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34 真の敵は!?
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……
どこか遠くから、無数の足音が聞こえてきます。
恐らく城の外からでしょう。
柔らかい草を踏みながら行進しています。
たくさんの足音。
数にして50……60……いえ、もっといます。
ゆっくりと城の方へ歩いてきているようです。
すすり泣くような声も聞こえてきます。
数十キロ先の音。
だけどぼくの耳は、はっきりと捉えることができます。
これは紛れもなく、レナちゃんのおまんこにぼくの精液を注ぎ込むとしばらくの間使える異能――『超聴覚』によるものです。
ぼくは女の子の子宮に中出しすると、一定時間特殊能力が使えます。
それは長くて1時間くらい、短い場合、ほんの数分程度。
もうお日様は、かなり高くなっていると思います。
小さな窓からは、鉄格子の中まで陽がまぶしく照りつけてきています。
それなのに――
ぼくの異能は衰えることがありません……
レナちゃんの子宮にたっぷりの濃い精液を出して、すでに半日以上は経っているのです。
通常なら、中出しにより授かった特殊スキルは消滅しているはずです。
ですが、むしろ逆。
鮮明さは増していくのです。
意識を集中すれば、数十キロ先で起きている会話の内容まではっきりと耳に届くのです。
数人の男が、女の人を威圧しているようです。
そしてその女の子達は……
「離して! 何!? この鎖! どうして私達が捕まらなくちゃならないのよ!」
その声ですぐに分かりました。
――先日ぼくとエッチをした妖魔や淫魔のお姉さん、エルフの女の子達です。
話は続いています。
「うるさい! さぁ歩くんだ! 下賤な人間に心を奪われた堕ちたメス豚共よ」
「お黙りなさい! 海斗さまが反逆者の筈はありません!」
「お前らこそ黙れ! そうやって反逆者をかばうところをみると、少々の拷問では本心を取り戻せぬかもしれぬな。最悪の場合、薬漬けにして肉奴隷として他国に売るしかないかな」
「い、いやぁぁ! 助けてください、海斗様!」
「うるさい! しゃきしゃき歩くんだ! 座り込むな、ぶつぞ! 人に溺れたメス豚どもめ!」
み、みんな捕えられている……
足枷の音なのでしょうか、歩く度にジャラジャラと重たい鎖のこすれる音がします。
たった数時間の間に、とんでもないことが起こっています。
仕掛けてきたのは、きっと嫉妬に狂ったあの将軍と呼ばれた男でしょう。
――で、でも、どうしてこのような暴挙がまかり通っているのだ!?
さすがにこれほどまでの事態……レイカ王女なら絶対に止めるはず……
だって彼女は国の将来を真剣に考えていた。
このままではリリア王女の為に力を貸してくれた女の子達が、奴隷にされてしまうではないか。
な、なのに……!
レイカさん、何をやっているんだ!!
熱くなるのをグッと抑え、冷静に考えてみました。
まず――
――この規格外に成長したスキル。
これは、いったいどういうことなのだ?
神による奇跡ってやつか?
いや、そのような曖昧な回答で片付けてはダメだ。
確かにレナちゃんとは、二度セックスをしました。
レナちゃんとのセックスレベルは格段に成長していると思います。
おまんこの相性度だってかなり伸びました。
レナちゃんのおまんこが、ぼくのおちんちんを包み込んだ瞬間、じゅぶじゅぶに濡れていました。あの濡れ具合は、ぼくのおちんちんとのシンクロ率が上がり、かなり敏感になっている証拠です。
だけど、これ程までの急速な異能スキルの成長は過去に例がないのです……。
ゆかりちゃんとだって、そう。
何度もセックスを繰り返し、激しいセックストレーニングを積み、やっとの思いで『挿入後22秒膣内射精』の境地まで辿り着いたのです。そしてステータス10倍の持続時間は伸びたものの、それは未だ30分未満……
ふと、ゆかりちゃんの言った言葉を思い出しました。
――もし精子がエッチをした女の子の卵子に受け入れてもらえて、受精して愛の結晶である受精卵になったら、異能の成長率は飛躍的に伸びるよ。子宮中出し妊娠セックスは、バトルセックスの50倍以上スキルの能力を高める事ができるんだよ。真の強敵に襲われたら、迷わず中出し子作りセックスをして、ゆかりの子宮の奥に濃い赤ちゃんのもとをたっぷり流し込んであたしの卵子を受精させるのよ、と。
――子作りセックスは、バトルセックスの50倍の効果。
それはつまり、こういうことです。
通常の中出しセックスでも、セックスレベルは向上します。ですが、ぼくの特殊スキルは『やらしい女の子を守りたい』なのです。
だからやらしい女の子がピンチになったときに発動させるバトルセックスでその真価を発揮します。
その効果。通常の中出しセックスの10倍以上。
更にその50倍なのです。
10 × 50 = 500
つまり1年間、連日連夜休む事なくぶっ続けでおまんこに精液を出し続けた、それ以上の効果があるのです。
つまりこれは……。
レナちゃんは赤ちゃんを孕んでしまったのか。
ぼくの赤ちゃんを。
そんなレナちゃんは辛く恐ろしい思いをしている。
冷たくそして孤独な鉄格子の中で、処刑宣告がくだされているのです。
ぼくのことを大好きと言ってくれた女の子のお腹には、ぼくの赤ちゃんが。
いたたまれない気持ちになり、鉄の門をたたきそうになりました。
感情を爆発させて叫ぶことは簡単です。
だけど感情的になってはダメだ。
今、ぼくに出来る事は、この『超聴覚』の異能を使って敵の動きを探る事。
そして打開策を見つけ、レイカさんを説得し、みんなを助ける事だ。
レナちゃんを探す為に、耳を澄ませた。
次の声で、ぼくの感情は火を噴いた。
全身から熱い汗がこみあげてくる。
それでも心を押し殺して会話を聞いた。
「おい、レナ! いい加減、俺の女になれよ!
俺様は将軍の地位を手に入れた。俺なら王の次に偉い神官だって夢じゃねぇ。
俺は妖魔屈指の人形使い(パペットマスター)、ギヌヴァス。
土や水から無造作に戦士を生み出すことができる。どんなに力がある剣士や術者だって、俺の作り出す無限の兵士の前ではどうすることもできない。
なぁ、考え直せ。
俺に惚れておけば、いずれ神官、いやこの国の姫にだってなれるんだぞ」
その声は、ぼく達を牢に閉じ込めた張本人。将軍と呼ばれた男のものでした。
奴の名は、ギヌヴァス……か……
今度はレナちゃんの声が聞こえてきます。
「……ギヌヴァス。お願いです。海斗さんを助けてください。海斗さんを助けてくださるのなら、私……」
「ふん、まぁ助けてやってもいいが……。
その代り、今日からお前は俺のものだ。
だがな。勘違いするなよ。
さっきの言葉は高くついた。俺様のハートがちょっぴり傷ついたんだわ。
あんなクソ野郎の事を心配しているお前を、とても純粋な心を持つエリートの俺様の正妻にはできん。
お前は俺の肉奴隷だ。肉便器だ。死ぬまで俺に奉仕するんだ!」
て、てめぇ。
「……それでもかまいません。私はどうなっても……。だから……。
約束です。海斗さんを助けてください」
「あぁ、約束するぜ。あの小僧の命だけは助けてやる。ぶっ壊れるまで極寒の地で労働に従事させ、働けなくなると……そうだな。四肢をバラバラにして、ケツの穴に栄養触手の管でもぶっさして廃人として生かしてやるよ。あはは。愛する肉奴隷のレナの為だ。ありがたく思え」
「違う。それでは約束が違う! 来ないで、この外道!」
「な! キサマ! この紳士でかつ、二枚目、そして溢れんばかりの慈悲の心を持つこの俺様に唾を吐きかけ、外道と抜かすか。やはりキサマも堕ちた女だったか。
情をかけてやる価値すらないわ。
おい、どうしてくれるんだ!?
乱れたこの心をどうしてくれるんだよ!
俺様の穢れなき純情を、またしても踏みにじりやがって。この売女め!
キサマも海斗同様、極寒の地で壊れるまで……
いや、それでは面白くない。
乳首とクリトリスをもぎ取り、四肢をバラバラにして、海斗同様、ケツとまんこに触手をぶっ刺して長生きさせてやるよ。
俺の芸術作品の一つとしてな。ガハハハハ!」
くそったれ!
ギヌヴァスめ!
レナちゃん……
はやまるなよ。
なんとかここを脱出して、絶対に君を助けてやるからな。
この状況を打破するためには、まずはレイカさんだ。
なんでこんな外道を好き勝手に泳がせているんだ!?
この国を憂う王女様が、部下の言いなりになるなんて、いったいどうしちまったんだよ!?
強烈な疑問が脳裏をよぎる。
何かがおかしい。
いつからなのだろう。
ぼくはレイカさんに、何とも言えない奇妙な違和感を覚えていた。
目を閉じて耳を澄ませ、レイカさんの居場所を探した。
レイカさんの足音を探した。
彼女から何かヒントを手に入れなくては。
彼女は、かかとの高い革のブーツだった。
今のぼくなら、一発で探り当てることができる。
……。
コツリ。
いた。
どうやら、こちらに向かっているようだ。
距離はだんだんと近づいてくる。
コツリ。
コツリ。
音は次第に大きくなる――
ついに、ぼくの疑惑は確信に至った。
あの優しかったレイカさん。
いつからか、彼女から冷たい空気を感じるようになっていました。
もしかしてその頃からかもしれません。レイカさんはあの日のレイカさんではありません。
ぼくはレイカさんと二回セックスをして、おっぱいだってたくさんもらっているからよく知っています。
レイカさんの情熱的にピンと反り立つピンク色の乳房を口に含んだとき、いつも彼女の心臓はトクントクンと大きく脈を打っていました。
なのに。
こちらに向かっている女からは、心臓音がいっさい聞こえないのだ。
数十キロ先の足音でさえ捉えるぼくの耳は、直線距離にしてわずか5メートル先の心臓音を聞き取れない。
いや聞こえないのではない。
心臓がないのだ。
つまり奴はレイカさんではない。
心を持たない偽物。
レイカさんをどこにやった!?
頬に一筋の汗を感じる。
ぼくの拳がこれ程までに熱くなったのは初めてだ。
どこか遠くから、無数の足音が聞こえてきます。
恐らく城の外からでしょう。
柔らかい草を踏みながら行進しています。
たくさんの足音。
数にして50……60……いえ、もっといます。
ゆっくりと城の方へ歩いてきているようです。
すすり泣くような声も聞こえてきます。
数十キロ先の音。
だけどぼくの耳は、はっきりと捉えることができます。
これは紛れもなく、レナちゃんのおまんこにぼくの精液を注ぎ込むとしばらくの間使える異能――『超聴覚』によるものです。
ぼくは女の子の子宮に中出しすると、一定時間特殊能力が使えます。
それは長くて1時間くらい、短い場合、ほんの数分程度。
もうお日様は、かなり高くなっていると思います。
小さな窓からは、鉄格子の中まで陽がまぶしく照りつけてきています。
それなのに――
ぼくの異能は衰えることがありません……
レナちゃんの子宮にたっぷりの濃い精液を出して、すでに半日以上は経っているのです。
通常なら、中出しにより授かった特殊スキルは消滅しているはずです。
ですが、むしろ逆。
鮮明さは増していくのです。
意識を集中すれば、数十キロ先で起きている会話の内容まではっきりと耳に届くのです。
数人の男が、女の人を威圧しているようです。
そしてその女の子達は……
「離して! 何!? この鎖! どうして私達が捕まらなくちゃならないのよ!」
その声ですぐに分かりました。
――先日ぼくとエッチをした妖魔や淫魔のお姉さん、エルフの女の子達です。
話は続いています。
「うるさい! さぁ歩くんだ! 下賤な人間に心を奪われた堕ちたメス豚共よ」
「お黙りなさい! 海斗さまが反逆者の筈はありません!」
「お前らこそ黙れ! そうやって反逆者をかばうところをみると、少々の拷問では本心を取り戻せぬかもしれぬな。最悪の場合、薬漬けにして肉奴隷として他国に売るしかないかな」
「い、いやぁぁ! 助けてください、海斗様!」
「うるさい! しゃきしゃき歩くんだ! 座り込むな、ぶつぞ! 人に溺れたメス豚どもめ!」
み、みんな捕えられている……
足枷の音なのでしょうか、歩く度にジャラジャラと重たい鎖のこすれる音がします。
たった数時間の間に、とんでもないことが起こっています。
仕掛けてきたのは、きっと嫉妬に狂ったあの将軍と呼ばれた男でしょう。
――で、でも、どうしてこのような暴挙がまかり通っているのだ!?
さすがにこれほどまでの事態……レイカ王女なら絶対に止めるはず……
だって彼女は国の将来を真剣に考えていた。
このままではリリア王女の為に力を貸してくれた女の子達が、奴隷にされてしまうではないか。
な、なのに……!
レイカさん、何をやっているんだ!!
熱くなるのをグッと抑え、冷静に考えてみました。
まず――
――この規格外に成長したスキル。
これは、いったいどういうことなのだ?
神による奇跡ってやつか?
いや、そのような曖昧な回答で片付けてはダメだ。
確かにレナちゃんとは、二度セックスをしました。
レナちゃんとのセックスレベルは格段に成長していると思います。
おまんこの相性度だってかなり伸びました。
レナちゃんのおまんこが、ぼくのおちんちんを包み込んだ瞬間、じゅぶじゅぶに濡れていました。あの濡れ具合は、ぼくのおちんちんとのシンクロ率が上がり、かなり敏感になっている証拠です。
だけど、これ程までの急速な異能スキルの成長は過去に例がないのです……。
ゆかりちゃんとだって、そう。
何度もセックスを繰り返し、激しいセックストレーニングを積み、やっとの思いで『挿入後22秒膣内射精』の境地まで辿り着いたのです。そしてステータス10倍の持続時間は伸びたものの、それは未だ30分未満……
ふと、ゆかりちゃんの言った言葉を思い出しました。
――もし精子がエッチをした女の子の卵子に受け入れてもらえて、受精して愛の結晶である受精卵になったら、異能の成長率は飛躍的に伸びるよ。子宮中出し妊娠セックスは、バトルセックスの50倍以上スキルの能力を高める事ができるんだよ。真の強敵に襲われたら、迷わず中出し子作りセックスをして、ゆかりの子宮の奥に濃い赤ちゃんのもとをたっぷり流し込んであたしの卵子を受精させるのよ、と。
――子作りセックスは、バトルセックスの50倍の効果。
それはつまり、こういうことです。
通常の中出しセックスでも、セックスレベルは向上します。ですが、ぼくの特殊スキルは『やらしい女の子を守りたい』なのです。
だからやらしい女の子がピンチになったときに発動させるバトルセックスでその真価を発揮します。
その効果。通常の中出しセックスの10倍以上。
更にその50倍なのです。
10 × 50 = 500
つまり1年間、連日連夜休む事なくぶっ続けでおまんこに精液を出し続けた、それ以上の効果があるのです。
つまりこれは……。
レナちゃんは赤ちゃんを孕んでしまったのか。
ぼくの赤ちゃんを。
そんなレナちゃんは辛く恐ろしい思いをしている。
冷たくそして孤独な鉄格子の中で、処刑宣告がくだされているのです。
ぼくのことを大好きと言ってくれた女の子のお腹には、ぼくの赤ちゃんが。
いたたまれない気持ちになり、鉄の門をたたきそうになりました。
感情を爆発させて叫ぶことは簡単です。
だけど感情的になってはダメだ。
今、ぼくに出来る事は、この『超聴覚』の異能を使って敵の動きを探る事。
そして打開策を見つけ、レイカさんを説得し、みんなを助ける事だ。
レナちゃんを探す為に、耳を澄ませた。
次の声で、ぼくの感情は火を噴いた。
全身から熱い汗がこみあげてくる。
それでも心を押し殺して会話を聞いた。
「おい、レナ! いい加減、俺の女になれよ!
俺様は将軍の地位を手に入れた。俺なら王の次に偉い神官だって夢じゃねぇ。
俺は妖魔屈指の人形使い(パペットマスター)、ギヌヴァス。
土や水から無造作に戦士を生み出すことができる。どんなに力がある剣士や術者だって、俺の作り出す無限の兵士の前ではどうすることもできない。
なぁ、考え直せ。
俺に惚れておけば、いずれ神官、いやこの国の姫にだってなれるんだぞ」
その声は、ぼく達を牢に閉じ込めた張本人。将軍と呼ばれた男のものでした。
奴の名は、ギヌヴァス……か……
今度はレナちゃんの声が聞こえてきます。
「……ギヌヴァス。お願いです。海斗さんを助けてください。海斗さんを助けてくださるのなら、私……」
「ふん、まぁ助けてやってもいいが……。
その代り、今日からお前は俺のものだ。
だがな。勘違いするなよ。
さっきの言葉は高くついた。俺様のハートがちょっぴり傷ついたんだわ。
あんなクソ野郎の事を心配しているお前を、とても純粋な心を持つエリートの俺様の正妻にはできん。
お前は俺の肉奴隷だ。肉便器だ。死ぬまで俺に奉仕するんだ!」
て、てめぇ。
「……それでもかまいません。私はどうなっても……。だから……。
約束です。海斗さんを助けてください」
「あぁ、約束するぜ。あの小僧の命だけは助けてやる。ぶっ壊れるまで極寒の地で労働に従事させ、働けなくなると……そうだな。四肢をバラバラにして、ケツの穴に栄養触手の管でもぶっさして廃人として生かしてやるよ。あはは。愛する肉奴隷のレナの為だ。ありがたく思え」
「違う。それでは約束が違う! 来ないで、この外道!」
「な! キサマ! この紳士でかつ、二枚目、そして溢れんばかりの慈悲の心を持つこの俺様に唾を吐きかけ、外道と抜かすか。やはりキサマも堕ちた女だったか。
情をかけてやる価値すらないわ。
おい、どうしてくれるんだ!?
乱れたこの心をどうしてくれるんだよ!
俺様の穢れなき純情を、またしても踏みにじりやがって。この売女め!
キサマも海斗同様、極寒の地で壊れるまで……
いや、それでは面白くない。
乳首とクリトリスをもぎ取り、四肢をバラバラにして、海斗同様、ケツとまんこに触手をぶっ刺して長生きさせてやるよ。
俺の芸術作品の一つとしてな。ガハハハハ!」
くそったれ!
ギヌヴァスめ!
レナちゃん……
はやまるなよ。
なんとかここを脱出して、絶対に君を助けてやるからな。
この状況を打破するためには、まずはレイカさんだ。
なんでこんな外道を好き勝手に泳がせているんだ!?
この国を憂う王女様が、部下の言いなりになるなんて、いったいどうしちまったんだよ!?
強烈な疑問が脳裏をよぎる。
何かがおかしい。
いつからなのだろう。
ぼくはレイカさんに、何とも言えない奇妙な違和感を覚えていた。
目を閉じて耳を澄ませ、レイカさんの居場所を探した。
レイカさんの足音を探した。
彼女から何かヒントを手に入れなくては。
彼女は、かかとの高い革のブーツだった。
今のぼくなら、一発で探り当てることができる。
……。
コツリ。
いた。
どうやら、こちらに向かっているようだ。
距離はだんだんと近づいてくる。
コツリ。
コツリ。
音は次第に大きくなる――
ついに、ぼくの疑惑は確信に至った。
あの優しかったレイカさん。
いつからか、彼女から冷たい空気を感じるようになっていました。
もしかしてその頃からかもしれません。レイカさんはあの日のレイカさんではありません。
ぼくはレイカさんと二回セックスをして、おっぱいだってたくさんもらっているからよく知っています。
レイカさんの情熱的にピンと反り立つピンク色の乳房を口に含んだとき、いつも彼女の心臓はトクントクンと大きく脈を打っていました。
なのに。
こちらに向かっている女からは、心臓音がいっさい聞こえないのだ。
数十キロ先の足音でさえ捉えるぼくの耳は、直線距離にしてわずか5メートル先の心臓音を聞き取れない。
いや聞こえないのではない。
心臓がないのだ。
つまり奴はレイカさんではない。
心を持たない偽物。
レイカさんをどこにやった!?
頬に一筋の汗を感じる。
ぼくの拳がこれ程までに熱くなったのは初めてだ。
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