神々の娯楽に巻き込まれて強制異世界転生ー1番長生きした人にご褒美有ります

ぐるぐる

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始まり〜シイ村

それって、不死

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公開予約忘れてましたー!!(T ^ T)

、、、、、、、、、、、、、、、、、



えーと、それって、えーと・・・・・・

あーと、うーんと・・・・・・

『どうぞ』

さっきはさっさと退散しようとしていたのに今はじっくり待ってくれている神。

あのー、では、魔素がなくなることってありますか?
魔素がなくなったら死ぬってことですよね?
でも大気中にも、大地にも、ありとあらゆるものにも魔素がありますよね?

『例えば、誰かが作り出した装置で魔素がなくなるかもしれません』

そんな装置があるんですか?それともこれから誰かが完成させるんですか?

『いえ、装置はありません。完成する予定もありません』



永い沈黙・・・・・・

神とシイはお互いに見つめあっていた。



それって、私は不死ということでしょうか?

『まぁー、実際そうかもしれませんが、死ぬ可能性はゼロではないので、不死ではありません。ステータスにも不死とは記載されていません』

神殿壊して良いですか?

『ダメです。
 あ、面白そうだから良いですよ。
 何しても良いって一番最初にいいましたしね』

もーーーーー!

ルール違反ですよね?
ルール違反で失格ですね?

『いいえ!セーフです!ステータスに記載がないから不死ではありません!』

どういう屁理屈なんだよー!

『他の神もみんなやってますから、大丈夫ですって!
 こないだ亡くなられた方も、能力を不正に、いえ、過剰に付与したのが原因のようなものなんです』

詳しく。

『これ以上は秘密です。ご自身で情報を得てください』

なんで秘密にするのか意味がわからない。

『だから娯楽ですって!シイさんも全力で楽しんでくださいね』

あ、娯楽、娯楽といえば!
神々が楽しむ娯楽って、言ってたけど、どんな事が楽しいわけ?

『それも秘密です。
 シイさんの仰る通り、楽しいって人それぞれ、神それぞれですから、掴みどころがないと思いますが、楽しいかどうかは神々が判断しますから、シイさんたち皆さんは自由に異世界を生きていっていただいて大丈夫です。
 神々のことを気にかける必要は全くありません』

はあ・・・・・・

『では、少しだけ。
 シイさんが盗賊たちを脅して村を作ったことはなかなか面白かったですよ。
 人里に行こうと森を出たのに、街の手前で足止め喰らって、人里に行くどころか、村を作っちゃうとか、もー最高です!
 この後の展開も気になるところです』

ええ・・・・・・
そんなことが、面白かったの?

『はい。ですから、人それぞれなんです。
 結構シイさんは他の神々にも好評なんですよ。
 だからこのまま自由に好きなことをしていってくださいね。
 期待しています!』

うわぁ
私期待されるとダメになる人間なんですよね

『大丈夫です!シイさんはもう人間ではなく妖精ですから!』

全然大丈夫じゃないよね!?
ほぼ不死身!
泣くーーーーーーー!

『ではまた!』

もう行っちゃうの!?
早いよー!

・・・・・・

応答がない。
本当に会話は終わりのようだ。

なんか疲れた。

心が疲れた。

パトラッシュ・・・・・・



「はぁぁぁぁぁぁ」

盛大なため息をひとつついてゆっくり立ち上がった。
すると、神官がおずおずといった感じで近寄ってきた。

「あの、大したお力にはなれないかと思いますが、お話を聞くことでしたらできますよ。心がきっと軽くなると思います。今から別室でいかがでしょうか?」

おおー優しいにいちゃんだ。

にいちゃんの言う通り、誰かに聞いてもらったら心が軽くなるだろうなぁ。
さっきの話をエンにもしたいし。

「では、お言葉に甘えて、是非お願いします」

そうして別室に案内されてきた私たち。
マルコたちもちゃんとついてきてくれた。

見た目おこちゃまな私にはフレッシュなオレンジジュースと、ひとくちサイズのクッキーが出てきた。

しっかりおもてなしをしてくれて私は機嫌が良くなった!
寄付だとか、お布施だとか、そういうの必要かな?
ストレートに聞いちゃうか。

私の前方には案内してくれたにいちゃんと、上司だという壮年の男性が座っていて、ドア付近には2名神官見習いが控えていた。

「あのー、あとでお話を聞いてくださるお礼として寄付を受け取っていただけますか?」

「私どもは皆様の善意として差し出されたものはどんなものでもお受け取りいたします。もちろん金品ではなく感謝の言葉でも問題ありませんよ」

へぇー、ありがとうの一言でも良いのかぁ
覚えておこう。

「では私の話を聞いてください」

ジュースをひとくち飲んでから、心の錘を話した。

転生者であること。
神々の娯楽につきあわされていること。
妖精になったこと。
体が魔素100%のこと。
それのせいでほぼ不死であること。
怒って神殿壊しても良いかって聞いたら神に良いよと許可もらったこと。

ひと息に全部言った。

村人たちは神と関わりがあったことに驚いていたけど、さすが妖精さま!とすんなり受け入れてちっとも疑ってはいなかった。

対して神官の皆様は、お子ちゃまの妄想話を聞いたかのような生暖かい視線を送ってきていた。
しょうがないよね、見た目が異世界お子様サイズだから!

「あ、そうだ!冒険者登録をしてプレートをもらってきたんです!
 神官のみなさんも是非見てください!」

冒険者のプレートの情報なら信じるだろう、私が妖精だってこと。

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