美しい殺し屋

2人組みの殺し屋②

あるビルで
えらく豪勢なパーティーが開かれていた
有名な芸能人やモデル・スポーツ選手
それに政治家の姿もあった

彼女もドレスに身を纏い仮面を付け
パーティー会場へ着くと

「お待ち下さい」

2人の警備員が立ち塞がる

「招待状はお持ちでしょうか？」

「ああっ 待ってね」

バッグの中やポケットに手を入れて探す

「あれ？忘れたみたい」

「招待状が無ければ入れません」

すると彼女は仮面を外し

「これでもダメ？」

「？？？ ダメです！」

するともう1人の警備員が

「もしかして歌手の…」

「うん 歌手なの」

「この人なら知ってるよ 凄い歌声が綺麗なんだ 有名人だし招待状も無くしただけだろ」

「でもなぁ招待状なければ…」

「大丈夫だって有名人だし」

「お前なぁ～」

「パーティー楽しむね」

「あっ コラッ！」

彼女はビル内へ入っていった
そしてパーティー会場に潜り込み
ターゲットの政治家の男性へ近づく
政治家の周りには他にも有名人が居たが
彼女には別格のオーラがあった
彼女は仮面を取ると政治家の方を向いた

「あー歌手の新井 美月！」

周りが彼女の正体に気付き騒ぐ
政治家の男性も彼女が有名人だと分かると

「テレビでよく拝見しています」

「ありがとうございます」

そういうと彼女は政治家の男性に近づき

「一杯 いいですか？」

と横に座りお酒を一緒に飲み始めた