異世界転生(仮タイトル)

きこり

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第41話「薬草」

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7月も中旬に入る。エルの訓練も10回目に達していた


エルの後ろに魔法陣が出来る。エルは横に体をずらし、的から外す。
ずらした方の横側に魔法陣が出来る。1歩下がりミアの杖を確認する。

ミアの杖の先に出来た魔法陣から、風魔法が向かって来た。
指向性の魔法で消滅させる。が、その場に新たな魔法陣が出来た。

(あ!)

風魔法を食らう

「きゃっ!」

エルは尻もちを付いた

「エル。3分間は絶対に安心したらダメだよ」

「うん、ごめんなさい」

「でも、ずいぶん反応出来るようになったから自信持ってもいいわね」

「そうかな?」

「やっぱりエディットの娘だなって思うよ」

「えへへ」

ミアはオーソドックスな魔法使い。お手本の様な戦闘を見せる。
本来は敵の近くに魔法陣を作るのは悪手である。体をずらせば躱せるし、動く相手には何の意味も無い。

だが敵が遠距離タイプなら牽制に使ったり、魔法や弓を撃たせない様にしたり、自分の得意な間合いに誘導したりする。
ミアは誘導タイプである。

まだ鉄板の頃に模擬戦に出て、8位の好成績を残している。

「じゃあもう一度」

「はい」

エルはもう怯えなくなった。コールに負けられないと自分を奮い立たせて訓練を続けてきた。


ーーーーー


領館の中にある研究室。エディ達は無線機を使って遊んでいた。
ついに使える無線機が完成した。

じゃんけんで負けた者が自転車発電を漕ぎ、他の者は無線機で遊ぶ。
そこにジャンが入って来る

「・・・何してる?」

「「「あ」」」

「えっと、かんせいしたからしけん?」

「遊んでる様にしか見えんかったぞ?」

「むせんきはそう見える・・」

「本当か?」

そう言いながらジャンは紙を一枚出す

「エディ、王都から届いた品の一覧だ。合っているか?」

エディは一覧を見る

「うん。だいじょうぶ。えーと、人は?」

「魔族はヴィスとヒル。アオキにも教えた事があるらしい。冒険者はコールを指名したが、本当に良いのか?」

「うん。薬草あつめは強さってひつようないんでしょ?」

「まあ、そうだが・・」

薬草は一度取ってしまうと1年は同じ場所に生えない。周辺の環境で生える種類も変わって来る。
目的の薬草を探すには、経験と根気が必要になる。

ーーーーー

そして翌日。朝から治療院に向かう。領主とセレスも一緒だ。
そこでふと思った

(いつもこうして出歩くけど、どこに護衛が居るんだろう?)

周りを見ながら歩くが、それらしき人は居ない

(遠くに居るのかな?魔法使いか弓使いかな?)

治療院に着くと、入り口で中学生ぐらいの少女が待っていた

「おはよう」

「お、おはようございます。こ、今回はご指名してくださいまして、あ、ありがとうございます」

(ご指名って、風俗か何かみたいだな)

ふとデリスの冒険者との会話を思い出した

(ああ・・そう言う事ね。子供は冒険者をしないってのも分かるな)

お金を払えば好みの冒険者に指名依頼できる。外国には悪用する貴族が結構多い

「そんな畏まらんでも良いぞ。俺も一応銀板の冒険者だ」

「は、はい」

「エディ、彼女がコールだ」

「えーと、エディです。よろしくコールさん」

「コールでいいです。よろしく」

「こっちは見学に来た、娘のセレスティアだ」

「よろしくお願いします、セレスティア様」

「セレスって呼んで。よろしく」

治療院に入る。新しい部署にはジェフリーさんとロランがすでに来ていた。

「おはようエディ」

「おはよー」

ロランがしゃがんでハグしてくれた

(久しぶりだなあ)

「訓練以来ね、コール」

「はい、よろしくお願いします。あの、もしかしてエディ君がエルの弟?」

「そだよ」

「へえー。姉弟揃って頭がいいんだ」

「いいかどうかは分かんない」

「でもエルは近代魔法が出来るでしょ?」

ロランが答える

「エディも出来るよ」

「すごい」

そしてジェフリーさんが挨拶する

「よろしくコール。私は医師のジェフリーだよ」

「え?あ、あの・・」

「うん?」

「ジェフリー・バクストン様?」

「はっはっ、久しぶりだなその呼び名は」

(うん?)

「ばくすとんって?」

ジャンが答える

「バクストン領の領主、ジェームズの父親と従兄なんだ」

「へえー」

ジェフリーさんが珍しく恥ずかしそうに頬をかく

「貴族じゃないから普通に接してくれると嬉しい」

「うん」

「は、はい。そうします」

「他に2人研究者を入れるが、配置してから顔合わせしてもらうよ」

「はい」

ーーーーー

「おまたせ~」

皆で話をしてると、陽気なお姉さんが入って来た

「ヴィス、すまないな」

領主が握手をする

(ヴィス?オーサーの奥さん?)

ぱっと見は30代後半。深い赤色の髪と赤目の美人さん。他は人族と大差ない。
赤ん坊を前と後ろに抱っこしていた

「オーサーの子?」

近寄って聞いてみる

「そうよ。友達になってあげてね」

そう言って赤ん坊を下す。言うまでも無く、あっという間に女子達のアイドルになった


挨拶を済ませた後、今度は痩せ細った赤目のおじさんっぽい男性が入って来る。髪は黄色っぽい黒だ

「おお、久しぶりだね、ジャン」

「ヒル・・・何か食うか?」

「食事なんて1年ぶりだなあ」

(どうやって生きてるの?)

「ごはんたべないの?」

「水は飲んでるよ」

「ふだん何してるの?」

「アラウンドってゲームの研究だよ。今度国に戻ったら優勝してくるからね」

「へー・・」

(長生きだけに、時間の無駄遣いも激しいな)

大丈夫か?な顔をして領主を見る

「魔族は水だけでも3年は生きれるよ」

(すごいな・・って聞きたいのはそうじゃないけど)

「びすはだいじょうぶなの?」

「私はオーサーが世話してくれるわよ?」

「・・・」

(よくオーサーを育てましたね・・ってオーサーは7歳から冒険者始めたんだっけ?)

エディはオーサーが前世の記憶持ちなのを思い出す

「えっと・・びすは料理は?」

「オーサーがエディぐらいの歳からしてくれたよ?」

(やっぱり・・)

これじゃ人族と争ったら負けるよなと理解した

ーーーーー

今後の予定の打ち合わせに入る。病気に効く薬草の種類はもう分かっている。
なので薬草のどんな成分がどんな働きをして病気を治すか調べる仕事だ。

コールが指定された薬草を予定日までに採集する。
すぐに採れる薬草から、何日もかかる薬草まで色々あるらしい。

そして魔族が持つ薬草の知識を全て聞き取りし、確認する。
後はどうやって病気をやっつけるか解明する。それが癒しの魔法に繋がると予想した。

「これがこの治療院で治療されてる病気のリストだよ」

ジェフリーさんがリストを見せてくれる

(うーむ、この世界も多いのは風邪と肺炎か・・これは肝炎かな?)

地球には存在しない病名も沢山あった

(知らない名前が多いけど、臓器なんだろうな・・)

エディは癌を探す。前世の死因でもある。

(肉腫。これか?)

「にくしゅって?」

「それは難しい病気だ。魔族は掛からないから確実な治療法が無い」

(魔族は癌にならない・・地球から来た生物特有なのか?)

「悪い部分を取って様子を見るしか無いが・・成功率は低い」

(抗がん剤は無いか・・確か特定の細胞分裂を狙って作る毒だよな?)

他には脳症がある。見てみると脳梗塞に似ている

(融解薬・・血液さらさらって奴かな?脳血種・・脳内出血か)

この世界の人族の病気で、最も多い死因が脳血種だ

(死因になるのは地球特有の病気か。まだこの世界で化学療法なんて出来ないし)

「どうしたんだい、エディ?」

エディは考え込んでいた


(癌は薬草で試してるはず。この世界に特効薬が存在するなら・・毒草?)

アオキの前世の死因は老衰と肺炎だが、エディの前世はすい臓がんだった。
癌に対抗するために、前世で色々調べていた。

(前世でも確実なのは早期発見ぐらいだ。でも魔力があるこの世界なら・・)

エディに二つの目標が出来た。
薬草を解明して癒しの魔法に取り入れるのと、前世の自分を殺した癌の特効薬を見つける事だ


ーーーーー


夜、エディは領主に相談する

「毒草も集めるだと?」

「うん。くすりになるかも?」

「解毒薬に使ったりはするが・・」

「にくしゅのくすりになるかも知れない」

「・・それはアオキの知識か?」

(・・・)

返答に困る。エディが前世で癌になった時の知識から予想した物だ

「えーと。国におこられるかな?」

「毒草の採集や治療目的の使用なら資格があれば可能だが、簡単には与えてくれんぞ?」

「どうしたらいいの?」

「試験と面接がある。毒草を扱う知識を完璧に覚える事が必要だ」

「どんななの?」

「毒の扱いから、保管方法までだ」

(ふむ。それぐらいなら・・)

「ぼくでもうけれる?」

「年齢制限は無いが、3歳は前代未聞だな」

「いつうけれるの?」

「・・今申請を出せば・・ちょうど収穫祭の時期か」

「じゃあ勉強するからうけてもいい?」

「そこまでして肉腫に拘る理由はあるのか?」


(・・・言っておくべきか?理解してくれたら今後も行動しやすい)

「えーと、ないしょだよ?」

「誰にも言うなと?」

「うん、ねえちゃんにも」

「・・分かった」

「おれは前世の、ほかの世界のきおくがある。前世のおれは、にくしゅに殺された」

「!?」

ジャンが驚き立ち上がる


「痛いまましんだのは悔しい。やっつけたい」



ーーーーー



7月下旬。学塾が休みの日に、全員治療院に集められた。
ロバートさんが書類を配ってくれる

「危険物取扱い毒種の資格試験が9月16日に決まった」

と領主

(収穫祭の直後?)

「収穫祭の翌日になるが、王宮が配慮してくれた日程だ。祭りを楽しんだ後に受けられる」

姉ちゃんは何の事か分からない顔をしている

「えっと・・私も?」

「ああ、全員に受けてもらう。癒しの魔法で解毒も使えるとジェフリー医師が判断した」

ジェフリーさんが前にでる

「毒の知識を持ってるだけじゃ勿体ないからね。せっかくだから取扱いの資格も受けてもらう事にするよ」

ジェフリーさんは当然ながら、毒物の取扱い資格を持っている。
コールは不安そうだ

「あの、私は?」

領主が答える

「採集するには資格が必要だ。こちらの都合だからな、資格申請の費用もこちらで持つ」

「は、はい。ありがとうございます」

危険物取扱い毒種は子供や冒険者でも持っている者が居る。
解毒薬に必要であり、数が足りない物はなりふり構わず集めてもらう。

特にキノコの産地、フルーガス地域に資格を持つ者が多い。
旅行者が毒キノコと知らずに採集して、食べる事があるからだ。


そしてスケジュールの調整に入るが、領主が爆弾発言をする

「そうだ、コール。お前にも近代魔法の勉強をしてもらう」

「近代魔法ですか?でも私の成績は・・」

「覚えてもらうのは3つだけだ。他には期待していない」

「は、はいいぃ・・」

「2つはもうロランに頼んでいる」

ロランがコールに近寄る

「自身を守る為に、電気と電波の勉強をしてもらうわ。他は一切しないからそのつもりでね」

「はい」

「他を教える時間が無いのもあるけどね」

「え?」

領主が続ける

「もう一つは全員の義務だ。転移魔法の研究。ここに居る者だけで行う」

(マジか)

「あくまでも使うのは逃げる為の物。危機を感じた時、その場から離れる為に使う事とする」

そこでロバートさんが質問する

「私もでしょうか?」

「ロバートも2つ3つは使えるのだろう?一緒に覚えてもらう」

ジェフリーさんは不安そうだ

「それは禁忌に近いのでは?」

「そうなのだが、そうも言ってられなくなった」

「ほう?」

「詳しくは話せん。だがエディがアオキ・セイジと同等の人物だと判明した」

「「「「「・・・」」」」」

「もし狙われる事になれば、ここに居る者達が対象だ。あくまでも逃げる為に転移魔法を覚えてもらう」

ーーーーー

と言う事で決まったスケジュール。まず午前中

学塾がある日の俺は発電所の研究。ロランは治療院で薬草の研究。
学塾が休みの日は、いつも通り図書館で翻訳作業。

午後に姉ちゃん達は共用語と近代魔法の勉強をして剣術。
時々治療院で、癒しの魔法も勉強する。

そして2日開けて行う模擬戦の訓練の日。
その日の午後は近代魔法を休みにして、毒物の勉強と転移魔法の研究をする事になった。


皆非常に忙しい。俺も家に帰る暇も無い。でもとても充実していた。
前世の、あらゆる分野の天才と言われる人達の気持ちが少し分かった気がした。

結果が目に見えて分かる、自分が成長しているのを実感する。
前世の自分なら苦痛でしか無い様な事が、全く苦にならず楽しいのだった。
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