ぼっちな僕がデスゲームに強制参加させられたんだけど、逃げ回っているうちにハーレムがどんどん増えて夜の順番とか勝手に決められて困っています

Rain

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25 妖魔の国

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 ぼくは背中にギガトンアックスを担いで、蛇のようにくねくねとした長い街道を歩いています。
 
 
 100の妖獣を自在に操れるレイカさんが味方に加わったことは、本当に心強かった。
 そんなレイカさん。
 最初は怒らせたらちょっぴり怖い性格の人とばかり思っていたけど、かなり陽気な方でした。
 ノリの良いジョークを言う悪魔の女の子。シモネタも平気で口にして、ゲラゲラと笑っています。
 
 
「先日のセックスは引き分けだ。
 ほぼ同時にイったからな。
 なぁ、再戦しないか?」

「え? ここで?」

「あぁ、青空のもとやるのもいいもんだよ。
 それに海斗さんはセックスソードマンだろ?
 いつも野外プレーしているじゃないか?」
 
 
 まぁ、そうですが……
 
 
 ズボンを脱がそうとするレイカさんをなんとか制し、次回はどちらか先にイクかを賭けたセックス三本勝負をしようと約束させられました。
 嘘をついたら、ぼくに悪魔の呪いをかけるそうです。
 
 
 そうそう。
 レイカさんの話だと、ここからヴァルザークの神殿まで徒歩で丸一日かかるみたいです。
 その中間に位置する深い森に、妖魔の国に通じる坑道があるので、そこへ寄って装備を充実させようと言っています。


「だって海斗さん、疲れただろ?
 2、3日ゆっくりしていけよ」
 と言ってくれていますが、のんびりしている時間なんてありません。
 
 
 それに妖魔の国って、サイフィス側の世界でしょ?
 そんなところに行ったら、容赦なく村八分に遭いそうです。
 それにレイカさんだって裏切り者なんだし、ばれたら大変だと思います。


 首を横に振るぼくに、
「心配するな。妖魔の国の連中は嫌々闇の真魔竜(ファクト)に従っているだけだ。それに妖魔の王に是非会ってもらいたいし。
 時間の事なら気にするな。
 妖魔の国は、時がゆっくり流れている。
 妖魔の国で1ヶ月生活しても、こちらの世界では1時間くらいしか経っていない」


 なるほど。
 それは助かります。
 レイカさんのおっぱいで随分と体力は回復したものの、ここのところ不眠不休が続き、対サイフィス戦が心配でした。
 
 レイカさんの話によると、サイフィスは5大将軍の中でもトップクラスの実力を持っているとのことでした。
 思わず首を傾げました。
 以前戦った時は、ゆかりちゃんとのバトルセックスの力を借りはしましたが、追い詰める事ができました。
 あれから二人の将軍を倒し、100のセックス奥義も習得して、かなりパワーアップをしています。
 レベルだって28あります。
 

 レイカさんは、
「サイフィス様は、いずれ人間界の王に君臨するつもりだから、真の姿を封じていただけ。あの姿を見たら、誰もが恐れおののく。彼はたった一日で、我が妖魔一族を服従させるほどの実力を持っている。恐らく神殿ではその力をすべて開放するだろう。そうなれば完全無欠なんだ……」


 なんてこった。
 奴は化け物だったのか。


「だが、サイフィス様と戦った勇者が妖魔の国にいる。
 彼はサイフィス様の弱点を知っている」

 だから、その勇者とやらに会う為に妖魔の国へ行くことにしました。



 *



 レイカさんのおかげで、旅は随分と楽になりました。
 ゴブリンとかオークといった弱いモンスターは、すべてチャームの魔法で魅了して手下にして同士討ちさせていきます。
 ぼくにも、オークを4匹分けてくれました。


 オークはぼくに敬礼の姿勢を取ると、
「カイトの兄貴。ゴブリンの群なんぞ俺達が殲滅させますけぃ」
 と言って、その辺のゴブリンを滅多打ちにしていきます。
 
 歩いているだけで経験値がアップします。
 


 森の奥にある岩山の前までやってきました。
 レイカさんが手をかざして呪文を唱えると、岩の壁が音を立てて開きます。
 
 
 
 真っ暗な坑道。
 
 左指に、たいまつ代わりに炎のエレメンタルを召喚しているレイカさんの後ろを真っ直ぐについて行きます。
 ほとんど見えません。
 どうもモンスターがいるみたいで、手下のオークが頑張って戦ってくれています。
 
 とにかくレイカさんを見失うとアウトです。
 
 手下のオークが全滅して、ぼくのレベルがひとつ上がる頃、ようやく広い空間までやってきました。

 視界は一気に明るくなります。
 天井が青紫色に輝いています。


 ゆく手を遮るように、緑色の水面が広がっています。


「ようこそ。ここが妖魔の国です」

 レイカさんがパチンと手を鳴らすと、馬のような妖獣が水面より顔を出しました。


「お久しぶりです。姫」

「ケルピー、元気してた?」

「あまり元気ではありません」

「さぁ乗って」

「え、え!?」

 レイカさんに手を取られ、ケルピーに乗りました。
 

 *


 坑道の巨大湖を超えると、街並みが見えてきました。

 こんな場所が洞窟内に存在するなんて驚きです。

 この自然要塞が、長い間、一族を守ってきたのだと教えてくれました。
 だけどサイフィスによって、今は隷属国家にされているそうです。
 


 レイカさんに連れられて、大きなお城までやって来ました。
 長い廊下を歩き、端が見えないくらい巨大な円卓のある部屋でキョロキョロしながら待っています。

「これから父を紹介します」

「はぁ」


 しばらくすると、レイカさんのように頭に角があり、髭の生えた妖魔がやってきました。
 
 レイカさんは、妖魔の王女さまだったんですか。


 レイカさんは立ち上がると、
「ただいま。父上」


 王様は、なんだかムスッとしています。


「レイカ、その人間は一体何者だ!? 神聖なる妖魔の国に人間など連れ込みおって。お前は一体何を考えておる!」
 

「聞いてください! 彼は伝説の性騎士様です」


「何をバカな!
 古文書に記された世界を救う勇者が、そのような小汚い人間のハズがないだろう! 予は忙しいのだ」

「……あの。
 性騎士様はサイフィス様と戦いを決意されております。
 だから、あたしも共に戦います……。
 もうあんな奴にいいように使われるのはお終(しま)いにしましょう。
 いつも妖魔一族に無茶な要求ばかりしてきます。
 兵役に多額の税。
 民は、みんな苦しんでおります」


「だ、黙れ!
 そのようなことを口にするでない!
 サイフィス様は、異世界より強力な異能者の召喚に成功したのだ。
 これから世界は動く。
 今、サイフィス様に恩を売っておけば、必ずや報われる」
 
 
 妖魔の王さまは、ぼくをギロリと睨んだ。

「おい、人間。
 キサマが娘を誑かしたのだな!
 許せん。
 この人間を地下牢に閉じ込めておけ!」


 その怒声と同時に、妖魔の兵士たちが一斉に部屋に雪崩れ込んできて、ぼくを取り囲んだ。


 え?
 ええ?

 待ってくださいよ。
 ぼくはこれからサイフィスと決闘しなくてはいけないんですよ。
 こんなところで、捕縛される訳にはいきません。
 


 ぼくをかばうように、レイカさんが、

「父上。
 待ってください。
 どうしても海斗さんを捕えるというなら、あたしも捕えなさい」
 
 
「レイカよ。一体どうしたというのだ!?」
 
「どうもこうもないわ。
 あたしは海斗さんのお嫁さんになると誓ったの!」
 
「な、な、なんと!?」
 
「だからそれを邪魔する者は、例え父上といえど容赦はしない。
 言っておきますが、あたしは100の妖獣を操れる。
 この国では紛れもなく最強。
 そして海斗さんは、このあたしを遥かに凌駕する実力を持っています。
 あなた達が束になってかかってきても相手じゃないわ」
 
 
 王さまは、苦虫を噛み潰したような顔でこちらを睨みつける。
 戸に手をかけた王様は、「キサマだけには娘はやれん」と怒鳴り、激しく締めた。
 
 
「海斗さん。ごめんなさい。
 こんなハズではなかったの。
 父上も心の中では、民を苦しめるサイフィス様の事を忌み嫌っている。
 だから説得できると思っていたけど、簡単にはいかなかった」
 
 
「いや。
 ありがとう。
 気持ちだけでうれしいよ。
 レイカさんは機転を利かせて、ぼくと結婚するという手で切り抜けたけど、裏目にでたみたいだね」
 

「海斗さんの実力を知れば、必ず救世主だと理解できると思う。
 お願い、父上を説得して。
 目を覚ましてあげて」

 
「ム、ムリですよ。
 なんも方法が思いつきません。
 それに言葉のあやとは言え、君のお父さんがぼくを認めたら、レイカさんと結婚しなくてはいけなくなるんだよ?」


「なんで? 嫌?」


「だって、すでにゆかりちゃんと赤ちゃんをいっぱい作ろうと約束したし、小雪ちゃんともそれらしきことを約束したし、レスティルさんにもなんかそういった類のことを言ってしまった気がする……。
 ぼくは、みんなと赤ちゃんを作ることになるかもしれない。
 言っとくけど、生活力は極めて低いよ、ぼく。
 この世界が一夫多妻を許してくれるなら、それなりに頑張ってみるけど……」


「……一夫多妻の所帯は、大抵妻同士で熾烈な殺し合いに発展する事があるからなぁ……。海斗さんが誰かに決めてくれた方が、双方にとっても平和裏に済むのだが……。
 とにかく、今は父を納得させることが先決だ」


「なんで、そこまでして納得させたいの?」


「それは父上がかつては勇敢な戦士だったから。
 そして真の姿をしたサイフィス様を、一度は追い詰めた男だからだ。
 父上は、サイフィス様の弱点を知っている」



 *



 しばらくして、部屋の戸がノックされた。
 それは王様だった。

「先程は失礼した」

 どういう訳か、向こうの方から頭を下げてきました。
 あまりの変化に思わず首を傾げていると、

「本当にそなたが救世主の力があるか試させてもらってもよいか?」

 え?

 もしかして面倒なことにでも巻き込まれるのですか?
 いやです。

「……試験は単純だ。予のもう一人の娘の病を治して欲しい」



 レイカさんも話に割って入ってくる。
「リリアがどうしたんだ?」

「お前はサイフィス様に仕える為に城を長く開けていたから知らぬだろうが、リリアは恐ろしい病魔におかされておる。如何なる術者でも治すことが出来なかった。
 ……もし、そなたがレイカの言う通り、真の救世主なら……
 いや……
 すまない。
 先程はついカッとして取り乱してしまった。
 サイフィス様に脅され、娘はこの状態。
 予は、心身共に弱っておった。
 頼む。
 お願いだ。
 リリアを救ってくれ」


 ぼくはリリア王女の寝室に通されました。
 王女はまだ12歳。
 ですが、頬骨が浮き出てすっかりとやつれ、小さく震えたままベッドで眠っています。
 元気になったら、お姉さんによく似たお人形さんのように可愛らしい容姿の少女だと思います。
 なんともかわいそうでした。


「王様、顔を上げてください。
 多分大丈夫です。
 ぼくの友達に、どんな薬でも作れる子がいます。
 彼女の力があれば、一発ですよ!」

「さようか!
 早く連れてきてくれ。
 娘の命は、もってあと1ヶ月なのだ」


 1ヶ月以内にサイフィスを倒さなくてはならないってことか。
 いや、違う。
 時間の流れが違うと言っていた。


 ――確か、こっちの1ヶ月が、あっちでは1時間。


 つまり1時間以内に、神殿まで行って、サイフィスを倒して、小雪ちゃんを連れてここまで戻ってこないとならないのか!?

 だ、駄目だ。

 間に合わない……・


「ど、どうしたのじゃ。海斗殿……」

「その子……サイフィスに捕まっているんです。とても時間内に連れてくることができません……」


 王様は、愕然と膝を崩されました。

 ぼくは聞き逃しませんでした。
 あれほどサイフィスを押していた王様は、小さく、でも心の底から奮起して「くそぉ、サイフィスめ」とつぶやいたのです。


 言葉を失っていたレイカさんでしたが、
「リリアがこんな状態になっているなんて……。
 だけど……
 一つだけ助ける方法があるわ」


「そ、それは何じゃ!」


「性騎士(セックスソードマン)海斗さんには、秘められし力があります。
 女の子とセックスをすると、驚異的なスキルが身につくの。
 ある者とセックスをすれば、全能力が10倍。
 またある者とセックスをすれば、氷結魔法を詠唱できる。
 さらにある者は、竜人化。
 そしてあたしとなら、アイアンボディー」
 
 
 レイカさんはぼくを見つめる。
 
 
「……だからこの国の女の子達とセックスをしまくって、治癒魔法に覚醒できる子を探せばいいのよ!」


 王様は唖然としている。
 ぼくもです。


 そ、そんな……
 死んじゃうよ。


「レイカさん……
 そんな方法、駄目だよ。
 あまりにも辛いよ!」


「海斗さん。あたし以外の女の子とセックスをするなんて、あたしだって辛い。死んじゃうくらい辛い。
 でも妹を助けるにはそれしかないの!
 お願い、力を貸して!」



「……それにだよ。
 治療スキルに覚醒できるかどうかも分からない。
 仮にできても、リリアさんを治せるほどのレベルに到達しているかどうかも定かじゃないんだ。無駄になる可能性だってある」

「だけど、何もしなければ、このまま死んじゃうだけ。
 やれば、僅かだけど可能性が生まれる。
 あたし、何か間違っている?」


 ……その通りです。


 何も間違っていません。
 ぼくが女の子達とエッチをすれば、僅かですが可能性を見いだす事ができるかもしれません。
 それでもレイカさんを断ることは簡単かもしれません。

 だけどぼくを必要としてくれている以上、頑張りたいと思う。
 ぼくを助ける為に、あのサイフィスに刃を向けてくれているのだから。



 このことは、言うべきかどうか迷いました。



 実は、ぼくが覚醒するには女性であれば誰でも良い訳ではないのです。
 おそらく変に思われるかもしれませんが、知っておいてもらわなくては困ることになるので正直に告げました。

「分かったよ。頑張ってみる。
 でもぼくが覚醒できる女の子には、一定の条件があるみたいなんだ」

「え、それは何?」

「年齢は11歳から26歳までの、わりと美形でないとダメみたいなんだ」


 レイカさんは、じとぉ~と冷たい眼差しでぼくを見ています。


「どうしてそういう条件があるの?
 それにどういった意味が??」


「え? あ、これはステータスシースルーができるゆかりちゃんが教えてくれた事なんだ。ぼくが魔法の紙に書いた時にイメージした女性が、たまたまそういったタイプだったので、それ以外の子はすべて弾かれてしまうみたいなんだ。
 信じられなかったら、後でゆかりちゃんに確認してみてよ」


「……。
 そういう設定なら仕方ない。
 そういう条件で女の子を集めるしかないようね」
 
 

 最初は困惑していた王様でしたが、レイカさんに連れられて密室に入り、セックスをして覚醒したぼくを見ると、「うむ、分かり申した」と一つ返事で頷き、国中にお触れを出してくれました。
 
 
 リリアさんを救うために、若い女の子たちが集められました。
 妖魔だけではありません。
 妖魔の国に住むありとあらゆる女の子に、通知が届きました。
 精霊や妖精、ダークエルフに翼の生えた亜人、半獣人と多種に渡ります。
 
 
 
 リリアさんは、この国を背負って立つ王女のひとりです。
 たくさんの女の子達が、力を貸してくれました。
 集まった女の子は、全部で1248人もいます。
 
 
 ざっと計算してみました。
 
 リリアさんに残された寿命は、たったの1ヶ月。(外の世界では、約1時間)
 
 1248人 ÷ 30日 = 41.6
 
 つまり全員を調べるとなると、
 一日42人にセックスをしていかなくてはならないことになります。


 仮に睡眠時間を6時間にして、食事は三食合計で1時間。
 それ以外の時間をすべてセックスにあてても、


 一日のセックスに使える時間は、
 24-(6+1)= 17時間


 
 一人にかけても良い時間は、
 17時間 × 60分 = 1020分
 1020 ÷ 42 = 24.28


 つまり25分足らずで、一人に中出ししないといけない計算になります。


 初めての女の子と触れ合うと、瀕死の重傷を負うぼくです。
 25分おきに、死線を越えた戦いになります。
 それはまさに、修羅系の格闘漫画で行われる1000人組手さながらの勢いです。

 小雪ちゃんが作ってくれた精力10倍の薬だって、あと残りわずかなのです。
 本当に死んじゃうかもしれません。


 レイカさんは城のバルコニーで、リリア王女を救う為に集結した女の子達を見渡しました。

「これは妹を助けると同時に、強力なスキルの発掘にもつながる。打倒サイフィスにおいても、決して無駄ではない」


 た、確かにそうですが……


「心配しないで。
 あたしはおっぱいがでるから……
 海斗さんが疲労したら、おっぱいで助けてあげることができるから」


 はぁ……
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