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第10話「お仕事見学」
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たっぷりとロランに口づけされ、ポンっと唇を離す
「エディ、待たせて御免ね。今日は一緒に居るよ!」
俺とあなたはそんな関係ではありません。てかパパ、彼女に何て言ったんだ?
引き攣った顔のまま、姉を見る。真っ赤になってぽかんとしていた。近寄って誤魔化す
「こんなあいさつをする国があるんだって」
「そ・・そお?」
「エルも今日はよろしくね」
そう言いながらロランは姉に近づく。姉ちゃんは俺の後ろに回り込む。
(あれ?なんか睨み合ってる?)
「そ、そういう事は結婚する人としないとダメだと思いますっ」
「え?結婚するのよ?」
「・・・」
俺は姉ちゃんを助ける
「ぼくねえちゃんとけっこんする」
「エディっ!!」
姉ちゃんにハグしてもらう。ロランに負けじとキスをしてきた。
姉ちゃんもたいがいだなあと思いながら、俺にはおいしい展開になった。
幸せを感じながらちらっとロランを見ると、平然としている。俺と姉ちゃんが書いた魔法陣を見ていた。
(そう言えばロランは貴族の妾の子だったな)
ん?もしかして俺にもラノベ読者の憧れ、ハーレムができてしまうのか?片や姉、片や16歳年上の変態だが・・
「・・・」
ちょっと落ち込む
パパとガルべスが馬に乗りやって来る。ガルべスはとても大きな馬に乗っている。
「ロラン、急ぎすぎだぞ」
とパパ
「エディが会いたがってるって言うから急いだのよ」
言ってませんよパパ。どうやらパパの一言でロランに火を点けてしまった様だ。
姉ちゃんはパパの馬に乗せてもらった。俺はガルべスの馬に乗ろうと思ったが・・でかすぎる。するとロランが抱えてくれた。
そのままロランの馬に乗せ、俺を包むようにして手綱を掴む。
「このコはポル。仲良くしてあげてね。ポル、あなたのご主人になるエディよ」
「ヒヒィン」
(ポル、返事しないでくれ)
「ろらんさんの馬なの?」
「そうよ。大切な馬なの」
馬は維持が大変だ。パパも含めて殆どの人は業者から借りてくる。
ロランがこの国に来た話を思い出す。真っ黒なローブと灰色の馬を愛用するロラン
(もしかしてロランは父親が大好きだったり?)
逃げるようにしてこの国にやって来たロラン。でも家族の事は大好きなのかも知れない。
そう思うとエディは少し寂しくなる。自身も家族を愛しているからだ。
(せめて今日ぐらいは・・)
「準備いいか?」
ガルべスが聞く
「がるべすさんも来てくれたの?」
「ハッ!今朝たまたま会ってな、面白そうなんで付いて来たんだ」
「おもしろそうって・・」
「ロランが依頼を受けるなんてこんな面白い事ねーじゃねーか?」
「・・・さくにゅう行ったよね?」
「フェルヴが引っ張ってきたんだ。魔族じゃねーか?と思うぐらい引き籠ってるからな!」
ロランはブスっとしている
(え?魔族って引き籠りなの?)
「まぞくって外にでないの?」
「ああ。ひと稼ぎしたら当分見かける事は無い。近所に住んでも2年ぶりに会ったなんて言う奴もいるぐらいだ」
引き籠りやニート、彼らには定番のゲーム機等を思い出す・・・
(この世界にゲームがあったら彼らが羨む様な人種だな。魔法も使えて長生きだし)
「このまちに居るの?」
「30人は居るぜ。全員冒険者登録してたはずだ」
(マジか)
「あってみたい」
「おう、今度連れってやる」
魔族に会える事になった。ガルべスはよく知っている様だ。
踵を返して目的の第3森林に向かう。
ーーーーー
ガルべス。領地となる土地の開発時期から関わった熊獣人アンガスの孫。
アンガスはアオキ・セイジを助ける為に、家族や協力者を連れてこの地にやってきた。
自国が助けられた事もあり、恩を感じていた。
冒険者をしながら世直しっぽい事をしてきたアオキ。4枚の銀板は4つの国の承認だ。
しかしレヴィネール王国での騒動で世界を巻き込む事になる。
アオキ・セイジを奪いに来る国、排除に来る国、助けにくる国。
近代化の技術を公開した事により、力を付けて行ったのは積極的に協力してくれた一部の商会と冒険者ギルド。
逆に横柄な貴族や一部の冒険者ギルド、出遅れた国の長達は焦って間違った行動を起こす。
アンガスはアオキの盾となり影で支えた。相手の殲滅は簡単だがそれでは何も変わらない。
意識を変えていく貴族や国には協力し、そうでない者は排除する。
そして落ちぶれて行く貴族達の恨みはアンガスへ向けられ、暗殺と言う結果を招いた。
ガルべスは祖父を尊敬している。口は悪いが行動はアンガスその物である。
面白そうと言いながら今回、銅板が懸かっているロランとエディ姉弟が心配だったのだ。
ーーーーー
市街地を抜け穀倉地帯みたいな所に来る。
「パパ、何をつくってるの?」
「この辺りは麦。第3森林に近づくと大豆畑になるよ」
(前世と同じだあ)
まじまじと眺めながら進むとガルべスが教えてくれた
「これらはアオキ・セイジがどっかから持って来たらしいぜ」
「ここにはなかったの?」
「この辺りは魔獣の生息地だったからな」
「まじゅうってこわいの?」
「じいさんの時代は対抗できる手段が無かったと聞いてるな。この辺りも開拓する時は魔族がやったらしい」
本には無い情報だ
※アンガスですらアオキから魔剣を与えられるまで魔獣とは戦えなかった
「まぞくつよいの?」
「古代魔法は強力だぜ。まあ滅多と見れないがな」
(何で人族に負けたんだろう?)
「使えるよ」
ボソっとロランが言った。え?古代魔法できんの?
突っ込まないでガルべスと会話する。
「昔せんそうでまけたよね?」
「ああ。奴らは動かない事で有名だからな」
「うごかない?」
「早い話、仕事をしたがらないって事だ。で、よく働く奴が魔王にされる。下の奴らは魔王に働かせて人生を謳歌してるんだ」
(魔王はハズレ職って事か)
「よくかいたくしてくれたね」
「アオキ・セイジに恩があったらしいぜ。じいさんから色んな話を親父が聞いててな」
「がるべすさんのじいさんって?」
「アンガスじいさんだ」
「「!!」」
姉ちゃんが振り向いてパパを押しのける
「アンガスじいさんってあのアンガス?」
「ああ」
ガルべスがどや顔をする。姉ちゃんは憧れてる様で目つきが違う。サイン下さいって今にも言い出しそう
(あー、有名人って前世でもそうだったよな)
そして父親から聞いた当時の事を話してくれた。
ーーーーー
第4章、開拓(要約)
魔法歴807年。国王が初めてアオキが開拓している街に訪れた。
あまりの広さに驚く国王。アオキは10万人都市を目指していると説明した。
10万人と言えば、小さな領地の総人口である。それを一つの街に入れる。
※当時の国民の総人口が200~300万人。現在は600万人。(世界の国、平均で500万人)
※現在の領民は50万人。シルヴェール街のみで10万人。エディットの家の様に離れた所にも住居が点在します。
建物がとても多く、工場と呼ぶ物がある。蛇口を捻ると何処でも綺麗な水が出て、汚水は全くと言っていいぐらい見当たらない。
トイレは清潔だ。何処の国の知識か分からないが、アオキが非常に拘った。
そしてレヴィネール王国の食糧庫と呼ばれる事になる農地の広さは圧巻だった。
魔獣がとても多く、大木の森だったこの地で、麦や大豆に野菜・果物から調味料になる植物まで、あらゆる物を生産する予定だ。
※ロバルデュー領はレヴィネール国の北東部に位置します。さらに北が北の大森林。雪は少なめだが、大森林の雪解け水が豊富。
そして王とアオキは公開する近代化技術を、事前協議の内容と照らし合わせながら決めて行く。
アンガスは暗殺されるまで一人が潤うのでは無く、多くの人に職を与える為の工夫を常に考えていた。
魔道具を進化させた機械化・自動化と呼ばれた技術は、多くが封印される。現代魔法を使えれば人手で十分だとアオキは説明した。
そしてむやみにアオキの技術書や指南書を作られない様にと、彼が印刷と言った技術も封印される。
大量生産が可能でも食品等の価格自体は下がらなかったが、安定供給が可能になり働き手も職を失わない所か、関連した職業が増えた。
ーーーーー
目を輝かせながら話を聞く俺と姉ちゃん。ロランも黙って聞いていた。思う所がありそうだ
そうしてる内にだだっ広い雑草の畑みたいな場所に来る。なんか草を食べてる動物がいっぱいいる。
パパが見渡す
「今年も多いな」
「これだいず?」
「ただの雑草だよ。土作りと種まきが始まるから今の内に彼らを間引きするんだ」
シカ、イノシシ、あれはウサギ?もっと小さいのも居る
ロランがポケットから何かを書かれた紙を出す。パパが聞く。
「注文はどれぐらいある?」
「う~ん。居たらシカが60。イノシシは40。ウサギは取れるだけ」
「なにそれ?」
「商業ギルドからの注文だよ」
なるほど肉か。そう言えばこの世界では食用の牛とか居なかったな。
「さてロラン、どうする?」
「焼いちゃう?」
ガルべスが突っ込む
「ここで焼き肉にしてどうすんだ?商業ギルドに食べに来いって言うのか?」
「う~ん」
「出来れば無傷が良いけどな」
「この数を?エディット鬼畜だね」
「無理か?」
「無理です」
あざとく聞いてみる
「むりなの?」
「出来るよ」
と、ロランがにっこり
「「出来るんかいっ!」」
パパとガルべスが突っ込んだ
「でも精霊が応えてくれた場合だよ」
「なんだそりゃ?精霊魔法でも使うのか?」
「そうだよ」
一同沈黙した。そしてパパが呆れたように言う
「初耳なんだがな・・フェルヴにでも教えてもらったのか?」
「うーん、ちょっと違う?フェルヴの真似をしたら精霊が応えてくれただけ」
パパとガルべスは理解し難い様だ。俺が聞いてみる
「ろらんさんって精霊とおはなしできるの?」
「できないよ?」
「・・・」
俺も分からなくなった。ロラン、どんだけチートなんだよ?
※ロランは数少ない魔法国家グリモワールの魔法使いの末裔。
魔法使い達はエルフの国とも親交があり、精霊達はその存在をよく知っていた。
精霊達にとってロランの持つ魔力は、懐かしい人達の魔力である。
「エディ、待たせて御免ね。今日は一緒に居るよ!」
俺とあなたはそんな関係ではありません。てかパパ、彼女に何て言ったんだ?
引き攣った顔のまま、姉を見る。真っ赤になってぽかんとしていた。近寄って誤魔化す
「こんなあいさつをする国があるんだって」
「そ・・そお?」
「エルも今日はよろしくね」
そう言いながらロランは姉に近づく。姉ちゃんは俺の後ろに回り込む。
(あれ?なんか睨み合ってる?)
「そ、そういう事は結婚する人としないとダメだと思いますっ」
「え?結婚するのよ?」
「・・・」
俺は姉ちゃんを助ける
「ぼくねえちゃんとけっこんする」
「エディっ!!」
姉ちゃんにハグしてもらう。ロランに負けじとキスをしてきた。
姉ちゃんもたいがいだなあと思いながら、俺にはおいしい展開になった。
幸せを感じながらちらっとロランを見ると、平然としている。俺と姉ちゃんが書いた魔法陣を見ていた。
(そう言えばロランは貴族の妾の子だったな)
ん?もしかして俺にもラノベ読者の憧れ、ハーレムができてしまうのか?片や姉、片や16歳年上の変態だが・・
「・・・」
ちょっと落ち込む
パパとガルべスが馬に乗りやって来る。ガルべスはとても大きな馬に乗っている。
「ロラン、急ぎすぎだぞ」
とパパ
「エディが会いたがってるって言うから急いだのよ」
言ってませんよパパ。どうやらパパの一言でロランに火を点けてしまった様だ。
姉ちゃんはパパの馬に乗せてもらった。俺はガルべスの馬に乗ろうと思ったが・・でかすぎる。するとロランが抱えてくれた。
そのままロランの馬に乗せ、俺を包むようにして手綱を掴む。
「このコはポル。仲良くしてあげてね。ポル、あなたのご主人になるエディよ」
「ヒヒィン」
(ポル、返事しないでくれ)
「ろらんさんの馬なの?」
「そうよ。大切な馬なの」
馬は維持が大変だ。パパも含めて殆どの人は業者から借りてくる。
ロランがこの国に来た話を思い出す。真っ黒なローブと灰色の馬を愛用するロラン
(もしかしてロランは父親が大好きだったり?)
逃げるようにしてこの国にやって来たロラン。でも家族の事は大好きなのかも知れない。
そう思うとエディは少し寂しくなる。自身も家族を愛しているからだ。
(せめて今日ぐらいは・・)
「準備いいか?」
ガルべスが聞く
「がるべすさんも来てくれたの?」
「ハッ!今朝たまたま会ってな、面白そうなんで付いて来たんだ」
「おもしろそうって・・」
「ロランが依頼を受けるなんてこんな面白い事ねーじゃねーか?」
「・・・さくにゅう行ったよね?」
「フェルヴが引っ張ってきたんだ。魔族じゃねーか?と思うぐらい引き籠ってるからな!」
ロランはブスっとしている
(え?魔族って引き籠りなの?)
「まぞくって外にでないの?」
「ああ。ひと稼ぎしたら当分見かける事は無い。近所に住んでも2年ぶりに会ったなんて言う奴もいるぐらいだ」
引き籠りやニート、彼らには定番のゲーム機等を思い出す・・・
(この世界にゲームがあったら彼らが羨む様な人種だな。魔法も使えて長生きだし)
「このまちに居るの?」
「30人は居るぜ。全員冒険者登録してたはずだ」
(マジか)
「あってみたい」
「おう、今度連れってやる」
魔族に会える事になった。ガルべスはよく知っている様だ。
踵を返して目的の第3森林に向かう。
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ガルべス。領地となる土地の開発時期から関わった熊獣人アンガスの孫。
アンガスはアオキ・セイジを助ける為に、家族や協力者を連れてこの地にやってきた。
自国が助けられた事もあり、恩を感じていた。
冒険者をしながら世直しっぽい事をしてきたアオキ。4枚の銀板は4つの国の承認だ。
しかしレヴィネール王国での騒動で世界を巻き込む事になる。
アオキ・セイジを奪いに来る国、排除に来る国、助けにくる国。
近代化の技術を公開した事により、力を付けて行ったのは積極的に協力してくれた一部の商会と冒険者ギルド。
逆に横柄な貴族や一部の冒険者ギルド、出遅れた国の長達は焦って間違った行動を起こす。
アンガスはアオキの盾となり影で支えた。相手の殲滅は簡単だがそれでは何も変わらない。
意識を変えていく貴族や国には協力し、そうでない者は排除する。
そして落ちぶれて行く貴族達の恨みはアンガスへ向けられ、暗殺と言う結果を招いた。
ガルべスは祖父を尊敬している。口は悪いが行動はアンガスその物である。
面白そうと言いながら今回、銅板が懸かっているロランとエディ姉弟が心配だったのだ。
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市街地を抜け穀倉地帯みたいな所に来る。
「パパ、何をつくってるの?」
「この辺りは麦。第3森林に近づくと大豆畑になるよ」
(前世と同じだあ)
まじまじと眺めながら進むとガルべスが教えてくれた
「これらはアオキ・セイジがどっかから持って来たらしいぜ」
「ここにはなかったの?」
「この辺りは魔獣の生息地だったからな」
「まじゅうってこわいの?」
「じいさんの時代は対抗できる手段が無かったと聞いてるな。この辺りも開拓する時は魔族がやったらしい」
本には無い情報だ
※アンガスですらアオキから魔剣を与えられるまで魔獣とは戦えなかった
「まぞくつよいの?」
「古代魔法は強力だぜ。まあ滅多と見れないがな」
(何で人族に負けたんだろう?)
「使えるよ」
ボソっとロランが言った。え?古代魔法できんの?
突っ込まないでガルべスと会話する。
「昔せんそうでまけたよね?」
「ああ。奴らは動かない事で有名だからな」
「うごかない?」
「早い話、仕事をしたがらないって事だ。で、よく働く奴が魔王にされる。下の奴らは魔王に働かせて人生を謳歌してるんだ」
(魔王はハズレ職って事か)
「よくかいたくしてくれたね」
「アオキ・セイジに恩があったらしいぜ。じいさんから色んな話を親父が聞いててな」
「がるべすさんのじいさんって?」
「アンガスじいさんだ」
「「!!」」
姉ちゃんが振り向いてパパを押しのける
「アンガスじいさんってあのアンガス?」
「ああ」
ガルべスがどや顔をする。姉ちゃんは憧れてる様で目つきが違う。サイン下さいって今にも言い出しそう
(あー、有名人って前世でもそうだったよな)
そして父親から聞いた当時の事を話してくれた。
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第4章、開拓(要約)
魔法歴807年。国王が初めてアオキが開拓している街に訪れた。
あまりの広さに驚く国王。アオキは10万人都市を目指していると説明した。
10万人と言えば、小さな領地の総人口である。それを一つの街に入れる。
※当時の国民の総人口が200~300万人。現在は600万人。(世界の国、平均で500万人)
※現在の領民は50万人。シルヴェール街のみで10万人。エディットの家の様に離れた所にも住居が点在します。
建物がとても多く、工場と呼ぶ物がある。蛇口を捻ると何処でも綺麗な水が出て、汚水は全くと言っていいぐらい見当たらない。
トイレは清潔だ。何処の国の知識か分からないが、アオキが非常に拘った。
そしてレヴィネール王国の食糧庫と呼ばれる事になる農地の広さは圧巻だった。
魔獣がとても多く、大木の森だったこの地で、麦や大豆に野菜・果物から調味料になる植物まで、あらゆる物を生産する予定だ。
※ロバルデュー領はレヴィネール国の北東部に位置します。さらに北が北の大森林。雪は少なめだが、大森林の雪解け水が豊富。
そして王とアオキは公開する近代化技術を、事前協議の内容と照らし合わせながら決めて行く。
アンガスは暗殺されるまで一人が潤うのでは無く、多くの人に職を与える為の工夫を常に考えていた。
魔道具を進化させた機械化・自動化と呼ばれた技術は、多くが封印される。現代魔法を使えれば人手で十分だとアオキは説明した。
そしてむやみにアオキの技術書や指南書を作られない様にと、彼が印刷と言った技術も封印される。
大量生産が可能でも食品等の価格自体は下がらなかったが、安定供給が可能になり働き手も職を失わない所か、関連した職業が増えた。
ーーーーー
目を輝かせながら話を聞く俺と姉ちゃん。ロランも黙って聞いていた。思う所がありそうだ
そうしてる内にだだっ広い雑草の畑みたいな場所に来る。なんか草を食べてる動物がいっぱいいる。
パパが見渡す
「今年も多いな」
「これだいず?」
「ただの雑草だよ。土作りと種まきが始まるから今の内に彼らを間引きするんだ」
シカ、イノシシ、あれはウサギ?もっと小さいのも居る
ロランがポケットから何かを書かれた紙を出す。パパが聞く。
「注文はどれぐらいある?」
「う~ん。居たらシカが60。イノシシは40。ウサギは取れるだけ」
「なにそれ?」
「商業ギルドからの注文だよ」
なるほど肉か。そう言えばこの世界では食用の牛とか居なかったな。
「さてロラン、どうする?」
「焼いちゃう?」
ガルべスが突っ込む
「ここで焼き肉にしてどうすんだ?商業ギルドに食べに来いって言うのか?」
「う~ん」
「出来れば無傷が良いけどな」
「この数を?エディット鬼畜だね」
「無理か?」
「無理です」
あざとく聞いてみる
「むりなの?」
「出来るよ」
と、ロランがにっこり
「「出来るんかいっ!」」
パパとガルべスが突っ込んだ
「でも精霊が応えてくれた場合だよ」
「なんだそりゃ?精霊魔法でも使うのか?」
「そうだよ」
一同沈黙した。そしてパパが呆れたように言う
「初耳なんだがな・・フェルヴにでも教えてもらったのか?」
「うーん、ちょっと違う?フェルヴの真似をしたら精霊が応えてくれただけ」
パパとガルべスは理解し難い様だ。俺が聞いてみる
「ろらんさんって精霊とおはなしできるの?」
「できないよ?」
「・・・」
俺も分からなくなった。ロラン、どんだけチートなんだよ?
※ロランは数少ない魔法国家グリモワールの魔法使いの末裔。
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前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
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