異世界転生(仮タイトル)

きこり

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第39話「魔法戦」

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翌朝、領館に行くとローレンス様がすでに来ていた。昨夜も薪置き場に泊まったらしい


(早いなあ)

「おはよー」

「おはようエディ!待ちかねたよ」

(どんだけ早く来たの?)

領館の中にある研究施設に案内する。部屋に入ると木箱が山積みになっていた

「何だいこれは?」

「あー・・えっと・」

「誰にも言わないよ?」

「しんくー管」

「しんくーかん?」

真空管は早くに完成していたが、他の電子部品が遅れたので倉庫で眠っていた。
マークスリのガラス職人とヒューイットの技術者が開発した物である。

トランジスタの完成までの繋ぎとして利用されるが、研究は続行されている。
ヒューイットではレントゲンを作る予定なので、X線を発生させるのに必要な技術だからだ。

と言ってもレントゲンその物の開発は、電力が届いてからの話になる。

「むせんきで使うぶひん」

「なるほど。この地は面白い事してるなあ」

(おもしろいって・・)

「おはよー」

「おはようエディ」「おはよう」

木箱を避けながら入ると、そこでは無線機を組み立てていた。
設計図はまだ未完成だが、物は試しと言う奴だ

「これがカメラ」

「ほう」

「ふいるむがまだ未完成なんだ」

「難しいのかい?」

「作れるけど、あんていしない?」

「ふむ」

魔法や自転車発電を使ってるが、やはり安定した電力の恩恵は大きい。
カメラにフイルムをセットし、ローレンス様に渡す

「じゃあこれで好きなのとってきて」

「いいのかい?内緒なんだろ?」

「この街のひとは、じっけんですって言えばとおるよ?」

「本当にこの地は面白いな」

「オルゼル、ローレンス様がもどったら現像してやって」

「ああ・・ってローレンス様!?」

そう言って技術者のオルゼルは振り返る

「殿下の?」

「がかの」

「あ、ああ。そうだね。分かった」

「それと、現像しないとかんせいしてるか分からないから」

「分かってるよ」

「じゃあ、ぼく翻訳にいくから」

「ああ。ありがとう」

そしていつもの翻訳作業に向かう。ローレンス様が増えたが日常に戻って来た


ーーーーー


エルside

エディと同じく、エルにも日常が戻って来た。

午前は封印された書物の翻訳作業。午後は共用語と近代魔法の勉強。
そして剣術の練習

全てが終わり、帰る前にロバートが皆を集める

「エル譲、模擬戦に向けた訓練は5日後からを予定しています」

「5日後・・」

「ええ。遊園地を建設している所に、競技場と同じ物を作っています。そこを使用します」

ロレインが質問する

「ロバート、僕も参加できないかな?」

「訓練に?」

「うん」

「理由が?」

「たいした理由じゃないよ。ただこれ以上離されたく無いだけ」

「ああ、なるほど。セレスお嬢様も?」

セレスも何かを言いたそうにしていた

「は、早く冒険者になって、お姉ちゃんとお仕事したい!」

分かりました。それで予定を組んでおきましょう。

「ロバート、ありがとう」

ーーーーー

日々が過ぎ、訓練当日。早めに勉強を終え、建設中の遊園地へ向かう。

「う~・・緊張する・」

「お姉ちゃん、デリスの冒険者にも勝ったんだから楽勝だよ?」

「あれは、たまたまだから・・」

ロレインは厳しい事を言う

「模擬戦はすごいよ。知らない人が見たら、本当に殺し合いに見えるぐらいだから」

「う~~」

「だ、だ、大丈夫だよ」

訓練場所に到着する。衛兵が5名。エルザ、レリーナ、そして知らない女性が3名居た。
ロバートとブランが話をしている。エルザがエルに近づく

「ママ・・」

「エル、これを着て」

「これは?」

「本番に使うローブだけど、魔石は人工のを使ってるわ」

「ええっと?」

ロランが説明する

「エルのローブが対魔法専用になってるだけだよ」

「そうなの?」

「エルはタイガーに攻撃されて平気だったでしょ?」

「うん」

「あれは魔石の力。それも天然のね」

「魔石・・あったかな?」

「襟元のボタンがそう」

「あんな小さいの?」

「あれでも剣や魔法を防いでくれるよ。何度も攻撃されるとダメだけどね」

「長持ちしない?」

「そう。色が抜けるとただの石。でも人工よりは長持ちするよ」

「天然と人工って何が違うの?」

「天然は魔獣から取れるの。とても高いわよ。でも、使い切ったら終わりね」

「へー」

「人工は人が作った物。効果が低いけど、魔力の補充が出来るわ」

「これは人工・・」

「そう。本番は天然物。だからみんな本気で魔法を打ち込んでくるよ」

「・・・」

「降参するか、魔石の色が抜けたら負けね」

「うん」

セレスも初めて聞いた様だ

「そんな高い魔石を使ってるの?」

「騎士団が北の大森林で演習してるから出来る事よ。他の国では無理ね」

「へー」

模擬戦が行われる日は王都の収穫祭。外国の貴族も観光に来るので、兵や冒険者の実力を誇示する為に高い魔石を使っている。

エルはローブを着る

「これは魔法だけなの?」

エルザが答える

「そ。2つの魔法陣を編み込むのは難しいの」

「魔法陣?」

「魔道具だと思えばいいわ。魔力を供給する魔石と、発動するための魔法陣って事」

「へえー」

魔道具は魔石に魔力を流すと動作する。それを応用して、魔力攻撃を受けると防御する様に作られた。
物理攻撃は魔力が無いので魔法陣が複雑であり、とても高価な品物になる。


レリーナがやってくる

「エル、よろしくね」

「よ、よろしくお願いします」

「緊張しなくても、最初は手加減するよ?」

「は、はい」

そして知らない女性が来る

「私はリルリレシリュー。よろしくね」

「り・・りるれり?」

「リルで良いわよ」

(何だろう?この雰囲気・・目が赤いし髪も深緑?)

リルを凝視しているとレリーナが教えてくれる

「リルは魔族よ」

「まぞく・・」

「うん?私達に会うのは初めて?」

「は、はい」

「まあ、魔族は家から出ないしねー」

レリーナが呆れる

「自分で言うの?」

「ええっと・・リルさんも対戦するの?」

「私は万一のボディーガード。楽な仕事で良かったわ」

「そんなだから万年金欠なんじゃない?」

「うーん・・ヴィスみたいに働いてくれる男居ないかしら?」

「頑張って探しなさい」

(・・・)

エルはどうしようと思っていたら別の人が来る

「初めましてエル。私はミア。一応銅板の冒険者よ」

「よ、よろしくお願いします」

「エルザかレリーナが来れない時は、私が相手するね」

「は、はい」

そしてもう一人。茶髪でおさげ髪の少女。まだ13歳だ

「私はコール。あなたと同じ鉄板。よろしく」

「よ、よろしく」

ーーーーー

ロバートが競技の説明をする。難しいルールは無い。首から上の高さは攻撃できない、それだけだ。
もし外れた場合、観客席に当たる可能性があるので、その為のルールである。
だがエルの場合は小さいので、全身が攻撃対象になる。

制限時間は3分。騎士は5分である。魔法は騎士の様な「間」が無いので短めになっている。

「エル、行くわよ」

最初はエルザ

「ええっと・」

「まずは攻撃を防ぐか避ける為の練習。当分の間はそれだけね」

「それだけ?」

「これは経験しないと分からないわ」

「うん」

エルは指向性の魔法(減衰版)を出そうと考えていた。今回はブランが進行する

「はじめ!」

と、同時にエルの目の前に魔法陣が出来る

(え?)

強力な風魔法を食らう

「きゃあああ!」

エルは4mほど吹き飛ぶ

「エル、立ちなさい」

「ぅぅ・・」

「相手は待ってくれないわよ?」

エルは立ち上がる。魔法によるダメージは無い。だが、すでに心は折れかかっている

「次行くわよ」

エルは手を前に出し、指向性の魔法に頼ろうとする。だが魔法陣は視界の右端にあった

「きゃああああっ!」

もう一度、風魔法を食らう

「エル、魔術師団ならこれぐらい簡単に避けるわよ?」


エルは座り込んで立てない・・完全に戦意を失っていた


ーーーーー


訓練は一旦休憩に入る。ロランとセレスはエルに寄り添っていた

「僕にもお願いできますか?」

「いいわよ」

ロレインがローブを着て競技場に入る

「はじめ!」

(え?どこ?)

魔力を感じたが見えない。下を見る。ロレインの右足の下に魔法陣があった

バチッ!

衝撃が来てロレインは後ろに倒れる

(下にも来るのか?)

ロレインはすぐに立つ

(後ろ?)

着地の事は考える間もなく横に飛ぶ。顔から落ち擦り傷ができるが、魔法は避けた。

「さすがね。魔力が多いだけに、位置を感じ取れる様ね」

(いけるか?)

今度は正面に魔法陣が出る。ロレインは再び横に飛んで避ける。
上手く着地できたが、目の前にファイアーボールが迫っていた

「!?」

エルザの杖の先に魔法陣が作られていた

「うわっ!」

まともにファイアーボールを食らい、後ろに吹き飛ぶ

(前の魔法陣は囮?)

戦闘の経験は無いロレイン。だがアオキの血筋は天才だけを輩出している。
ロレインはエルを見る。エルもロレインを見ていた

(僕も折れたらエルは立ち直れないかも知れない)

ロレインは再び立つ

(やり方は分かった。後は全部避けるだけ)

目の前に魔法陣が出来る。最小の動きで魔法陣の的から右に体を外す。
右横に魔法陣が出来る。ロレインは後ろにジャンプし、エルザの杖の先に出来た魔法陣を確認する。

「何!?」

背中に何かを感じた瞬間、後ろから風魔法を浴びる

「うぁっ!」

(魔法陣が2つ?エルザさんにそんな魔力は・・)

再び立つが

「それまで!」

「え?」

「魔石の魔力が切れました」

「・・・」

そして休憩に入る

ーーーーー

「ロレインすごい」

エルはロレインがここまで耐えれるとは思っていなかった

「避けるので精いっぱいだよ。特に最後のはどうしようも無い」

エルザが来る

「ロレインはさすがね。魔力を感じ取ってたわね」

「でも上手く反応出来ませんでした」

「訓練の積み重ねで対応出来るようになるわ」

「最後のあれは何ですか?」

「敵は種明かししてくれないわよ?」

「・・そうですね」

「それと、倒れていても攻撃してくるわ。待ってもらえると思わない事ね」

「・・・厳しいですね」

「魔法戦はそうよ。相手に呼吸すらさせる間を与えない。魔法陣は一瞬で出来るのだから」

「はい」

エルが呟く

「フレアさんに勝ててちょっと嬉しかったけど・・全然だね・」

「彼女は貴族の子よ。戦闘が仕事じゃないわ。それに、近代魔法を知らなかったみたいだし」

「・・・」

「コール!」

「や、やります!」

茶髪おさげ髪の13歳。魔石を天然物に変えたローブを来て競技場に入る。相手はレリーナ。
完全な試合形式である

「エル、よく見なさい。あなたと同じ夢を見る者の覚悟を」

ーーーーー

競技場に立つレリーナ

「先手だけはあげる。あとは3分間耐えなさい」

「はい!」

杖の先にファイアーボールを出す。だがロレインが食らった物より、ずっと小さく弱い火だ

「えいっ」

レリーナは素手でファイアーボールを払う。そして杖を構え、ファイアーボールを放つ

「っ!」

コールはかろうじて避けるが倒れる。そして、両手を着く地面に魔法陣が出来た

(!?)

そこからは一方的なリンチであった


3分経つ

「そこまで!」

「コール、頑張ったわね。3度は反撃できたわよ?」

「は、はい・・」

コールは大の字になって倒れている。魔法によるダメージはローブが防いでくれる。
だが衝撃は伝わるし、転べば傷を負う。避けようと体を動かせば疲労も溜まる。

エルは驚いていた。休む間も無いほど吹き飛ばされても反撃しようとするコール。しかしその魔法は非常に弱い

「あの人・」

「ええ。コールはエルより少しだけ魔力がある子よ」

「・・・」

「それでも魔法使いに憧れて、あんな魔法で冒険者を続けている。魔力があれば良い冒険者になれるのに」

「・・・」

「あなたと同期なら、一緒に近代魔法の勉強が出来たかも知れないわね」

「・・うん」

「エル、忘れないでね。あなたはあの子が持てなかった武器を持ってる事を」

「うん」


ーーーーー


今日の訓練は終わる。と言っても模擬戦がどんな物か体験させるだけで、まだ本格的な訓練では無い。
対魔法ローブでも、本番なら1分程しか耐えられないのだ。

皆と別れ、エルとロラン、エルザ、コールの4人で家に戻る。
エルザがコールを夕食に招待した

「コールさん怖くなかったの?」

「コールでいいよ。冒険者でしょ?」

「うん」

「怖いけどローブがあるから大丈夫だよ。強くなりたいし」

(強く・・)

「本気の戦いでも死なないって模擬戦ぐらいだから、誘ってもらった時は嬉しかったよ」

(・・・)

エルザ達はエルの心が折れる事を前提にコールを呼んでいた。そしてエルも薄々感じ取ってしまった。

「あ・・あの・」

「うん?」

「・・・」

エルは言葉が出ない。コールはエルの為に利用された様なものだ。


そして『シロ』が居る柵の前を通る。『シロ』がダッシュでやって来た。

ギャァ-ギャァ-

「え?何この生き物?」

「ええっと・・タイガー・」

「タイガー?タイガーの子供?」

「うん。内緒にしてね」

「い、いいよ・」

そして柵に入る。鳴きながらエルにすり寄る『シロ』

「何このもふもふ?可愛すぎ」

「そのうちおっきくなるけどね・・」

「エル、ミルクは用意してくるから、コールの相手してて」

ロランはそう言って家に入って行った

「あの人ね?噂のロラン」

「噂って?」

「魔獣を消し飛ばす魔法とか、治療院ですごい事をしたとか、小さな子供が婚約者とか」

(合ってるけどエディはどうなんだろ?)

「その前は悪い噂だったけど、今は聞かなくなったね」

「へえー」

「エルってあの人の弟子なんでしょ?」

「うん」

「やっぱりすごいの?」

「うーん、天才?」

「天才かあ・・才能だけはどうしようも無いよねー」

「うん」

「私もウルフを追っ払える様な魔法が欲しかったよ」

(・・・)

「こ、コールはまた訓練に来るの?」

「私は模擬戦の代表じゃ無いし?」

「でも、訓練ぐらいなら・・」

「たぶん邪魔になるだけだから」

(・・・)

エルはそんな事無いと言いたかったが、声に出来なかった。
魔力が少なく近代魔法を持たないコールは、いくら努力してもこれ以上強くなれない。エルでも分かる事だ。
コールと一緒に訓練する事は、彼女には残酷では無いか?そう思ってしまった。

「そ、それなら・・」

「うん?」

「・・・」

一緒に近代魔法を。そう言いたいのだが、ロランの負担はどうなのだろうか?
ロレイン達も一緒なのに、また最初から学ぶのはどうなのか?


エルは自分の環境が恵まれていたのだと理解する事となった
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