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第202話 アルファとベータ
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これは西暦9980年のはるか未来のお話し。
この時代に召喚されたマイであるが、マイの召喚よりも前に、マイのクローンが二体創られていた。
最初に創られたクローンのアルファは、地球の所有権をかけて、全人類との戦争に突入してしまう。
アルファは自らのクローンを大量に創り、大規模な防衛戦を展開する。
対する人類は、大量の召喚者を送り込む。
これで無限とも言える人海戦術が、可能になる。
しかし、脱出用システムを使った召喚者は、二度と戦場に戻る事はなかった。
召喚者達が使う脱出用システムは、元はアルファが考案した物である。
アルファは脱出用システムに細工をした。
脱出時に召喚者のアバター体は、超空間を通る。
この時、召喚者に死の追体験を何度もさせた。
人は死の瞬間、時間が遅く進むのを感じる。
これを利用して、臨死体験を何度もさせるのだ。
最初は死なない戦争を、ゲーム感覚にとらえていた召喚者達も、恐怖を覚える。
一度死を体験した召喚者達は、戦場に戻る事を拒む。
そして元の時代へと、逃げ帰った。
マイ達の乗った列車は、最初に出発した駅のホームに停まる。
「ついたよ、マイ。」
マインは自分に寄りかかるマイの頭を、軽く叩く。
「おまえも、そろそろ起きろ。」
ミサは自分の隣りで横になっているアイに、声をかける。
アイは横になっていた身体を起こす。
そして前方に座るマイを見る。
マイはまだ、マインに寄りかかって顔を伏せたままだった。
横になっていたアイは、寝てた訳ではない。
ただ、目を閉じて、身体の機能を休めていただけだった。
アイは、前回のマイ達の会話を全て、聞いていた。
「マイ、悲しみを乗り越えなさい。」
アイはマイの額に巻いたはちまきのチップを通じて、マイに呼びかける。
マインにうながされても動けなかったマイだが、アイの言葉に反応して、アイの方を見る。
目を閉じていたアイは、マイの視線を感じて目を開ける。
「マイ、そのためにあなたは、召喚されたのです。」
マイと目のあったアイは、開口一番そう告げる。
それは、マイはアルファと戦う事を意味している。
それを悟ったマイは、顔を伏せて泣き出した。
「いくぞ。」
そんなマイを見て、ミサは立ち上がる。
マインもうなずいて、立ち上がる。
ここはマイとアイの、ふたりきりにするべきだと、ミサもマインも思ったのだ。
そんなマインの左手を、マイは咄嗟に握りしめる。
マインは反射的にマイに視線を向ける。
マイはうつむいたまま、涙をこらえて震えている。
「ふう。」
マインはひと息ついて、ミサを見る。
「ふ。」
ミサは目を閉じてニヤけると、そのままひとり、列車を降りる。
マインはマイの隣りに、座り直す。
マイはそんなマインの左手を、強く握りしめる。
そしてマイは左手で涙をぬぐうと、顔をあげる。
マインの左手を握る力は緩めるが、手は握ったままだった。
そしてその手は、かすかに震えている。
「マイ、なぜあなたがこの時代に召喚されたのか、もう分かったでしょ。」
アイは涙をこらえるマイに、優しくさとす様に話しかける。
マイはうなずく。
だがマイは、まだ納得してはいない。
マイはそんな感情を、隠しきれてはいない。
「まずは、アルファに会って、話し合いましょう。」
そんなマイを見て、マインはそう話しかける。
マイはうなずく。
「でも、そんな事できるかな。」
マイは弱気になって、またうつむいてしまう。
「出来るか、じゃなくて、やるのよ!」
マインはマイに握られた手を握り返し、マイを見つめる。
マイはマインの熱意に心を打たれるが、その決心が出来るほどではない。
「マインも、手伝ってくれる?」
ひとりでは出来ない事でも、マインと一緒ならと、マイはマインにすがる。
「はあ。」
そんなマイの言葉を聞いて、マインは思わずため息をつく。
「あのねえマイ、これはあなたの問題なの。
あなた自身で、乗り越えなくちゃいけないの!」
マインの語気も、知らずのうちに強くなる。
「わ、分かってるよ、そんな事!」
マイも思わず言い返す。
「分かってるけど、マインにも手伝ってほしいから、頼んでるんじゃない!」
マイはマインをにらみ返す。
まだ涙の残る瞳で。
「そんなの、私も一緒に行くんだから、当然でしょ。」
マインはそんなマイから目をそらすと、不意に立ち上がる。
「でも、あまり私を、頼らないでほしい。
少しは自分で、何とかなさい。」
マインはそう言い残し、そのまま列車を降りる。
マイはマインの左手を握ってた右手を見つめる。
「嫌われちゃった、のかな?」
「そんな事ないと思うわ。」
アイは落ちこむマイに、優しく話しかける。
「なんでそんな事が言えるのよ。」
マイは見つめている右手を、ぎゅっと握りしめる。
「本当に嫌いなら、あなたにあんな忠告などしないわよ。」
「そうかしら。」
マイは右手をにぎにぎし始める。
「でも、このままだとすぐに、マインに嫌われてしまいますよ。」
「そうだよね。」
マイはにぎにぎしてる右手を、ぎゅっと握りしめる。
「それは分かってるんだけど、なんか、アルファとは会いたくないんだよね。」
マイは今の自分の気持ちを打ち明ける。
マイにはアルファの気持ちが分かる気がする。
だけど、今このまま会えば、絶対戦闘になるだろう。
それは断言出来る。なぜだかは、分からないが。
「ねえ、なんでベータは、アルファと戦ったのかな?」
マイはその理由を、アイに求める。
ベータ自身は、それも面白そうだからと言っていた。
だけどマイは、それだけではない気がする。
アイは一瞬、答えに迷う。
言っていい事なのかどうか、迷う。
それはある意味、機密事項である。
だけどマイは、ある程度の答えを、自ら感じとっている。
「ベータはね、自分の身体を人質に取られてたのよ。」
「え?」
アイのその答えは、マイには衝撃的すぎた。
「ベータは夢の中で育てられた事は、聞いたわよね。」
アイの言葉に、マイはうなずく。
「その時身体は、専用の生命維持装置で保管されていたの。」
「あの装置がそうなの?」
先ほど見たベータの身体の入った装置が、マイの脳裏に浮かぶ。
だけどアイは首をふる。
「あれはただの、死体安置用の棺桶よ。」
「か、棺桶?」
「そ、棺桶。」
またもやマイは、衝撃を受ける。
「じゃあ、さっき僕に話してたのは、つか、アイに憑依してたのって、そゆ事?え、つか、普段はどうなってるのよ。」
「マイ、ちょっと落ちつきなさい。」
あまりの事実に、パニくるマイ。
それをなだめるアイ。
「ベータがどうやって、この世に意識を留めてるのか、定かではないわ。
でも、アルファがなんらかの形で関与してるのは、事実よ。」
「アルファが?」
「ええ、アルファが提示した休戦協定のひとつに、ベータの身体は厳重に保管する事。
もしこれを破ったら、ベータの身体ごとこの宇宙ステーションを、宇宙のもずくにする。
ってのがあるわ。」
「もずくって。」
マイはアルファが提示したと言う内容に驚く。
と同時に、ふたりの間の友情みたいなものを感じる。
「アルファは、ベータの身体の損傷を感じ取ったら、普段はベータの身体が封じている多次元空間から、原子間引力を崩壊させる物質を、大量にばら撒くって言ってきたのよ。」
「え、なに?」
マイは今のアイの説明を、よく理解出来なかった。
「要するに、ベータの身体に傷つけたら、この宇宙ステーションは原子レベルで崩壊するの。
実際、原子崩壊を引き起こす物質を内蔵した他次元空間は、ベータの周囲に確認されているわ。」
アイのその話しを聞いて、なぜかマイの瞳が輝く。
「それ、ベータの身体をここから移したら、どうなるの?」
「ベータの身体の入った装置は、この宇宙ステーションと一体化してるから、移すのは無理よ。」
「あはは、やるねえ、僕のクローン達。」
マイとしては、この時代の人達に、ひと泡ふかせてるアルファとベータを、嬉しく思った。
「なんか、アルファとは話し合える気がしてきたよ、」
先ほどまで、どうアルファと対処すべきかと思い悩んでたマイは、アイの話しを聞いて、何か吹っ切れた。
「行こう、アイ。」
マイは立ち上がり、列車を降りる。
アイもにこりとうなずくと、アイに続いて列車を降りる。
この時代に召喚されたマイであるが、マイの召喚よりも前に、マイのクローンが二体創られていた。
最初に創られたクローンのアルファは、地球の所有権をかけて、全人類との戦争に突入してしまう。
アルファは自らのクローンを大量に創り、大規模な防衛戦を展開する。
対する人類は、大量の召喚者を送り込む。
これで無限とも言える人海戦術が、可能になる。
しかし、脱出用システムを使った召喚者は、二度と戦場に戻る事はなかった。
召喚者達が使う脱出用システムは、元はアルファが考案した物である。
アルファは脱出用システムに細工をした。
脱出時に召喚者のアバター体は、超空間を通る。
この時、召喚者に死の追体験を何度もさせた。
人は死の瞬間、時間が遅く進むのを感じる。
これを利用して、臨死体験を何度もさせるのだ。
最初は死なない戦争を、ゲーム感覚にとらえていた召喚者達も、恐怖を覚える。
一度死を体験した召喚者達は、戦場に戻る事を拒む。
そして元の時代へと、逃げ帰った。
マイ達の乗った列車は、最初に出発した駅のホームに停まる。
「ついたよ、マイ。」
マインは自分に寄りかかるマイの頭を、軽く叩く。
「おまえも、そろそろ起きろ。」
ミサは自分の隣りで横になっているアイに、声をかける。
アイは横になっていた身体を起こす。
そして前方に座るマイを見る。
マイはまだ、マインに寄りかかって顔を伏せたままだった。
横になっていたアイは、寝てた訳ではない。
ただ、目を閉じて、身体の機能を休めていただけだった。
アイは、前回のマイ達の会話を全て、聞いていた。
「マイ、悲しみを乗り越えなさい。」
アイはマイの額に巻いたはちまきのチップを通じて、マイに呼びかける。
マインにうながされても動けなかったマイだが、アイの言葉に反応して、アイの方を見る。
目を閉じていたアイは、マイの視線を感じて目を開ける。
「マイ、そのためにあなたは、召喚されたのです。」
マイと目のあったアイは、開口一番そう告げる。
それは、マイはアルファと戦う事を意味している。
それを悟ったマイは、顔を伏せて泣き出した。
「いくぞ。」
そんなマイを見て、ミサは立ち上がる。
マインもうなずいて、立ち上がる。
ここはマイとアイの、ふたりきりにするべきだと、ミサもマインも思ったのだ。
そんなマインの左手を、マイは咄嗟に握りしめる。
マインは反射的にマイに視線を向ける。
マイはうつむいたまま、涙をこらえて震えている。
「ふう。」
マインはひと息ついて、ミサを見る。
「ふ。」
ミサは目を閉じてニヤけると、そのままひとり、列車を降りる。
マインはマイの隣りに、座り直す。
マイはそんなマインの左手を、強く握りしめる。
そしてマイは左手で涙をぬぐうと、顔をあげる。
マインの左手を握る力は緩めるが、手は握ったままだった。
そしてその手は、かすかに震えている。
「マイ、なぜあなたがこの時代に召喚されたのか、もう分かったでしょ。」
アイは涙をこらえるマイに、優しくさとす様に話しかける。
マイはうなずく。
だがマイは、まだ納得してはいない。
マイはそんな感情を、隠しきれてはいない。
「まずは、アルファに会って、話し合いましょう。」
そんなマイを見て、マインはそう話しかける。
マイはうなずく。
「でも、そんな事できるかな。」
マイは弱気になって、またうつむいてしまう。
「出来るか、じゃなくて、やるのよ!」
マインはマイに握られた手を握り返し、マイを見つめる。
マイはマインの熱意に心を打たれるが、その決心が出来るほどではない。
「マインも、手伝ってくれる?」
ひとりでは出来ない事でも、マインと一緒ならと、マイはマインにすがる。
「はあ。」
そんなマイの言葉を聞いて、マインは思わずため息をつく。
「あのねえマイ、これはあなたの問題なの。
あなた自身で、乗り越えなくちゃいけないの!」
マインの語気も、知らずのうちに強くなる。
「わ、分かってるよ、そんな事!」
マイも思わず言い返す。
「分かってるけど、マインにも手伝ってほしいから、頼んでるんじゃない!」
マイはマインをにらみ返す。
まだ涙の残る瞳で。
「そんなの、私も一緒に行くんだから、当然でしょ。」
マインはそんなマイから目をそらすと、不意に立ち上がる。
「でも、あまり私を、頼らないでほしい。
少しは自分で、何とかなさい。」
マインはそう言い残し、そのまま列車を降りる。
マイはマインの左手を握ってた右手を見つめる。
「嫌われちゃった、のかな?」
「そんな事ないと思うわ。」
アイは落ちこむマイに、優しく話しかける。
「なんでそんな事が言えるのよ。」
マイは見つめている右手を、ぎゅっと握りしめる。
「本当に嫌いなら、あなたにあんな忠告などしないわよ。」
「そうかしら。」
マイは右手をにぎにぎし始める。
「でも、このままだとすぐに、マインに嫌われてしまいますよ。」
「そうだよね。」
マイはにぎにぎしてる右手を、ぎゅっと握りしめる。
「それは分かってるんだけど、なんか、アルファとは会いたくないんだよね。」
マイは今の自分の気持ちを打ち明ける。
マイにはアルファの気持ちが分かる気がする。
だけど、今このまま会えば、絶対戦闘になるだろう。
それは断言出来る。なぜだかは、分からないが。
「ねえ、なんでベータは、アルファと戦ったのかな?」
マイはその理由を、アイに求める。
ベータ自身は、それも面白そうだからと言っていた。
だけどマイは、それだけではない気がする。
アイは一瞬、答えに迷う。
言っていい事なのかどうか、迷う。
それはある意味、機密事項である。
だけどマイは、ある程度の答えを、自ら感じとっている。
「ベータはね、自分の身体を人質に取られてたのよ。」
「え?」
アイのその答えは、マイには衝撃的すぎた。
「ベータは夢の中で育てられた事は、聞いたわよね。」
アイの言葉に、マイはうなずく。
「その時身体は、専用の生命維持装置で保管されていたの。」
「あの装置がそうなの?」
先ほど見たベータの身体の入った装置が、マイの脳裏に浮かぶ。
だけどアイは首をふる。
「あれはただの、死体安置用の棺桶よ。」
「か、棺桶?」
「そ、棺桶。」
またもやマイは、衝撃を受ける。
「じゃあ、さっき僕に話してたのは、つか、アイに憑依してたのって、そゆ事?え、つか、普段はどうなってるのよ。」
「マイ、ちょっと落ちつきなさい。」
あまりの事実に、パニくるマイ。
それをなだめるアイ。
「ベータがどうやって、この世に意識を留めてるのか、定かではないわ。
でも、アルファがなんらかの形で関与してるのは、事実よ。」
「アルファが?」
「ええ、アルファが提示した休戦協定のひとつに、ベータの身体は厳重に保管する事。
もしこれを破ったら、ベータの身体ごとこの宇宙ステーションを、宇宙のもずくにする。
ってのがあるわ。」
「もずくって。」
マイはアルファが提示したと言う内容に驚く。
と同時に、ふたりの間の友情みたいなものを感じる。
「アルファは、ベータの身体の損傷を感じ取ったら、普段はベータの身体が封じている多次元空間から、原子間引力を崩壊させる物質を、大量にばら撒くって言ってきたのよ。」
「え、なに?」
マイは今のアイの説明を、よく理解出来なかった。
「要するに、ベータの身体に傷つけたら、この宇宙ステーションは原子レベルで崩壊するの。
実際、原子崩壊を引き起こす物質を内蔵した他次元空間は、ベータの周囲に確認されているわ。」
アイのその話しを聞いて、なぜかマイの瞳が輝く。
「それ、ベータの身体をここから移したら、どうなるの?」
「ベータの身体の入った装置は、この宇宙ステーションと一体化してるから、移すのは無理よ。」
「あはは、やるねえ、僕のクローン達。」
マイとしては、この時代の人達に、ひと泡ふかせてるアルファとベータを、嬉しく思った。
「なんか、アルファとは話し合える気がしてきたよ、」
先ほどまで、どうアルファと対処すべきかと思い悩んでたマイは、アイの話しを聞いて、何か吹っ切れた。
「行こう、アイ。」
マイは立ち上がり、列車を降りる。
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