛みで見えた幻でないことに気付いた。身体を起こそうとしたが、自分の身体ではないかのように上手く言うことをきかない。
こぢんまりとした病室には、イオやヤブ医者(イオ曰く)以外誰もいないようだ。機械音や街の活気だけがやたらと耳をつく。
「随分大人しいじゃない。体調は回復したはずだけど」
病室のにはヤブ医者が食事を持って偉そうに立っていた。
「ヤブ医者。いつからそこに?」
逆光に照らされた彼女は茶色い眉毛の間に深い皺を生み出した。美顔がゆがむ。
「ミズノよ。ちなみに免許もちゃんと持っているわ。せっかくいい顔してるんだからどっかの馬鹿の一言に素直に影響されないの。はい、昼食。食べる?」
どっかの馬鹿とは、イオのようだ。僕はミズノに手伝われ、身体を起こした。だが、出さし出された食事に口を開くことができなかった。見慣れない食事に警戒しているわけではい。ミズノはパイプ椅子を広げて座った。
「・・・・貴方の民族の料理とは違うようね。まあ、倭民族は特別独特だと聞くから」
「すまない」
すると、ミズノは笑って料理の入った食器をさげようと立ち上がる。
「私は患者の意見を尊重するから、食べたくないなら食べなくたっていいわ。でも、早く退院して、やりたい事があるなら、点滴で済まそうなんて思わずに食事をとって体力をつけることをお勧めするわ」
目を反らした僕を見ながら不敵に笑ったミズノは食器を持って部屋を出て行った。
「っ・・・・・」
再び込み上げる右目の痛み。
意識のあるまま奪われた右目の感覚が消えない。身体が恐怖に震えた。目尻から埋め込まれた小さなナイフの鈍色。あやめを不躾にも掴む機械仕掛けの指。艶やかな着物を彩る血化粧。その血と同色の唇から紡がれた血混じりの声。耳元で響く自身の悲鳴にも似た叫び。青刺が欲望と殺戮に歪む。記憶に刻まれた時間。二十時間にも満たないこの時間が僕に植え付けたのは痛みと悲しみと復讐心だけ。
僕は奴の顔を忘れないだろう。
両の目を失おうと、手足を失おうと、息絶えようと、己を失おうと。
ーーーーーーーーー‥‥‥復讐を成し遂げても。
「痛むのか?」「え?」
いつの間にか現れていたイオが僕を覗き込んでいた。
「あ、いや。大丈夫」
「そうか、ならよかった。回復したならそろそろ聞かせてもらえるか?」
イオはベッドの端に腰をかけ、緩和な笑みを、詰問者の目付きへと一転させる。聞きたい事はわかっていた。それが、僕を助けた理由であるはずだ。。
「なぜ、村が襲われた?」
その言葉に一瞬息が止まる感覚がした。深く深呼吸をし呼吸を整える。
「・・・・物心ついたときから、倭民族の子供達はいつ殺され、売られるかわからないという忌まわしい運命を知らしめられる。それは、倭民族が背おわざるを得ない運命。目玉を刳られ、髪の毛は皮膚ごと剥がされ、酷い時は臓器を抜かれ病院や研究施設に売られる」
闇色にも見える漆黒の髪のせいでたくさんの人間に騙され、裏切られた。毎日、捕らわれる恐怖と闘い、すごしていた。
「でも、僕達の中でただ一人、選ばれたものだけが持つことを許された強靭な力が僕達を守ってくれる。村人は長のその言葉だけを信じ、糧にして生きていた」
「力?」
イオはその強靭な力とは何かと問う顔だった。僕は首を横に振った。
「長に話聞いただけだから、詳しくは知らないし、本当に存在するものなのか。それに、その力を、誰が、いつどこで手に入れることが出来るのかは誰にもわからなかった。ただ、長はそれを〈夜月〉と呼んでいたみたいだった。夜の月と書いて夜月だ」
「夜の、月。それが村が襲われた理由と何の関係が?」
開きっぱなしの窓から吹き抜ける暖かい風が、傷の塞がりきっていない顔を癒すかのように吹き付けた。これが、外の街の暖かな陽気。村にもこんな風が吹き抜けていた。この街のように、動きを止めない機械音が風に混ざってはいなかったが。
「分からない。ただ、俺はその名を村が襲われる前の日に聞いていたんだ。偶然かどうか」
++++
『よし、今日はこれで終わりにしようか。師匠。よろしいでしょうか?』
『うむ』
師匠は深々と頷くと、道場中に子供たちのはしゃぎ声が溢れだし、いっせいに皆が道場を後にする。
『先生。ありがとうございましたぁ』
小さな道場ではあったが、僕はそこで剣術の指導者として子供たちを指導していた。いつ民族狩りが現れても対処できるようにと。強い力を養うために。稽古を終えた僕は、家に帰る前に許嫁のあやめの家へ寄った。それがいつもの日課だった。
風に乗り、門の外まで聞こえてきた舞の稽古をしているあやめの詩に誘われて、僕は村一番大きい芹沢家、あやめの家の門を潜った。
『――――――もう間に合わんのか?』
勝手を知る家の一室の襖から漏れた小さな声は、僕が一番知り、よく聞く声だった。
『父上?』
隙間の開いた襖から覗いた。
そこにいたのは、やはり、僕の父満長彰と、あやめの父である芹沢 善蔵だった。二人は神妙な面持ちで向かい合っていた。二人を包む空気は重く暗い、絶望のような空気だ。
『長の話を聞いただろう。奴に村の場所を見つけられた以上、もう、倭民族は滅ぶべきなのだろうな』
『なっ!』
どういう事だ?村が、僕達が、滅ぶ?
『しかし!軍の守りは?奴らだけはここには近づけぬはず』
善蔵殿の決断に父は反論の言葉を返そうとする。
『彰よ。我々は他の施しを受ける気はない。長が軍の力を頼っていると本気で思っているのか?奴は、あの青刺の男は老若男女問わず、あれを探し出すためなら何でもするだろうよ。目玉は刳られ、価値のある髪の毛は皮膚ごと剥ぎ取られ売られる。民族狩りに見付けられるたびに我々は逃げ続け、規模を減らしてきた。だが、いつまでも逃げ続けることはできまい。それならば、誇りを持ち死ぬほうがよくはないのか?』
刺青の男。そいつは一体何者なんだ?襖から覗く瞳に殺気が生まれる。
『あれ、か。夜月。奪われる前にあれを探し出すことは出来ぬのか?』
夜月?
『ま、こ、と』
僕は、声を抑え、肩をびくつかせ身体だけで驚いた。振り返ると、そこには艶のある漆黒の髪を風に靡かせ、僕が驚いたことに喜び、無邪気に微笑む恋人。あやめがいた。絶望的な会話を一気に消し去ってしまうかのような希望に満ちた温かな微笑み。
『何してるの?』『え、いや。な、何でもないよ』
『誠?』
問おうとするあやめの手を引き、走り出した僕は再び門を潜る。
父上と善蔵の話を少しでも早く忘れる為に。
『はぁ、はぁっ、はぁ‥‥‥』
止まる事なく走り続けた俺は、あやめが息を切らしていることに気付いていなかった。
『誠、待って、待ってよ』
ただ、現実から逃げることに集中していた意識は、あやめの声によって呼び戻された。気がつくと、あやめの細い腕を力いっぱい握り締めていた。手はがくがくと震え、自分自身も息が上がっていた。
『あ、ごめん』
『どうしたの?今日の誠何か変よ』
僕を写す美しい夜色から目を反らす。押し寄せる恐怖と、言いようのない不安に気づかれないように呼吸を整えながら。
『何でもないんだ。でも』
不思議そうに首を傾げるあやめがなんだかとても愛しくなって、僕は、無意識にあやめの細い身体を引き寄せて、強く、強く抱きしめた。
『え。ちょっと、誠?』
『ごめん。しばらくこのままでいさせてくれ』
あやめは黙って、僕の背中へ細い腕を回した。暖かな風だけが僕達の口付けを見ていた。
失ってたまるか。
村の皆も。
僕自身の命も。
彼女の命も。
『大丈夫?』
その微笑みは、僕の中の濁った水を浄化するようだった。
『ありがとう。何も聞かないでくれて。こんな僕を愛してくれて』
『当たり前じゃない。私は、この世がどんなに過酷な世界でも、あなたがいれば充分なんだから』
長い時間繋がれていた手が惜しむようにほどかれたのはそれから何時間もたって、夕日が沈む頃だった。
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