異世界転生(仮タイトル)

きこり

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第38話「ロランとデート」

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朝、ロランが起きたみたいで目が覚めた


(ポルの世話かあ)

ロランが着替えているのを、ぼ~っと見る。が、珍しく服を選んでいた

(どうしたんだろ?いつもは適当なのに?)

「・・エディ」

「なに?」

「今日、買い物付き合ってくれる?」

(ロランが買い物?)

「何かうの?」

「・・服」

(服?ロランが?)

「いいけど・」

そして適当に着替えてポルの世話に向かう。少し頬が赤い・・

(・・・)

何か可愛かった


朝食を皆で食べる。昨夜もローレンス様は泊った・・薪置き場に

(気に入ったのだろうか?)

「そう言えば今日はべんきょうするの?」

ロランに聞く

「する予定だけどロバートさんはどうなのかな?」

「オーサーたちは出発するころだと思うけど?」

「ロバートさんが来れなくても、近代魔法は出来るかな」

(ふむ)

ロランが思い出したように話すが、なんかわざとらしい

「そうだ!え、エル、今日エディと先に出るけどいい?」

「いいけど?」

「じ、じゃあ午後に図書館ね」

「うん」

(どうしんだろう?デートするわけでも・・そうか、デートか)

エルナルディに何か吹き込まれたと、すぐに分かった

ーーーーー

家の用事を済ませ、ロランとポルに乗ってギルドまで来た。ポルを預けた後、商店街みたいな所に向かう。
庶民向けの服や小物が並んでいる店の通りを歩く。ママの店は高いのだ・・

「え、エディ、良さそうな服があったら教えて」

「うん」

なんか今日のロランは新鮮だ。グレーっぽい半袖シャツとスカート。ちょうど膝丈ぐらい。
ローブを着ていないのは久しぶりだな

(ロランに似合う服か・・)

ワンピースしか思いつかなかった。ロランは割と背があり細身に見える。でもスタイルはそれなりに良い。
前に見たワンピース姿の印象が強く残っていた

(銀髪だしな。明るい色の服だと勿体ないな・・肌も白いし)

紺色の半袖ワンピースを展示してる店があった。そこに入る

(ここはありそうな気がする)

店の中はママが勤める店の様に、沢山の服が展示されていた。

(無地の方が良いかな?でも前のチェック柄も良かったな)

色々見ていると店員さんが声をかけてくる

「いらっしゃいませ。ご自由に試着してくださいね」

そう言って試着室の場所を教えてくれる。ロランは頷く。

(そう言えばロランが喋らないな)

俺はロランを見る

(・・やっべ。期待されてるわ、これ)

俺が服を選んでるのを、嬉しそうに見ていた

(俺にはセンスが無い。だが、ここは気合を入れる!)

時間をかけ、5着選ぶ。試着室に行くと、ここも6畳ぐらいあった

「ここもひろいね」

「どこでもそうだよ?」

「そうなんだ」

そしてまず1着目を着る。長袖のベージュ色のワンピース。丈は膝が見えるぐらい。
全体に大げさに編んだような模様があり、前ボタンで腰のベルトもセットだ。
もうすぐ秋なので、長袖で選んでみた。

「どお?」

(授業参観に行く奥様方みたいだ)

これは保留にする。次は半袖のワンピース。グレーで無地。これもベルトがセットだった。
ロランが両手を広げて見せてくる。

(学生服もどきだな・・ベルトのせいか?)

保留にする。次は少し子供っぽく。ワイン色のノースリーブで裾の部分がグレーっぽいワンピースだ。

(うーん、これはいまいち)

没になった。次は紺の半袖で、白のラインとリボンがあるワンピース。

(スチュワーデスだ)

没にした。よくよく考えると女の子の服なんて選んだ事が無い・・センスも無いし。

(前世の子供の頃は、姉ちゃんが選んでくれたなあ)

とは言え、ロランをガッカリさせる訳にはいかない。最後の一着を着てもらう

(お!変わり種を選んだけど行けるかも?)

濃いブルーのオーバーオールみたいなワンピース。
シャツ等の上に着る物で、肩はベルトになっていて胸元でボタン止めになっている。

ぱっと見はエプロンっぽいが、良いデザインで作られていた。丈は少し長めで膝下まで。

だけど生地が薄いのか?狙って作ったのか?脚のラインが若干透けて見える。
完全に服の上に着る物みたいだ。これなら秋も使えるし、俺がプレゼントした帽子も合いそう。

(短めのスカートがいいかな?)

「これと中に着るふくえらぼ」

「うん」

ワンピースが濃いブルーなので、クリーム色の長袖シャツを選ぶ。夏用と秋用。問題はスカート

(ワンピースの下だからタイトなのが良い?)

紺で丈が膝上ぐらいのを選ぶ。ミニはあるかと思って探してしまったが置いてなかった。代わりにショートパンツを見つける

(青っぽいグレーか・・ロランは足が長いから似合いそう)

俺が眺めてると、ロランが横に並んだ

「エディが良かったら着てみるよ?」

試着してもらった。前世のある言葉を思い出した

(エロカッコいいって奴だな)

「でも、スカートが無いと恥ずかしいね」

(うん?)

「スカート?」

「そう。丈が短いスカートの時にこれを履くんだよ」

(この世界ではそうなのか)

丈が短いと言っても、ミニスカートは無い

「でもにあってるよ?かっこいいし」

「じゃ、じゃあ、さっきのと合わせようかな」

ロランは早速会計を済ませ、服を着替える。着て来た服は俺のウエストバッグに入れておいた。


(なんか、めっちゃ綺麗なお姉さんと歩いてる気がする)

周りからも注目された。ロランは美人で綺麗な銀髪だ。さっきのシャツとワンピース。
そしてショートパンツを履いてるので、長い脚が少しだけ透けて見えている。

ロランを見る。真っ白な頬がうっすらと赤くなっていた。

(・・・)

前世の俺のままだったら、もう死んでもいいって思っただろう。


死んだけど

ーーーーー

ジュースを買い、日陰でロランと休憩する。ロランは楽しそにしてる

「ロラン、今日はどうしたの?」

「え?ええっと・」

「えるなるでー?」

「・・うん」

「何か言われたの?」

「え、エディが好む服も持ってないの?って」

(なるほど)

「か、買い物しないって言ったら・・で、デートもしてないの?って」

(ふむ)

「恋人って・・するんでしょ?」

「ふつうはね?」

「・・・」

(いつも一緒だったから気にした事なかったな・・まあいいか)


そしてもう何着か買うらしく、また俺が選ぶ事になる。

(オーダーメイド出来る店がある)

その店に入った。他では無かった奇抜なデザインの服があった。
服を選んでると、店員が声をかけてくる

「いらっしゃい。お姉さんの服を選んでるのかい?」

ロランを見る

「恋人よ」

(・・・)

「おお!それはまた。坊ちゃんは大物なんだな」

店員が顔を近づけ、小指を立てながら小声で聞いてくる

「他にもコレ、居るんすか?」

(姉ちゃんが居る。キリッ)

と言いたかったが・・

「いるような?いないような?」

「そりゃすごい」

そう言って背中を叩かれる。痛いよ。
服を見てるとキワどい服があった

(キャバ嬢が着そうな服だ)

「ああ、それは娼館の方が好む服ですわ」

(この地にも娼婦は居るのか・・)

どの世界でも人の欲望は変わらない。綺麗事を言った所で、無くなる事はないのだ。
レヴィネール王国でも国から特別に許可が出されている。

ただし、月1回の健康診断を義務付けられていて、雇い主が負担している。
廃止が検討された時期もあったが、闇で活動されると病気が蔓延する可能性もあるので、すぐに立ち消えになった。


そして店を出る。奇抜な服が多すぎて選べなかった。

「またのお越しを」

店員さんは結構面白い人だったな。今度姉ちゃんの服をデザインしようか?

そしていくつかの店で服を何着か買った。めちゃくちゃ疲れた。

(女の子の買い物ってマジで大変だな)

そう思ってたら、鬼門がやってきた

(ここ、下着だよね?これも選べと?)

婦人服の下着コーナー。もうやけくそで選ぶ事にした
ショーツをいくつか取る

(フルバック?ハーフ?フィット?何だこれ)

前世の女性用下着の種類なんて知らない。だがこの世界のは覚える事になった

(これって前世のローライズって奴だっけか?)

適当に買い物かごに入れる。あるショーツに目が止まった。持ってみる

(ちっさ。サイズ合ってるよな?でもショートパンツには良いのかも?)

ロランを見ると真っ赤になっている

(・・お風呂、一緒に入ってますよね?)

小さなショーツを眺めてると、ある事に気が付く

(ああ、下の処理が必須だな)

買い物かごに入れた

「ええっと・・ブラはえらんでね?」

「う、うん」

ロランがブラを選んでる間に他も見てみる

(インナー?キャミソールだよね?)

キャミソール着の姉ちゃんと一緒に寝るのが前世の夢だった事を思い出す

(2つぐらい選ぶか・・白とベージュだな)

そうして下着を沢山買った。ちょうど昼になったので、食事をする店を探す

「え、エディって結構大人っぽいのが好きなのね」

「よく分かんないから、しゅるいを多くしたけど・・」

「あ、ああ言う下着が好きなの?」

(はい好きです)

「うーん。ロランに合いそうだったから」

「そ、そお・」

(何だろう?ロランってたまに子供みたいになるよな?)

最近のロランは、エディやエルには格好良いお姉さんに見えている。
だがエディに対しては素が出る時がある。

今日のロランを思い出す。どう見ても初デートの中学生・・下手すれば小学生?
そんな幼さをずっと感じていた。

以前にロレインが言った事を思い出す。「そうじゃなくて成長が始まった?」

(成長?どう言う事?)

ロランを見る。照れているがウキウキしている

(そうだ!今度『タマ』に覗いてもらおう)


ーーーーー


ロランと昼食を食べた。シルヴェールにもパスタがあった。30皿限定だったけど。
弁当かギルドでしか食べた事無かったので、全く知らなかったのだ。

(これは新規開拓が楽しみだな)

「エディは午後はどうするの?」

「うーん。ろばーとさんかロレインにきいてから?」

翻訳なのか研究所に行くのかまだ分からない

「そうそう、今日かえったらローレンス様につたえてほしいんだけど・・」

「何?」

「明日のあさに領館にきてって」

「ああ、写真ね。分かったわ」


時間になったので図書館に向かった。ロランを見た皆の反応が様々だった

「ロラン、きれい」

と姉ちゃん

「貴族って言われても通じますね・・あ!ある意味そうか」

とロレイン

「え?エディが選んだの?・・エディ、私も!」

セレスには買い物の約束をさせられた

「はっはっ、さすが美男美女が多いと言われるアルファティ出身ですな」

とロバートさん

(やっぱりロランのママも美人なのか)

「えーと。ろばーとさん、今日どうしよう?」

「エディ坊ちゃんは今日は休みになっています。屋敷の方に行きますか?」

(うーん)

「べんきょうする」

「はっはっ、今日は久しぶりに全員揃いますな」

(ジェフリーさんもそんな事言ったな)


久し振りに共用語の勉強をする。言語だけチートがあるが、良い復習になった

(やっぱり記憶力が全然違ってる気がする・・何があった?)

考えながら勉強する。文字を一発で覚えてしまうのだ。みんなより余裕がある。

(あの時、『ポチ』に何かされた?)

『ポチ』にアオキと遊んでる?記憶を植え付けられている。でもそんな事が出来るのか?

(やっぱり『ポチ』に何かを変えられたな。『タマ』が言った本当の意味が分かった気がする)

『シロ』も『タマ』の様に会話できないか?そう聞いた時『タマ』が答えたのは、(ソレハモウ、トラジャナイヨ?)
俺は普通に喋る虎は虎じゃないと思っただけだった。だが違う
完全に思考を・・脳を変えられる。そうなると虎として生きるのは難しい。

エディも戦慄した。もしあの時、『ポチ』の思考を植え付けられていたら・・

(俺は下手したら、人と暮らすのが困難になってたかも?)


「ん?どうしましたエディ坊ちゃん?」

「え?あー、ひさしぶりだからがんばって覚えてた」

「そうですか。勉強にはいつ来ても良いので、思いつめなくていいですよ」

「うん」

(そんな顔してたか)

共用語が終わり、近代魔法になる。久しぶりに見る教師をしているロラン。
俺が選んだ服を着て、長い銀髪を簡単に縛り、生き生きと教鞭をとる。

正直、魅入ってしまった

そして姉ちゃんもロレインもセレスも、俺の想像以上に高いレベルまで辿り着いていた。
前世の記憶がある俺でも「何だっけ?」と思っている間に理解している。

以前は俺がサポートしていたが、今は俺がサポートして貰わないと厳しくなっていた。
そして、一番びっくりしたのがロバートさん。わずかであるが、近代魔法を使えるのだ。

「はっはっ、ロランの教え方が上手ですからね。まさかこの歳になって魔法を使えるとは、思いもしませんでした」

ロバートさんはすごく嬉しそうだ・・て、歳いくつなんだろう?

ーーーーー

授業が終わり姉ちゃん達と別れる。俺は領主の屋敷に向かうのだ。
別れ際にロランがキスをしてくる。ロランの俺を見る目がいつもと違う感じがした。

その後、姉ちゃんもキスしてくれた。俺を抱き寄せ軽いキスだ。
二人は冒険者ギルドに、ポルとリックを迎えに行く

振り返るとセレスが居た。
首の後ろに手を回され、勢いをつけてキスをしてきた

「いてっ」

上唇が切れた

「ご、ごめんエディ」

セレスがハンカチで抑えてくれる。ロバートさんは苦笑いをしている。
ロレインは必死に笑うのを堪えていた


ーーーーー


夜。寝室に入る

「あ!」

ウエストバッグの中身を出す

(ロランの服、持ったままだった)

ベッドに横になり、ロランの服を眺める。とてもいい香りがした



・・・やべえ!俺、変態みたいだ
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