7 / 18
第7話 久しぶりのヒロイン養成講座
しおりを挟む
私には「やりたいこと」がある。
この世界で前世の私を取り戻した後、私はこの世界の在り方と自分の生き方をよく考えてみた。
この世界は乙女ゲームの世界で、恋愛こそが世界の根幹だ。
では、この世界で自分は、恋愛を軸に生きていかなければならないのか?
そう思った時、もったいない、と思ってしまった。
恋愛なんて、転生前の元の世界にもありふれてた。
それよりも私は、珍しいものが大好き。
元の世界では絶対にありえない、珍しいものを目にして、体験して、この世界を味わい尽くしたい。
そんな思いが私の中から強く沸き上がったのだ。
そこで私がこの世界で「やりたいこと」を考えた結論がこれ!
私は、一流の商会に入って、一流のバイヤーになって、世界を旅するの!
ただの放浪の旅とかも考えたのだけれど、女の身でそんな危ないことはできない。商会は、前世でいう商社+一流デパートの複合会社と思ってもらえばいい。最先端の流通を担う、優秀な人材が集まる、国にも認められる大企業。
こういう後ろ盾や安定した生活基盤があってこそ、自由に動け、珍しいものを楽しめるのだ。
私は、十歳の頃から、お父様におねだりしてあちこちのお店で色々な珍しいものを見て回った。うちは男爵家でも結構裕福な方なので、お父様はそれなりに色々なお店に顔が利く。お店の人たちと、あれは何かこんなものはないのかとやり取りしているうちに、隣国から買い付けに来ていた商会のバイヤーの方と仲良くなった。そして、色々あってその人を介して商会長さんと手紙のやり取りをするようになり、現在も文通相手のように手紙のやり取りを続けている。
私は彼との手紙のやり取りを通して、広い世界を知った。そして、商会での仕事は、流通を通じて、世界に手を届かせることだということを知った。もう、広い世界に飛び出したくて仕方なかった。
そして、そのやり取りの中、尊敬する商会長さんから、学園の卒業後うちで働かないかとお誘いを受けたのだ。
もちろん二つ返事でOKした。父のことも商会長さんが説得してくれて、スムーズに話はまとまっている。ただ、学歴は必要だということで、学園をいい成績で卒業することは絶対条件だった。
そういうわけで、私の目標は、誰も攻略しないで学園を無事卒業して国を出ることになった。そして、攻略対象者達を幸せにして少しでも気分よくこの国を去るために、自分の外見を隠して「ヒロイン養成講座」を開くに至ったのだった。
◇◇◇◇◇◇
今日は、久しぶりに「ヒロイン養成講座」を開講する。
この乙女ゲームの最大の告白イベントともいうべき文化祭を控えて、攻略方法を同志たちにぜひとも伝授しておきたかったのだ。
「囚われヒロインは自由を求める籠の鳥」内の文化祭では、あるジンクスがある。
「後夜祭の夜、自分の髪色の花を相手に渡して告白し、花を受け取ってもらい、相手が花に口付けたら告白OK」
「そして、お互いの髪色の花を身に着け、後夜祭を一緒に踊ると、生涯、幸せになれる」
といったものだ。
ここで告白して両想いになっておくと、この後卒業式まではひたすら甘いイチャコライベントで溺愛ルートまっしぐらだ。もう、スチルを楽しむだけのイベント攻略なのだ。
「さあ、皆様。今日は、文化祭で可愛くふるまうコツを実践形式で練習していきます。この日だけは、日頃の淑女のマナーを忘れて、プチ悪魔な魅力を振りまき、日頃とのギャップ萌えで、殿方のより高い好感度をもぎ取りましょう。そして目指すは後夜祭の告白とダンスです」
「「「はい!」」」「イエッサー!」
ふう、教え子たちは今日もやる気十分だ。
熱いぜ!
「クリスティーネ様! 文化祭時、生徒会は見回りが必須です。その際、一緒に食べ物を買い、それを食べ歩くのも好感度アップに非常に有効です」
「え!? 食べ歩く……。そんな!?」
「たこ焼き、という隣国の食べ物を出すお店があります。その商品がおすすめです。このぐらいの丸い粒なのですが、これをフォークで刺して王子の口に運んで差し上げるのです。その際、この食べ物は非常に熱いので、王子の目の前でふーふーと息をかけて冷まして差し上げるのがコツです」
「お見せしましょう! 侍女様、お相手を」
私は、持ち込んだたこ焼きをフーフーしてクリスティーネ様の侍女の方のお口へ運ぶ。
「ちょっとした上目遣いも忘れずに!」
「もしかしたら、殿下からも、お返しが来るかもしれません。その際はこのように!」
侍女様は、何だかうっとりしながらも殿下役を立派に務めてくださった。当日までに、クリスティーネ様としっかり練習してマスターさせてくれるだろう。侍女様の視線が気になるのだが、危ない扉、開いちゃってないよ……ね? うん、このゲームはノーマルだったはず、大丈夫!
「マヌエラ様、アンゲラ様、エルゼ様のクラスは、着ぐるみやメイド喫茶ですね。この時皆様は、衣装を着て接待する役やメイド役を勝ち取ってください。そして、クラスの出し物が終わったら、その服装のまま、お相手の所へ行くのです!」
「でも、メイド服でなんて失礼では……」
「男性は、普段のドレスとメイド服。その落差に萌えを感じるのです!」
「うちのクラス猫耳の着ぐるみなんですー」
「着ぐるみの時は、全身を覆うものではなく、必ず体の一部分だけを覆うものを選んでください。手と耳としっぽだけ、などがよろしいかと思います」
皆様メモに余念がない。
「皆さま、文化祭は庶民のお祭りを模したものです。お二人で歩くときは、エスコートを求めてはいけません。自分から腕を組むのです。このように!」
さっきの侍女様に胸をおしあててくっつく仕草をしたら、真っ赤になって倒れられてしまった。
「あ、あら?」
「大丈夫です。彼女は新たな扉を開いただけです」
アンゲラ様、冷静に言ってますけど、それってどうなんですか!?
――皆さまうんうん頷いているから、まあ、良しとしよう。
「最後に一つ。皆さま、大変おきれいなので、思いを告げたいという男子生徒から呼び出しの手紙や伝言を受け取ることがあるかもしれません。でも、『絶対に』行ってはいけません。いいですか? ひどいと謗られようと貶められようと絶対にです。行ってしまったらバッドエンドまっしぐらです」
他の男子生徒からの告白を攻略対象に見られると、攻略対象はヤンデレルートまっしぐらに進むのだ。かわいい教え子たちに、その道だけは進ませたくない。
「「「はい!」」」「イエッサー!」
今日もいい返事だ。
ふふ、準備は万端だ。
待っていろ! 文化祭!
この世界で前世の私を取り戻した後、私はこの世界の在り方と自分の生き方をよく考えてみた。
この世界は乙女ゲームの世界で、恋愛こそが世界の根幹だ。
では、この世界で自分は、恋愛を軸に生きていかなければならないのか?
そう思った時、もったいない、と思ってしまった。
恋愛なんて、転生前の元の世界にもありふれてた。
それよりも私は、珍しいものが大好き。
元の世界では絶対にありえない、珍しいものを目にして、体験して、この世界を味わい尽くしたい。
そんな思いが私の中から強く沸き上がったのだ。
そこで私がこの世界で「やりたいこと」を考えた結論がこれ!
私は、一流の商会に入って、一流のバイヤーになって、世界を旅するの!
ただの放浪の旅とかも考えたのだけれど、女の身でそんな危ないことはできない。商会は、前世でいう商社+一流デパートの複合会社と思ってもらえばいい。最先端の流通を担う、優秀な人材が集まる、国にも認められる大企業。
こういう後ろ盾や安定した生活基盤があってこそ、自由に動け、珍しいものを楽しめるのだ。
私は、十歳の頃から、お父様におねだりしてあちこちのお店で色々な珍しいものを見て回った。うちは男爵家でも結構裕福な方なので、お父様はそれなりに色々なお店に顔が利く。お店の人たちと、あれは何かこんなものはないのかとやり取りしているうちに、隣国から買い付けに来ていた商会のバイヤーの方と仲良くなった。そして、色々あってその人を介して商会長さんと手紙のやり取りをするようになり、現在も文通相手のように手紙のやり取りを続けている。
私は彼との手紙のやり取りを通して、広い世界を知った。そして、商会での仕事は、流通を通じて、世界に手を届かせることだということを知った。もう、広い世界に飛び出したくて仕方なかった。
そして、そのやり取りの中、尊敬する商会長さんから、学園の卒業後うちで働かないかとお誘いを受けたのだ。
もちろん二つ返事でOKした。父のことも商会長さんが説得してくれて、スムーズに話はまとまっている。ただ、学歴は必要だということで、学園をいい成績で卒業することは絶対条件だった。
そういうわけで、私の目標は、誰も攻略しないで学園を無事卒業して国を出ることになった。そして、攻略対象者達を幸せにして少しでも気分よくこの国を去るために、自分の外見を隠して「ヒロイン養成講座」を開くに至ったのだった。
◇◇◇◇◇◇
今日は、久しぶりに「ヒロイン養成講座」を開講する。
この乙女ゲームの最大の告白イベントともいうべき文化祭を控えて、攻略方法を同志たちにぜひとも伝授しておきたかったのだ。
「囚われヒロインは自由を求める籠の鳥」内の文化祭では、あるジンクスがある。
「後夜祭の夜、自分の髪色の花を相手に渡して告白し、花を受け取ってもらい、相手が花に口付けたら告白OK」
「そして、お互いの髪色の花を身に着け、後夜祭を一緒に踊ると、生涯、幸せになれる」
といったものだ。
ここで告白して両想いになっておくと、この後卒業式まではひたすら甘いイチャコライベントで溺愛ルートまっしぐらだ。もう、スチルを楽しむだけのイベント攻略なのだ。
「さあ、皆様。今日は、文化祭で可愛くふるまうコツを実践形式で練習していきます。この日だけは、日頃の淑女のマナーを忘れて、プチ悪魔な魅力を振りまき、日頃とのギャップ萌えで、殿方のより高い好感度をもぎ取りましょう。そして目指すは後夜祭の告白とダンスです」
「「「はい!」」」「イエッサー!」
ふう、教え子たちは今日もやる気十分だ。
熱いぜ!
「クリスティーネ様! 文化祭時、生徒会は見回りが必須です。その際、一緒に食べ物を買い、それを食べ歩くのも好感度アップに非常に有効です」
「え!? 食べ歩く……。そんな!?」
「たこ焼き、という隣国の食べ物を出すお店があります。その商品がおすすめです。このぐらいの丸い粒なのですが、これをフォークで刺して王子の口に運んで差し上げるのです。その際、この食べ物は非常に熱いので、王子の目の前でふーふーと息をかけて冷まして差し上げるのがコツです」
「お見せしましょう! 侍女様、お相手を」
私は、持ち込んだたこ焼きをフーフーしてクリスティーネ様の侍女の方のお口へ運ぶ。
「ちょっとした上目遣いも忘れずに!」
「もしかしたら、殿下からも、お返しが来るかもしれません。その際はこのように!」
侍女様は、何だかうっとりしながらも殿下役を立派に務めてくださった。当日までに、クリスティーネ様としっかり練習してマスターさせてくれるだろう。侍女様の視線が気になるのだが、危ない扉、開いちゃってないよ……ね? うん、このゲームはノーマルだったはず、大丈夫!
「マヌエラ様、アンゲラ様、エルゼ様のクラスは、着ぐるみやメイド喫茶ですね。この時皆様は、衣装を着て接待する役やメイド役を勝ち取ってください。そして、クラスの出し物が終わったら、その服装のまま、お相手の所へ行くのです!」
「でも、メイド服でなんて失礼では……」
「男性は、普段のドレスとメイド服。その落差に萌えを感じるのです!」
「うちのクラス猫耳の着ぐるみなんですー」
「着ぐるみの時は、全身を覆うものではなく、必ず体の一部分だけを覆うものを選んでください。手と耳としっぽだけ、などがよろしいかと思います」
皆様メモに余念がない。
「皆さま、文化祭は庶民のお祭りを模したものです。お二人で歩くときは、エスコートを求めてはいけません。自分から腕を組むのです。このように!」
さっきの侍女様に胸をおしあててくっつく仕草をしたら、真っ赤になって倒れられてしまった。
「あ、あら?」
「大丈夫です。彼女は新たな扉を開いただけです」
アンゲラ様、冷静に言ってますけど、それってどうなんですか!?
――皆さまうんうん頷いているから、まあ、良しとしよう。
「最後に一つ。皆さま、大変おきれいなので、思いを告げたいという男子生徒から呼び出しの手紙や伝言を受け取ることがあるかもしれません。でも、『絶対に』行ってはいけません。いいですか? ひどいと謗られようと貶められようと絶対にです。行ってしまったらバッドエンドまっしぐらです」
他の男子生徒からの告白を攻略対象に見られると、攻略対象はヤンデレルートまっしぐらに進むのだ。かわいい教え子たちに、その道だけは進ませたくない。
「「「はい!」」」「イエッサー!」
今日もいい返事だ。
ふふ、準備は万端だ。
待っていろ! 文化祭!
29
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
『推しに転生したら、攻略対象が全員ヤンデレ化した件』
春夜夢
ファンタジー
「推しキャラが死ぬバッドエンドなんて認めない──だったら、私が推しになる!」
ゲーム好き女子高生の私が転生したのは、乙女ゲームの中の“推しキャラ”本人だった!
しかも、攻略対象たちがみんなルート無視で私に執着しはじめて……!?
「君が他の男を見るなんて、耐えられない」
「俺だけを見てくれなきゃ、壊れちゃうよ?」
推しキャラ(自分)への愛が暴走する、
ヤンデレ王子・俺様騎士・病み系幼なじみとの、危険すぎる恋愛バトルが今、始まる──!
👧主人公紹介
望月 ひより(もちづき ひより) / 転生後:ヒロイン「シエル=フェリシア」
・現代ではゲームオタクな平凡女子高生
・推しキャラの「シエル」に転生
・記憶保持型の転生で、攻略対象全員のヤンデレ化ルートを熟知している
・ただし、“自分が推される側”になることは想定外で、超戸惑い中
じゃない方の私が何故かヤンデレ騎士団長に囚われたのですが
カレイ
恋愛
天使な妹。それに纏わりつく金魚のフンがこの私。
両親も妹にしか関心がなく兄からも無視される毎日だけれど、私は別に自分を慕ってくれる妹がいればそれで良かった。
でもある時、私に嫉妬する兄や婚約者に嵌められて、婚約破棄された上、実家を追い出されてしまう。しかしそのことを聞きつけた騎士団長が何故か私の前に現れた。
「ずっと好きでした、もう我慢しません!あぁ、貴方の匂いだけで私は……」
そうして、何故か最強騎士団長に囚われました。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
幽霊じゃありません!足だってありますから‼
かな
恋愛
私はトバルズ国の公爵令嬢アーリス・イソラ。8歳の時に木の根に引っかかって頭をぶつけたことにより、前世に流行った乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまったことに気づいた。だが、婚約破棄しても国外追放か修道院行きという緩い断罪だった為、自立する為のスキルを学びつつ、国外追放後のスローライフを夢見ていた。
断罪イベントを終えた数日後、目覚めたら幽霊と騒がれてしまい困惑することに…。えっ?私、生きてますけど
※ご都合主義はご愛嬌ということで見逃してください(*・ω・)*_ _)ペコリ
※遅筆なので、ゆっくり更新になるかもしれません。
【完結】転生したので悪役令嬢かと思ったらヒロインの妹でした
果実果音
恋愛
まあ、ラノベとかでよくある話、転生ですね。
そういう類のものは結構読んでたから嬉しいなーと思ったけど、
あれあれ??私ってもしかしても物語にあまり関係の無いというか、全くないモブでは??だって、一度もこんな子出てこなかったもの。
じゃあ、気楽にいきますか。
*『小説家になろう』様でも公開を始めましたが、修正してから公開しているため、こちらよりも遅いです。また、こちらでも、『小説家になろう』様の方で完結しましたら修正していこうと考えています。
転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜
具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、
前世の記憶を取り戻す。
前世は日本の女子学生。
家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、
息苦しい毎日を過ごしていた。
ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。
転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。
女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。
だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、
横暴さを誇るのが「普通」だった。
けれどベアトリーチェは違う。
前世で身につけた「空気を読む力」と、
本を愛する静かな心を持っていた。
そんな彼女には二人の婚約者がいる。
――父違いの、血を分けた兄たち。
彼らは溺愛どころではなく、
「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。
ベアトリーチェは戸惑いながらも、
この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。
※表紙はAI画像です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる