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ギルドの仕事をしてみる
1人になりたい(*)
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幌馬車の中には数日間分の藁草や餌などが用意されていた。下男とかも今日連れ帰るつもりだったのだけれど、ああ、昨日か。藁に体を預け馬車に揺られていると半刻ほどで邸に到着した。ありがたいよね。荷台から降りながら言う。
「悪いけど、リンも自室で寝て欲しい」
早く1人になりたくて理由も伝えずに邸の中のリンの自室へ行くように促すが、リンは誤魔化されてくれないし見逃してもくれなかった。
「アルバート、貴方も馬を厩舎で休ませてからアマネのところへ来るように」
「……わかった」
いやいや、オレは誰も呼んでないし寧ろ1人になりたいんだ。もう、そんな言葉を発する余裕もない。今すぐにで異空間ルームを開いて飛び込みたかったが、私室までは我慢した。オレだけ異空間へ飛んでしまおうかともよぎったが、しっかり腰にまわされたリンの腕がそれを阻む。
「部屋にアルバートだけ通れる結界を。それからあちらへの入り口を出してください」
身体が熱い、冷静な判断も無理、リンの言うことを素直に聞いてリンを引きずるようにベッドルームへと進んだ。
疲れた、眠い、熱い、暑い、眠い、疲れて居るのに――アツイ。
リンを引き剥がすことはできない、それなら逆にと抱き込んで噛みつくようなキスをする。優しさなんて1つとしてない獣のように貪るキスをする。どちらの物かも分からない唾液が溢れることも構わず舌を吸い出す。
身につけている衣服は全部邪魔に思い、引き千切りそうな勢いで肌をあらわにさせていく。吸い付く肌に指を這わすと、リンが妖艶に誘ってくる。
速攻、横抱きにしてベッドへと放る。オレもその上へと飛びついていく。
こんなことはしたくないのに、恋人には優しくしたいのに。そんな倫理観はどんどん霞がかっていく。
「あぁっ、もっと」
眉を苦しげに潜ませているのに、リンの口からは誘いの声が漏れる。
「リン、好き。ごめん、止められない」
「謝る必要はないのですよ、私は嬉しい。もっと求めて」
キスと愛撫で必死になっていると、リンの指がオレの滾りへと絡んできて、どんどん力を強くしていく。
「こんなに熱く重くして、どうします?手で?口で?最初から後ろにしましょうか?」
潤んだ瞳で舌なめずりする様子を見せてくる。知らぬ間にリンの手はローションまみれになっていて、オレの下半身もリンの下半身どころか体中がぬるぬるで重なりすべるのが気持ち良い。
「煽ったのはリンだから」
言い訳をする自分が情けない。
「はい」
責任は自分にあるとリンは言外に言う。
「入れたい」
リンの尻を撫でながら正直に答えると
「うん、入れてください」
彼は嬉しげに微笑んだ。
まだ慣らしても居ないその穴を見せつけるように、体を反転させ四つん這いになったかと思うと上半身を下げて腰を高くした。ヒクつく穴にオレは我を忘れて口づけて舐め回した。
「アァ、アマネがそんなことしなくてもっ……あっ、ぅぁっ、あ……私の体は、受け入れるようにできて、アッ」
リンが何か言っているようだが、もう理解できない。オレがしたい、ただそれだけ。
一方的だけれど、リンが感じてくれているようでそれだけは嬉しいと感じていた記憶があるだけ。
グチュグチュと唾液と体液とローションの合わさった水音が卑猥だ。オレは無言で熱くて固い凶器を捻り込めるていくと、メリメリと音を立てそうなほど皺が広がっていく。
「イッ、すご……あ、まだ、あ、もっと、もっと奥ぅ……ヤァァ」
一度腰を引いたら、もっと奥へと内壁をヒクヒクさせて誘ってくる。そのタイミングで一気に貫く、肉と肉がぶつかってパンッと音を立てる。リンは仰け反りながら叫ぶ。
「う゛ぁぁぁぁ、あぅ、あっ」
パン、パン、パン、オレは必死で腰を打つ。気持ち良い、気持ち良い、もっともっともっと。
「ああぁぁぁぁ」
リンがイこうが出そうが痙攣しているのもお構いなく腰を振るう。
涙と涎と汗と、ぐちゃぐちゃになってもリンはキレイだ。オレのリン、オレだけのリン。
パン、パン、パン、どんどんスピードが上がる。
ふちゅっ、ぐちゅっ、ぬちゅちゅ、中で擦れるたびに聞こえる水音。
リンの弱いところは、ぐにゅりぐにゅりと肉棒でゴリゴリしてやる。
パン、ぐちゅ、パン、ああ、気持ち良い。グイッと上半身を持ち上げて強く抱きしめ、無理な体勢のまま口づけする。
「もっ、ゆるし……て、あっ」
リンの懇願を引き金として最後に大きく腰を引き、思いっきり串刺しにしてから射精する。
「ウッ」
はぁはぁと肩で息をするが気持ち良いのは一瞬、まだ萎えることを知らない肉棒を未練たらたらリンから引き剥がす。肉棒から解放された穴は収縮することができずにポッカリと開いたままで、オレが出した白い液体を垂れ流している。
リンは腰が抜け、ぐったりしながら気絶しそうなのを必死で我慢して身を起こそうとしていた。全部オレの責任なのだが申し訳ない。こんな状態のリンにまだまだ欲情する。
「あとは当初の予定通りオレ1人で」
体の熱はまだ引いては居なかったが、随分理性は戻ってきていたのでリンのためにもとそう口にした。理性には波がありそうなので一時的にと付け加えなければいけなさそうだが、今はリンを思いやることができた。
リンはゆるりと首を振ると、部屋の入り口へと手を伸ばす。擦れた声で
「アル……こちらへ」
普段通りアルバートと呼ぶことさえきついようで、弱々しく手招きしていた。オレは初めてそこにアルが居たことを知った。
「悪いけど、リンも自室で寝て欲しい」
早く1人になりたくて理由も伝えずに邸の中のリンの自室へ行くように促すが、リンは誤魔化されてくれないし見逃してもくれなかった。
「アルバート、貴方も馬を厩舎で休ませてからアマネのところへ来るように」
「……わかった」
いやいや、オレは誰も呼んでないし寧ろ1人になりたいんだ。もう、そんな言葉を発する余裕もない。今すぐにで異空間ルームを開いて飛び込みたかったが、私室までは我慢した。オレだけ異空間へ飛んでしまおうかともよぎったが、しっかり腰にまわされたリンの腕がそれを阻む。
「部屋にアルバートだけ通れる結界を。それからあちらへの入り口を出してください」
身体が熱い、冷静な判断も無理、リンの言うことを素直に聞いてリンを引きずるようにベッドルームへと進んだ。
疲れた、眠い、熱い、暑い、眠い、疲れて居るのに――アツイ。
リンを引き剥がすことはできない、それなら逆にと抱き込んで噛みつくようなキスをする。優しさなんて1つとしてない獣のように貪るキスをする。どちらの物かも分からない唾液が溢れることも構わず舌を吸い出す。
身につけている衣服は全部邪魔に思い、引き千切りそうな勢いで肌をあらわにさせていく。吸い付く肌に指を這わすと、リンが妖艶に誘ってくる。
速攻、横抱きにしてベッドへと放る。オレもその上へと飛びついていく。
こんなことはしたくないのに、恋人には優しくしたいのに。そんな倫理観はどんどん霞がかっていく。
「あぁっ、もっと」
眉を苦しげに潜ませているのに、リンの口からは誘いの声が漏れる。
「リン、好き。ごめん、止められない」
「謝る必要はないのですよ、私は嬉しい。もっと求めて」
キスと愛撫で必死になっていると、リンの指がオレの滾りへと絡んできて、どんどん力を強くしていく。
「こんなに熱く重くして、どうします?手で?口で?最初から後ろにしましょうか?」
潤んだ瞳で舌なめずりする様子を見せてくる。知らぬ間にリンの手はローションまみれになっていて、オレの下半身もリンの下半身どころか体中がぬるぬるで重なりすべるのが気持ち良い。
「煽ったのはリンだから」
言い訳をする自分が情けない。
「はい」
責任は自分にあるとリンは言外に言う。
「入れたい」
リンの尻を撫でながら正直に答えると
「うん、入れてください」
彼は嬉しげに微笑んだ。
まだ慣らしても居ないその穴を見せつけるように、体を反転させ四つん這いになったかと思うと上半身を下げて腰を高くした。ヒクつく穴にオレは我を忘れて口づけて舐め回した。
「アァ、アマネがそんなことしなくてもっ……あっ、ぅぁっ、あ……私の体は、受け入れるようにできて、アッ」
リンが何か言っているようだが、もう理解できない。オレがしたい、ただそれだけ。
一方的だけれど、リンが感じてくれているようでそれだけは嬉しいと感じていた記憶があるだけ。
グチュグチュと唾液と体液とローションの合わさった水音が卑猥だ。オレは無言で熱くて固い凶器を捻り込めるていくと、メリメリと音を立てそうなほど皺が広がっていく。
「イッ、すご……あ、まだ、あ、もっと、もっと奥ぅ……ヤァァ」
一度腰を引いたら、もっと奥へと内壁をヒクヒクさせて誘ってくる。そのタイミングで一気に貫く、肉と肉がぶつかってパンッと音を立てる。リンは仰け反りながら叫ぶ。
「う゛ぁぁぁぁ、あぅ、あっ」
パン、パン、パン、オレは必死で腰を打つ。気持ち良い、気持ち良い、もっともっともっと。
「ああぁぁぁぁ」
リンがイこうが出そうが痙攣しているのもお構いなく腰を振るう。
涙と涎と汗と、ぐちゃぐちゃになってもリンはキレイだ。オレのリン、オレだけのリン。
パン、パン、パン、どんどんスピードが上がる。
ふちゅっ、ぐちゅっ、ぬちゅちゅ、中で擦れるたびに聞こえる水音。
リンの弱いところは、ぐにゅりぐにゅりと肉棒でゴリゴリしてやる。
パン、ぐちゅ、パン、ああ、気持ち良い。グイッと上半身を持ち上げて強く抱きしめ、無理な体勢のまま口づけする。
「もっ、ゆるし……て、あっ」
リンの懇願を引き金として最後に大きく腰を引き、思いっきり串刺しにしてから射精する。
「ウッ」
はぁはぁと肩で息をするが気持ち良いのは一瞬、まだ萎えることを知らない肉棒を未練たらたらリンから引き剥がす。肉棒から解放された穴は収縮することができずにポッカリと開いたままで、オレが出した白い液体を垂れ流している。
リンは腰が抜け、ぐったりしながら気絶しそうなのを必死で我慢して身を起こそうとしていた。全部オレの責任なのだが申し訳ない。こんな状態のリンにまだまだ欲情する。
「あとは当初の予定通りオレ1人で」
体の熱はまだ引いては居なかったが、随分理性は戻ってきていたのでリンのためにもとそう口にした。理性には波がありそうなので一時的にと付け加えなければいけなさそうだが、今はリンを思いやることができた。
リンはゆるりと首を振ると、部屋の入り口へと手を伸ばす。擦れた声で
「アル……こちらへ」
普段通りアルバートと呼ぶことさえきついようで、弱々しく手招きしていた。オレは初めてそこにアルが居たことを知った。
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