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プロローグ
第二十話 謁見、そして邂逅
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夜の闇に曙光が溶け込み、空の一角が白みつつあった。その微かな光が城砦の天窓から差し込み、薄暗い城内を照らしている。
城内を貫くメイン通路、その中央でレカーディオとユミヨが向き合っていた。
「あのピエロ、余計な真似を」
「レカーディオさん。皆はどこですか?」
憤るレカーディオにユミヨが訊ねると、途端に肩を落とす。
「迷宮内で、魔物との混戦中にはぐれたきりだ。安否も分からない」
「そんな。じゃあ魔物たちに襲われたら……」
怖気を覚えたユミヨが話を中断する。周囲を囲うただならぬ気配に目を配る。
赤絨毯の一本道、その左右に設置されたオイルランプに一斉に火が灯る。道の左右には、直立不動の魔人兵が整然と立ち並んでいた。
巨躯に鎧をまとった彼らは、各々両手で握った長剣を地面に突き立てている。一斉に襲い掛かられれば、一たまりもないだろう。
「どうやら俺に手をかける気はないらしい。今のところはな……」
「話し合いなら望むところ。向かいましょう」
二人は想いを一つにし、足元の絨毯の先を見据える。
『いざ、エッゲンハイム王の元へ』
赤絨毯の先には、巨大な門扉が待ち構えていた。そこを通るはずの魔人兵たちは、変わらず静観を保っている。
「おそらくここが……」
ユミヨが言い終えるや否や、観音開きの門がゆっくりと左右に開く。誰も手を触れてはいなかった。
怖気づくユミヨを尻目に、レカーディオがズカズカと入室する。
「ま、待って下さい」
焦ったユミヨがその後を追う。
正面の玉座の左右には一際異質な巨人兵が立ち並んでいる。
「見ろ。玉座に誰かがいる」
レカーディオがユミヨに注意を促す。ユミヨが目を凝らすと、そこには老婆の亡骸が座っていた。血肉はなく、骸骨が衣服を纏った状態だ。
「その玉座にふさわしい人物は儂ではない……。レカーディオ、お前なのだ」
優し気な口調がふわりと耳朶を撫でる。ユミヨたちが揃って振り返ると、そこには男性の老人が佇んでいた。
厳めしい顔に刻まれた皺は、年輪のような渋みがある。張りのある銀髪は束感があり、どこかレカーディオを思わせる。
(間違いない。この男こそエッゲンハイム王。つまりレカーディオの……)
「お久しぶりです、お父上。城内が随分様変わりして驚きましたよ」
「レカーディオ。不遜な皮肉を叩くようになったものだな」
老王の表情がニヒルにゆがむと、吹き抜けになった天井から鎖が三本降りてくる。それぞれに、勇者の仲間たちが吊るされていた。
「酷いっ! 話し合いをするつもりじゃないの?」
「彼らはこの謁見の生き証人として立ち会ってもらう。命の保証はできんがね」
老王が冷然とユミヨを見下ろす。
激昂したレカーディオが剣を抜くと、左右の魔人兵が同時に動く。長剣を交差させ、レカーディオの動きを抑制する。
「陛下! 目を覚まして下され」
拘束されたヨタナンが叫ぶと、老王がその方向を仰ぎ見る。
「帝国は秘密裏に初代魔王と結託していた。他国の反発を抑えるため、魔物に侵略させたハルヴァードを資源ごと乗っ取るつもりだったのだ」
父親の言に、レカーディオが小首を傾げる。
「では、魔王は二人いるのか?」
「違うな。魔王に殺された体が、その役目を引き継いだのだ」
老王の背中から二本の触手が伸び、その片方がレカーディオの胸元を貫いた。突然の衝撃に全員が息を呑む。
「何て酷いことを……」
鎖で縛られたミレニが悲痛な声を絞り出す。
「父上。何故わざわざこんな真似を……」
口の端から吐血しながらも、レカーディオが問いかける。
「悪いが、私は別人格だ。ハルヴァード王の魂は天に召された」
老王の皮膚の色は赤紫に変色し、人ならざる者に変貌を遂げていた。
「この肉体は長持ちしない。魔王の魂を引き継ぐ者が必要なのだ」
彼を貫いた触手が巨大な翼となって広がる。
「自らの手で殺めた者のみ、魔王として転生させることができる。帝国には誤算だったようだがな」
二人の体が折り重なるように倒れ込む。
「レカーディオ、目を覚まして!」
咄嗟に、ユミヨがレカーディオに駆け寄る。
「ユミヨちゃん、私の鎖を断ち切って!」
ユミヨが鎖で縛られたミレニを仰ぎ見る。
「無理よ。その高さじゃあ、手が出せないもの」
「まったく歯がゆいわい。せっかくの魔法が形無しじゃ」
縛られたヨタナンが力なく頭を振る。ユミヨがヴァグロンに視線を移すと、彼はグッタリした様子でうなだれている。どうやら気を失っているようだ。
その時、レカーディオの体がゆらりと立ち上がった。
「この肉体が欲しかったのだ。ハルヴァードの新王こそ、復讐の象徴にふさわしい」
ユミヨが彼の胸を見ると、傷跡はふさがっていなかった。禍々しい光を帯びた瞳がユミヨを見据える。
「哀れな生き証人どもよ。全世界に発信せよ」
両手を広げると、その背中から二つの巨大な翼が広がる。
「デルモンソの血は世界に一滴も残さない。復讐と世界の安寧のため、魔王軍が蹂躙すると!」
高らかに宣言する魔王の体が緑の光に包まれる。魔王が振り返ると、その背後からミレニが抱き留めていた。
ミレニの癒しの魔法がレカーディオの胸の傷跡を塞いでいく。
「レカーディオ、魔王の魂に打ち勝って! あなたは人の王として、この国を再興するのよ」
ユミヨが懸命に声をかけると、魔王と化したレカーディオの瞼がゆっくりと閉じていく。
「まさか……そんな手段が」
巨大な翼が収縮し、レカーディオの体が眠るように崩れ落ちる。
「ミレニさん。どうやって鎖をほどいたの?」
ミレニが指さした先、鎖の先にはビリーディオが逆さまでぶら下がっていた。
魔力を使い切ったミレニが片膝をつく。
「だ、大丈夫?」
「魔力を使い切っただけよ、問題ないわ」
その時、傍らで横たわる老王が目を覚ます。その瞳からは怪しい光が消えていた。
「ユミヨちゃん、離れて!」
ミレニが注意を促すが、ユミヨは冷静に老王の正体を見定めていた。
(さっきまでと気配がまるで違う。ひょっとして別人?)
立ち上がった老王がユミヨに向き直る。そして、かすれた声で話し始めた。
「異世界からの使者よ。私の最期のメッセージを聞いてほしい」
瞳を見開いたユミヨが、真剣な面持ちでうなずく。
「復讐への怨念、魂の悲鳴がすべての呼び水となる。相応の殺意なくば、人への受肉は叶わないのだから……」
ユミヨは確信する。この人物こそ、ゲーム画面越しに語り掛けてきた、老王エッゲンハイム二世に違いなかった。
「心せよ。人心に絶望訪れし時、魔王は再誕するだろう」
言い終えるや、その体が前のめりに崩れ落ちる。と同時に、地面に横たわる老王の体が灰の様に崩れ去っていった。
「異世界の使者? 思えばあなたは、預言者めいたところがあったわね」
ミレニが意味深な流し目をユミヨに送る。
「や、止めて下さい。私は単なる一記者ですよ」
焦るユミヨを見下ろすピエロがケラケラと笑う。ヨタナンとヴァグロンも地面にへたり込んでいた。
「茶番はそこまでにしておきなさい。主役が目を覚ましたわよ」
ビリーディオが地面を指さすと、倒れていたレカーディオが半身を起こしていた。
「レカーディオ。体は大丈夫?」
ミレニに頷いたレカーディオが、胸の傷に手を当てる。
「ミレニが助けてくれたのか。貸しが増えるばかりだな」
ユミヨが手を貸し、レカーディオが立ち上がる。
「そしてユミヨ、あんたは心の恩人だ。最後の一線、あの言葉のお陰で踏みとどまれたぜ」
レカーディオが握手を求め、ユミヨが両手でそれに応える。天窓から朝日が注ぎ、城内をたおやかな光で満たしていた。
城内を貫くメイン通路、その中央でレカーディオとユミヨが向き合っていた。
「あのピエロ、余計な真似を」
「レカーディオさん。皆はどこですか?」
憤るレカーディオにユミヨが訊ねると、途端に肩を落とす。
「迷宮内で、魔物との混戦中にはぐれたきりだ。安否も分からない」
「そんな。じゃあ魔物たちに襲われたら……」
怖気を覚えたユミヨが話を中断する。周囲を囲うただならぬ気配に目を配る。
赤絨毯の一本道、その左右に設置されたオイルランプに一斉に火が灯る。道の左右には、直立不動の魔人兵が整然と立ち並んでいた。
巨躯に鎧をまとった彼らは、各々両手で握った長剣を地面に突き立てている。一斉に襲い掛かられれば、一たまりもないだろう。
「どうやら俺に手をかける気はないらしい。今のところはな……」
「話し合いなら望むところ。向かいましょう」
二人は想いを一つにし、足元の絨毯の先を見据える。
『いざ、エッゲンハイム王の元へ』
赤絨毯の先には、巨大な門扉が待ち構えていた。そこを通るはずの魔人兵たちは、変わらず静観を保っている。
「おそらくここが……」
ユミヨが言い終えるや否や、観音開きの門がゆっくりと左右に開く。誰も手を触れてはいなかった。
怖気づくユミヨを尻目に、レカーディオがズカズカと入室する。
「ま、待って下さい」
焦ったユミヨがその後を追う。
正面の玉座の左右には一際異質な巨人兵が立ち並んでいる。
「見ろ。玉座に誰かがいる」
レカーディオがユミヨに注意を促す。ユミヨが目を凝らすと、そこには老婆の亡骸が座っていた。血肉はなく、骸骨が衣服を纏った状態だ。
「その玉座にふさわしい人物は儂ではない……。レカーディオ、お前なのだ」
優し気な口調がふわりと耳朶を撫でる。ユミヨたちが揃って振り返ると、そこには男性の老人が佇んでいた。
厳めしい顔に刻まれた皺は、年輪のような渋みがある。張りのある銀髪は束感があり、どこかレカーディオを思わせる。
(間違いない。この男こそエッゲンハイム王。つまりレカーディオの……)
「お久しぶりです、お父上。城内が随分様変わりして驚きましたよ」
「レカーディオ。不遜な皮肉を叩くようになったものだな」
老王の表情がニヒルにゆがむと、吹き抜けになった天井から鎖が三本降りてくる。それぞれに、勇者の仲間たちが吊るされていた。
「酷いっ! 話し合いをするつもりじゃないの?」
「彼らはこの謁見の生き証人として立ち会ってもらう。命の保証はできんがね」
老王が冷然とユミヨを見下ろす。
激昂したレカーディオが剣を抜くと、左右の魔人兵が同時に動く。長剣を交差させ、レカーディオの動きを抑制する。
「陛下! 目を覚まして下され」
拘束されたヨタナンが叫ぶと、老王がその方向を仰ぎ見る。
「帝国は秘密裏に初代魔王と結託していた。他国の反発を抑えるため、魔物に侵略させたハルヴァードを資源ごと乗っ取るつもりだったのだ」
父親の言に、レカーディオが小首を傾げる。
「では、魔王は二人いるのか?」
「違うな。魔王に殺された体が、その役目を引き継いだのだ」
老王の背中から二本の触手が伸び、その片方がレカーディオの胸元を貫いた。突然の衝撃に全員が息を呑む。
「何て酷いことを……」
鎖で縛られたミレニが悲痛な声を絞り出す。
「父上。何故わざわざこんな真似を……」
口の端から吐血しながらも、レカーディオが問いかける。
「悪いが、私は別人格だ。ハルヴァード王の魂は天に召された」
老王の皮膚の色は赤紫に変色し、人ならざる者に変貌を遂げていた。
「この肉体は長持ちしない。魔王の魂を引き継ぐ者が必要なのだ」
彼を貫いた触手が巨大な翼となって広がる。
「自らの手で殺めた者のみ、魔王として転生させることができる。帝国には誤算だったようだがな」
二人の体が折り重なるように倒れ込む。
「レカーディオ、目を覚まして!」
咄嗟に、ユミヨがレカーディオに駆け寄る。
「ユミヨちゃん、私の鎖を断ち切って!」
ユミヨが鎖で縛られたミレニを仰ぎ見る。
「無理よ。その高さじゃあ、手が出せないもの」
「まったく歯がゆいわい。せっかくの魔法が形無しじゃ」
縛られたヨタナンが力なく頭を振る。ユミヨがヴァグロンに視線を移すと、彼はグッタリした様子でうなだれている。どうやら気を失っているようだ。
その時、レカーディオの体がゆらりと立ち上がった。
「この肉体が欲しかったのだ。ハルヴァードの新王こそ、復讐の象徴にふさわしい」
ユミヨが彼の胸を見ると、傷跡はふさがっていなかった。禍々しい光を帯びた瞳がユミヨを見据える。
「哀れな生き証人どもよ。全世界に発信せよ」
両手を広げると、その背中から二つの巨大な翼が広がる。
「デルモンソの血は世界に一滴も残さない。復讐と世界の安寧のため、魔王軍が蹂躙すると!」
高らかに宣言する魔王の体が緑の光に包まれる。魔王が振り返ると、その背後からミレニが抱き留めていた。
ミレニの癒しの魔法がレカーディオの胸の傷跡を塞いでいく。
「レカーディオ、魔王の魂に打ち勝って! あなたは人の王として、この国を再興するのよ」
ユミヨが懸命に声をかけると、魔王と化したレカーディオの瞼がゆっくりと閉じていく。
「まさか……そんな手段が」
巨大な翼が収縮し、レカーディオの体が眠るように崩れ落ちる。
「ミレニさん。どうやって鎖をほどいたの?」
ミレニが指さした先、鎖の先にはビリーディオが逆さまでぶら下がっていた。
魔力を使い切ったミレニが片膝をつく。
「だ、大丈夫?」
「魔力を使い切っただけよ、問題ないわ」
その時、傍らで横たわる老王が目を覚ます。その瞳からは怪しい光が消えていた。
「ユミヨちゃん、離れて!」
ミレニが注意を促すが、ユミヨは冷静に老王の正体を見定めていた。
(さっきまでと気配がまるで違う。ひょっとして別人?)
立ち上がった老王がユミヨに向き直る。そして、かすれた声で話し始めた。
「異世界からの使者よ。私の最期のメッセージを聞いてほしい」
瞳を見開いたユミヨが、真剣な面持ちでうなずく。
「復讐への怨念、魂の悲鳴がすべての呼び水となる。相応の殺意なくば、人への受肉は叶わないのだから……」
ユミヨは確信する。この人物こそ、ゲーム画面越しに語り掛けてきた、老王エッゲンハイム二世に違いなかった。
「心せよ。人心に絶望訪れし時、魔王は再誕するだろう」
言い終えるや、その体が前のめりに崩れ落ちる。と同時に、地面に横たわる老王の体が灰の様に崩れ去っていった。
「異世界の使者? 思えばあなたは、預言者めいたところがあったわね」
ミレニが意味深な流し目をユミヨに送る。
「や、止めて下さい。私は単なる一記者ですよ」
焦るユミヨを見下ろすピエロがケラケラと笑う。ヨタナンとヴァグロンも地面にへたり込んでいた。
「茶番はそこまでにしておきなさい。主役が目を覚ましたわよ」
ビリーディオが地面を指さすと、倒れていたレカーディオが半身を起こしていた。
「レカーディオ。体は大丈夫?」
ミレニに頷いたレカーディオが、胸の傷に手を当てる。
「ミレニが助けてくれたのか。貸しが増えるばかりだな」
ユミヨが手を貸し、レカーディオが立ち上がる。
「そしてユミヨ、あんたは心の恩人だ。最後の一線、あの言葉のお陰で踏みとどまれたぜ」
レカーディオが握手を求め、ユミヨが両手でそれに応える。天窓から朝日が注ぎ、城内をたおやかな光で満たしていた。
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