美しい殺し屋

ミニマリスト憂希

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修行の日々②

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美月の弟子になり
数ヶ月が経った

5キロのダンベルを持ち上げ
上下させる
腕立て伏せ腹筋
そして射撃訓練

バンバンッ

狙いはまだバラバラだが
的にも当てる様になっていた

「少しは出来る様になったわね」

「へへ」

「正直こんな続くとは思わなかったわ
どうせすぐに逃げ出すと思ってた」

そう言うと美月は拳銃を持ち

バンッバンッ
バンッバンッ
バンッバンッ!

6発撃つと6発共真ん中に命中した

「す、凄い!」

「これくらい出来る様にならないとね」

「ううっ」

「まっ!まだ6歳だし頑張ろ」

そう言うと美月は缶のアップルジュースを真に渡した

「ありがとう!」

ゴクゴクッ
美味しそうに飲む真

「さぁ!続きしよか」

「うん!」

「はい じゃあダンベル10キロね!」

「ヒーッ!」

鬼の特訓を続ける真
6歳とは思えぬ厳しい修行をこなす毎日
だった
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