異世界転生(仮タイトル)

きこり

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第26話「エディの決意」

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いつもの様に日々を過ごして行く。変わったのは翻訳の仕事にジェフリーさんが加わった事だ。


ジェフリーさんの言語能力はレベルが違う。
完璧だと思っていたロランでさえ、わずかなミスであるが指摘される。

(上には上が居るもんだな)

ジェフリーさんが加わった事で、ロランの能力も上がって行く事になる。
そして今日の分の翻訳が終わり、ロランとジェフリーさんが会話をしている。

「これだとジェフリーさんの報酬分を上げてもらわないとね」

「はっは。そんな物は要りませんよ。私はこの本の内容を知れるだけで満足ですから」

「でも・・」

「それでしたら癒しの魔法の研究に力を貸して欲しいですね」

「医学は習っていないよ?」

「習っていないからちょうど良いのですよ」

「そうなの?」

「どれぐらいの知識があれば使えるのか、そこの線引きがまだ出来ていません。
それに君達は近代魔法を使える。今時、近代魔法を使える医師は数えるほどしか居りません」

(なるほど。それなら頼みやすい)

「それじゃあ、ねえちゃんに癒しのまほうをおしえてくれる?」

「エディ?」

「いいですよ。私の研究に付き合って頂ければの話ですが?」

「ロラン」

「わかったわ。ロバートさんに話して時間を割いてもらいましょ」

「うん」

そして解散していつもの公園で昼食を食べた。
姉ちゃんは医学の勉強が心配なのか、ロランに訊ねる。

「お、お医者さんの勉強って受けて良いのかな?」

「ジェフリーさんが望んでいるから良いんじゃない?」

「普通、医学校ってすごいお金がかかるよね?」

「あー、本気度を試すためらしいよ。卒業したら半分は返して貰えるし」

「そうなの?」

「ひやかしで入学されても困るからね、医学の道は」

(そう言うシステムなのか)


そして図書館で皆と合流してロバートさんに相談した

「なるほど。又とないチャンスですな」

「うん。うまくできたら冒険者でもつかえる様になるかも知れない。そしたらみんな安心してしごとできるよね?」

「そうですなあ・・特に銀板の冒険者には欲しい技術でしょう」

「そうなの?」

「ええ。他の国にはまだ魔獣が現れる土地もある。その為に未だに毒を利用してる国もあります。
そんな土地で魔獣対策の仕事を受ける冒険者が居るのですよ。彼らには何としても欲しい技術でしょう」

「まじゅうと戦ってるひといるの?」

「居ますよ。主に、この地出身の冒険者がね」

(すごいなロバルデュー領)

「スキナーなんかも戦えるの?」

「彼は本格的な魔剣を持っていませんし、銅板ですからね」

「じゃあふぇるぶさんとか?」

「彼は他の国の仕事を受けません。それに最も指名依頼されるのはオーサーですからね」

「おーさー?」

「ええ。古代魔法を使いこなし、騎士団も纏めてなぎ払える程の剣術の持ち主です」

(やべー人がいた)

「おそらくロランを除けばこの国最強でしょう」

ロランを見る

「ロランならかてる?」

「さあ?一度しか会った事無いし?」

「どうでしょうな?試合ならロランが勝つでしょう。殺し合いならオーサーが有利でしょうな」

「そうなの?」

「オーサーは場数を踏んでいます。7歳から冒険者を始め、9歳の時に一人で魔獣を倒しました」

(・・・9歳ってロレインがそうだよね。地龍みたいな怪獣を倒すって)

「まあ育てたのが魔族でしたからね」

「おーさーって魔族?」

「人族ですよ。捨てられた子です。里帰りしていた魔族の女性が拾ってこの地に来たのですよ」

「その人がそだてたの?」

「ええ。母でもあり姉でもあり、師でもあり友人であり、そして恋人でもあったのです」

(なんかすごい流れだな)

「いまは?」

「夫婦ですよ」

「・・・としの差すごそう」

「ですな。オーサーは22歳。妻のヴィスは295歳です」

俺とロランの歳の差なんて無いレベルだな。まあロランは人族だけど

「そしたら子どもはハーフなの?」

「ハーフと言うのが存在しませんな。人族と獣人や魔族が子を成しても、生まれるのはどちらかに偏ります」

(珍しいな。獣人が人族を産んだりするのか・・いや待てよ)

魔法神グリモアの話を思い出す。最初の人族は転生型の転移として、魔族から生まれた地球人だ。
もしかしたら、その影響が残っているのかも知れない

話はここで切り上げ授業を始める。

ーーーーー

共用語、近代魔法を終了して姉とセレスは素振りをしている。
今はロバートさんと相談中なので、またもロランに見てもらっている。

「ふむ。病院の方で研究をしたいと?」

「うん。そこでべんきょうしてもらって必要なちしきがどこなのか知りたいんだって」

「なるほど。最初から勉強して、どの知識でどの詠唱を使えるのか知りたい訳ですな」

「うん」

「ロバート、僕もその研究に参加したい」

ロレインもノってきた

「男爵は反対しないでしょう。医学の知識は高いレベルにありますからな」

(それは前世でもそうだった)

「問題は時間割ですな。翻訳の方を止める訳にはいかないし・・」

そう言えば戦争を防ぐ手立てを見つけるのもあったのだ

「あまり間隔も開けたくありませんな。3日ごとに病院で学ぶのはいかがでしょう?」

「いがくだけ?」

「剣術は毎日です。病院でもやってもらいますよ」

(まあそうだろうなあ)

前世の部活動を思い出す。練習は糧になるし、必ず必要な物だ。
それに姉ちゃんが学ぶのは実戦用の剣術だ。獣や魔獣、あるいは人と戦える技術を持たないといけない。

ジェフリーさんへ伝えるのはロバートさんに頼んでこの日は解散になった


ーーーーー


翌日、家の用事を済ませて領主の屋敷に向かう

「エディ、来たか」

「「おはよう」」

今日はロビーではなく執務室に通された。
ロランはロビーで待たされる事になった。メイドさん達が相手してくれる様だ。

「ロバートから聞いた。どうしても癒しの魔法を覚えたいのか?」

「ねえちゃんに使えるようになって欲しい」

「エル本人ではなく、エディの望みか?」

「そうだけど?」

「ふむ」

何か問題でもあるのだろうか?領主はまだ思案している

「だめなの?」

「ダメでは無いが覚悟が必要だ」

「そんなにむずかしいの?」

「そう言う事では無い。今はジェフリー医師の手で研究されてる段階だからまだ良い。
だがお前達が協力者になると成功は間違いなく早まる。問題は上手く行った後の事だ」

何だろう?上手く行ったらこれ以上ない出来事だと思うけど

「この研究は結果次第で国への報告が必要になる」

俺は頷く。それはそうだろうし、広まれば助かる人も増える

「そうなると必ず他国に癒しの魔法の事が知れ渡り、使節団がこの地に押し寄せる事になる」

再び頷く

「外国は良い国ばかりでは無い」

「!?」

そうだった。アオキの本を思い出した

「技術の発表にはエルによる再現が行われるだろう。それを見た者の中にはエルを欲しがる連中も出てくる」

「・・・」

「それだけでは無い。封印された書物を誰が開いたのか探る者も現れる」

「・・・」

「候補は間違いなくエルだ。次にロラン。この二人と繋がりが深いエディも標的になる」

「・・・」


「この地はアオキ・セイジの時代に戻る事になるぞ」

ーーーーー

考えが浅かった

俺はこの世界の国々を知らない。まだこの街から出た事も無いのだ。
アオキも何度も狙われた。そして多くの冒険者がアオキを守って命を落とした。

俺はアオキが封印した書物を開いて、姉ちゃんに覚えさせようとしている。
俺か姉ちゃんが狙われた時、この街の冒険者に守ってもらうしか術がない。

俺達の為に彼らが死ぬかもしれない

(・・・)

「やめたほうがいいのかな?」

「本当ならそうだ。だが昨日の授業の後にロバートがジェフリー医師に伝えていてな・・彼はずいぶんと乗り気だ」

「申し訳ありません」

ロバートさんも頭を下げる

「癒しの魔法を餌に引き抜いたのだ。ここで手を引かせる訳にもいかない」

「・・・」

(成功しても国に黙ってるって訳にいかないよね・・独占する事になるし)
(国ならまだしも、他の地の領民にも恨まれるよね)

前世で考える。万が一癌を完全に治せる薬が出来て、それを黙っていたとしたら・・
バレた時、世界中の人から恨まれる事になるだろう。


「それに11年後の戦争の事もある。もはや後戻りも出来ない」

(そうだった)

「最悪の事態を避ける、唯一の方法がある」

「なに?」

「癒しの魔法の公開までに、封印された技術の多くを再現する事だ」

「それって・・」

「一人だけに、一つの技術だけに注目させない。出来るだけ多くの選択肢を用意しておく」

「・・・」

「多ければ多い程いい。それにより癒しの魔法の使い手は、自国で育てれば良いと判断される」

「・・・」

「だが大変になるのはエディだ。今までの様にエルや家族に依存した生活は出来なくなる」

(だろうねえ)

まだ目録を翻訳して癒しの魔法があったので、そこだけ翻訳した状態だ



俺は・・姉ちゃんにカッコいい魔法使いになって欲しい

「なにをすればいい?」



ーーーーー



翌朝、目が覚めた時から大切な時間が始まる。

早朝にポルの世話を姉ちゃんと一緒にした。二人でポルに乗って走らせる。
自分は世話してなかったから知らなかったけど、姉ちゃんはとても上手にポルを乗りこなしていた。

ポルの世話が終わったらすぐにママの手伝いをして、皆で朝食を食べる。
今朝はパパも居るので飛びついて甘える。

洗濯物を干したらママとパパは出勤、姉ちゃんは学塾に向かった。
ロランと二人で掃除をする。いつもより丁寧に。柱や壁にある傷も一つ一つ覚える様に。

ロランに話しをした。俺を手伝いたいと言ったが、最終的には俺の願いを聞いてくれた。
たまに会えるのだ。落ち込む事も無い

お弁当作りは俺も手伝う。ロランに教えてもらいながら、姉ちゃんの為に一生懸命作る。
そして二人でポルに乗って家を出た。

今更ながら馬の筋肉ってすごいなと思った。とても美しく機能的だ。
ロランにもたれ掛って景色を見る。いつでも思い出せるように目に焼き付ける。

冒険者ギルドに着いた。普段と違い中に入ってティアさん達に話かける。
早朝から仕事をして報告に来る冒険者。昼食を食べに来る冒険者。

彼らの顔をしっかりと覚える。最悪の場合、俺の為に命を捨てるかも知れない人達。
もちろん、そうならない為に全力を出す。

姉ちゃんが来て、同級生達と別れていつもの公園で昼食を食べる。
姉ちゃんの言葉は一つも逃さない。

そして図書館の授業が始まる。俺は今までの様なサポートはなるべくしない事にした。
姉ちゃんが自力で学べるのか見守るのだ。

(姉ちゃんも前世の概念が根付いてるな・・大丈夫みたいだ)

ちょっと寂しいけど、姉ちゃんも成長してる事が分かった。
授業が終わって姉ちゃんとセレスは素振りをする。そうしてると領主がやってきた。

無言で訓練を見る。訓練が終わって俺は後で送るからと、先に姉ちゃんとロランを帰らせた。

「いいのか?もうすぐ4市長が来るが?」

「うん。誕生日がちかづく程ねえちゃんが寂しくなりそうだし、誕生日がすぎたらぼくが折れちゃうかも知れない」

「そうか。プールの方は明日から工事が始まる。完全ではないがエルの誕生日には間に合わせる」

「ありがとう」

俺が落ち込んでると思ったのか、セレスが抱きしめてくれた

「大丈夫だよ。うちでは私がお姉ちゃんになるから・・」

ーーーーー

そして続々と馬車が来た。ロバルデューの4大都市の市長達。
昨夜のうちに連絡を受け、領館までやって来ていた。

市長と呼ぶのはアオキが命名してからそのまま使われている。
新たな近代化技術を実現するために、彼らも力を貸してくれるのだ。

「やあジャン。待たせたね」

「時間通りですよ」

先に声をかけてきたのはヒューイットの市長、ミシェル・アルヴェルン子爵。
王都に次ぐ医療の最先端の街なので、子爵を頂いている。

「久しぶりですなジャン男爵」

次に来たのはマークスリの市長、ジョージ・ルズマン男爵。
領主の母親の従弟になる。

「お待たせしました。勘違いして領館の方に行ってしまいましたよ」

「・・相変わらずだな」

「おかげで皆さんと一緒に来れましたけどね」

おっちょこちょいなこの人はシルヴェールの市長、ウィル・ファルジア。ファルジア男爵家の長男。
よく単独で行動するため待ち合わせ場所を間違えたりするが、早めに出発するので遅れた事は無い。

「よお兄貴」

「他の市長が居るから自重してくれ」

フランクに話しかけるのは最後に来たフロワールの市長、フランク・ハートライド。
領主の妻イサベルの弟である。爵位はイサベルと王都で暮らしている父親が持っている。

アルヴェルン子爵が話しかけてくる

「やあ、君がエディだね」

「うん」

「君のおかげでアオキがした改革の継続を出来る。こんな嬉しい事は無いよ」

(・・・)

アオキの時代を考えると、ちょっと落ち込む

「心配しなくていい。今は時代が違うからね。それに必ず成功させるよ」

「うん」

大物が揃って家に向かう。領主の馬車に乗せてもらった。
そして家に着いた。緊張する。パパとママには今日中に領主から話が行っているはず。

「ただいま」

玄関に入るとパパが飛んできて俺を抱き上げる

「おかえり」

もうこの時点で泣きたくなる・・でも耐えるんだ

ーーーーー

全員リビングに集まり挨拶をしてから話の説明を俺がした。姉ちゃんが泣きそうになっていて辛い

封印されていた技術書と指南書が、俺の手で開いた事。
ジェフリー医師の手で、癒しの魔法が実現しそうな事。
実現した場合、国に黙っておく訳にもいかないので他国に知れる可能性が高い事。
そうなると癒しの魔法の使い手や、封印された書を開ける俺が狙われるかもしれない事。

姉ちゃんは関係無い様に話した。絶対勉強を止めると言い出すからだ。

そして俺はアオキが残した知識の使い道を、生まれ持って知っている事。
俺や癒しの魔法の使い手に目が向かない様に、新たな技術を急いで確立する必要がある事。
その為には他の街の協力も必要で、俺自身が出向いて開発する事。

この街に居る間も技術の選別や研究等にかかりっぱなしな事と、俺と家族の安全の為に家を出る事。


「俺の家族は俺でも守れるが?」

「そこいらの犯罪者ならそうだろう。だがエディの事が知れた場合、アオキの時代の再現になるかも知れない」

「・・・」

パパは反論できない。アオキを守る為に多くの冒険者が犠牲になったからだ。

「それじゃ封印された本を閉じちゃえば?」

姉ちゃんが食いつくが、俺は首を振る

「それだと魔法神グリモアが予言した大きなせんそうを避けれなくなる」

「・・・」

そしてママが口を開く

「そう。頑張りなさいエディ」

「ママ」

「エルザ、いいのか?」

「ええ。エディはたまに3歳とは思えない行動を起こすわ。持っている知識と言い、もしかしたらアオキの再来かも知れない」

(え?)

「世界の為にその知識が必要と言うなら、ここに閉じ込めて置くわけにはいかないわ」

(なんか大事になってきたな)

「しかし・・」

「アオキがした事はエディットも知ってるでしょ?エディがアオキの後を継ぐ事になるのよ?」

(ママに変なスイッチが入ったぞ?)

「だが・・」

パパが悔しそうなので言っておく

「一生のわかれじゃないよ?ねえちゃんの誕生日の日はかえってくるし?」

俺は泣きたい気持ちだったが、パパとママが一々大げさなので冷めてきた

「ある程度おしえれたら家に戻るじかんもあるよ?」

「くっ・・」

パパは放っておいて落ち込んでる姉ちゃんを何とかしよう

「ねえちゃん?」

「寂しくなる」

「ロランは残るよ?そしてカッコいいまほう使いになってぼくを守って」

姉ちゃんはハッとして俺を見る

「ぎじゅつを公開する日からぼくは狙われるかもしれない。その時ねえちゃんに守ってほしい」

赤くなってる姉ちゃんの目に力が戻り、頷いてくれた。

ーーーーー

パパがまだ納得してない感じだが、一応話は纏まり領主たちは戻った。
全力で俺に協力する事を見せる為に、4市長を連れてきたそうだ。

今日一晩は家で寝て、明日家を出た後は領主の屋敷で世話になる。
夕食を食べていつもの様に3人でお風呂に入った。床に布団を敷いて3人で寝る。


俺からロランと姉ちゃんに、おやすみのキスをして眠った。
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