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そうだ!奴隷を買おう
奴隷商館再び
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残りの午前中は異空間ルームについてや資金の出所、現在の資産の確認などガッツリとリンに詰問された。今後一緒に管理してくれるのだから良いんだけどね。
リン個人も信用に足りる人物だと思うけど逢って2日だ。その日のうちに体を重ねるなんて普段ならトラウマを別にしても考えられないことだ。
スキルボードに明記された結びつきは裏切らない、裏切れないと安心をくれる。契約に縛られていると捉える者も居るだろうが、この世界で過去も人脈も無いオレには必要な物なんだ。
今後、周囲を奴隷で固めることになるのは結局オレ自身の心ため、人を買うと言うよりも信用、信頼を買っている。リンは分かっているんだな。
「働く必要あるのですか」
無限収納に眠っている総資産を把握したときのリンの言葉。それね、日本に居るとき遺産貰ってオレも思いました。けど、働かないと人間すぐダメになるんだよね。楽なこと覚えるとそっちばかりにシフトしていく。
残りの人生数えられるようになったら遊んで暮らそうと思ってたんだけど、こっちでは残り数えられないほど生きられるみたいだし、使うだけなら減る一方。
「働かざる者食うべからず。そんな言葉があるんだよ」
今後は家族も増えるし、有って困るものじゃない。稼げるときに稼がなければ。
昼時になり、初めて屋台ではない店に入ってみようと階下に降りる。なんだか、女将さんがよそよそしい。出かけることを伝えるとリンの方をチラリと確認してから送り出してくれた。どうしたのだろう?
「私が男妾奴隷だと分かっているので、他の宿泊客と話題にしていたのではないですか?娯楽など有りませんのでいい話のネタだったはずです。異空間ルームと結界のせいで安宿なのにそういう音がいっさい聞こえなかったのもまた噂話に拍車をかけているのだと愚考します。要するに興味津々というやつですね、接客業としてはマイナスです」
リンが辛辣に言い放つ。
「早めに宿を変えるか家の購入を進めましょう」
気がついては居たけれど、女将さんは守秘義務のある仕事は不向きだったらしい。うさ耳の旦那さんには随分お世話になったけれど、早めに引き払うようにしないとリンがキレそうだ。ToDoリストでも次の予定になっているので気持ちの問題なのだけど。
通りを歩けば歩くほど視線が集まる。この綺麗なのオレのなんだと自慢したい気持ちと、見るんじゃねえよ勿体ないと思う気持ちで情緒不安定になりつつデート的なノリで定食屋に入る。
恋人と一緒なら何でも美味しく感じる。ということもなく、調味料や調理法の研究を進めようと再度、心に誓った。表情で察したのか、レンが店主に聞こえないように言った。
「アマネの居た世界では、この味では美味しくないのですか」
「ああ、いつか絶対食わせてやるから期待して待っててな」
嬉しそうに「はい」と頷くレンが愛おしかった。
やってきました、昨日ぶり。オレの店デンメル商館です。言ってみただけでオレの店とは思ってないけどな。
昨日と同じ個室に通され、担当は館長のデンゴ。リンの座る位置が目の前から真横に変わっていた。最初デンゴはリンが着席するのに否定的だったのだけれど、それをオレが押し通した形だ。
「連日のご訪問ありがとうございます。なにか不備でもございましたでしょうか」
「不備なんてないよ、いいひとを紹介して貰えて感謝してますよ。しばらくはこちらに通うことになりそうなんだ」
経営に口を出されるとでも思ったのか、硬い表情をするデンゴ。
「客としてだから。
でも後ろ暗いことがあるのならば、徐々にで良いから手を引いてね。もしくは個人資産で店を買い取ってください」
店の金に手を付けるなと釘を刺す。悪いことしないのであれば、赤字経営にならなきゃ好きにすれば良い。オレの言いたいことはきちんと通じたようで本日の用事を所望された。
「護衛のできる男性の戦闘奴隷を。夜伽は拒否しない契約でおねがいします」
オレが口に出す前にリンが応えた。夜伽に関しても忘れてはくれなかった、忘れてくれて良いのにな。
奴隷には犯罪奴隷、戦争奴隷、借金奴隷、特殊奴隷があって、犯罪奴隷はほとんど奴隷商館に流れてこないそうだ。戦争奴隷は戦争捕虜で身請けされなかった者や、帰ることを許されなかった者が奴隷として流れてくる。借金奴隷は理由はそれぞれだが借金を返せなかった者がそれである。
リンは騙されて売られた違法奴隷なのだが、立証は難しく引き渡し金がそのまま借金になった。借金分と利子を返済できれば隷属魔法は解除されて自由になるはずだが、一度でも奴隷に落ちると一般社会に戻るのは難しいらしい。
特殊奴隷はそれらの奴隷の中でも、契約に特殊性を持った奴隷達を指すそうだ。なのでリンも特殊奴隷だったことになる。
次に男妾奴隷だ戦闘奴隷だというのは、それぞれ奴隷達の適性を現していてスキルボードにも記載される。適正によって奴隷の価値が変わるので値段も変わってくる。
男妾奴隷や娼婦奴隷は比較的に容姿が美しく戦闘系のスキルが少ない者がなることが多いそうだ。夜伽を得意とすることで価値が跳ね上がる。
支援奴隷は生活系のスキルが得意な者が多いと聞いた。執事やメイドなどがここに当てはまる。
戦闘奴隷はそのまま戦闘が得意な奴隷。元冒険者などが多く、護衛や守衛、冒険者パーティーへの補助などで需要が高い。
リンに「細分化するとまだまだまとめきれないけれど、これだけは覚えておけ」と言われたものだ。ついでのように「男妾や娼婦でもないのに夜伽契約を結ぶかどうかはプライスレス的な付加価値」と教えられた。付いている方がやはり価値が上がるらしい。
勉強したことを思い出している間に話は進んでいたようで、3枚ほど鑑定証を渡された。リンのお眼鏡に適った鑑定証だった。それを確認していると扉から三人の男性が入ってきた。天眼でも確認してみる。
最後に入ってきたのは特殊奴隷の『アルバート=ドイル』。昨日、店員を裏へと連れて行ったカッコイイお兄さんだった。
リン個人も信用に足りる人物だと思うけど逢って2日だ。その日のうちに体を重ねるなんて普段ならトラウマを別にしても考えられないことだ。
スキルボードに明記された結びつきは裏切らない、裏切れないと安心をくれる。契約に縛られていると捉える者も居るだろうが、この世界で過去も人脈も無いオレには必要な物なんだ。
今後、周囲を奴隷で固めることになるのは結局オレ自身の心ため、人を買うと言うよりも信用、信頼を買っている。リンは分かっているんだな。
「働く必要あるのですか」
無限収納に眠っている総資産を把握したときのリンの言葉。それね、日本に居るとき遺産貰ってオレも思いました。けど、働かないと人間すぐダメになるんだよね。楽なこと覚えるとそっちばかりにシフトしていく。
残りの人生数えられるようになったら遊んで暮らそうと思ってたんだけど、こっちでは残り数えられないほど生きられるみたいだし、使うだけなら減る一方。
「働かざる者食うべからず。そんな言葉があるんだよ」
今後は家族も増えるし、有って困るものじゃない。稼げるときに稼がなければ。
昼時になり、初めて屋台ではない店に入ってみようと階下に降りる。なんだか、女将さんがよそよそしい。出かけることを伝えるとリンの方をチラリと確認してから送り出してくれた。どうしたのだろう?
「私が男妾奴隷だと分かっているので、他の宿泊客と話題にしていたのではないですか?娯楽など有りませんのでいい話のネタだったはずです。異空間ルームと結界のせいで安宿なのにそういう音がいっさい聞こえなかったのもまた噂話に拍車をかけているのだと愚考します。要するに興味津々というやつですね、接客業としてはマイナスです」
リンが辛辣に言い放つ。
「早めに宿を変えるか家の購入を進めましょう」
気がついては居たけれど、女将さんは守秘義務のある仕事は不向きだったらしい。うさ耳の旦那さんには随分お世話になったけれど、早めに引き払うようにしないとリンがキレそうだ。ToDoリストでも次の予定になっているので気持ちの問題なのだけど。
通りを歩けば歩くほど視線が集まる。この綺麗なのオレのなんだと自慢したい気持ちと、見るんじゃねえよ勿体ないと思う気持ちで情緒不安定になりつつデート的なノリで定食屋に入る。
恋人と一緒なら何でも美味しく感じる。ということもなく、調味料や調理法の研究を進めようと再度、心に誓った。表情で察したのか、レンが店主に聞こえないように言った。
「アマネの居た世界では、この味では美味しくないのですか」
「ああ、いつか絶対食わせてやるから期待して待っててな」
嬉しそうに「はい」と頷くレンが愛おしかった。
やってきました、昨日ぶり。オレの店デンメル商館です。言ってみただけでオレの店とは思ってないけどな。
昨日と同じ個室に通され、担当は館長のデンゴ。リンの座る位置が目の前から真横に変わっていた。最初デンゴはリンが着席するのに否定的だったのだけれど、それをオレが押し通した形だ。
「連日のご訪問ありがとうございます。なにか不備でもございましたでしょうか」
「不備なんてないよ、いいひとを紹介して貰えて感謝してますよ。しばらくはこちらに通うことになりそうなんだ」
経営に口を出されるとでも思ったのか、硬い表情をするデンゴ。
「客としてだから。
でも後ろ暗いことがあるのならば、徐々にで良いから手を引いてね。もしくは個人資産で店を買い取ってください」
店の金に手を付けるなと釘を刺す。悪いことしないのであれば、赤字経営にならなきゃ好きにすれば良い。オレの言いたいことはきちんと通じたようで本日の用事を所望された。
「護衛のできる男性の戦闘奴隷を。夜伽は拒否しない契約でおねがいします」
オレが口に出す前にリンが応えた。夜伽に関しても忘れてはくれなかった、忘れてくれて良いのにな。
奴隷には犯罪奴隷、戦争奴隷、借金奴隷、特殊奴隷があって、犯罪奴隷はほとんど奴隷商館に流れてこないそうだ。戦争奴隷は戦争捕虜で身請けされなかった者や、帰ることを許されなかった者が奴隷として流れてくる。借金奴隷は理由はそれぞれだが借金を返せなかった者がそれである。
リンは騙されて売られた違法奴隷なのだが、立証は難しく引き渡し金がそのまま借金になった。借金分と利子を返済できれば隷属魔法は解除されて自由になるはずだが、一度でも奴隷に落ちると一般社会に戻るのは難しいらしい。
特殊奴隷はそれらの奴隷の中でも、契約に特殊性を持った奴隷達を指すそうだ。なのでリンも特殊奴隷だったことになる。
次に男妾奴隷だ戦闘奴隷だというのは、それぞれ奴隷達の適性を現していてスキルボードにも記載される。適正によって奴隷の価値が変わるので値段も変わってくる。
男妾奴隷や娼婦奴隷は比較的に容姿が美しく戦闘系のスキルが少ない者がなることが多いそうだ。夜伽を得意とすることで価値が跳ね上がる。
支援奴隷は生活系のスキルが得意な者が多いと聞いた。執事やメイドなどがここに当てはまる。
戦闘奴隷はそのまま戦闘が得意な奴隷。元冒険者などが多く、護衛や守衛、冒険者パーティーへの補助などで需要が高い。
リンに「細分化するとまだまだまとめきれないけれど、これだけは覚えておけ」と言われたものだ。ついでのように「男妾や娼婦でもないのに夜伽契約を結ぶかどうかはプライスレス的な付加価値」と教えられた。付いている方がやはり価値が上がるらしい。
勉強したことを思い出している間に話は進んでいたようで、3枚ほど鑑定証を渡された。リンのお眼鏡に適った鑑定証だった。それを確認していると扉から三人の男性が入ってきた。天眼でも確認してみる。
最後に入ってきたのは特殊奴隷の『アルバート=ドイル』。昨日、店員を裏へと連れて行ったカッコイイお兄さんだった。
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