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第一部 噂
第四章 古帳面
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止栄町に滞在して三日目。夜の舞を見てから、まだ半日ほどしか経っていないというのに、時の流れがひどく鈍って感じられる。
人の営みがゆっくりとしているのではなく、私の中で時間が摩耗しているのだ。
それでも、観察者として筆を取る責務だけは失いたくなかった。
朝、宿の窓を開けると、風が灰色だった。湿気の中に塩気が混じる。
今日は郷土資料を閲覧するため、かつて小学校だった建物に向かう。
今は「止栄文化館」として利用されているが、廊下の長さと黒ずんだ床板の艶が、まだ子どもの足音を記憶しているようだった。
校庭にはサビついたジャングルジムがある。
あれを片づける予算も、この町にはもうないのだろう。
資料室は、昇降口の奥にあった。
扉を開けると、室内は思ったよりも明るい。
窓際の机に、若い女性がひとり座っていた。
肩までの黒髪、ノートパソコンの画面を覗き込んだまま、イヤホンをしている。
その指がときどきリズムを刻むのを見て、私は音楽ではなく、ゲームだと気づいた。
「すみません、資料を拝見したいのですが」
声をかけると、彼女はようやくこちらを見た。
「えっと、見目|《みめ》です。いま、管理担当してます。どのへんですか?」
「留里神社に関する文献を、できれば原本に近い形で」
「原本は民家にあるらしいんですよ。今ここにあるのは写本ですね」
彼女は机の上のノートを閉じ、引き出しから鍵束を取り出す。
「こっちです。あ、でも撮影とかはご遠慮くださいね」
「筆記は構いませんか」
「別にいいです。書いても誰も読まないし」
その言葉に、思わず笑ってしまいそうになった。
見目の声には皮肉も嘲りもなく、ただの“無関心”があった。
——記録の無意味さを信じる者と、記録の意味を信じようとする者。
文化を伝える立場にいるのは、いつもこの二人だ。
案内された資料室は、理科室を改装したような造りだった。
棚の上には段ボール箱が積まれ、ラベルの文字は薄れている。
古い紙の匂いが、ほこりと油を混ぜたように鼻を刺す。
壁の時計は止まっていた。
私は指定された机に腰を下ろし、目の前に置かれた一冊を開いた。
『留里神社関係帳面(写)』と、表紙に墨で書かれている。
紙は後世の奉書紙で、筆跡は過剰に整っており、読みやすいはずなのに読めない。
線の流れが美しすぎるせいで、意味が滑ってしまうのだ。
数頁めくったところで、薄い墨の行が目にとまった。
「願ひ返す」
「沈むほどに豊けく」
「神に渡す」
この三行が、どのような文脈で書かれたのかはわからない。
だが、祝詞にしてはあまりに平板で、節もない。
祈りというより、命令文のように響く。
——「願いを返す」とは何か。
人が神に祈るとき、願いは天に向かう。
ならば返すとは、下へ戻すことだ。
「沈むほどに豊けく」は、その動きを補強している。
沈み=死、豊けく=肥える。
まるで死によって肥やされることを、喜びとして受け入れる文だ。
筆者はそれを当然のように書いている。
さらに読み進めると、
「異人イチリョウより教へ賜る」という記述があった。
それは本文の終わり近くに小さく添えられており、まるで署名のようでもあり、出典のようでもあった。
私は思わず、その箇所をノートに転記する。
誰かがどこかから、この舞を“教わった”という事実。
それは伝統が自生的ではなく、導入されたものだったことを意味する。
《フィールドメモ》
「イチリョウ」という語、明確な人物名と断定できず。
「一条」や「市領」との混同も考えられる。
ただし「異人」という表現の併記が示すのは、外来的起源。
地域的には、明治初期の移入儀礼の可能性がある。
私はしばらくペンを置き、頭を冷やした。
資料室の窓から差し込む午後の光が、頁の上に淡く滲んでいる。
外では風が強くなり、古い校舎の屋根を鳴らしていた。
その音がまるで、遠い太鼓のように聞こえた。
ページの隅には、薄く朱が残っていた。
印か、それとも血の色か。
墨の下にうっすらと透けるその朱を見ていると、
舞の最後に見た、面の女の瞳が頭をよぎった。
——あの目も、光を吸っていた。
私は首を振り、思考を切り替えた。
調査者として、感情に傾くのは禁物だ。
だが、筆を進める手がどうしても重くなる。
「神事舞」という語が、この帳面の随所に記されていた。
文字は「神」「事」「舞」と整っているが、読み仮名が不明確だ。
地元では「しんじまい」と呼ばれている。
けれど、帳面の筆致では「まい」と「まへ」の中間のように見える。
発音を思い出すと、あの夜も終盤になるほど、言葉がぼやけていた。
——「しんじまい」とは、果たしてどこまでが“音”で、どこからが“意味”なのか。
《記録》
神事舞(しんじまい)
・語の響きに微かな曖昧さ。
・方言・訛音による変化の可能性。
・「まい/まへ」いずれも古語では動作を示す語尾。
・ただし「まへ」は命令・勧誘に近い。
→ 「しんじまへ」の発音が、民俗的転訛として生じた可能性。
言葉を分析することは、世界を解剖することに似ている。
だが、どんなに解体しても、あの夜の“間”は書き起こせない。
音も、動きも、時間さえも、紙の上では別のものになる。
記述は信仰の死を意味するのかもしれない。
書けば書くほど、あの舞が遠ざかる。
見目が再び資料室に入ってきた。
「そろそろ閉めますね」
彼女は軽く言い、机の端に置いたスマートフォンを見た。
画面の中では、誰かが笑っている。
「神事舞って、そんなに有名なんですか?」と聞くと、
彼女は肩をすくめた。
「さあ、うちの県では知らないですね。テレビとかにも出ないし」
そう言って、また画面に視線を戻した。
私は帳面を閉じ、ノートを仕舞った。
ページの間に、うっすらと墨の粉が残っている。
光を浴びると、それが銀のように光った。
その瞬間、なぜか心臓が一拍、遅れた。
帰り道、風が冷たく、背中を押した。
海の音が遠くで響く。
まるで町そのものが、潮の呼吸をしているようだった。
《フィールドノート/2015-0524》
・廃校文化館にて『留里神社関係帳面(写)』閲覧。
・記載に「願ひ返す」「沈むほどに豊けく」「神に渡す」「異人イチリョウより教へ賜る」あり。
・「神事舞」発音に揺らぎ。方言の影響と推測。
・舞の“間”の再現不可。
・記述行為が現象を殺す感覚。
筆を置いたあと、私はしばらく手を見つめた。
インクの匂いが、昨夜の油と同じように思えた。
この土地では、すべての匂いが同じ方向を向いている。
沈むほうへ。
書いていて、ふいに気味が悪くなった。
ここで筆を止める。
人の営みがゆっくりとしているのではなく、私の中で時間が摩耗しているのだ。
それでも、観察者として筆を取る責務だけは失いたくなかった。
朝、宿の窓を開けると、風が灰色だった。湿気の中に塩気が混じる。
今日は郷土資料を閲覧するため、かつて小学校だった建物に向かう。
今は「止栄文化館」として利用されているが、廊下の長さと黒ずんだ床板の艶が、まだ子どもの足音を記憶しているようだった。
校庭にはサビついたジャングルジムがある。
あれを片づける予算も、この町にはもうないのだろう。
資料室は、昇降口の奥にあった。
扉を開けると、室内は思ったよりも明るい。
窓際の机に、若い女性がひとり座っていた。
肩までの黒髪、ノートパソコンの画面を覗き込んだまま、イヤホンをしている。
その指がときどきリズムを刻むのを見て、私は音楽ではなく、ゲームだと気づいた。
「すみません、資料を拝見したいのですが」
声をかけると、彼女はようやくこちらを見た。
「えっと、見目|《みめ》です。いま、管理担当してます。どのへんですか?」
「留里神社に関する文献を、できれば原本に近い形で」
「原本は民家にあるらしいんですよ。今ここにあるのは写本ですね」
彼女は机の上のノートを閉じ、引き出しから鍵束を取り出す。
「こっちです。あ、でも撮影とかはご遠慮くださいね」
「筆記は構いませんか」
「別にいいです。書いても誰も読まないし」
その言葉に、思わず笑ってしまいそうになった。
見目の声には皮肉も嘲りもなく、ただの“無関心”があった。
——記録の無意味さを信じる者と、記録の意味を信じようとする者。
文化を伝える立場にいるのは、いつもこの二人だ。
案内された資料室は、理科室を改装したような造りだった。
棚の上には段ボール箱が積まれ、ラベルの文字は薄れている。
古い紙の匂いが、ほこりと油を混ぜたように鼻を刺す。
壁の時計は止まっていた。
私は指定された机に腰を下ろし、目の前に置かれた一冊を開いた。
『留里神社関係帳面(写)』と、表紙に墨で書かれている。
紙は後世の奉書紙で、筆跡は過剰に整っており、読みやすいはずなのに読めない。
線の流れが美しすぎるせいで、意味が滑ってしまうのだ。
数頁めくったところで、薄い墨の行が目にとまった。
「願ひ返す」
「沈むほどに豊けく」
「神に渡す」
この三行が、どのような文脈で書かれたのかはわからない。
だが、祝詞にしてはあまりに平板で、節もない。
祈りというより、命令文のように響く。
——「願いを返す」とは何か。
人が神に祈るとき、願いは天に向かう。
ならば返すとは、下へ戻すことだ。
「沈むほどに豊けく」は、その動きを補強している。
沈み=死、豊けく=肥える。
まるで死によって肥やされることを、喜びとして受け入れる文だ。
筆者はそれを当然のように書いている。
さらに読み進めると、
「異人イチリョウより教へ賜る」という記述があった。
それは本文の終わり近くに小さく添えられており、まるで署名のようでもあり、出典のようでもあった。
私は思わず、その箇所をノートに転記する。
誰かがどこかから、この舞を“教わった”という事実。
それは伝統が自生的ではなく、導入されたものだったことを意味する。
《フィールドメモ》
「イチリョウ」という語、明確な人物名と断定できず。
「一条」や「市領」との混同も考えられる。
ただし「異人」という表現の併記が示すのは、外来的起源。
地域的には、明治初期の移入儀礼の可能性がある。
私はしばらくペンを置き、頭を冷やした。
資料室の窓から差し込む午後の光が、頁の上に淡く滲んでいる。
外では風が強くなり、古い校舎の屋根を鳴らしていた。
その音がまるで、遠い太鼓のように聞こえた。
ページの隅には、薄く朱が残っていた。
印か、それとも血の色か。
墨の下にうっすらと透けるその朱を見ていると、
舞の最後に見た、面の女の瞳が頭をよぎった。
——あの目も、光を吸っていた。
私は首を振り、思考を切り替えた。
調査者として、感情に傾くのは禁物だ。
だが、筆を進める手がどうしても重くなる。
「神事舞」という語が、この帳面の随所に記されていた。
文字は「神」「事」「舞」と整っているが、読み仮名が不明確だ。
地元では「しんじまい」と呼ばれている。
けれど、帳面の筆致では「まい」と「まへ」の中間のように見える。
発音を思い出すと、あの夜も終盤になるほど、言葉がぼやけていた。
——「しんじまい」とは、果たしてどこまでが“音”で、どこからが“意味”なのか。
《記録》
神事舞(しんじまい)
・語の響きに微かな曖昧さ。
・方言・訛音による変化の可能性。
・「まい/まへ」いずれも古語では動作を示す語尾。
・ただし「まへ」は命令・勧誘に近い。
→ 「しんじまへ」の発音が、民俗的転訛として生じた可能性。
言葉を分析することは、世界を解剖することに似ている。
だが、どんなに解体しても、あの夜の“間”は書き起こせない。
音も、動きも、時間さえも、紙の上では別のものになる。
記述は信仰の死を意味するのかもしれない。
書けば書くほど、あの舞が遠ざかる。
見目が再び資料室に入ってきた。
「そろそろ閉めますね」
彼女は軽く言い、机の端に置いたスマートフォンを見た。
画面の中では、誰かが笑っている。
「神事舞って、そんなに有名なんですか?」と聞くと、
彼女は肩をすくめた。
「さあ、うちの県では知らないですね。テレビとかにも出ないし」
そう言って、また画面に視線を戻した。
私は帳面を閉じ、ノートを仕舞った。
ページの間に、うっすらと墨の粉が残っている。
光を浴びると、それが銀のように光った。
その瞬間、なぜか心臓が一拍、遅れた。
帰り道、風が冷たく、背中を押した。
海の音が遠くで響く。
まるで町そのものが、潮の呼吸をしているようだった。
《フィールドノート/2015-0524》
・廃校文化館にて『留里神社関係帳面(写)』閲覧。
・記載に「願ひ返す」「沈むほどに豊けく」「神に渡す」「異人イチリョウより教へ賜る」あり。
・「神事舞」発音に揺らぎ。方言の影響と推測。
・舞の“間”の再現不可。
・記述行為が現象を殺す感覚。
筆を置いたあと、私はしばらく手を見つめた。
インクの匂いが、昨夜の油と同じように思えた。
この土地では、すべての匂いが同じ方向を向いている。
沈むほうへ。
書いていて、ふいに気味が悪くなった。
ここで筆を止める。
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