秘密の師弟関係

ほのじー

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終章:師匠との恋

あなたとひとつに(前)※

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ランドルフはまだ完治はしていないが、もうあとは自宅療養で治るとのことで、退院することとなった。ミリアはそこに駆けつけ、一緒にランドルフの自宅へと向かった。彼は実家に泊まることが多くなりそうだが、王城に近いこの家も手放さずにいるとのことだ。


「この服はここの棚で良いですか?師匠」
「ああ、頼む」



ーーぎゅっ


「やっと君に触れることができる」
「師匠・・・」


ランドルフはミリアを後ろから抱き締める。ミリアは振り返りランドルフを抱き締め返した。


「私も・・・師匠にずっとぎゅっとしたかったです・・・」
「っ・・・」


ランドルフは自然と目を瞑ったミリアにキスを浴びせかけた。いつもとは違う、もっと、もっと欲しいと思わせるような、濃厚なキスであった。



「んっ・・・はぁん・・・」
「ミリア・・・愛してる」
「んんんっ」



ランドルフの唇が耳の側へと移動し、ミリアに愛をささいやいた。その瞬間にゾワゾワとした感覚が背中から駆けてきた。その唇はミリア首へ、そして肩へと異動し、いつの間にかミリアのブラウスのボタンが一つ一つランドルフに外されていた。


「ししょー・・・傷が見えちゃいます」
「ああ、全部見せてくれ」


ランドルフは手を止めず、ミリアのブラウスとブラジャーを剥ぎ取り、ランドルフはミリアの体をじっと見つめていた。その目は餌を目の前に吊るされた野獣のようだった。


(恥ずかしい・・・)


ランドルフはミリアの傷に沿うように肩にキスをし、徐々に胸の傷へと降りていった。その傷を舐め終わると、ミリアの豊満な乳房の頂にしゃぶりついた。


「んんっ!」


ミリアの少し陥没していた先がピンと張りつめた。舌でぐるりとその回りを一周させ、同じく張りつめていた左の頂きを彼の右手でぐにぐにと扱きだした。


「はああああん!!」


我慢していた声が限界を迎え、自分ではないようなイヤらしい声が止まらない。ミリアはとっさに自分の腕を噛んだ。しかしランドルフにその手を外される。


「君のいやらしい声を聞かせてくれ」
「いや・・・」


ランドルフはその二つの頂きを引っ張ったり押し込めたり、優しく舐めたりとその手を止めてくれない。


(恥ずかしいけど、すごくきもちい・・・)


ミリアの力が抜けていき、股の間が熱をもってくるのを感じた。


「はぁあん、んん・・・ししょー」
「ミリア、もう俺も我慢できない・・・いいか?」


ミリアは何も考えられなくなってきていた。コクリと頷くので精一杯だった。



ランドルフは軽々とミリアを抱え、ランドルフのベッドにミリアを座らせた。



ーーくちゅ・・・くちゅ・・・


再びキスをはじめ、ランドルフの顔は今まで見たことのない色っぽさと淫乱さが混じる顔をしていた。


(私・・・食べられちゃう)


ランドルフは汗で濡れた上着を脱ぎ捨てた。そこには様々な痛々しい傷が残っていた。


「師匠・・・これ・・・」
「ああ、これで君とお揃いだ」


生々しくまだ癒えていない右胸の傷が露になる。ミリアはその傷がとっても愛しいと感じた。


ミリアはランドルフがミリアにしたように傷にキスを浴びせた。


ーチュッ
ーーチュッ


そしてミリアもランドルフの頂をペロッと舐めてみた。


(男の人も、ここを舐められると気持ちいいのかな)


「ぐっ・・・」



苦しそうな顔をしたランドルフは、ミリアをベッドに押し倒した。


「・・・そんな煽ったら優しくしてやれないぞ」



そう言ってランドルフはミリアのスカートをまさぐり、下着の上からミリアが熱を持っていた部分の近くを擦りはじめた。



「ししょー、ダメですそんなとこ触ったら汚いです」


(なんだかお漏らししそう・・・)



ランドルフはミリアの下着を剥ぎ取った。



ランドルフはミリアの膨らんだ肉芽をめくる。その芽の中から果汁のような透明な液体が溢れだしていた。



「こんな美味しそうなところが汚いわけないじゃないか」


ーーじゅるっべろっくちゅっ


「ああああ、そこ、だめぇ・・・!」


顔を埋め、舌でレロレロと肉芽を舐め、その奥から出てきた汁をすすった。


「ああ、ミリアはどこもかしこも甘い・・・」



ーーープツン


ランドルフはその溢れ出す蜜液の中に人差し指を差し込んだ。そこはまだ誰も触ったことのないような、狭さと固さがあった。


「痛くならないよう、解していこう」


ーーくちゅっくちゅっ



ゆっくりと出し入れされる指は何かもどかしい。徐々に波が押し寄せてくる。ランドルフは右手の指を二本に増やし、左手の親指で彼女の花びらをくにくにと刺激する。


「ししょー、なんかきちゃう・・・」
「それが君がが気持ちいいときになる自然なことだ、その波に身を任せて・・・」
「んんん・・・はぁん!!くる、くるの!!」



「あああああああ!!」





ミリアの背中は蝦のように仰け反った。ミリアの頭の中が完全に真っ白になる。



「はぁ・・・はぁ・・・」



ランドルフはミリアの汗を拭う。「よくできました」と弟子の時に誉められた時のようによしよしと頭を撫でる。


ーーキュン

ランドルフに褒めらめられることは弟子の時代からとても特別で嬉しいことであった。褒められたいがために、練習も頑張ったものだ。


「ししょー、もっとよしよしして」
「可愛いなぁミリアは。でも今からもう優しくしてやれないぞ」









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