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第01話「転生」
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日本の地方にある某町。自宅で一人のアラフォーが死を迎えようとしていた。
(痛い・・動けない・・呼吸が苦しい・・・)
高卒後に地元の中小企業へ就職した彼だが、会社が倒産してからアルバイト生活。
その日暮らしだった為に、倒れるその日まで健康診断を受ける事は無かった。
すい臓がん。末期。不規則な生活が悪かったのか・・偏食が悪かったのか・・タバコか酒か・
生きる目標も無く、早々に治療を受けるのは諦めた。
痛みに耐えられず酒を煽る。よたよたと小便に行くとコールタールの様な物が出る。今日死ぬのを覚悟した。
(姉ちゃん・・)
家族は今ここには居ない。もう涙も出ない。幸せだった子供の頃を思い出す。
幸せな4人家族だった。
姉が大好きだった。自覚できる程のシスコンだ。しかし姉が中学生になってから人が変わってしまう。
両親もその頃からお金を廻って喧嘩が絶えなくなる。家庭はどんどん冷めて行った。
それでも高校だけは卒業できたが、その後家族はバラバラになった・・
そして死を迎える。
良い友人に恵まれたので、なけなしのお金を渡して後始末を頼んでいる。
ーーーーー
(え?違う意味で苦しい?何?)
と思った瞬間、呼吸ができる様になった。
「ほぎゃぁぁぁ、ほぎゃぁぁぁ」
呼吸が出来る事を喜ぶ様に叫んだ(泣いた)
自分の状況が分からない。体は動かない。目も見えない。けど苦しくない。
誰かが喜ぶ様に話してるが、何を言ってるのかさっぱりだ。
(ん?いきなり体を洗われてるけどどんな状況?)
怖くてまだ叫ぶ(泣く)
温かい物に包まれたあと、強烈な安心感がやってきて眠ってしまった。
ーーーーー
ドアがノックされる。
「ママ、入って良い?」
「ええ。エルも弟を見てあげて」
ドアが勢い良く開いて、4歳の女の子がママのベッドへ駆けだす。
「可愛い」
顔を間近まで寄せて喜ぶ娘に、パパと助産婦さんはほっこり顔だ。
「あなたは今日からお姉ちゃんよ。この子の事よろしくね。」
「うん」
返事しながら弟の手や頬を触る。幼いとは言え女の子は女としての性質を持っている。マセているとも言う。
(この子はあたしが守るんだ)
パパとママが助産婦さんと話してる横で、密かに決意していた。
ーーーーー
何日か経った。何日か分からない。寝ては起きての繰り返しだ。
(腹が減った・・)
アピールできるのは泣く事だけ。
「ほぎゃっほぎゃっ」
姉らしき人が飛び込んでくる。
「どうしたの?お腹すいたの?」
何かを言ってママを呼んでくる。
死んだ記憶があるので、さすがに現状は理解した。どうやら生まれ変わった様だ。家族構成はパパ、ママ、姉。
パパの名はエディット。ママはエルザ。姉はエル。
前世の家族構成も同じだったなあ・・と思いながらママの母乳を飲む。
げっぷした後、強烈な眠気で再び眠る。
ーーーーー
日々が過ぎ、目が見える様になった。姉らしき人が横に居る。
「ぁーぁー」
挨拶しようとしたが、出来なかったので姉を見つめる。
「エディ、目がきれい」
まだ言葉が分からないが俺の名前はエディの様だ。かなり恥ずかしいな・・何で?
(ああ、前世は日本人だったからか)
しかし、姉も俺も安直な名前だなと思いながら、家族以外の情報が欲しいので姉を見つめる。
「ムフ」
逆効果だったが嬉し恥ずかしの姉に萌えた。
寂しく死んだ記憶があるので、神様に癒し期間を貰ったと思っておこう。
ーーーーー
1歳
何故かある程度言葉が分かるようになった。前世の言語の記憶があるので苦労すると思ってたのだが・・
夕刻にリビングらしき所で探検してるとパパが帰ってきた。
「ぱーぱ」
と言いながら駆け寄る。駆け寄ると言ってもぽてぽてと擬音が付く感じで。
「ただいまエディ。エル。」
と言って抱き上げてくれる。何故かたくましいパパだ。
「パパは今日、大きな熊を倒してきたぞ」
と言いながら肉の塊を出す。
(え?何それ?パパって猟師なの?)
この瞬間に動物や猟師、狩り、釣り等の記憶を思い出す。前世の記憶があるのだが、少ししか思い出せていない。
何か切っ掛けがあると、前世の一部の情報を思い出す感じだ。
俺が驚いてる顔をしているのか、パパがどや顔をする。
「パパとママは冒険者なんだよ。それも銅板なんだ」
と姉ちゃん
(冒険者・・冒険とか探検とか思い出したけど、冒険者って何だっけ?冒険する人で良いのか?)
(と言うか銅板って何だろう?)
情報が足りない様である
※銅板とは冒険者カードの種類である。冒険者ギルド長が推薦し、領主が認証する。
国内なら何処でも活動出来て、身分証明にもなる。
「今は冒険者は副業だけどな。他の連中も冒険者や元冒険者が多いんだよ」
本業は領主の下で木こりと炭やき。領主が管理する森林で仕事してる。ママは針子。
どちらも忙しい時期と暇な時期が両極端なので冒険者もしているそうだ。
「エディットお帰り。あら、ロックベアのお肉ね?」
夕食の準備をしていたママが嬉しそうに肉の塊を地下の保管庫へ移す。
パパから武勇伝を聞く。他の依頼で出かけた時に、たまたま出くわしたと。
3人で連携して倒したみたい。そして肉は冒険者をして手に入れてるのでほとんど買った事が無いそうだ。
両親は仕事をしているが、前世と違って完全に自給自足が可能な世界の様だ。
まだ1歳だがこれまでの観察でもお金の話題が出た事が無い。なのでお金の価値がまだ分からない。
ーーーーー
2歳
この頃には庭ではしゃぎまくっている。ド田舎で何も無いのに全てがキラキラして見えるのだ。
「まって~」
大はしゃぎの俺を追いかける姉ちゃん。捕まって思いっきりハグされる。
「ねーちゃすきー」
うん。ここでも俺はシスコンだった。
自分が姉属性だったと理解したこの日、転機を迎える事になる。
帰宅したパパが、領主経営の図書館から絵本を9冊ほど借りて来てくれたのだ。
「エルの時もこの本だったわね。エディにも読んであげないと」
とママ。しかし姉が
「わたしがする!」
と抗議してる間に、色々と思い出す。絵本を眺めながら「漫画」「小説」「図鑑」「新聞」等色々な紙媒体を思い出した。
そして投稿小説の異世界物を・・
(ああ、俺は異世界に転生したのか。パパ、ママの副業である冒険者も理解できた。
と言う事は、ここは剣と魔法の世界なのか?)
魔法。まだ見た事無いが、もしかしたらあるかも知れないと心がときめく。
姉ちゃんの抗議を聞きながら物思いに耽ってるとパパが言い出す。
「エルは来年には学塾に行く歳だから、エルにも本を借りてきたよ」
姉ちゃんは来年7歳だ。
「嫌!行かない!エディに色々教えるの!」
ママが困りながら
「読み書きや計算の勉強はした方が良いわ。友達も増えるし王都の学園までは言わないから学塾には行った方が良いわよ」
「ママが色々教えてくれたもん。行かなくてもエディに教えれるよ」
姉ちゃんと両親が問答している横で俺も困っていた。会話で日本の義務教育を思い出したのだ。
(俺もママが文字や足し算等簡単なのを教えてくれたけど、そのレベルだとアレだよな・・)
そう思いながら、姉と離れたく無い気持ちもある。前世で姉が中学生になってから人が変わってしまったのを思い出す。
(あんな思いをするなら、姉ちゃんには学校に行って欲しくない・・けど行った方が良い・)
来年の話だが、もうすぐ冬を迎える。この世界は春に年が変わる。薪や炭でパパの仕事が多いので、絵本を沢山借りてくれたのだ。
「そうねえ・・学塾の方は年が明けてからきちんと話合いましょ。
お金の心配は要らないから、あなたがどうしたいのかよく考えておきなさい」
とママ
「わたしはエディに勉強を教えるの」
どうやら姉はブラコンの様だ。寝る時も一緒なのだ。だがこの一言で閃きがやってきた
(小学校ぐらいのレベルなら、俺が姉ちゃんに教える事ができるのでは?)
この世界の事は知らない。だが誘導は出来るのではないか?何処で?
絵本を見ながら
(図書館に行ければ姉ちゃんと勉強できるのでは?)
家からは図書館は見えないので結構距離がありそう。必要なのは情報と体力。春に備えて色々とする事にした。
外で遊ぶだけでなく、姉と一緒に家事の手伝い。この時、初めてママの魔法を見た。
「みゅ?ひ?」
「エディは初めて見るのかしら?これは火の魔法よ」
なんですとー!
(痛い・・動けない・・呼吸が苦しい・・・)
高卒後に地元の中小企業へ就職した彼だが、会社が倒産してからアルバイト生活。
その日暮らしだった為に、倒れるその日まで健康診断を受ける事は無かった。
すい臓がん。末期。不規則な生活が悪かったのか・・偏食が悪かったのか・・タバコか酒か・
生きる目標も無く、早々に治療を受けるのは諦めた。
痛みに耐えられず酒を煽る。よたよたと小便に行くとコールタールの様な物が出る。今日死ぬのを覚悟した。
(姉ちゃん・・)
家族は今ここには居ない。もう涙も出ない。幸せだった子供の頃を思い出す。
幸せな4人家族だった。
姉が大好きだった。自覚できる程のシスコンだ。しかし姉が中学生になってから人が変わってしまう。
両親もその頃からお金を廻って喧嘩が絶えなくなる。家庭はどんどん冷めて行った。
それでも高校だけは卒業できたが、その後家族はバラバラになった・・
そして死を迎える。
良い友人に恵まれたので、なけなしのお金を渡して後始末を頼んでいる。
ーーーーー
(え?違う意味で苦しい?何?)
と思った瞬間、呼吸ができる様になった。
「ほぎゃぁぁぁ、ほぎゃぁぁぁ」
呼吸が出来る事を喜ぶ様に叫んだ(泣いた)
自分の状況が分からない。体は動かない。目も見えない。けど苦しくない。
誰かが喜ぶ様に話してるが、何を言ってるのかさっぱりだ。
(ん?いきなり体を洗われてるけどどんな状況?)
怖くてまだ叫ぶ(泣く)
温かい物に包まれたあと、強烈な安心感がやってきて眠ってしまった。
ーーーーー
ドアがノックされる。
「ママ、入って良い?」
「ええ。エルも弟を見てあげて」
ドアが勢い良く開いて、4歳の女の子がママのベッドへ駆けだす。
「可愛い」
顔を間近まで寄せて喜ぶ娘に、パパと助産婦さんはほっこり顔だ。
「あなたは今日からお姉ちゃんよ。この子の事よろしくね。」
「うん」
返事しながら弟の手や頬を触る。幼いとは言え女の子は女としての性質を持っている。マセているとも言う。
(この子はあたしが守るんだ)
パパとママが助産婦さんと話してる横で、密かに決意していた。
ーーーーー
何日か経った。何日か分からない。寝ては起きての繰り返しだ。
(腹が減った・・)
アピールできるのは泣く事だけ。
「ほぎゃっほぎゃっ」
姉らしき人が飛び込んでくる。
「どうしたの?お腹すいたの?」
何かを言ってママを呼んでくる。
死んだ記憶があるので、さすがに現状は理解した。どうやら生まれ変わった様だ。家族構成はパパ、ママ、姉。
パパの名はエディット。ママはエルザ。姉はエル。
前世の家族構成も同じだったなあ・・と思いながらママの母乳を飲む。
げっぷした後、強烈な眠気で再び眠る。
ーーーーー
日々が過ぎ、目が見える様になった。姉らしき人が横に居る。
「ぁーぁー」
挨拶しようとしたが、出来なかったので姉を見つめる。
「エディ、目がきれい」
まだ言葉が分からないが俺の名前はエディの様だ。かなり恥ずかしいな・・何で?
(ああ、前世は日本人だったからか)
しかし、姉も俺も安直な名前だなと思いながら、家族以外の情報が欲しいので姉を見つめる。
「ムフ」
逆効果だったが嬉し恥ずかしの姉に萌えた。
寂しく死んだ記憶があるので、神様に癒し期間を貰ったと思っておこう。
ーーーーー
1歳
何故かある程度言葉が分かるようになった。前世の言語の記憶があるので苦労すると思ってたのだが・・
夕刻にリビングらしき所で探検してるとパパが帰ってきた。
「ぱーぱ」
と言いながら駆け寄る。駆け寄ると言ってもぽてぽてと擬音が付く感じで。
「ただいまエディ。エル。」
と言って抱き上げてくれる。何故かたくましいパパだ。
「パパは今日、大きな熊を倒してきたぞ」
と言いながら肉の塊を出す。
(え?何それ?パパって猟師なの?)
この瞬間に動物や猟師、狩り、釣り等の記憶を思い出す。前世の記憶があるのだが、少ししか思い出せていない。
何か切っ掛けがあると、前世の一部の情報を思い出す感じだ。
俺が驚いてる顔をしているのか、パパがどや顔をする。
「パパとママは冒険者なんだよ。それも銅板なんだ」
と姉ちゃん
(冒険者・・冒険とか探検とか思い出したけど、冒険者って何だっけ?冒険する人で良いのか?)
(と言うか銅板って何だろう?)
情報が足りない様である
※銅板とは冒険者カードの種類である。冒険者ギルド長が推薦し、領主が認証する。
国内なら何処でも活動出来て、身分証明にもなる。
「今は冒険者は副業だけどな。他の連中も冒険者や元冒険者が多いんだよ」
本業は領主の下で木こりと炭やき。領主が管理する森林で仕事してる。ママは針子。
どちらも忙しい時期と暇な時期が両極端なので冒険者もしているそうだ。
「エディットお帰り。あら、ロックベアのお肉ね?」
夕食の準備をしていたママが嬉しそうに肉の塊を地下の保管庫へ移す。
パパから武勇伝を聞く。他の依頼で出かけた時に、たまたま出くわしたと。
3人で連携して倒したみたい。そして肉は冒険者をして手に入れてるのでほとんど買った事が無いそうだ。
両親は仕事をしているが、前世と違って完全に自給自足が可能な世界の様だ。
まだ1歳だがこれまでの観察でもお金の話題が出た事が無い。なのでお金の価値がまだ分からない。
ーーーーー
2歳
この頃には庭ではしゃぎまくっている。ド田舎で何も無いのに全てがキラキラして見えるのだ。
「まって~」
大はしゃぎの俺を追いかける姉ちゃん。捕まって思いっきりハグされる。
「ねーちゃすきー」
うん。ここでも俺はシスコンだった。
自分が姉属性だったと理解したこの日、転機を迎える事になる。
帰宅したパパが、領主経営の図書館から絵本を9冊ほど借りて来てくれたのだ。
「エルの時もこの本だったわね。エディにも読んであげないと」
とママ。しかし姉が
「わたしがする!」
と抗議してる間に、色々と思い出す。絵本を眺めながら「漫画」「小説」「図鑑」「新聞」等色々な紙媒体を思い出した。
そして投稿小説の異世界物を・・
(ああ、俺は異世界に転生したのか。パパ、ママの副業である冒険者も理解できた。
と言う事は、ここは剣と魔法の世界なのか?)
魔法。まだ見た事無いが、もしかしたらあるかも知れないと心がときめく。
姉ちゃんの抗議を聞きながら物思いに耽ってるとパパが言い出す。
「エルは来年には学塾に行く歳だから、エルにも本を借りてきたよ」
姉ちゃんは来年7歳だ。
「嫌!行かない!エディに色々教えるの!」
ママが困りながら
「読み書きや計算の勉強はした方が良いわ。友達も増えるし王都の学園までは言わないから学塾には行った方が良いわよ」
「ママが色々教えてくれたもん。行かなくてもエディに教えれるよ」
姉ちゃんと両親が問答している横で俺も困っていた。会話で日本の義務教育を思い出したのだ。
(俺もママが文字や足し算等簡単なのを教えてくれたけど、そのレベルだとアレだよな・・)
そう思いながら、姉と離れたく無い気持ちもある。前世で姉が中学生になってから人が変わってしまったのを思い出す。
(あんな思いをするなら、姉ちゃんには学校に行って欲しくない・・けど行った方が良い・)
来年の話だが、もうすぐ冬を迎える。この世界は春に年が変わる。薪や炭でパパの仕事が多いので、絵本を沢山借りてくれたのだ。
「そうねえ・・学塾の方は年が明けてからきちんと話合いましょ。
お金の心配は要らないから、あなたがどうしたいのかよく考えておきなさい」
とママ
「わたしはエディに勉強を教えるの」
どうやら姉はブラコンの様だ。寝る時も一緒なのだ。だがこの一言で閃きがやってきた
(小学校ぐらいのレベルなら、俺が姉ちゃんに教える事ができるのでは?)
この世界の事は知らない。だが誘導は出来るのではないか?何処で?
絵本を見ながら
(図書館に行ければ姉ちゃんと勉強できるのでは?)
家からは図書館は見えないので結構距離がありそう。必要なのは情報と体力。春に備えて色々とする事にした。
外で遊ぶだけでなく、姉と一緒に家事の手伝い。この時、初めてママの魔法を見た。
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