異世界転生(仮タイトル)

きこり

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第44話「到着」

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9月8日早朝。城門を2か所通り、エル達一行は王都に入る。

正門はあまりに人が多く、北門に回った。
山脈側で緊急用の為に閉鎖されてるが、兵士や領地主の馬車は通過する事が出来る。


「あと半日ほどで領事館に着くよ」

とロレイン

「なんか正門で待ってる人達に悪い気がする・・」

とエル

「決まりだから仕方ないし、利用できるならした方がいいよ」

「そういう物なの?」

「この馬車で正門に居た方が迷惑になるよ?」

「そうなんだ?」

ロレイン、エルと一緒に馬車に乗っている使用人のルビナも会話に入る。
セレスは別の馬車でまだ寝ていた。3日連続のテント暮らしに疲れていたのだ。

「いやしい貴族が国内にも外にも居ますから。ロバルデュー家に恩を売ろうとする者が出てきますよ」

「恩?」

「自分の順番の前に誘導したり、自分の権力が及ぶ者が居れば交代させたり」

「そんな事するの?」

「欲深い者は何だってしますよ?それを積み重ねて特権を手に入れようとしたり、親族を嫁がせようとしますね」

「へえー、そうなんだ」

「ええ。貴族なんて腐った人間ですから。金庫の中身にしか興味ない連中ですので、汚い事も平気でやりますよ」

「・・・」

ロレインは苦笑いしながら続ける

「そんな事を避けるために、領地主と関係者はこっちを通って良い事になってるんだよ」

「そ、そうなんだ」

エルはルビナがロレインを前に、平然と貴族をこき下ろすので話題を変える

「冒険者はこっちを通れないのね」

「冒険者は関係者にならないからね」

エルが馬車に乗っている理由である。門兵に婚約者と紹介された時は、恥ずかしい様な嬉しい様な・・
エル自身にもよく分からない感覚を覚えた。

ーーーーー

そして市街地に入る。王都は6つの都市の集合体で50万人都市(ロバルデュー全体で50万人)
アオキの時代から城下町を中心にして、巨大な都市が建設された。王家の復権の象徴である。

農業用地を確保するために新たな外壁を建設し、農地や牧草、食肉用のヤギや羊(アルパカ)、豚(猪)、鴨が飼われている。
ヤギと豚はアオキが来る以前に、食用としてどの家庭でも育てられていた。
鴨は人口が多いため、鶏肉や卵の確保の為である。

「すごいおっきい」

エルは窓の外の風景にくぎ付けである。大通り沿いは、10階建て程の建物が並んでいる。

「この建物全部が何かの店か宿だよ」

とロレイン

「これ全部お店なの?」

「そうだよ。大通り沿いは、全て商業用地になってるんだよ」

「へえー」

「あ、見えてきた。あのツインタワーが王城だよ」

「ええっと・・お城なの?」

まだ距離があるが一番高い建物なので、その姿は見えている

「うん。初めて見ると誰もお城って思わないね」

「物語のお城と全然違うね」

「そうだね。アオキが書き残した製図を元に建設したらしいよ」

「へえ」

そして中心部に近づいていく

「周りにも大きな建物が沢山あるね」

「ああ、あれは領事館。建物一つが一つの領地って思えば良いよ」

「え?あそこに行くの?」

「そうだよ。お母さんもそこに居るんだ」

エルは一気に緊張した。そう、この後ロレインの母親に会うのだ。形だけとは言え、婚約者として


ーーーーー


その頃エディは、治療院で計画を立てている。

「やっぱり朝ははやいほうがいいのかな?」

ジェフリーが答える

「城門が混むのは今日と明日でしょうな。模擬戦当日なら比較的早く入れると思いますよ」

なるべく外壁から離れた場所に転移するため、移動の時間も考えないといけない。
直接中まで転移できるが、万一の時に出入りの確認が出来ないと問題になるからだ。

(う~ん・・ポルに全員乗れないしなあ・)

ロランは顕微鏡を覗いているので、隅で青くなっているコールに尋ねる

「こーるは結構あるいてもだいじょうぶ?」

「・・・」

「こーる?」

「え?あ、はい」

「こーるは10kmぐらいなら平気?」

「平気ですが・・やっぱり行かないとダメ?」

「だめー」

「うう・」

「そんなにいやなの?」

「せめて安宿に・・」

「りょうじ館へやあいてるって言ってたから大丈夫だよ?」

「そ、そんな・・私みたいな下賤の者が・」

ジェフリーさんも援護してくれる

「気にしなくていいですよ。領事館は200人ぐらいいるから、平然としてれば職員と思われますよ」

「でも、見つかったら打ち首とか?」

「はっは、今時そんな事しませんよ。王城なら分かりませんが」

「ええ・・」

「ちゃんと入館きょか書もらってるから大丈夫だよ」

エディは領主にコールの分の許可も貰ってきた。今から馬車では間に合わないので、転移で行くと伝えている。
ジャンは転移魔法の研究をした事を後悔した。まさかジェフリー医師まで悪戯小僧の様になるとは思いもしなかった。


ーーーーー


領事館前にエル達一行は到着する

(何か見られてる・・)

ここまで来ると周りに居るのは、貴族や王城の関係者。全員がロバルデュー家の馬車に注目していた

「さあ行こう」

ロレインが降り、エルに手を差し出す
エルはロレインと手を繋ぐのが初めてだが、それ所では無い

(睨まれてる・・)

注目してる人の半数は女子。全員貴族である。
そう、彼女達の目的は、どうやってロレインとお近付きになるか・・そう考えてた所にエルの登場である。

まだ到着したばかりなので誰も話しかけてこないが、この後に貴族達は挨拶に訪れる予定だ。
ジャンは男爵だが、親になるウォルゾン侯爵家以上の発言力がある。それ程アオキの影響力が大きい。


「な、なにここ?・・」

領事館に入り唖然とするエル。それもそのはず、アオキが残した製図とは、晩年に書き残した東京の風景や建物。
王城や領事館は、都庁や東大がモデルになっている。

小高い丘の上に建つ王城を中心に、蜘蛛の巣状の奇麗な道路がすそ野に広がり、景観を優先して建物が作られた。
アオキの時代、王都は人口1万5千人程だったので、公爵だったウォルゾン家が強権を発揮し作り直された都市である。

「エル、こっちだよ」

「う、うん」

そう言ってロレインに手を引かれる。手を繋いでるのも意識しない程、内装に圧倒されていた。


2階にある執務室に到着する。業務に使われるのは1階~6階まで。7階~20階までは居住区だ。

コンコン

「どうぞ~」

ドアを開けて入る

「お母さん、到着しました」

「ロレイン、よく来たわね」

デスクから飛び出し、ロレインを抱き寄せる女性。母親のイサベルだ。

(かっこいい・・)

エルはイサベルに見惚れていた。美人の部類ではあるが、雰囲気は棟梁、頭、と言った感じだ。

「お、お母さん、苦しいです」

「ごめんごめん、そちらは・・どう見てもセレスじゃないわね」

「お客さんですよ。エディットさんの娘さんでエルです」

「え、エルです・・よろしくお願いします」

そう言ってお辞儀する

「いらっしゃい。私はイサベルよ。ここでは自分の家だと思ってね」

「え?」

そう言ってエルをハグする

「ロレインの婚約者なんだから、遠慮は要らないわよ?」

「え?えっと・・あの・・それは・」

「ジャンから手紙を貰ってるわ。王都にいる間は婚約者として迎えるようにと」

「はあ・・」

「なんなら正式な婚約者でも良いわよ?」

エルは真っ赤になる

「ロレインもその方が良いのじゃない?」

「え?」

「もう決めちゃった方が、この後楽だよ?」

「やっぱり・・そうなんでしょうか?」

「パーティーのお誘いだけでも20件ぐらい。ほとんどがロレイン目当てね」

「はは・・」

「全く受けない訳にはいかないから3つに絞ってるけど、ロレインも出てもらうわ」

「わかりました」

「エルさんも出る?」

「え?わ、私はただの平民なので・・」

「そう。今日は時間ある?」

「えーっと・・ありますけど?」

「それじゃあ今日はエルさんにマナー講座をしようかしら」

「はい?」

ドアがノックされる

「ロバートです」

「入っていいわよ」

ドアが開いてセレスが入ってくる

「ママ・・」

「セレス。こっちに来て」

「うん」

セレスはイサベルに飛びつく

「少し大きくなったかしら?」

「うん」

「そう。よく来てくれたわね」

セレスは馬車で寝ていたため、身だしなみを整えていたので遅れたのだ


ーーーーー


そして9日、模擬戦前日。
エディとロランは自宅で実験をしていた

(どこまで行けたんだろう・・・あ!)

魔法陣が出来て、ロランが転移してくる。ポルに馬車を繋ぎ『シロ』を乗せている。

「どお?」

「パウリ領でも平気。王都も行けそうね」

(やっぱりロランの魔力はすごいんだな)

ーーーーー
パウリ領。バクストン領と王都の間にある小さな領地。人口6万人。

アオキの時代に権力を持っていた貴族に見切りをつけ、王家に協力したマルクス・パウリ男爵。
元々官僚で頭が良く、王都開発の下地を作った功労者だ。その功績で、王家より小さな領地を下賜された。

これと言った名産は無いが、王都に近くて緑が豊かなので、田舎暮らしをしたい人には人気の土地。
最も離れてる場所でも、王都まで1日で行けるのだ。
ーーーーー

「だれにも見つからなかった?」

「旧道だから大丈夫よ」

アオキの地図に書かれた道は、多くが旧道。そこを狙って転移した

「それじゃ王都のてまえまでてんい?」

「それが良いね。パウリ領を出る時に困るかも知れないから」

領内に入ってないのに出ただけの記録は、後で問題になる可能性があるのだ。
治療院に行ってジェフリー医師とコールに伝える

「な、何を持って行けばいいのかな?」

「着替えだけで良いと思うよ」

「でも王都でしょ?」

「うん?」

「・・・お洒落な服無いから・・」

(そう言えば、古くて小さいローブ姿しか見た事無い)

コールがこの地に来た時は11歳。節約のため、新しい服は全く買っていないのだ

(下着もキツイかもな・・そうだ!)

「えーと、ロラン、ちょっとコール連れてっていい?」

「いいよ。今日は片づけだけするから」

「うん。コール、行こう」

「え?どこ?」

「じゃあ行ってくるね」

そう言ってエディは、コールを引っ張って行った

ーーーーー

庶民向けの店通り。そこにあるオーダーメイド出来る衣料店に到着する

「こんにちは」

「おお、坊ちゃん!出来てますよ?・・」

陽気な店員が近づいてきて耳打ちする

「この前言ってたコレですか?」

そう言って小指を立てる

「えーと・・うん」

説明がめんどいからそうしておいた

「あの服のサイズとは違いますね・・まだ居るんですか?」

「かも?」

「すごいな坊ちゃん!」

背中をバンバン叩かれる

「痛い痛い・・それよりふく」

「少しお待ちください」

そう言って服を沢山持ってくる。ハンガーにかけて見せてくれた

「いかがでしょう?」

「うん。ばっちり」

コールが聞いてくる

「えっと、エルの服?スカート短くない?」

「これがいいんだよ?」

「そうなの?」

まず薄いピンクの長袖シャツが2枚。
他はピンクのミニスカに黒のショートパンツと黒の半袖ベスト。
もう一つが黒で2段フリルのミニスカと、ピンクのショートパンツ。

前世なら普通に見かける服装だが、この世界ではまず無い。
ピンク色も殆どがドレス等で、私服では少なめである。なので多用した。

最初はロラン用に頼もうかと思ったが、年頃でもあり、他の男に見て欲しくないと思った。
セレスは喜んで着そうだが、貴族なので後が怖い。
コールも頼めば着そうだが、性格的に断れないのが本当だろう。

と言う事で、姉ちゃん用に依頼したのだ。

「はい、おかね」

「確かに。坊ちゃん家はお金持ちなんだな」

「うん?ぼくの給料だよ」

「ああー。噂になってる小さな研究者って坊ちゃんの事か?」

「うん?どうかな?」

これ以上店員は聞いて来ない。研究者は領主依頼の仕事なので弁えてるのだ。

「そうそう、彼女のふくもみつくろって?」

「お嬢さんの?オーダーメイドですか?」

「あした王都にいくからある奴」

「お任せください」

そう言って有無を言わさずコールを引っ張って行く。サイズを測るのだ

「え、エディ君、そんなお金は・・」

「いいから」

ーーーーー

店員が服を色々持ってくる

「サイズ的にはこの辺りでしょうか?」

「たけの短いのある?」

「坊ちゃんは良い趣味してますな」

よくよく考えるとエルが着てくれるとは限らない

(コールに犠牲になってもらおう。そしたら姉ちゃんも着てくれそう)

しゃがんで真っ赤になった顔を抑えているコールを横目に、そう考えた。
店員は身体には触れなかったが、メジャーで3サイズをしっかり測られてしまったのだ。

「これなんかどうでしょう?以前に娼館の方からフードを付けて欲しいと頼まれた物です」

(おお!パーカーだ。あったんだ)

首元にピンクのラインが入った黒のパーカー。裾は2段フリルでスカートっぽくなっている。パンツだと丸見えな長さだ。

「それとピンクのショートパンツと・・ハイソックス」

店員が探す

「ハイソックスは黒とピンクのボーダー柄しか無いですね」

「じゃあそれ」

値段を聞く。もう一セット買えそうだ
ふとコールを見ると、恨めしそうな目をしていた。気にせず選ぶ

「このワンピースなんかは短いですよ」

薄いピンクのミニワンピース。長袖で若干ボディラインを強調するタイプ

(これなら娼婦には見えないかな・・成長したらえっちな服になりそうだけど・)

そして合わせる服を選ぶ。紺色の長袖ベストと黒のショートパンツにした。
お金を払って店を出る。次は下着だ

(前にロランと買い物してて良かった)

コールは下着売り場で直立不動になっていた

「えっとコール?」

「え、エディ君が選ぶの?」

「そだよ?」

「・・・」

「じゃあコールが3セットぐらいえらんで。がんばってくれてるお礼だから」

「う、うん」

ちなみに家族でも無い相手に下着を送るのは、恋人や婚約者ぐらいである。
エディは今関わっている全ての事が自分のわがままだからと言って、コールにお金を出させなかった。


ーーーーー


そして準備が整った

模擬戦当日の早朝。時間でいえば午前4時ぐらい。
エディの家に全員集まった。

「忘れ物は無い?」

とロラン

「まあ忘れても王都なら何でも売ってるけど」

(ですよねー)

エディはコールに近づき、ローブをめくる

「きゃっ!」

「うん。着てたね」

「エディ君、めくらないで聞いてくれる?」

(確かに)

「そのリュックは?」

「着替えだよ」

コールはマジックバッグを買うお金が無い

「日が昇ると見つかるかも知れませんから、行きましょうか」

とジェフリーさん
ロランとジェフリー医師は魔法陣を出し、位置情報を確認する

「じゃあ先に転移するね。ヤバそうだったら戻るから」

「わかりました。30秒ほどしてからコールと転移します」


そうしてエディ達は王都に向けて転移した
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