7 / 53
第1章 異世界に立つ
第七話
しおりを挟む
数分もすると、店の入り口にリアカーが置かれ、その上には布団からタオルから、服や歯ブラシなどまで積まれていた。本当に至れり尽くせりである。すると婆さんはリアカーの端っこにチョンと座り、
「ではアキハルさん、初めてのお仕事です。荷車ごと私を家まで運んでもらえるかしら?」
「……わかりました」
リアカーの持ち手部分に入り、腰を入れて力を入れる。
キイイ
軋む音がして、動かなかった。するとオッサンが出てきて、
「おっと、悪いな。ちと待ってろ」
オッサンが店に入り、小瓶を片手に戻ってくると、金属製の車輪の軸受けに液体をかけだした。俺はそれをじっくりと見る。
なるほど、タイヤはゴムのようだ。魔物?の素材かゴムの木から抽出したものだろうか。多少のクッションにはなるだろうが、これでは馬車の乗り心地は悪そうだな。それに車輪の軸を受ける軸受にベアリングらしきものが付いているのを確認出来た。現在の日本のベアリングには程遠いレベルの物だが、ベアリングの概念があるくらいの文明があることがまた一つ証明出来た。しかし精度か強度が低いのか、かなりの頻度で油なりを差さなきゃダメそうだな。
俺は気づかなかったが、婆さんはリアカーを調べている俺をずっと見ていた。
「では頑張ってくださいね、アキハルさん」
俺はリアカーに腰掛けている婆さんから声をかけられ、頭を上げてリアカーの持ち手に戻る。
「はい」
力を入れる。
重い、重いが動く。ベアリングが悲鳴をあげている気がするが、これならばなんとか移動出来そうだ。
『あちらに向かってくださいね』
「はい」
婆さんの言葉に答えながら振り返ると、婆さんは驚いたような表情をしたが、すぐに落ち着いた表情を取り戻した。俺は婆さんの指示の下、一生懸命リアカーを押した。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「はあ、はあ、はあ、はあ!」
遠いよ!どんだけ押させるんだよ!既にリアカーを押し出してから1時間は経っている。
初めは街並みを見学しながらリアカーを押していた。だが、いつまで経ってもゴールに辿りつかない。そのうち必死にリアカーを押していると、なんと5m以上ありそうな壁と、壁と同サイズの開かれた門にたどり着いた。そこで足を止めて辺りを見渡すと、どうやらこの街は、この高い壁に囲まれた街らしい。それに壁の果てが見えない。街の規模も相当ありそうだ。婆さんは門番と話をしていて、門番との話が終わると、
「アキハルさん、出発ですよ?」
「……門の外に?」
「ええ、もうすぐですから」
「……はい」
目の前が真っ暗になりそうなほどの絶望感に包まれるが、ここまで来た以上ここでごねても仕方がない。半ばヤケになり、
「……くそっ、やってやるよ!」
と、気合を入れた。
『あらあら、若いって素敵ですわね、期待が持てますわ』
「はあ!はあ!こっちはお先真っ暗だっつうの!」
俺はリアカーを再度押し始める。ババアは何を考えてるのか、一人で納得するかのようにウンウン頷きながらコロコロ笑っている。
門の外に出てから1時間以上経ち、流石にギブアップして立ち止まった。
「はあ、はあ、はあ、はあ!遠いよ!婆さん!どこまで行くんだよ!」
俺は木の水筒を婆さんから受け取り、一気に水を飲む。
「あらあら、情けないですね、これでは体力作りから始めなきゃいけませんね、勇者さん」
体力作りって。確かにインキャでモヤシ属性だけど、荷物と人1人乗せて古ぼけたリアカーを2時間以上押せただけでも充分体力があるとは言えないか?…………って、
「……勇者?」
ゆっくりと婆さんに振り返ると、婆さんはにっこりと微笑んでいた。
「あらあら、無駄だと思いますけどおとぼけになりますか?勇者のアキハルさん。それもはぐれの」
「……」
おかしい、いつ気づいた?しかも何故か確信を持ってるようだ。勇者とは間違いなく異世界召喚者って意味だろう。女神も勇者召喚と言っていたし。しかしどこで?今まで微塵もそんなそぶりは見せなかったのに。確かに金の価値を聞いたのは失敗したが、それだけで俺が異世界召喚者と確信出来るものか?
『私の声が聞こえますか?アキハルさん』
「……聞こえてる」
すると婆さんはニッコリと笑う。
「そうですか。今話しかけた言葉はエルフ語なんですが、意味がわかるのですね」
「っ!」
「エルフ語を使える人族を、私は見たことがありませんよ。そのお歳でエルフ語が使えるなんて、本当はエルフなのですか?」
婆さんはニコニコしている。
なんだこの流れは。まさか嵌められているのか。つうか【翻訳】は常時発動なのかよ!!じゃあネコ共はどうして?!
「あらあら、警戒しないでくださいね。むしろ私はアキハルさんを助けたくて、アキハルさんを雇ったのですよ?」
「……」
多分、完全にバレている。逃げるか?どこへ?今日食う飯も水もないのに?だがバレたらどうなるのか。
………………、いや、婆さんを信じてみるしかないか。ここで足掻いても無駄な足掻きになりそうだ。
「……いつから……」
婆さんは笑顔のまま、
「そうですね、初めからですかね」
「なんで」
「初めは黒目黒髪で変わった服を着ていて、勇者みたいだなと思いました」
「……黒目黒髪は他にもいる」
「ですね。雇うのは本当に誰でも良かったのよ?でもエルフは勇者が好きですから。勇者っぽいアキハルさんでも良いかなと思っただけです。でもアキハルさんはお金の価値を知らなかった。私はそれで本物かもと思いました」
やはりあれが失敗か。
「500ルクって、屋台で二つも串焼きのお肉を買ったら終わりですよ?いくら食事と住むところを用意すると言っても、働きたい人が働けるお給金じゃありません」
「……」
こんなところにも罠が……。
「住むところと飯が食えれば良いと思って」
「確かに孤児の方ならそうでしょう。私もそういう方が来ると思ってましたから。でも孤児はそんな良い服を着ていません。お金がないならその服を売れば良いのですから」
「……」
ぬかった。その手があったか。別に制服に未練はない。金になるならそうすればよかった。
「アキハルさんの名前を聞いて確信に変わりました。やはり独特の癖のある名前ですからね」
これも抵抗があった。偽名を名乗ろうとも思ったが、これから世話になるのにそれも礼儀に欠けるとか思ってしまった。
「珍しくもない荷車をずいぶん見てましたね。故郷の荷車との違いを比べていたのですか?」
ここまで色々と見られていたか。
「ダメ押しに、会話の所々でエルフ語を使ってみました。アキハルさんはそれにきちんと答えてくれました。知ってますか?初代と一部の勇者は、万物の声を聞くことが出来たのですってよ。そんなことが出来るのは勇者だけです」
トドメは【翻訳】か。
クソが。このスキルが役立つどころか足枷になったじゃねえか!トコトン使えねえな!
「…………はぐれってのは?」
「ここ数百年、いえ、極一部の勇者以外は、全てセントブレイブ教に管理されています。そこからはぐれているからはぐれです」
「セントフォーリアじゃ?」
「その辺のお話も折りを見て教えてあげましょう。それよりもアキハルさん」
「……はい」
「まずは体力作りですね。私はこれでも少しは名の売れた魔法使いなのです。魔法をじっくりと教えてあげますが、魔法使いにも体力は必要ですよ?」
おお!婆さんはただのエロババアじゃなかったか!
女神も魔法は訓練すれば誰でも使えるようになると言っていた。体力には自信はないが、【翻訳】しかない俺にとって、魔法を覚えることは異世界生活の最も重要たる項目だ。これはチャンスだ、何もかもをぶちまけてでも、生きる力を手に入れたい。
「やる気になってくれたようですね」
「ありがとうございます!」
「言葉も無理しなくて良いですよ」
「……わかった、ありがとう、婆さん」
「名前も。私のことはメイリーちゃんと呼んでください」
「……調子に乗るなよ、ババア……」
婆さんはコロコロと笑っていた。確かに可愛げはある。若い頃はずいぶん綺麗だったのだろう。
「さて、休憩は終わりです。あそこに見えるのがアキハルさんのお家になりますよ」
婆さんが杖で指し示す方向に、小さく建物らしきものが見えた。
「遠いよ……」
「さあ、頑張ってくださいね。体力作りも魔法の修行の一環ですからね」
「しゃーねえか……、うし!やったるかあ!!」
俺は再度気合を入れ直して、リアカーを押した。
「ではアキハルさん、初めてのお仕事です。荷車ごと私を家まで運んでもらえるかしら?」
「……わかりました」
リアカーの持ち手部分に入り、腰を入れて力を入れる。
キイイ
軋む音がして、動かなかった。するとオッサンが出てきて、
「おっと、悪いな。ちと待ってろ」
オッサンが店に入り、小瓶を片手に戻ってくると、金属製の車輪の軸受けに液体をかけだした。俺はそれをじっくりと見る。
なるほど、タイヤはゴムのようだ。魔物?の素材かゴムの木から抽出したものだろうか。多少のクッションにはなるだろうが、これでは馬車の乗り心地は悪そうだな。それに車輪の軸を受ける軸受にベアリングらしきものが付いているのを確認出来た。現在の日本のベアリングには程遠いレベルの物だが、ベアリングの概念があるくらいの文明があることがまた一つ証明出来た。しかし精度か強度が低いのか、かなりの頻度で油なりを差さなきゃダメそうだな。
俺は気づかなかったが、婆さんはリアカーを調べている俺をずっと見ていた。
「では頑張ってくださいね、アキハルさん」
俺はリアカーに腰掛けている婆さんから声をかけられ、頭を上げてリアカーの持ち手に戻る。
「はい」
力を入れる。
重い、重いが動く。ベアリングが悲鳴をあげている気がするが、これならばなんとか移動出来そうだ。
『あちらに向かってくださいね』
「はい」
婆さんの言葉に答えながら振り返ると、婆さんは驚いたような表情をしたが、すぐに落ち着いた表情を取り戻した。俺は婆さんの指示の下、一生懸命リアカーを押した。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「はあ、はあ、はあ、はあ!」
遠いよ!どんだけ押させるんだよ!既にリアカーを押し出してから1時間は経っている。
初めは街並みを見学しながらリアカーを押していた。だが、いつまで経ってもゴールに辿りつかない。そのうち必死にリアカーを押していると、なんと5m以上ありそうな壁と、壁と同サイズの開かれた門にたどり着いた。そこで足を止めて辺りを見渡すと、どうやらこの街は、この高い壁に囲まれた街らしい。それに壁の果てが見えない。街の規模も相当ありそうだ。婆さんは門番と話をしていて、門番との話が終わると、
「アキハルさん、出発ですよ?」
「……門の外に?」
「ええ、もうすぐですから」
「……はい」
目の前が真っ暗になりそうなほどの絶望感に包まれるが、ここまで来た以上ここでごねても仕方がない。半ばヤケになり、
「……くそっ、やってやるよ!」
と、気合を入れた。
『あらあら、若いって素敵ですわね、期待が持てますわ』
「はあ!はあ!こっちはお先真っ暗だっつうの!」
俺はリアカーを再度押し始める。ババアは何を考えてるのか、一人で納得するかのようにウンウン頷きながらコロコロ笑っている。
門の外に出てから1時間以上経ち、流石にギブアップして立ち止まった。
「はあ、はあ、はあ、はあ!遠いよ!婆さん!どこまで行くんだよ!」
俺は木の水筒を婆さんから受け取り、一気に水を飲む。
「あらあら、情けないですね、これでは体力作りから始めなきゃいけませんね、勇者さん」
体力作りって。確かにインキャでモヤシ属性だけど、荷物と人1人乗せて古ぼけたリアカーを2時間以上押せただけでも充分体力があるとは言えないか?…………って、
「……勇者?」
ゆっくりと婆さんに振り返ると、婆さんはにっこりと微笑んでいた。
「あらあら、無駄だと思いますけどおとぼけになりますか?勇者のアキハルさん。それもはぐれの」
「……」
おかしい、いつ気づいた?しかも何故か確信を持ってるようだ。勇者とは間違いなく異世界召喚者って意味だろう。女神も勇者召喚と言っていたし。しかしどこで?今まで微塵もそんなそぶりは見せなかったのに。確かに金の価値を聞いたのは失敗したが、それだけで俺が異世界召喚者と確信出来るものか?
『私の声が聞こえますか?アキハルさん』
「……聞こえてる」
すると婆さんはニッコリと笑う。
「そうですか。今話しかけた言葉はエルフ語なんですが、意味がわかるのですね」
「っ!」
「エルフ語を使える人族を、私は見たことがありませんよ。そのお歳でエルフ語が使えるなんて、本当はエルフなのですか?」
婆さんはニコニコしている。
なんだこの流れは。まさか嵌められているのか。つうか【翻訳】は常時発動なのかよ!!じゃあネコ共はどうして?!
「あらあら、警戒しないでくださいね。むしろ私はアキハルさんを助けたくて、アキハルさんを雇ったのですよ?」
「……」
多分、完全にバレている。逃げるか?どこへ?今日食う飯も水もないのに?だがバレたらどうなるのか。
………………、いや、婆さんを信じてみるしかないか。ここで足掻いても無駄な足掻きになりそうだ。
「……いつから……」
婆さんは笑顔のまま、
「そうですね、初めからですかね」
「なんで」
「初めは黒目黒髪で変わった服を着ていて、勇者みたいだなと思いました」
「……黒目黒髪は他にもいる」
「ですね。雇うのは本当に誰でも良かったのよ?でもエルフは勇者が好きですから。勇者っぽいアキハルさんでも良いかなと思っただけです。でもアキハルさんはお金の価値を知らなかった。私はそれで本物かもと思いました」
やはりあれが失敗か。
「500ルクって、屋台で二つも串焼きのお肉を買ったら終わりですよ?いくら食事と住むところを用意すると言っても、働きたい人が働けるお給金じゃありません」
「……」
こんなところにも罠が……。
「住むところと飯が食えれば良いと思って」
「確かに孤児の方ならそうでしょう。私もそういう方が来ると思ってましたから。でも孤児はそんな良い服を着ていません。お金がないならその服を売れば良いのですから」
「……」
ぬかった。その手があったか。別に制服に未練はない。金になるならそうすればよかった。
「アキハルさんの名前を聞いて確信に変わりました。やはり独特の癖のある名前ですからね」
これも抵抗があった。偽名を名乗ろうとも思ったが、これから世話になるのにそれも礼儀に欠けるとか思ってしまった。
「珍しくもない荷車をずいぶん見てましたね。故郷の荷車との違いを比べていたのですか?」
ここまで色々と見られていたか。
「ダメ押しに、会話の所々でエルフ語を使ってみました。アキハルさんはそれにきちんと答えてくれました。知ってますか?初代と一部の勇者は、万物の声を聞くことが出来たのですってよ。そんなことが出来るのは勇者だけです」
トドメは【翻訳】か。
クソが。このスキルが役立つどころか足枷になったじゃねえか!トコトン使えねえな!
「…………はぐれってのは?」
「ここ数百年、いえ、極一部の勇者以外は、全てセントブレイブ教に管理されています。そこからはぐれているからはぐれです」
「セントフォーリアじゃ?」
「その辺のお話も折りを見て教えてあげましょう。それよりもアキハルさん」
「……はい」
「まずは体力作りですね。私はこれでも少しは名の売れた魔法使いなのです。魔法をじっくりと教えてあげますが、魔法使いにも体力は必要ですよ?」
おお!婆さんはただのエロババアじゃなかったか!
女神も魔法は訓練すれば誰でも使えるようになると言っていた。体力には自信はないが、【翻訳】しかない俺にとって、魔法を覚えることは異世界生活の最も重要たる項目だ。これはチャンスだ、何もかもをぶちまけてでも、生きる力を手に入れたい。
「やる気になってくれたようですね」
「ありがとうございます!」
「言葉も無理しなくて良いですよ」
「……わかった、ありがとう、婆さん」
「名前も。私のことはメイリーちゃんと呼んでください」
「……調子に乗るなよ、ババア……」
婆さんはコロコロと笑っていた。確かに可愛げはある。若い頃はずいぶん綺麗だったのだろう。
「さて、休憩は終わりです。あそこに見えるのがアキハルさんのお家になりますよ」
婆さんが杖で指し示す方向に、小さく建物らしきものが見えた。
「遠いよ……」
「さあ、頑張ってくださいね。体力作りも魔法の修行の一環ですからね」
「しゃーねえか……、うし!やったるかあ!!」
俺は再度気合を入れ直して、リアカーを押した。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜
ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」
「街の井戸も空っぽです!」
無能な王太子による身勝手な婚約破棄。
そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを!
ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。
追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!?
優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。
一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。
「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——!
今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける!
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。
ハズレスキル『自動販売機』を授かって婚約破棄されましたが、 実は回復薬も魔力食も出せる最強スキルでした
暖夢 由
ファンタジー
十八歳の成人儀式で授かったのは、誰も聞いたことのない《自動販売機スキル》。
役立たずと嘲られ、婚約者レオンには即座に婚約を破棄され、人生が崩れ落ちたように思えた。
だがそのスキルには、食べ物を作り、摂取すれば魔力を増やし、さらに“治癒効果”を付与できるという隠された力があった。
倒れた母を救い、王都の名門・ヴァルセイン伯爵夫人を救ったことで、カミーラは“呪詛”という闇の存在を知る。伯爵邸で出会った炎の力を持つ公爵家次男レグナスとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく。
やがて王都全体に“謎の病”が蔓延。カミーラは治癒スープの炊き出しを行い、人々を次々と回復へ導く。
一方、病の裏で糸を引いていたのは………。
“無価値”と嘲られたスキルが、いま世界を癒し、未来を照らす光となる――。
構造理解で始めるゼロからの文明開拓
TEKTO
ファンタジー
ブラック企業勤めのサラリーマン・シュウが転生したのは、人間も街も存在しない「完全未開の大陸」だった。
適当な神から与えられたのは、戦闘力ゼロ、魔法適性ゼロのゴミスキル《構造理解》。
だが、物の仕組みを「作れるレベル」で把握できるその力は、現代知識を持つ俺にとっては、最強の「文明構築ツール」だった――!
――これは、ゴミと呼ばれたスキルとガラクタと呼ばれた石で、世界を切り拓く男の物語。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる