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ギルドの仕事をしてみる
商業ギルドへ行こう(2)
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「先ほどは大変失礼致しました。厳重に対処いたします」
商談にも使えるような小洒落た個室に通され着席すると、もう一度謝罪をされた。こちらが望むことはもうないのであとは企業じゃなかったギルド内での問題だ。お任せする。
「改めまして、アマネ様の担当となりましたマルコイディスと申します」
向かい側で頭を下げている彼に、要件など軽く伝えてあるとリンが耳元で言う。名前もそれで知っていたようだ。いったん鞄に戻しておいた書類をテーブルの上に差し出しながら応える。
「アマネ=クロサキです。本日は商業ギルドへの登録とデンメル商館会長の交代の件でお伺いしました。また邸を手に入れたいのでその相談も後日御願いしたいと思っております」
このギルドでは大金を扱うことになるだろうからフルネーム名乗って置いた。名字あるとしっくりくる。
「ありがとうございます。まずはギルド登録を済ませてしまいましょう」
新たに未記入の書類を渡された、入会申込書だ。オレはマルコイディスさんとリンにわかりにくいところは訊ねながら記入欄を埋めていった。
「預かり金ということは全額保証があるのですか」
「商業ギルドのシステムが破綻しない限りと注意書きはありますが。過去から今まで、正当な理由で退会された方に返金が滞ったことはございません」
ギルドへの登録料の他にギルドへ預けるという形で徴収される金額でギルドランクが変わるらしい。個人と商会とは別々に登録がある。ねずみ講か国債か、元本保証なんて詐欺でしかないと思うけど永年会費と思っておけば良いかな。
「商館の移譲対して個人より商会立ち上げたいのだけれど、どう思う?」
「私が持っている商会の権利ごとお譲りする予定なのですが」
リンが不思議がっているけど、リンが受け継いだ商会ってなんかグレーぽくてマネーロンダリングみたいに商会ロンダリングしたいんだよね。そのことを説明すると納得したようだ、リンの持っている商会の権利を商業ギルドへ返納することにした。さっき訊いた預かり金の返納になるよね、偶然だよ、狙ってないから。
オレが立ち上げた商会は『カップノワール』っていう商会。そのまま黒崎のフランス語、ブ○ジストンのパクりだよ、中二病発症時に考えた名前をいつか使おうと思ってたんだよ。こっちにはフランス語もないからね、意味分からない音の羅列だと思うけど気にしない。
「おもしろい名前だと思いますが何か意味でもあるのですか」
訊いても良いのかとキャロルが怖ず怖ずと後ろから声を発する。アルが少しばかり緊張している。
「ぜんぜんかまわないよ、気になったら声かけて。意味はあるんだけど、帰ったら教えてあげるね」
オレが気を悪くしたりはしていないと分かってアルは緊張を解いた。キャロルはもともと天真爛漫な娘だろうから、そのままのびのびしてくれてれば良いよ。
「はい。楽しみにしております」
うんうん、異世界の言葉だからね。ここでネタバレはできないんだ。
「では、アマネ=クロサキ様個人のギルド会員証がこちらになります。入会金10万エルと預かり金1,000万エル、白金貨10枚と金貨10枚と引き換えさせていただきます。
個人会員で1,000万エルお預けいただきましたのでゴールド会員証となります、ご確認ください」
はい、ゴールド会員になってるね、問題ありません。
10万エル登録料だけの人がアイアン会員、登録料以外の預け金10万エルでブロンズ会員、100万エルでシルバー会員、1,000万エルがゴールド会員。1億エルでダイアモンド会員。年会費は税金の掛け合いで1年後から別にあります。未納の税金は預かり金から引かれるらしいので、けっして無駄金ではない、はず。
ゴールド会員にしたのは見栄かな、一応商会長だしコイツらのご主人様だし。ダイアモンド会員にしなかったのは名前が成金過ぎて恥ずかしかったから。
「続きまして、カップノワール商会の登録証がこちらになります」
なにかの革でできた証書ホルダーごと差し出された保証書を確認する。こっちはミスリル級商会だ。
1,000万エルでオーブ級。0が増えるごとに、ミスリル、アダマンタイト、オリハルコンになっている。アダマンタイトでも払えるんだけど、まだ実績ないし初期費用はこれくらいかなと1億エルと登録料100万エル出しておいた。ちなみに商会は預かり金なしは登録できない。
「これで登録の方は完了です。末永く当ギルドと良い関係で居て頂けることを願っております」
定型文かな、オレも問題起こさず末永く良い関係でと願ってますよ。
「そして、こちらがデンメル商館会長交代を商業ギルドが承認した契約書です。リン様からカップノワール商会へすべて移譲していますので、今季の税金も引き継いでいます。お忘れなきようよろしくお願い致します」
こっちでも確定申告みたいなのがあるらしいんだよね、リンを見ると「お任せを」と頼もしく頷いてくれた。賢者様に丸投げしよう、手伝うけど。
「リン様への預かり金の返金はこちらになりますが、個人の会員登録はこのままでよろしいのでしょうか」
リンが迷いなく返金されたお金をオレに渡そうとする。オレはこの金はリンの物だと主張したけれど、リンは認めない。リンを購入したときの経緯があるからね、オレが折れた。
「リンの会員証は等級は何なの?」
「シルバー会員です。シルバーにしておけば更新手続き三年はしなくていいから。でもちょうど今年で更新キレるのでそのまま返納しても大丈夫です」
そうだった、更新手続きでも更新料取られるよね、何処でも一緒だ。
「じゃあ、リンもゴールドにしちゃおう。お金さえ払えば奴隷でも良いんでしょ?今までだってシルバーだったんだし」
リンもマルコイディスさんも驚く。アルは無表情、キャロルは飽きている。
「オレの片腕だからね、会員のままの方が仕事しやすいと思うんだ。それに更新時期一緒の方が便利でしょ」
結局先ほど渡されたばかりの白金貨10枚をマルコイディスさんに戻す形となった。次の更新は十年後だ。
「疲れたね、今日の手続きはこれで終わりだよね。おつかれさま。
マルコイディスさん、お手数ですが明日また来るので物件をいくつか用意しておいてくれますか」
マルコイディスさんは、リンの個人カードを預かり他の商会員に手続きを引き継ぐとオレからの条件をメモしだした。
「部屋数は多いほど良いです。工房も建てたいので庭も欲しいです。外壁側に店を出そうと思っていますが、値段が高めの物が多くなると思いますので商業地域でなくて大丈夫です。ある程度問題があっても直したり祓ったりできるので広さと土地柄を優先して探してみてください」
テンプレの事故物件あったら楽しそうなので、さらりとキーワード入れておいた。無理かな。
「はい、どのような工房か伺っても?」
そうだよね、マルコイディスさんは優秀な商人でもあるんだろうね。気になっちゃうよね。
「いろいろですよ。人も増やして手広くやっていきますので、その時々相談に乗ってくださいね」
「ありがとうございます。責任もってお勧めの物件をピックアップしておきます」
悪い話ではないとソロバンをはじいたのか、機嫌よさげに応えてくれた。
リンの会員証も更新できたし、シルバーとゴールドの差額900万エルと更新料10万エルの分のおつりも受け取ったし、今日はもう帰ろう。
「また明日、よろしくお願いします」
オレ達はマルコディアスさんとケモ耳お姉さんに見送られて商業ギルドをあとにした。
商談にも使えるような小洒落た個室に通され着席すると、もう一度謝罪をされた。こちらが望むことはもうないのであとは企業じゃなかったギルド内での問題だ。お任せする。
「改めまして、アマネ様の担当となりましたマルコイディスと申します」
向かい側で頭を下げている彼に、要件など軽く伝えてあるとリンが耳元で言う。名前もそれで知っていたようだ。いったん鞄に戻しておいた書類をテーブルの上に差し出しながら応える。
「アマネ=クロサキです。本日は商業ギルドへの登録とデンメル商館会長の交代の件でお伺いしました。また邸を手に入れたいのでその相談も後日御願いしたいと思っております」
このギルドでは大金を扱うことになるだろうからフルネーム名乗って置いた。名字あるとしっくりくる。
「ありがとうございます。まずはギルド登録を済ませてしまいましょう」
新たに未記入の書類を渡された、入会申込書だ。オレはマルコイディスさんとリンにわかりにくいところは訊ねながら記入欄を埋めていった。
「預かり金ということは全額保証があるのですか」
「商業ギルドのシステムが破綻しない限りと注意書きはありますが。過去から今まで、正当な理由で退会された方に返金が滞ったことはございません」
ギルドへの登録料の他にギルドへ預けるという形で徴収される金額でギルドランクが変わるらしい。個人と商会とは別々に登録がある。ねずみ講か国債か、元本保証なんて詐欺でしかないと思うけど永年会費と思っておけば良いかな。
「商館の移譲対して個人より商会立ち上げたいのだけれど、どう思う?」
「私が持っている商会の権利ごとお譲りする予定なのですが」
リンが不思議がっているけど、リンが受け継いだ商会ってなんかグレーぽくてマネーロンダリングみたいに商会ロンダリングしたいんだよね。そのことを説明すると納得したようだ、リンの持っている商会の権利を商業ギルドへ返納することにした。さっき訊いた預かり金の返納になるよね、偶然だよ、狙ってないから。
オレが立ち上げた商会は『カップノワール』っていう商会。そのまま黒崎のフランス語、ブ○ジストンのパクりだよ、中二病発症時に考えた名前をいつか使おうと思ってたんだよ。こっちにはフランス語もないからね、意味分からない音の羅列だと思うけど気にしない。
「おもしろい名前だと思いますが何か意味でもあるのですか」
訊いても良いのかとキャロルが怖ず怖ずと後ろから声を発する。アルが少しばかり緊張している。
「ぜんぜんかまわないよ、気になったら声かけて。意味はあるんだけど、帰ったら教えてあげるね」
オレが気を悪くしたりはしていないと分かってアルは緊張を解いた。キャロルはもともと天真爛漫な娘だろうから、そのままのびのびしてくれてれば良いよ。
「はい。楽しみにしております」
うんうん、異世界の言葉だからね。ここでネタバレはできないんだ。
「では、アマネ=クロサキ様個人のギルド会員証がこちらになります。入会金10万エルと預かり金1,000万エル、白金貨10枚と金貨10枚と引き換えさせていただきます。
個人会員で1,000万エルお預けいただきましたのでゴールド会員証となります、ご確認ください」
はい、ゴールド会員になってるね、問題ありません。
10万エル登録料だけの人がアイアン会員、登録料以外の預け金10万エルでブロンズ会員、100万エルでシルバー会員、1,000万エルがゴールド会員。1億エルでダイアモンド会員。年会費は税金の掛け合いで1年後から別にあります。未納の税金は預かり金から引かれるらしいので、けっして無駄金ではない、はず。
ゴールド会員にしたのは見栄かな、一応商会長だしコイツらのご主人様だし。ダイアモンド会員にしなかったのは名前が成金過ぎて恥ずかしかったから。
「続きまして、カップノワール商会の登録証がこちらになります」
なにかの革でできた証書ホルダーごと差し出された保証書を確認する。こっちはミスリル級商会だ。
1,000万エルでオーブ級。0が増えるごとに、ミスリル、アダマンタイト、オリハルコンになっている。アダマンタイトでも払えるんだけど、まだ実績ないし初期費用はこれくらいかなと1億エルと登録料100万エル出しておいた。ちなみに商会は預かり金なしは登録できない。
「これで登録の方は完了です。末永く当ギルドと良い関係で居て頂けることを願っております」
定型文かな、オレも問題起こさず末永く良い関係でと願ってますよ。
「そして、こちらがデンメル商館会長交代を商業ギルドが承認した契約書です。リン様からカップノワール商会へすべて移譲していますので、今季の税金も引き継いでいます。お忘れなきようよろしくお願い致します」
こっちでも確定申告みたいなのがあるらしいんだよね、リンを見ると「お任せを」と頼もしく頷いてくれた。賢者様に丸投げしよう、手伝うけど。
「リン様への預かり金の返金はこちらになりますが、個人の会員登録はこのままでよろしいのでしょうか」
リンが迷いなく返金されたお金をオレに渡そうとする。オレはこの金はリンの物だと主張したけれど、リンは認めない。リンを購入したときの経緯があるからね、オレが折れた。
「リンの会員証は等級は何なの?」
「シルバー会員です。シルバーにしておけば更新手続き三年はしなくていいから。でもちょうど今年で更新キレるのでそのまま返納しても大丈夫です」
そうだった、更新手続きでも更新料取られるよね、何処でも一緒だ。
「じゃあ、リンもゴールドにしちゃおう。お金さえ払えば奴隷でも良いんでしょ?今までだってシルバーだったんだし」
リンもマルコイディスさんも驚く。アルは無表情、キャロルは飽きている。
「オレの片腕だからね、会員のままの方が仕事しやすいと思うんだ。それに更新時期一緒の方が便利でしょ」
結局先ほど渡されたばかりの白金貨10枚をマルコイディスさんに戻す形となった。次の更新は十年後だ。
「疲れたね、今日の手続きはこれで終わりだよね。おつかれさま。
マルコイディスさん、お手数ですが明日また来るので物件をいくつか用意しておいてくれますか」
マルコイディスさんは、リンの個人カードを預かり他の商会員に手続きを引き継ぐとオレからの条件をメモしだした。
「部屋数は多いほど良いです。工房も建てたいので庭も欲しいです。外壁側に店を出そうと思っていますが、値段が高めの物が多くなると思いますので商業地域でなくて大丈夫です。ある程度問題があっても直したり祓ったりできるので広さと土地柄を優先して探してみてください」
テンプレの事故物件あったら楽しそうなので、さらりとキーワード入れておいた。無理かな。
「はい、どのような工房か伺っても?」
そうだよね、マルコイディスさんは優秀な商人でもあるんだろうね。気になっちゃうよね。
「いろいろですよ。人も増やして手広くやっていきますので、その時々相談に乗ってくださいね」
「ありがとうございます。責任もってお勧めの物件をピックアップしておきます」
悪い話ではないとソロバンをはじいたのか、機嫌よさげに応えてくれた。
リンの会員証も更新できたし、シルバーとゴールドの差額900万エルと更新料10万エルの分のおつりも受け取ったし、今日はもう帰ろう。
「また明日、よろしくお願いします」
オレ達はマルコディアスさんとケモ耳お姉さんに見送られて商業ギルドをあとにした。
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