美しい殺し屋

ミニマリスト憂希

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10年前の出会い⑤

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手術中の点灯ランプが消えて医者が
出てきた

タタタッ

真が医者の元へ

「お母さんは?」

しかし何も答えない医者
美月は察した

真の元へ行き

「お父さんの所に行こう」

首を横に振り

「嫌だ!」

拒否する真
しかしこのままではいけないと
真に家の場所を聞き訪れる美月
事情を父親に話するが…

「ふ~ん」

妻が亡くなったことになんの興味もない父親

「あんな出来損ないなんていらねぇよ」

実の息子を引き取らないと言う父親
妻が亡くなりショックもない
息子の真を愛していない父親に呆れた

「奥さんは暴力を振るわれて
殺されたんですよ?」

「あー」

「息子さん独りぼっちになりますよ」

「あー」

エロ雑誌を読みながら適当に返事する父親

「ねぇ あんた…美人さんだねー」

色目で見てきた父親

「くっ…」

心から軽蔑した美月は部屋を出ていった

家の前で待っていた真
真の手を握る美月

「ねぇ まこと君」

「なーに?」

「お父さんのこと…許せる?」

「許せない!」

「犯人のこと…許せる?」

「許せない!!」

それを聞いた美月は何かを決心した
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