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元英雄だけど友が欲しい!<蛇足編1>
魔王のための恋愛会議(アウクトルサイド)
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ミーン ミーン
ジジジッ…
窓の外で蝉の鳴く音がする。
外は真夏、部屋は真冬。魔王城にある会議室は冷房を入れていないのに、手がかじかむ程冷え切っている。
冷気の主は上座で足を組み、歯の根の合わない参加者たちの事など意に介した風もない。
「……」
沈黙が重い。
「…アール。冷気を引っ込めてくれ」
「そんなもの出しておらぬ」
「出してるんだよ。部屋の温度を緩和してくれ。27℃くらいで頼む」
トーレが勇気を出したお陰で、室内環境が改善した。こんな真夏に凍傷とか嫌だ。
*
「それで、フォンスさんに条件を突きつけられたんだよな?」
「ああ。由々しき事だ」
お前がな。
「アウクトル様が望まれるのは、その条件の穴を突いて…ええと、店長さんと以前のように……」
会議の目的を再確認しようとしたシェリだが、とても最後までは続けられなかった。
「そうだ。蜜月に戻したい」
無理だろ。
だって元々そんな関係じゃないじゃん。
一部始終を知る者たちは、心の中で突っ込んだ。
*
「はい!」
重々しいこの場にそぐわない元気な声が響く。
挙手と同時に立ち上がったのはインファ。アウクトルの後輩にして、肯定派の信奉者だ。
今日の会議はいつものメンバーの他に、インファとポステが参加している。
インファとポステは一緒の同好会に所属しており、二人の妄想――もとい、独自の嗅覚と推理力をもってして、自力でアウクトルの正体を看破した実績がある。
今回の会議は、その能力が評価されて声が掛かった。
「発言を許そう」
「アウクトル様が友人と行うスキンシップが許容範囲なのであれば、先ずはそこを拡大しましょう! トーレ先輩の頭を撫でたり、抱きしめたりしてください!」
人選を間違えたかもしれない。
「はい!!」
ポステも勢い良く挙手。
「今晩トーレ先輩の家へ泊まれば、お泊まり解除になります! 一緒に寝るくらいならシェリ先輩も許容範囲ですよね?」
帰れ!!
同意を求められ、シェリのアルカイックスマイルがピクピクと引き攣った。
アウクトルが許可を命じれば、シェリは断ることができない。
なんて事してくれるんだこの女。
先程から流れ弾がバシバシ当たっているトーレの顔は土気色だ。
*
「……そーやって、自分に都合良く拡大解釈するのがダメなのよ。どんどん基準がおかしくなって、気が付いたら浮気確定状態になってるんだから」
机に突っ伏したままシューラが呟いた。
いつもの覇気が見当たらない。屍のようだ。魔王の会議に相応しいとは言い難い態度だが、誰も責めない。彼女はアウクトルに一応忠誠を誓っている身なので、傷心の痛みを引き摺りながらの参加である。
「…私もシューラと同じ意見。……ここでスキンシップを求めるのは悪手…」
「ではアミは、この先どう対応すべきだと考えているのだ?」
「…アールに求められているのは誠実さ」
「ふむ。続けろ」
「自分の願望を抑えて、条件をとにかく守る事…」
「しかし、それでは――」
「アール。フォンスさんが、自分から条件を解除するまで待つんだ。僕からしたら、これくらいで済んだ事が奇跡なんだぞ」
幼馴染二人に良い含められ、アウクトルは思案する表情になった。
「それが最善なのだろうか…?」
「「そうだ(よ)」」
=========
夏休み初日。
朝一番に召集されたトーレは自分の耳を疑った。
あれだけ昨日説得したのに、アウクトルは夜フォンスに会いに行ったという。
1日も経ってないぞ。我慢を知らないのか? どんな精神してるんだ?
*
昨夜の会話を聞かされたが、案の定フォンスから拒絶されたようだ。
拒絶と言っても、かなり優しい方だ。
フォンスの意見は至極真っ当で、必要以上にアウクトルを責めたり、感情的になったりはしていない。
実はトーレはそこに不安を感じている。
あまりに冷静すぎるのだ。
*
過去に連れ去られ、帰還方法が分からない状態で同性に性別を変更して子作りを強要される。
普通の精神では耐えられない。発狂してもおかしくない異常な環境だ。
もしかして彼はストックホルム症候群に陥っているのかもしれない、とトーレは考えた。
アウクトルの望みを考えれば、そのままの方がお互い幸せかもしれない。
だがそれは薄氷の上に築かれた幸福だ。そんな恐ろしいものトーレは看過できない。
やってしまったことは戻せない。
フォンスの判断が甘い内に、アウクトルの行動を矯正する。
せめて、正常に戻ったフォンスが拒絶しない程度にしたい。
あわよくば二人に健全な関係で幸せになって欲しいが、それはトーレの傲慢な望みだと理解している。
=========
アウクトルの突撃訪問から、数日が経った。
意外なことに彼はきっちり約束を守っている。
毎晩来るのはどうかと思うが、反省する心はあったようだ。
*
カフェ本店とは違い、海の家はドリンクが中心だ。
フードは見栄え重視の氷菓、軽食のみ。見た目も楽しめるドリンクは作っていて楽しい。
キッチンから出ることのない本店と違い、海の家はカウンターのような場所で客の目の前で調理する。
客は受け取った料理を、そのままカウンターで消化するか、持ち帰るかの二択。
*
俺のシフトは海の家がメインなのだが、最近気になる客がいる。
「やあフィー。調子はどうだい?」
バリトンボイスで、囁くような喋り方をするこの男だ。
許可した覚えはないのに、気が付いたらあだ名で呼ばれるようになっていた。
「ん? これ…気になっちゃう感じ?」
「ああ。すまない」
正直に答えると、喉を鳴らして笑われた。
今日の彼は全身びしょ濡れ状態でご来店。誰だって気になると思う。
何故俺が彼――ディダートが気になるかというと、連日来店する絶妙なカスハラ野郎だからだ。
明らかな営業妨害なら出禁にしたり、警察を呼べるのだが、その一線は絶対に越えない。
俺が微妙にイラっとする行為をするのだ。
*
昨日は、急に俺にキスマークが付いてる云々いちゃもんつけてきた。
徒歩通勤の俺にキスマークが付くことはない。
というか、他人の服に口紅がつくような事があれば、口紅以上にファンデーション汚れが凄いと思う。口紅だけって、意図的じゃない限り無理だろ。
話が逸れたが、心当たりがないと返事すると、ディダートは俺の手を掴んだかと思うと徐に口付けた。
客じゃなかったら、全力で振り払っていた。
どうも彼が言いたかったキスマークは、吸引性皮下出血の事だったらしい。
何で実演する必要があった?
口で言えば済む話だろ。
俺が女だったら強制わいせつ罪だ。
ディダートが付けた痕は<超回復>で瞬時に消えた。そもそも俺は怪我は瞬時に回復するから、キスマークなんて残りようがない。
見間違えだったと嘯いていたけど、絶対にわざとだ。
飲食業で勤務中の人間の手に、唾液つけるとか信じられない。
目の前で手を洗ったら「酷いなぁ」と笑われた。酷いのはお前の性格だ。
ジジジッ…
窓の外で蝉の鳴く音がする。
外は真夏、部屋は真冬。魔王城にある会議室は冷房を入れていないのに、手がかじかむ程冷え切っている。
冷気の主は上座で足を組み、歯の根の合わない参加者たちの事など意に介した風もない。
「……」
沈黙が重い。
「…アール。冷気を引っ込めてくれ」
「そんなもの出しておらぬ」
「出してるんだよ。部屋の温度を緩和してくれ。27℃くらいで頼む」
トーレが勇気を出したお陰で、室内環境が改善した。こんな真夏に凍傷とか嫌だ。
*
「それで、フォンスさんに条件を突きつけられたんだよな?」
「ああ。由々しき事だ」
お前がな。
「アウクトル様が望まれるのは、その条件の穴を突いて…ええと、店長さんと以前のように……」
会議の目的を再確認しようとしたシェリだが、とても最後までは続けられなかった。
「そうだ。蜜月に戻したい」
無理だろ。
だって元々そんな関係じゃないじゃん。
一部始終を知る者たちは、心の中で突っ込んだ。
*
「はい!」
重々しいこの場にそぐわない元気な声が響く。
挙手と同時に立ち上がったのはインファ。アウクトルの後輩にして、肯定派の信奉者だ。
今日の会議はいつものメンバーの他に、インファとポステが参加している。
インファとポステは一緒の同好会に所属しており、二人の妄想――もとい、独自の嗅覚と推理力をもってして、自力でアウクトルの正体を看破した実績がある。
今回の会議は、その能力が評価されて声が掛かった。
「発言を許そう」
「アウクトル様が友人と行うスキンシップが許容範囲なのであれば、先ずはそこを拡大しましょう! トーレ先輩の頭を撫でたり、抱きしめたりしてください!」
人選を間違えたかもしれない。
「はい!!」
ポステも勢い良く挙手。
「今晩トーレ先輩の家へ泊まれば、お泊まり解除になります! 一緒に寝るくらいならシェリ先輩も許容範囲ですよね?」
帰れ!!
同意を求められ、シェリのアルカイックスマイルがピクピクと引き攣った。
アウクトルが許可を命じれば、シェリは断ることができない。
なんて事してくれるんだこの女。
先程から流れ弾がバシバシ当たっているトーレの顔は土気色だ。
*
「……そーやって、自分に都合良く拡大解釈するのがダメなのよ。どんどん基準がおかしくなって、気が付いたら浮気確定状態になってるんだから」
机に突っ伏したままシューラが呟いた。
いつもの覇気が見当たらない。屍のようだ。魔王の会議に相応しいとは言い難い態度だが、誰も責めない。彼女はアウクトルに一応忠誠を誓っている身なので、傷心の痛みを引き摺りながらの参加である。
「…私もシューラと同じ意見。……ここでスキンシップを求めるのは悪手…」
「ではアミは、この先どう対応すべきだと考えているのだ?」
「…アールに求められているのは誠実さ」
「ふむ。続けろ」
「自分の願望を抑えて、条件をとにかく守る事…」
「しかし、それでは――」
「アール。フォンスさんが、自分から条件を解除するまで待つんだ。僕からしたら、これくらいで済んだ事が奇跡なんだぞ」
幼馴染二人に良い含められ、アウクトルは思案する表情になった。
「それが最善なのだろうか…?」
「「そうだ(よ)」」
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夏休み初日。
朝一番に召集されたトーレは自分の耳を疑った。
あれだけ昨日説得したのに、アウクトルは夜フォンスに会いに行ったという。
1日も経ってないぞ。我慢を知らないのか? どんな精神してるんだ?
*
昨夜の会話を聞かされたが、案の定フォンスから拒絶されたようだ。
拒絶と言っても、かなり優しい方だ。
フォンスの意見は至極真っ当で、必要以上にアウクトルを責めたり、感情的になったりはしていない。
実はトーレはそこに不安を感じている。
あまりに冷静すぎるのだ。
*
過去に連れ去られ、帰還方法が分からない状態で同性に性別を変更して子作りを強要される。
普通の精神では耐えられない。発狂してもおかしくない異常な環境だ。
もしかして彼はストックホルム症候群に陥っているのかもしれない、とトーレは考えた。
アウクトルの望みを考えれば、そのままの方がお互い幸せかもしれない。
だがそれは薄氷の上に築かれた幸福だ。そんな恐ろしいものトーレは看過できない。
やってしまったことは戻せない。
フォンスの判断が甘い内に、アウクトルの行動を矯正する。
せめて、正常に戻ったフォンスが拒絶しない程度にしたい。
あわよくば二人に健全な関係で幸せになって欲しいが、それはトーレの傲慢な望みだと理解している。
=========
アウクトルの突撃訪問から、数日が経った。
意外なことに彼はきっちり約束を守っている。
毎晩来るのはどうかと思うが、反省する心はあったようだ。
*
カフェ本店とは違い、海の家はドリンクが中心だ。
フードは見栄え重視の氷菓、軽食のみ。見た目も楽しめるドリンクは作っていて楽しい。
キッチンから出ることのない本店と違い、海の家はカウンターのような場所で客の目の前で調理する。
客は受け取った料理を、そのままカウンターで消化するか、持ち帰るかの二択。
*
俺のシフトは海の家がメインなのだが、最近気になる客がいる。
「やあフィー。調子はどうだい?」
バリトンボイスで、囁くような喋り方をするこの男だ。
許可した覚えはないのに、気が付いたらあだ名で呼ばれるようになっていた。
「ん? これ…気になっちゃう感じ?」
「ああ。すまない」
正直に答えると、喉を鳴らして笑われた。
今日の彼は全身びしょ濡れ状態でご来店。誰だって気になると思う。
何故俺が彼――ディダートが気になるかというと、連日来店する絶妙なカスハラ野郎だからだ。
明らかな営業妨害なら出禁にしたり、警察を呼べるのだが、その一線は絶対に越えない。
俺が微妙にイラっとする行為をするのだ。
*
昨日は、急に俺にキスマークが付いてる云々いちゃもんつけてきた。
徒歩通勤の俺にキスマークが付くことはない。
というか、他人の服に口紅がつくような事があれば、口紅以上にファンデーション汚れが凄いと思う。口紅だけって、意図的じゃない限り無理だろ。
話が逸れたが、心当たりがないと返事すると、ディダートは俺の手を掴んだかと思うと徐に口付けた。
客じゃなかったら、全力で振り払っていた。
どうも彼が言いたかったキスマークは、吸引性皮下出血の事だったらしい。
何で実演する必要があった?
口で言えば済む話だろ。
俺が女だったら強制わいせつ罪だ。
ディダートが付けた痕は<超回復>で瞬時に消えた。そもそも俺は怪我は瞬時に回復するから、キスマークなんて残りようがない。
見間違えだったと嘯いていたけど、絶対にわざとだ。
飲食業で勤務中の人間の手に、唾液つけるとか信じられない。
目の前で手を洗ったら「酷いなぁ」と笑われた。酷いのはお前の性格だ。
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