異世界でも自由生活~とりま必要なのは奴隷であってる?!~

咲楽桔梗

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ギルドの仕事をしてみる

二十四刻は戦えません(*)

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「もう少しがんばってください」
 リンに言われる。そろそろまともな会話ができなくなりそうだ。正常な意識が霞んでいき、息遣いが荒くなってくる。肉棒からは汁がたらたらと滴り落ちている状態だ。
「アルバ……アルは準備してきましたよね」
 リンも時間が無いと判断したのだろう、アルと呼ぶことに妥協したようだ。
「ああ、貰った浄化剤はここへ来る前に入れておいた」
「そうですか、それで練習の方は?」
 なんかやばそうな話が聞こえてくるけど、聞こえてくるだけで意味を理解することができない。アツイ、体の熱が内で燻っている。アルと何か話しているリンの肩口へと頭をもたらせかけ、リンの匂いをスンスン嗅ぐ。左手は下半身へ伸び自身を摩ろうとしたがリンに止められる。『どうして!』怒りに近い感情が芽生える。オレなんてほとんど童貞ままなのだ。コントロールなんてできない、その上極上のおかずが目の前に2つもあるのだ。それでも出るのは荒くて熱い息だけ。
「我慢すれば、もっと気持ちよくなりますよ」
 耳元で囁かれる言葉は呪詛のようで、言うことを利くのが当然のことと思えた。
「アマネは横になってくだされば良いですよ」
 寝転がれば良いんだなとだけ分かったので、ごろんを背を倒した。次に何がおきるのかなど分かるはずも無くリンに任せる。リンを信じる。
 と、リンがアルに指示を出す。石膏像のような完璧な筋肉が四つん這いになってオレに近づいてくる。そして、オレの体を跨ぐように覆い被さる。アルの顔はオレの下半身へ、アルの下半身はオレの顔へ。
「アルはアマネのそれをしゃぶっていてください。アマネ、これがアルですよ」
 オレの頭をいつの間にやら太ももに乗せてくれていたリンが言う。
「必要なのはヒクヒクさせている、この穴です。私のもそうですが、これからずっとアマネの専用穴です、可愛がってあげましょう」
 オレの肉棒はアルにチロチロ、じゅぼじゅぼされていて意識は下半身に比重が行っている。リンの導きは言われるままになる。リンがアルの菊門目掛けてオレが作ったローションを垂らす。リンの手に誘われてオレはその門の擦る。最初はゆっくり次第にスピードが速くなる。ヒクヒク反応するのが楽しい。
 知らぬ間にローションはつぎ足さられ、ニチャニチャ音を立て糸を引く。その勢いのまま穴の中に中指が入る。ローションを押し込みながら人差し指、薬指と増やしていく、弾力のある内壁が指に絡みついてくる。アルの腰はそれに合わせるように揺れる。
 アルの口元はだんだんお留守になってくるが、オレはオレで新しいおもちゃに夢中になっている感じでアルの内壁をグチュグチュと摩りつつづけた。
 リンに比べて狭すぎる。そして固い。リンのは柔らかく包む感じでアルのはギュッと圧をかけてくる感じ。こんな中にオレの凶器が入るのだろうか、入れて良いのだろうか。欲望にまみれた期待に反問しているとアルが大きく背を仰け反らし射精した。中イキってやつか?
「はじめてでコレでは先が楽しみですね」
 リンが妖しく嗤う。キレイだな。
 アルはもう自分を支えられないのだろう、上半身をオレに預けて肩で息をしている。雄の匂いをいっぱいに感じながら、オレはアルの下から体を抜き出し、膝立ちになった。アルの腰を持ち上げると、すかさずリンがアルの腹の下に枕を差し込む。
「オレ我慢しただろ」
「ええ、可愛がってあげてください。その後は私も御願いしますね」
 リンが妖しく嗤う。そして楽しげに笑った。
 ほとんど童貞のオレにテクニックは無い。我武者羅なだけでアルの菊門に鉄杭を捻り込む。確かに聞こえるアルの悲鳴と嗚咽。聞こえては居たが意味を判断できなかった。鮮血もオプションでしか無かった。アルの初めては最低最悪だったはず。
 オレも気持ち良いと感じた記憶は無かった。圧迫されるのがキツかった。ローション塗りたくったはずなのに滑りの悪い内壁にイライラしていたような気がする。
 どのくらいお互い吐き出したのか分からない、アルの出す声に艶が出てきた。その頃にはオレの魔力欠乏からくる本能だけの苛立ちも随分収まってきていた。
 アルがいい声を出す箇所を重点的に突いたり摩ったりと気を使えるようにもなってきた。途中途中でリンがポーションを使用してくれていたようで、傷もないようだ。ただただ、気持ちよさそうに善がってくれた。正常位で抱き合うこともできてアルが満足そうに眠りに落ちたところで、いつの間にかガウンを着込んでいたアルが、さっとそれを脱ぎ捨てオレを誘う。
 もちろん否やはない。意識的に絶倫スキルをアクティブにして楽しむ。楽しむ余裕ができた。同じセックスならオレはこっちが良い。
「リン、好き」
「ありがとうございます。私もアマネが好きですよ」
 戯れるようなキスをしながらお互いに言う。
「アルも可愛い」
「そうですね、さすが騎士です。予想以上の体力持ちなので当初考えていた夜伽要員数は必要ないかも知れません」
 オレの表情は渋くなる。箍が外れるたびに被害に遭うのはオレの恋人達だ。きっとアルが一番割を食う。
「そんな顔をしないでください。私たちはアマネの役に立てることは幸せなのです。必要とされないことが一番怖い。そして、従順であろうと思いながらも嫉妬はしてしまうので、少ない人数で済むのなら苦では無いのです」
「ありがとう」
 リンにもう一度キスを落としてから、アルの頭を撫でる。
「そういえば、なんでアルの願望にシンクロしたんだろう」
 思考が戻ってくると不思議だった。
「たぶん眷属化の影響かと。私にも流れてきたので分かったのです」
 それならとスキルボードを確認してみても、アルがオレの眷属となった形跡は無かった。
「私が自動で眷属になったことを嫌っていたのが原因ではないでしょうか?意思確認の無い眷属化を無効にしたのでは無いかと推測します。きっと、あの時繋がりそうになってシンクロしたのでしょう」
「ああ、うん。それなら納得した。これで気持ちよく眠れそうだ」
 あくびをしながら、すべてにクリーンをかける。窓の外はオレンジ色だ。昨日の夜中から半日以上の時間が経っているようだ。
「おやすみなさい。眠りたいだけ眠ってください、その間私が良いようにしておきます」
 あらやだ、ちょっと怖いと思ってしまったではないですか。でも、リンさんに任せます。
「おやすみ」
 横向きで眠るアルに背を預け、リンを抱き込みながらオレは深い眠りに落ちた。
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