元不良の悪役令嬢は最年少ドS魔法使いに躾される

ほのじー

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薄青色の令嬢

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「真理姉!!これ綺麗じゃない?」
「ん、私はこっちの方が・・・」
「もう、真理姉相変わらず趣味悪いって」


マリアンヌは王城に遊びに来ていた。今日は由奈のウエディング会場のデコレーション選びである。


「でも服の趣味は真理姉良くなったよね。その薄青色のワンピース似合ってるじゃん」
「お、ありがと」


(これは、ユーグが好きな色)


ユーグはマリアンヌがこの色の服を着るのを好んだ。それを着ると、ユーグはいつも可愛いと褒めてくれるのだ。そして、眼鏡が外れたユーグからこの薄青色の瞳が現れてから、マリアンヌのお気に入りとなったのだ。


「ぷっ、なんか真理姉が恋の乙女に見えて、気持ちわるすぎる」
「て、てめえ、ばかにしやがって!!」
「きゃはははは」


ユーナに「拳骨グリグリの刑だ!!」と言って二人でじゃれていると、第二王子のソロモンが部屋に入ってきた。


「お姉さんとじゃれてるユーナも可愛いね」
「ソロモン王子・・・」


ソロモンはユーナを抱きしめた。久々に会うそうで、ソロモンとユーナがいちゃつきだした。ソロモンは今国王になる為頑張って父に付いて勉強しているそうで忙しい。そんな忙しい合間をぬって彼はユーナに会いにきたようである。彼は経済活動を活発化させたり教育を推進させようと努力する姿は市民に愛され、善き王になると評判だ。


「じゃ、お邪魔虫は帰ろっかなぁ~」
「え、真理姉もう帰るの?晩御飯まで残ってよ~」
「いや、今夜は両親と過ごすよ」


マリアンヌは両親に今までのことを謝った。両親は涙しながらすぐに助けに行けなくてゴメンとマリアンヌを抱きしめたのだ。それからできる限り両親と過ごすようになり、昼は慈善活動などに勤しんでいた。








「マリアンヌ、実は君に何件か婚約を申し込んできた人たちがいるんだ」
「婚約を・・・?」
「ああ、一度その人たちに会ってみないか」


(こんな私に・・・婚約・・・?)


マリアンヌは自分が悪役令嬢であったということで、モテないと思っているのだが、派手だった衣装も清楚なものに変わり、慈善活動に勤しむマリアンヌを好ましく思う者も多い。元々美女であるのは変わらず、愁いを持ち恋を知ったマリアンヌの姿を見て恋に堕ちる男性が続出し、薄青色の姫と呼ばれるようになった。


(ユーグ・・・)


マリアンヌはユーグを思い浮かべるも、あれから彼とは連絡をとっていない。手紙を送るも一切返事もなかった。ユーグの魔法の師匠であるシェリルが、無事男児を出産しマリアンヌの元へ遊びに来たが、彼がもうあの家にいない事を知った。シェリルからも、「もう戻ってくるか分からないから彼のことは忘れなさい」と言われた。


「もちろんこの家にずっと居てくれてもいいんだが・・・今度の国王生誕パーティーで、紹介するからもし気に入った人がいれば教えてくれ」
「分かりました・・・お父様」


ユーグは貴族ではないので、もしユーグと連絡がついても彼と結婚できる訳でもない。しかもマリアンヌの片思いでユーグはマリアンヌをペットとしか見ていないのだ。マリアンヌは完全に諦めるしかない。
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