29 / 78
始まり〜シイ村
それって、不死
しおりを挟む
公開予約忘れてましたー!!(T ^ T)
、、、、、、、、、、、、、、、、、
えーと、それって、えーと・・・・・・
あーと、うーんと・・・・・・
『どうぞ』
さっきはさっさと退散しようとしていたのに今はじっくり待ってくれている神。
あのー、では、魔素がなくなることってありますか?
魔素がなくなったら死ぬってことですよね?
でも大気中にも、大地にも、ありとあらゆるものにも魔素がありますよね?
『例えば、誰かが作り出した装置で魔素がなくなるかもしれません』
そんな装置があるんですか?それともこれから誰かが完成させるんですか?
『いえ、装置はありません。完成する予定もありません』
永い沈黙・・・・・・
神とシイはお互いに見つめあっていた。
それって、私は不死ということでしょうか?
『まぁー、実際そうかもしれませんが、死ぬ可能性はゼロではないので、不死ではありません。ステータスにも不死とは記載されていません』
神殿壊して良いですか?
『ダメです。
あ、面白そうだから良いですよ。
何しても良いって一番最初にいいましたしね』
もーーーーー!
ルール違反ですよね?
ルール違反で失格ですね?
『いいえ!セーフです!ステータスに記載がないから不死ではありません!』
どういう屁理屈なんだよー!
『他の神もみんなやってますから、大丈夫ですって!
こないだ亡くなられた方も、能力を不正に、いえ、過剰に付与したのが原因のようなものなんです』
詳しく。
『これ以上は秘密です。ご自身で情報を得てください』
なんで秘密にするのか意味がわからない。
『だから娯楽ですって!シイさんも全力で楽しんでくださいね』
あ、娯楽、娯楽といえば!
神々が楽しむ娯楽って、言ってたけど、どんな事が楽しいわけ?
『それも秘密です。
シイさんの仰る通り、楽しいって人それぞれ、神それぞれですから、掴みどころがないと思いますが、楽しいかどうかは神々が判断しますから、シイさんたち皆さんは自由に異世界を生きていっていただいて大丈夫です。
神々のことを気にかける必要は全くありません』
はあ・・・・・・
『では、少しだけ。
シイさんが盗賊たちを脅して村を作ったことはなかなか面白かったですよ。
人里に行こうと森を出たのに、街の手前で足止め喰らって、人里に行くどころか、村を作っちゃうとか、もー最高です!
この後の展開も気になるところです』
ええ・・・・・・
そんなことが、面白かったの?
『はい。ですから、人それぞれなんです。
結構シイさんは他の神々にも好評なんですよ。
だからこのまま自由に好きなことをしていってくださいね。
期待しています!』
うわぁ
私期待されるとダメになる人間なんですよね
『大丈夫です!シイさんはもう人間ではなく妖精ですから!』
全然大丈夫じゃないよね!?
ほぼ不死身!
泣くーーーーーーー!
『ではまた!』
もう行っちゃうの!?
早いよー!
・・・・・・
応答がない。
本当に会話は終わりのようだ。
なんか疲れた。
心が疲れた。
パトラッシュ・・・・・・
「はぁぁぁぁぁぁ」
盛大なため息をひとつついてゆっくり立ち上がった。
すると、神官がおずおずといった感じで近寄ってきた。
「あの、大したお力にはなれないかと思いますが、お話を聞くことでしたらできますよ。心がきっと軽くなると思います。今から別室でいかがでしょうか?」
おおー優しいにいちゃんだ。
にいちゃんの言う通り、誰かに聞いてもらったら心が軽くなるだろうなぁ。
さっきの話をエンにもしたいし。
「では、お言葉に甘えて、是非お願いします」
そうして別室に案内されてきた私たち。
マルコたちもちゃんとついてきてくれた。
見た目おこちゃまな私にはフレッシュなオレンジジュースと、ひとくちサイズのクッキーが出てきた。
しっかりおもてなしをしてくれて私は機嫌が良くなった!
寄付だとか、お布施だとか、そういうの必要かな?
ストレートに聞いちゃうか。
私の前方には案内してくれたにいちゃんと、上司だという壮年の男性が座っていて、ドア付近には2名神官見習いが控えていた。
「あのー、あとでお話を聞いてくださるお礼として寄付を受け取っていただけますか?」
「私どもは皆様の善意として差し出されたものはどんなものでもお受け取りいたします。もちろん金品ではなく感謝の言葉でも問題ありませんよ」
へぇー、ありがとうの一言でも良いのかぁ
覚えておこう。
「では私の話を聞いてください」
ジュースをひとくち飲んでから、心の錘を話した。
転生者であること。
神々の娯楽につきあわされていること。
妖精になったこと。
体が魔素100%のこと。
それのせいでほぼ不死であること。
怒って神殿壊しても良いかって聞いたら神に良いよと許可もらったこと。
ひと息に全部言った。
村人たちは神と関わりがあったことに驚いていたけど、さすが妖精さま!とすんなり受け入れてちっとも疑ってはいなかった。
対して神官の皆様は、お子ちゃまの妄想話を聞いたかのような生暖かい視線を送ってきていた。
しょうがないよね、見た目が異世界お子様サイズだから!
「あ、そうだ!冒険者登録をしてプレートをもらってきたんです!
神官のみなさんも是非見てください!」
冒険者のプレートの情報なら信じるだろう、私が妖精だってこと。
、、、、、、、、、、、、、、、、、
えーと、それって、えーと・・・・・・
あーと、うーんと・・・・・・
『どうぞ』
さっきはさっさと退散しようとしていたのに今はじっくり待ってくれている神。
あのー、では、魔素がなくなることってありますか?
魔素がなくなったら死ぬってことですよね?
でも大気中にも、大地にも、ありとあらゆるものにも魔素がありますよね?
『例えば、誰かが作り出した装置で魔素がなくなるかもしれません』
そんな装置があるんですか?それともこれから誰かが完成させるんですか?
『いえ、装置はありません。完成する予定もありません』
永い沈黙・・・・・・
神とシイはお互いに見つめあっていた。
それって、私は不死ということでしょうか?
『まぁー、実際そうかもしれませんが、死ぬ可能性はゼロではないので、不死ではありません。ステータスにも不死とは記載されていません』
神殿壊して良いですか?
『ダメです。
あ、面白そうだから良いですよ。
何しても良いって一番最初にいいましたしね』
もーーーーー!
ルール違反ですよね?
ルール違反で失格ですね?
『いいえ!セーフです!ステータスに記載がないから不死ではありません!』
どういう屁理屈なんだよー!
『他の神もみんなやってますから、大丈夫ですって!
こないだ亡くなられた方も、能力を不正に、いえ、過剰に付与したのが原因のようなものなんです』
詳しく。
『これ以上は秘密です。ご自身で情報を得てください』
なんで秘密にするのか意味がわからない。
『だから娯楽ですって!シイさんも全力で楽しんでくださいね』
あ、娯楽、娯楽といえば!
神々が楽しむ娯楽って、言ってたけど、どんな事が楽しいわけ?
『それも秘密です。
シイさんの仰る通り、楽しいって人それぞれ、神それぞれですから、掴みどころがないと思いますが、楽しいかどうかは神々が判断しますから、シイさんたち皆さんは自由に異世界を生きていっていただいて大丈夫です。
神々のことを気にかける必要は全くありません』
はあ・・・・・・
『では、少しだけ。
シイさんが盗賊たちを脅して村を作ったことはなかなか面白かったですよ。
人里に行こうと森を出たのに、街の手前で足止め喰らって、人里に行くどころか、村を作っちゃうとか、もー最高です!
この後の展開も気になるところです』
ええ・・・・・・
そんなことが、面白かったの?
『はい。ですから、人それぞれなんです。
結構シイさんは他の神々にも好評なんですよ。
だからこのまま自由に好きなことをしていってくださいね。
期待しています!』
うわぁ
私期待されるとダメになる人間なんですよね
『大丈夫です!シイさんはもう人間ではなく妖精ですから!』
全然大丈夫じゃないよね!?
ほぼ不死身!
泣くーーーーーーー!
『ではまた!』
もう行っちゃうの!?
早いよー!
・・・・・・
応答がない。
本当に会話は終わりのようだ。
なんか疲れた。
心が疲れた。
パトラッシュ・・・・・・
「はぁぁぁぁぁぁ」
盛大なため息をひとつついてゆっくり立ち上がった。
すると、神官がおずおずといった感じで近寄ってきた。
「あの、大したお力にはなれないかと思いますが、お話を聞くことでしたらできますよ。心がきっと軽くなると思います。今から別室でいかがでしょうか?」
おおー優しいにいちゃんだ。
にいちゃんの言う通り、誰かに聞いてもらったら心が軽くなるだろうなぁ。
さっきの話をエンにもしたいし。
「では、お言葉に甘えて、是非お願いします」
そうして別室に案内されてきた私たち。
マルコたちもちゃんとついてきてくれた。
見た目おこちゃまな私にはフレッシュなオレンジジュースと、ひとくちサイズのクッキーが出てきた。
しっかりおもてなしをしてくれて私は機嫌が良くなった!
寄付だとか、お布施だとか、そういうの必要かな?
ストレートに聞いちゃうか。
私の前方には案内してくれたにいちゃんと、上司だという壮年の男性が座っていて、ドア付近には2名神官見習いが控えていた。
「あのー、あとでお話を聞いてくださるお礼として寄付を受け取っていただけますか?」
「私どもは皆様の善意として差し出されたものはどんなものでもお受け取りいたします。もちろん金品ではなく感謝の言葉でも問題ありませんよ」
へぇー、ありがとうの一言でも良いのかぁ
覚えておこう。
「では私の話を聞いてください」
ジュースをひとくち飲んでから、心の錘を話した。
転生者であること。
神々の娯楽につきあわされていること。
妖精になったこと。
体が魔素100%のこと。
それのせいでほぼ不死であること。
怒って神殿壊しても良いかって聞いたら神に良いよと許可もらったこと。
ひと息に全部言った。
村人たちは神と関わりがあったことに驚いていたけど、さすが妖精さま!とすんなり受け入れてちっとも疑ってはいなかった。
対して神官の皆様は、お子ちゃまの妄想話を聞いたかのような生暖かい視線を送ってきていた。
しょうがないよね、見た目が異世界お子様サイズだから!
「あ、そうだ!冒険者登録をしてプレートをもらってきたんです!
神官のみなさんも是非見てください!」
冒険者のプレートの情報なら信じるだろう、私が妖精だってこと。
13
あなたにおすすめの小説
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
私のアレに値が付いた!?
ネコヅキ
ファンタジー
もしも、金のタマゴを産み落としたなら――
鮎沢佳奈は二十歳の大学生。ある日突然死んでしまった彼女は、神様の代行者を名乗る青年に異世界へと転生。という形で異世界への移住を提案され、移住を快諾した佳奈は喫茶店の看板娘である人物に助けてもらって新たな生活を始めた。
しかしその一週間後。借りたアパートの一室で、白磁の器を揺るがす事件が勃発する。振り返って見てみれば器の中で灰色の物体が鎮座し、その物体の正体を知るべく質屋に持ち込んだ事から彼女の順風満帆の歯車が狂い始める。
自身を金のタマゴを産むガチョウになぞらえ、絶対に知られてはならない秘密を一人抱え込む佳奈の運命はいかに――
・産むのはタマゴではありません! お食事中の方はご注意下さいませ。
・小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
・小説家になろう様にて三十七万PVを突破。
【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる